こんにちは、Kredo Blog編集部です!ワーホリから帰国して仕事が見つからないときは、英語に「職種につながるスキル」を1つ足して、ワーホリの目的と結果を説明し直します。英語だけでは、求人の多い職種の応募条件に届きにくいからです。
この記事では、状況別の判断表と、厚生労働省の求人倍率の数字を先に示します。そのうえで、帰国後の手続き、ITとAIの選び方、実際に学び直して転職した卒業生の例、空白期間の伝え方を順にまとめます。
この記事でわかること
- ワーホリ帰国後に仕事がないとき、状況別に先にやること(判断表)
- 英語だけでは評価されにくい3つの理由(職業別の有効求人倍率つき)
- 帰国後14日以内の手続きと、ハローワークで相談できること
- ITとAIのどちらを足すか(期間・費用・応募で見せるものの比較)
- ワーホリ帰国後に学び直してデータエンジニアになった卒業生の例
- 転職までの5ステップと、空白期間の伝え方の見本
ワーホリ帰国後に仕事がないときは?結論と状況別の判断表

仕事が決まらないときに見直したいのは、応募している職種と、説明できるスキルの組み合わせです。やることは、今の状況によって変わります。自分がどの行に近いかを、次の表で確かめてください。
| 今の状況 | 先にやること | 学び直しは? |
|---|---|---|
| 前職と同じ職種の求人に応募できる | 前職の実績を数字で整理し、ワーホリの目的と結果を1分で話せるようにする | 急がなくてよい |
| 事務や「英語を使う仕事」に応募しているが、書類で止まる | 応募する職種を広げる。求人票に多いスキルを1つ選ぶ | 足すと説明しやすい |
| ITやWebなど、未経験の職種に変えたい | 学ぶ内容と期間、作るものを決める | 必要 |
| 貯金が少なく、すぐ収入が要る | まず働き口を確保し、夜や週末、公的な職業訓練で学ぶ | 働きながら |
| やりたい仕事がわからない | 経験の棚卸しをして、ハローワークやjob tagで職種を調べる | 職種が決まってから |
この記事で扱う「学び直し」は、表の2行目と3行目の人が対象です。1行目の人は、学び直すより先に、前職の実績の整理から始めましょう。4行目と5行目の人は、あとで紹介するハローワークの相談と職業訓練を先に使ってください。これからワーホリに行く人は、帰国後に困らないための準備をワーホリで後悔する人は?ワーキングホリデーのデメリット10個と判断表で確認できます。
英語だけでは評価されにくい3つの理由

英語だけでは評価されにくいのは、制度の位置づけ・求人の数・仕事内容のつながりの3つが理由です。どれも本人の能力の話ではなく、伝え方と応募先の選び方で変えられます。
理由1:ワーホリは制度上「休暇が目的」
外務省は、ワーキング・ホリデーを次のように説明しています。「休暇目的の入国及び滞在期間中における旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度」です(2026年10月時点)。日本は32か国・地域とこの制度を導入しています(2026年4月1日現在)。
制度の目的が休暇なので、「ワーホリに行きました」だけでは、何のために行き、何をしたかが相手に伝わりません。働いた経験も、自分から説明しないと職務の経験として読み取ってもらえません。
理由2:求人の数は職種で大きく違う
求人の多さは、職種によって数倍の差があります。次の表は、厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年8月分)」の有効求人倍率です。ハローワークの求人と求職者の数から計算された値で、パートを含む常用の数字です。季節調整をしていない実数なので、ニュースで報じられる全体の倍率(季節調整値、同月は1.18倍)とは少し違います。
| 職業 | 有効求人倍率 | 読み方 |
|---|---|---|
| 職業計 | 1.06倍 | 求職者1人に求人が約1件 |
| 一般事務 | 0.29倍 | 求職者1人に求人が約0.3件 |
| 情報処理・通信技術者 | 1.33倍 | 求職者1人に求人が約1.3件 |
| 商品販売 | 1.72倍 | 求職者1人に求人が約1.7件 |
| 接客・給仕 | 2.31倍 | 求職者1人に求人が約2.3件 |
一般事務は0.29倍で、求職者3〜4人に求人が1件の計算です。「英語を生かして事務の仕事に」と考えて応募すると、この競争の中に入ることになります。一方、情報処理・通信技術者は1.33倍で、求人のほうが多い状態です。商品販売や接客・給仕も求人が多く、すぐに収入が要る人の働き口になります。
ただし、この数字には経験者向けの求人も含まれます。IT職なら未経験でもすぐ決まる、という意味ではありません。民間の求人サイトの求人も入っていないので、職種ごとの差をつかむ目安として見てください。
理由3:現地の仕事と応募する職種がつながりにくい
ワーホリ中の仕事が接客や農場の作業だった場合、事務職やIT職に応募しても、そのままでは経験として伝わりません。英語で働いた事実は残っています。足りないのは、応募する職種の言葉で説明できる材料です。その材料になるのが、職種に合ったスキルと、それを使って作ったものです。
帰国後すぐにやる手続きと、使える公的な窓口

