近年日本人のなかには、東南アジアへの移住を考えている方が多く存在しています。
物価も日本の約1/3と安く、さらに温暖な気候のなかで過ごせるので、一度は住んでみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし東南アジアのなかには、治安が悪かったりインフラが整っていなかったりする国もあります。
本記事では、安全で住みやすい東南アジアの国を紹介します。
「東南アジアの中でおすすめの移住先はどこ?」「東南アジア移住の際に気をつけることは?」などと考えている方は、ぜひご確認ください。
記事のもくじ
移住先に東南アジアが選ばれる理由
移住先に東南アジアが選ばれる理由を4つ紹介します。
東南アジアに移住するメリットをご確認ください。
物価が安い
東南アジアの物価は日本の1/2〜1/3程度です。
ローカルレストランは1食200円程度で食事ができる国もあります。
地元のアパートやコンドミディアムと呼ばれる集合住宅を借りれば、1か月5万円〜10万円で過ごせるでしょう。
生活費を落としてのんびりと暮らしたい方にはおすすめです。
ビザが取得しやすい
東南アジアはビザが取得しやすいのも人気の理由です。
とくにタイは、新卒や業界経験がなくてもビザが取得できます。
そのほかの東南アジア諸国でも、専門スキルがあればビザ取得の制限がゆるくなる場合があります。
アメリカの就労ビザの場合、4年制大学以上の学位か、それ相当の実務経験がないと取得できません。
実務経験がないけどすぐに海外移住したい方は東南アジアがおすすめです。
気候が過ごしやすい
東南アジアの気温は年間を通して30℃前後あるので、比較的過ごしやすいです。
気温が高いので、一年中夏のような格好でいられます。
また日本のような四季はなく、雨季・乾季・暑季に分かれています。
雨季にはスコールが激しくなる時期もありますが、日本の梅雨のように1日中雨が降るのではなく、ゲリラ豪雨のように1〜2時間にざっと降るイメージです。
比較的平和な国が多い
東南アジアは比較的平和な国が多いのも特徴のひとつです。
168か国の平和度を調査した『GLOBAL PEACE INDEX2021』によると、以下のような結果となっています。
- 11位シンガポール
- 23位マレーシア
- 42位インドネシア
- 50位ベトナム
東南アジア諸国が上位になっています。
地域によってまだまだ治安が悪い場所もありますが、警察や消防庁職員などが増員されて改善してきているようです。
海外移住は安全?移住におすすめの東南アジアの国
東南アジアの中でも人気な国は以下のとおりです。
それぞれの国の特徴を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
マレーシア
マレーシアは日本人の移住先として人気の国です。
なぜならインフラが整っているからです。
インターネットが普及していますし、タクシーや電車も安全に利用できます。
近年では駅も増えたことで、首都圏に路線が増えて移動しやすいでしょう。
またマレーシアのタクシーは初乗り80円から乗車できるので、日本と比べると安価に利用できます。
Grabなどの配車アプリの利用も広がっており、移動には困りません。
医療機関のレベルも高く、日本人の看護師や日本語通訳のサポートを受けられる病院も多く存在しています。
タイ
タイは物価が安いため、移住先として人気です。
フードコートでは200〜300円で満足するほど食べられます。
日系のお店では料金が高くなりますが、現地のお店を利用すれば食費を抑えられるでしょう。
光熱費や通信費なども日本より安いです。
住居は都心から離れた地域であれば、5万円程度で立派な家に住めます。
交通面では渋滞が発生することもありますが、地下鉄が発達してきているため生活に大きな支障はきたしません。
ベトナム
ベトナムも東南アジアのなかでは住みやすい国のひとつです。
ベトナム料理は鶏がらがベースだったりうまみ調味料を使用していたりするため、日本人の舌に合うと言われています。
またベトナムの物価は日本の1/3〜1/5程度なので、ベトナムの人気料理『フォー』は150〜300円で食べられます。
またベトナムは親日家が多く、日本人にフレンドリーなのが特徴です。
暖かい気候も相まって大らかな人が多く、のんびりと過ごせるでしょう。
フィリピン
フィリピンは一年を通して平均気温が27℃と過ごしやすい国です。
気候は雨季・乾季・暑季に分かれていますが、ゲリラ豪雨は減少傾向にあります。
花粉症もないので、住みたい方は多いのではないでしょうか。
ほかの東南アジア同様、物価も安くタクシーの初乗りは90円ですし、水は80円で飲めます。
日本でも食べられる『丸亀製麺』の釜揚げうどんは200円です。
フィリピンは治安の面で不安な点がありますが、今はよくなってきている傾向にあります。
