こんにちは、Kredo Blog編集部です!TOEIC450点は、ゆっくり話してもらえば簡単な会話がわかる段階です。IIBCの目安ではレベルD(220〜465点)の上のほうにあたります。英語で授業を受ける留学には、1対1や少人数で聞き返せる授業なら足ります。
この記事では、TOEICを日本で運営するIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の公式資料をもとに、450点の位置を確かめます。平均との比較、英検やCEFRとの対応、英語の授業を受けられるかの判断表まで、2026年10月時点の情報でまとめました。なお、この記事のTOEICは、聞く・読む力を測るTOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)のことです。
この記事でわかること
- TOEIC450点が、IIBCの5段階の目安でどこにあたるか
- 大学生・社会人の平均スコアと比べた450点の位置
- 英検・CEFRでいうとどのくらいか(リスニング450点・リーディング450点の場合も)
- 450点で英語の授業を受けられるかの場面別の判断表と、聞き返す英語8つ
- 450点から留学までに足しておきたい準備4つ
TOEIC450点はどのくらいのレベル?IIBCの目安で確認

TOEIC L&Rの450点は、IIBCが示す5段階の目安で、下から2番目のレベルDです。以下は、IIBCの「Proficiency Scale」(2024年7月版)にある区分です。評価の欄は、各レベルの見出しの文を載せています。資料にあるのは各レベルの下限で、上限はスコアが5点きざみであることから補いました。
| レベル | スコア | 評価の目安 |
|---|---|---|
| A | 860点〜 | Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる |
| B | 730〜855点 | どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている |
| C | 470〜725点 | 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる |
| D | 220〜465点 | 通常会話で最低限のコミュニケーションができる |
| E | 10〜215点 | コミュニケーションができるまでに至っていない |
レベルDの説明では、ゆっくり話してもらうか、くり返しや言い換えをしてもらえば、簡単な会話は理解できるとされています。身近な話題なら応答もできます。一方で、語彙・文法・構文には不十分なところが多い段階です。
1つ上のレベルCは470点からです。450点は、あと20点でレベルCに入る位置にあります。レベルDの中では上のほうで、「英語がまったくわからない」段階ではありません。
注意点として、TOEIC L&Rが測るのは「聞く・読む」だけです。話す力と書く力は、このスコアには入っていません。同じ450点でも、英語を話した経験の量によって、会話でできることには差が出ます。IIBCも、この目安はそれぞれの状況や環境を考えて解釈するもの、と説明しています。
TOEIC450点は平均より上?大学生・社会人の平均と比較

450点は、大学1年生の平均とほぼ同じで、受験者全体の平均よりは低い点数です。以下は、IIBCの「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2026」にある2025年度の平均スコアです。
| 区分(2025年度) | 平均スコア | 450点はそれより |
|---|---|---|
| 公開テスト・全体 | 616点 | 166点低い |
| 公開テスト・社会人 | 649点 | 199点低い |
| 公開テスト・学生 | 592点 | 142点低い |
| IPテスト・全体 | 492点 | 42点低い |
| IPテスト・新入社員 | 540点 | 90点低い |
| IPテスト・大学(全学年) | 466点 | 16点低い |
| IPテスト・大学1年 | 451点 | ほぼ同じ |
| IPテスト・高校 | 436点 | 14点高い |
表を見るときは、公開テストとIPテストの違いに注意してください。公開テストは、IIBCが決めた日時と場所で受ける試験です。IPテストは、学校や会社などの団体が日時と場所を決めて実施する試験です。どちらと比べるかで、450点の見え方が変わります。
学校で実施されたIPテストでは、大学1年生の平均が451点でした。セクション別では、リスニング252点、リーディング200点です(四捨五入のため、合計とは1点ずれます)。「450点は大学生でいうとどのくらいか」という問いには、大学1年生の平均と同じくらい、と答えられます。大学生全体の平均(466点)よりは少し低い位置です。
個人で申し込む公開テストの全体平均は616点なので、そこから見ると450点は低めです。就職や転職でスコアを出す場合は、応募先が求める点数を求人票で確かめてください。
TOEIC450点は英検・CEFRでいうと?