帰国したら、仕事探しより先に、住所・年金・健康保険の手続きを済ませます。手続きに期限があるためです。以下は、法律と公的機関の案内にもとづく内容です(2026年10月時点)。
| やること | 窓口 | ポイント |
|---|---|---|
| 転入届 | 住む市区町村 | 住み始めた日から14日以内(住民基本台帳法)。出国のときに住民票を抜いた人が対象 |
| 国民年金の加入 | 転入した市区町村 | 20歳以上60歳未満の人は、日本に住所を持つと加入の手続きが要る(日本年金機構) |
| 国民健康保険 | 転入した市区町村 | 加入の手続きと保険料を、同じ窓口で確かめる |
| 求職の申込み | ハローワーク | 求人の紹介と、職業の相談ができる |
| 職業訓練の相談 | ハローワーク | ハロートレーニングは受講料が原則無料(テキスト代は自己負担) |
表の上から3つは市区町村の窓口で、同じ日にまとめて済ませられます。下の2つはハローワークで相談します。
雇用保険の基本手当は、期間に注意する
出国の前に会社を辞めた人は、雇用保険の基本手当の期間に注意が要ります。受給できる期間は原則、離職した日の翌日から1年間です(ハローワークインターネットサービス)。ワーホリが1年近い人は、帰国した時点でこの期間が残っていないことがあります。自分が対象かどうかは、離職票を持ってハローワークで確かめてください。
ハロートレーニングは、ハローワークの受講あっせんが必要
ハロートレーニングは、仕事を探している人向けの公的な職業訓練です。厚生労働省の案内では、受講料は原則無料で、テキスト代は自己負担です。受講するには、ハローワークに訓練が必要だと認められ、「受講あっせん」を受けることが条件です。IT分野のコースがあるかは地域と時期で違うので、住んでいる地域の募集を窓口で聞いてみましょう。
現地の会社で社員として働いていた人は、帰国後の進め方が少し違います。海外就職から帰国したら?帰国後の進路と転職での評価・やることを参考にしてください。
何を足す?ITとAIの違いと選び方