地域によっては夜の一人歩きやナイトクラブも楽しめます。
東南アジアに移住するデメリット
東南アジアに移住するデメリットもあります。
移住を考えている方は、ぜひご確認ください。
治安が不安
東南アジアは国や地域によって治安が異なります。
治安は年々よくなってきている傾向にありますが、スラム街のような地域は安全とは言えません。
犯罪も日本より気をつける必要があります。
殺人などは減少してきていますが、発展途上国なのでスリや盗難は日本よりも多いです。
公共機関で居眠りをしていたり、わかりやすい位置に財布などをしまっていたりすると盗まれてしまいます。
ウエストポーチの使用や鞄の中にきちんとしまう必要があります。
不便な面が多い
発展途上国のため、インフラが整備されていない国も多いのが現状です。
時間帯によってはインターネットがつながりにくくなったり、渋滞が多く発生していたりします。
また日本の接客に慣れていると、東南アジアの店員は無礼に感じる方もいるでしょう。
日本から移住を検討している場合は、接客は「そういうものだ」と思う必要があります。
はじめは難しいかもしれませんが、不便な面も楽しむくらいの気持ちがあるといいでしょう。
東南アジアの移住に事前に準備するもの
東南アジアに移住する際に事前に準備するものは以下のとおりです。
移住を検討している方は、ぜひご確認ください。
ビザ
ビザは目的に沿った取得方法があります。
- 留学:留学ビザ
- 永住:永住ビザ
- 長期滞在:ロングステイビザ
- 起業:起業ビザ
ビザの承認・発給条件は頻繁に変わるので、最新情報を調べておきましょう。
またビザは一度取得しても、有効期限内で守るべきルールがあります。
ビザのルールを知らずに滞在していると、思わぬトラブルが起きてしまうので確認しておきましょう。
仕事
すでにフリーランスで収入を得ているのであればいいですが、現地に移住をしてから仕事を探す場合は、就職活動をする必要があります。
海外就職では専門スキルがあると重宝されるので、プログラミングやWebデザインの知識を身につけておくといいでしょう。
マーケティングやコンサルティングの経験を活かし、日系の法人に就職するのもひとつの手段です。
仕事が見つかるまでは、節約生活をするのをおすすめします。
ビザ代や家を探すまでのホテル代などの初期費用がかかるからです。
渡航前に貯金をして計画的に進めていきましょう。
貯金額に関しては家族構成によって変わるので基準を伝えるのは難しいですが、東南アジアの生活費は10〜15万円なので100万円ほどあれば落ち着いて職探しができるでしょう。
保険
保険制度は国によって異なるため、事前に移住する国の保険状況を調べておきましょう。
海外で利用できる保険は以下のとおりです。
- 現地の医療保険
- 日本の健康保険
- 生命保険
- 海外旅行保険
クレジットカードは持っておくのをおすすめします。
クレジットカードがあれば現地の通貨を持っていない場合でも決済できるからです。
またカード付帯の海外旅行保険を利用できます。
移住のような長期滞在の場合、医療補償のほかにも盗難補償つきの個人賠償責任補償がついているといいでしょう。
銀行口座を開設するにも時間がかかるので、海外保険付帯のクレジットカードがあると便利です。
税金に関する知識
税金の知識を身につけておくといいでしょう。
所得税は海外で稼いでいても納税する必要があります。
国によっては所得税が無税になったり住民税がかからなかったりする国も存在します。
税率の低い国や無税の国を選べるのも移住のメリットです。
東南アジアに移住するスキルを身につけるならKredoへ!
東南アジアへの移住を検討するのであれば、KredoオンラインキャンプでプログラミングやWebデザインを学ぶのがおすすめです。
KredoはITスキルと英語を一緒に学べるスクールです。
海外では日本のように、複数のスキルのある人材より専門性が求められます。
とくにIT系の需要は高く、今後も伸びる傾向にあるのでチャンスが増えています。
KredoではプログラミングやWebデザインのような専門スキルだけでなく、個々人の能力に合わせて英語を学べるため、海外移住に必要なスキルを一度に学べるのです。
またKredoには就職や転職をサポートする制度もあり、多くの方が海外就職を実現しています。
「海外移住をしたいけど何から学べばいいかわからない」と考えている方は、Kredoで学んでみませんか?
まとめ:東南アジアに旅行などで行ってみてから移住を決めるのもアリ!
東南アジア諸国は物価が安く、インフラも整いつつあるので住みやすくなってきています。
しかし実際に行ってみないとわからないのが現状です。
まずは気になる国に数週間訪問し、国の雰囲気や現状を確認して移住を決めるのをおすすめします。
本格的に移住を検討する方は、KredoでITスキルと英語を一緒に学びましょう。