CEFRに当てはめると、450点はA2(基礎段階)が中心です。CEFRは「ヨーロッパ言語共通参照枠」のことで、外国語の力をA1〜C2の6段階で示します。以下は、IIBCが公開しているTOEIC L&RとCEFRの対照表です。CEFRのレベルは、合計点ではなくセクションごとに決まります。
| CEFR | リスニング | リーディング |
|---|---|---|
| C1 | 490点〜 | 455点〜 |
| B2 | 400点〜 | 385点〜 |
| B1 | 275点〜 | 275点〜 |
| A2 | 110点〜 | 115点〜 |
| A1 | 60点〜 | 60点〜 |
両方のセクションがB1に入るには、275点+275点で合計550点が要ります。合計450点では、少なくとも片方のセクションが275点に届きません。たとえばリスニング250点・リーディング200点なら、どちらもA2です。リスニング280点・リーディング170点なら、リスニングはB1、リーディングはA2になります。
英検でいうと、準2級〜準2級プラスの合格ラインがある帯
英検の公式サイトでは、CEFRのA2は英検CSEスコアの1700〜1949にあたります。この範囲にあるのが、準2級(合格スコア1728)と準2級プラス(合格スコア1829)の合格ラインです。合格スコアは、一次試験と二次試験の合格基準スコアを足した数です。英検協会は、準2級を「高校中級程度」、準2級プラスを「高校上級程度」としています。2級の合格スコアは1980で、B1の範囲です。
ただし、この対応はCEFRを間にはさんだ目安です。英検は話す・書くも含む4技能の試験で、TOEIC L&Rとは測るものが違います。450点なら準2級に受かる、という意味ではありません。TOEICと英検のどちらを受けるか迷う人は、TOEICと英検の違いも参考にしてください。
リスニング450点・リーディング450点はレベルが違う
「リスニング450点」「リーディング450点」のレベルを調べている人は、合計450点とは別の話になります。セクションの満点は495点です。片方だけで450点なら、上の対照表ではB2の範囲に入ります。IIBCのレベル別評価でも、リスニングは「495〜375点」、リーディングは「495〜425点」という一番上の区分です。合計450点とは、力の段階が大きく違います。
TOEIC450点でできること・難しいことは?

450点は、短くて簡単な英語ならわかり、長い説明や言い換えが入ると難しくなる段階です。以下は、IIBCの「レベル別評価の一覧表」を要約したものです。大学1年生の平均に近い、リスニング250点・リーディング200点の場合で見ています。この配分だと、リスニングは「270〜5点」、リーディングは「220〜5点」の区分です。
| 技能 | できること | 難しいこと |
|---|---|---|
| 聞く | 語彙が簡単で、話の一部がわかればよい短い会話なら、詳細がわかる。情報が何度もくり返されると、話の主旨をつかめることがある | やや難しい語彙や複雑な構文が入ると、詳細がわからない。言い換えられた情報がわからない |
| 読む | 読む範囲が狭く、設問と同じ表現が文中にあれば、事実を読み取れる。簡単な語彙とよく使う句がわかる | 文章の情報から推測することができない。言い換えがわからない。文の中の情報をつなげられないことが多い |
表から読み取れるのは、「くり返し」と「同じ表現」があれば理解できるということです。逆に、言い換えが続く説明や、長い文章を読んで要点をつなぐ作業は苦手になりやすい段階です。
リーディングが225点以上ある人は、1つ上の「320〜225点」の区分になります。この区分では、短い文章での簡単な推測や、1〜2文にわたる情報のつながりがわかることもある、とされています。自分のスコアをセクション別に見ると、弱いほうがはっきりします。
TOEIC450点で英語の授業は受けられる?場面別の判断表

450点は、聞き返しながらなら、1対1や少人数の授業は受けられる段階です。長い説明を一度で聞き取る場面は難しくなります。次の表は、IIBCの目安をもとに、編集部が授業の場面に置きかえたものです。
| 授業の場面 | 450点の見通し | やっておくこと |
|---|---|---|
| 1対1の授業(マンツーマン) | 受けやすい。相手が速さを合わせやすく、聞き返しやすい | 聞き返す表現を覚える |
| 3〜5人ほどの少人数の授業 | 参加できる。説明が長くなると途中で見失いやすい | わからない所をその場で聞く |
| 専門の用語が多い説明 | 用語を知らないと、そこで止まりやすい | 授業で出る単語を先に調べる |
| 大人数の講義を聞き続ける授業 | 難しい。聞き返しにくく、言い換えも多い | 配られる資料を先に読む |
| 英語の資料や画面を読む | 短い文なら読める。長い文章は時間がかかる | 見出しと太字から読む |
| 英語での発表 | 原稿を準備すればできる。質問への受け答えが難しい | 原稿を声に出して練習する |
表の上の2つのように、相手が自分に合わせてくれる形の授業なら、450点でも参加しやすくなります。レベルDの説明にある「ゆっくり話してもらう」「くり返してもらう」が、起きやすいからです。
反対に、わからないまま黙って聞き続けると、授業の内容が積み上がりません。450点の人にとっては、聞き返すことが授業を受けるための前提になります。なお、この表は目安です。同じ450点でも、英語を話した経験の量で受けやすさは変わります。
授業で使う「聞き返す英語」8つ
聞き返す表現は、出発前に口から出るようにしておくと安心です。次の8つは、短くて、どの授業でも使えます。
| 英文 | 日本語訳 |
|---|---|
| Sorry, could you say that again? | すみません、もう一度言ってもらえますか。 |
| Could you speak a little more slowly? | もう少しゆっくり話してもらえますか。 |
| I didn’t catch the last part. | 最後の部分が聞き取れませんでした。 |
| What does “generate” mean? | 「generate」はどういう意味ですか。 |
| Could you explain that in simpler words? | もっと簡単な言葉で説明してもらえますか。 |
| Could you show me an example? | 例を見せてもらえますか。 |
| Do you mean I should click here? | ここをクリックする、という意味ですか。 |
| So, we need to finish this by tomorrow, right? | つまり、明日までに終わらせる、ということですね。 |
最後の2つは、聞き取れた内容を自分の言葉で確かめる言い方です。「わかりません」と言うより、どこまでわかったかが相手に伝わります。授業中の対処をもっと知りたい人は、留学の授業についていけない時は?英語で学ぶ授業での対処7つをご覧ください。
TOEIC450点から何を足す?留学までの準備4つ

450点から留学までに足すなら、スコアを上げる勉強より先に、授業で使う英語を準備するのがおすすめです。450点は、簡単な語彙とよく使う文法ならわかる段階です。足りないのは「聞いて、すぐ返す」練習です。次の4つを用意しておきましょう。
- 聞き返す表現を、何も見ずに言えるようにする(前の節の8つ)
- 授業で出る単語を先に覚える(AIを学ぶなら prompt、output、generate、summarize など)
- 自分のことを短い文で話す練習をする(仕事や学校、留学の目的、作りたいものを1分で)
- 毎日15分、英語の音を聞く(短い動画やポッドキャストでよい)
4つとも、TOEICの問題集とは別の練習です。450点の人が苦手になりやすい「言い換え」と「長い説明」に、耳と口から慣れておくことがねらいです。出発まで4週間ある場合の進め方の例を、表にしました。
| 週 | やること | 1日の目安 |
|---|---|---|
| 1週目 | 聞き返す表現8つを音読して覚える。自己紹介の文を書く | 20分 |
| 2週目 | 授業で出る単語を20語調べ、例文を1つずつ声に出す | 20分 |
| 3週目 | 自己紹介を録音して聞き直す。英語の短い動画を毎日1本聞く | 30分 |
| 4週目 | 聞いた動画の内容を、英語2〜3文で言ってみる | 30分 |
この表は編集部が作った一例です。時間は自分の生活に合わせて変えてください。
スコアも上げたい人は、まずレベルCに入る470点を次の目標にすると、区切りがわかりやすくなります。IIBCの評価で弱点とされているのは、言い換えの理解と、離れた情報をつなぐ力でした。問題を解いたあとに、本文と設問で表現がどう言い換えられているかを見比べると、弱点に合った練習になります。英語の勉強を何から始めるかは、英語学習ロードマップで順番を紹介しています。
Kredo AI留学の場合|英語の目安はTOEIC450〜

KredoのAI留学は、留学を始める時点の英語の目安をTOEIC450〜としています。英語とAIを1か月で学ぶコースで、AIの授業も英語で行います。以下は、公式ページなどで確認できる内容です(2026年10月時点)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象レベル(英語) | TOEIC450〜 |
| 対象レベル(AI) | Word・Excel・PowerPointなどの基本操作ができる |
| 午前(時間割の例) | 英語マンツーマン4コマ(基礎英会話3コマ、ビジネス英語1コマ) |
| 午後(時間割の例) | 英語で行うAIのグループ授業4コマ(1クラス3〜5人) |
| 1コマ・曜日 | 1コマ50分、授業は平日すべて(月〜金) |
| 4週目 | 作ったものを英語で発表する |
| 期間・定価 | 1か月、定価413,000円(税込) |
| 場所 | フィリピン・セブ島(ITパーク) |
時間割の例では午前が英語、午後がAIです(午前と午後は入れ替わることがあります)。この記事の判断表に当てはめると、英語の授業は「1対1の授業」、AIの授業は「少人数の授業」です。450点の人が聞き返しやすい形の授業が、1日の中心になっています。公式ページにも、AIのクラスではつまずいた部分をその場で講師に質問できる、とあります。
一方で、4週目には英語での発表があります。判断表で「原稿を準備すればできる」とした場面です。450点で参加する人は、発表の原稿を早めに作り、声に出して練習する時間を見込んでおきましょう。AI留学で英語をどこまで使うかは、AI留学に必要な英語力は?英語でAIを学ぶ意味と苦手な人の準備でくわしく説明しています。
KredoのAI留学が合わない人
次のような人には、このコースは合いません。
- TOEICのスコアアップを第一の目的にしている人(時間割の例は基礎英会話とビジネス英語で、試験対策の授業は載っていません)
- 日本語で説明を受けながらAIを学びたい人(AIの授業は英語です)
- 1〜2週間だけ受けたい人(AI留学は1か月のコースです)
- 高校生、法人での申し込み(受け入れていません)
スコアが450点に届いていない人や、TOEICを受けたことがない人もいると思います。その場合は、今の英語力で参加できるかを無料カウンセリングで確かめてください。学校で英語をどのくらい学んだか、英語で話した経験があるかを伝えると、相談が進めやすくなります。コースの全体像は、AI留学とは?留学でAI(人工知能)を学ぶ方法・費用・向く人【2026年】にまとめています。
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よくある質問
Q. TOEIC450点は英検でいうと何級くらいですか?
A. CEFRを間にはさむと、準2級から準2級プラスの合格ラインがあるA2の帯が目安です。ただし英検は4技能の試験なので、450点があれば合格できるという意味ではありません。
Q. TOEIC450点は、大学生としては低い点数ですか?
A. 2025年度に学校で実施されたIPテストでは、大学生全体の平均が466点、大学1年生の平均が451点でした。450点は大学1年生の平均とほぼ同じです。個人で申し込む公開テストの学生平均(592点)と比べると低くなります。
Q. TOEICを受けたことがありません。450点くらいかどうかは、どう確かめますか?
A. 確かな方法は、実際に受けることです。公開テストの日程はIIBCの公式サイトで確認できます。受ける時間がない場合は、学校で英語を学んだ年数や、英語で話した経験を整理しておくと、留学の相談で伝えやすくなります。
Q. 450点で留学すると、授業で特に困るのはどんな場面ですか?
A. 説明が長く続く場面と、専門の用語が続けて出る場面です。短いやり取りは聞き取れても、言い換えが重なると要点を見失いやすくなります。聞き返す表現と授業で出る単語を先に準備しておくと、困る場面を減らせます。
まとめ
TOEIC450点は、IIBCの目安でレベルDの上のほうです。相手に合わせてもらいながら、簡単なやり取りができる段階といえます。
- 450点はレベルD(220〜465点)。470点からレベルCに入る
- 2025年度のIPテストでは、大学1年生の平均が451点。公開テストの全体平均は616点
- CEFRではA2が中心。英検では準2級〜準2級プラスの合格ラインがある帯
- 1対1や少人数の授業は、聞き返しながらなら受けられる。長い説明と専門の用語が課題
- 留学までに足すのは、聞き返す表現・授業の単語・短い文で話す練習・毎日のリスニング
点数だけを見て「まだ早い」と決める必要はありません。どんな形の授業なら受けられるかを知り、聞き返す準備をしておけば、450点は英語で学び始められる出発点になります。
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