足すスキルは、「作る仕事」に就きたいならIT、今の職種の延長で働きたいならAIと考えると選びやすくなります。同じ「学び直し」でも、目指す仕事と必要な期間が違います。
| 比べる点 | IT(プログラミング) | AI(生成AIの活用) |
|---|---|---|
| 目指す仕事の例 | エンジニア、Web制作など「作る」仕事 | 営業・事務・企画・マーケティングなどで、調べる・まとめる・作る作業を速くする |
| 学ぶ内容 | プログラミング言語、開発の進め方 | 生成AIへの頼み方、文章・画像・資料・簡単なアプリづくり |
| 期間の例(Kredo) | Web Develop 3.5か月 | AI留学 1か月 |
| 定価の例(Kredo、税込) | 968,000円 | 413,000円 |
| 応募で見せるもの | 自分で作ったWebサイトやアプリ | AIで作った成果物と、その説明 |
期間と定価は、あとで紹介するKredoの例です。ITは3.5か月、AIは1か月と、学ぶ期間が3倍以上違います。目指す仕事で選んだうえで、その期間を貯金でまかなえるかも確かめましょう。
学び方は3つある
学ぶ場所は、留学やスクールだけではありません。費用と続けやすさで比べると、次の3つに分かれます。
| 学び方 | 費用 | 向く人 |
|---|---|---|
| 独学(無料の学習サイトや本) | 低い | 自分で計画を立てて続けられる人 |
| 公的な職業訓練(ハロートレーニング) | 受講料は原則無料(テキスト代は自己負担) | 通える範囲に合うコースがあり、受講あっせんを受けられる人 |
| スクール・留学 | 数十万円から | 期間を決めて集中したい人、英語も使い続けたい人 |
どれを選ぶ場合も、先に職種を決めます。厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」では、職種ごとの仕事内容と必要なスキルを調べられます。行きたい職種の求人票を10件読み、くり返し出てくる条件を1つだけ選びましょう。職種別に何を足すかの表は、留学から帰国後の転職は英語だけでは弱い?AIスキルを足す判断表に載せています。
ワーホリ帰国後に学び直してデータエンジニアになった卒業生の例

ワーホリのあとに学び直して、IT職に転職した例は実際にあります。ここでは、Kredoの卒業生インタビューに書かれている内容だけを、表に抜き出しました。
| 項目 | インタビューに書かれている内容 |
|---|---|
| ワーホリの前 | 化学系の製造業の会社に3年勤務。兼任で約2年半、社内システムの開発に関わり、PythonとSQLiteで作り直した |
| ワーホリ | 退職後、ニュージーランドに半年滞在。本人は「ほぼ留学でしたね」と話している |
| 帰国後 | KredoのWebデベロップコースを受講し、英語でプログラミングを学んだ |
| 英語 | TOEICは帰国直後が700点ちょっと、受講後が870点 |
| 転職活動 | 卒業の少し前に開始。数十社に応募し、1か月ちょっとで内定 |
| 今の仕事 | データエンジニア。データベースの整備を担当し、英語のドキュメントやデータを読んでいる |
時期を追うと、転職活動を始めてから内定までは1か月ちょっとでした。5月の初めに活動を始め、5月末に卒業、6月中旬に内定、8月に入社という流れです。
面接でワーホリをどう説明したか
この卒業生は、面接の前のことをこう話しています。「ワーホリは『今のキャリアに穴をあける』『遊びに行ってるだけなんじゃないか』など、けっこう悪い印象をもたれがちという事前情報を得ていました」。
そこで、次の2点を筋道立てて話しました。1つ目は、英語ができれば情報を早く取り込めて、仕事の効率が上がると考えて留学したこと。2つ目は、技術の基礎を身につけ、英語力を保つために、英語でプログラミングを学んだことです。その結果、「目的意識をもって自分で学べる人」という印象だったとフィードバックを受けたそうです。
この例を読むときの注意
この卒業生には、ワーホリの前から開発の経験がありました。大学院を出て、前職でPythonを使っていた人です。受講についても「正直けっこう大変だった」と話しています。同じ期間で同じ結果になるとは限りません。受講が現地かオンラインかも、インタビューには書かれていません。参考にしたいのは経歴ではなく、目的と行動を1本の線で説明した点です。全文はワーホリから帰国後にKredoを受講しデータエンジニアへ!で読めます。
学び直しから転職までの道筋5ステップと、空白期間の伝え方

帰国から転職までは、手続き・職種決め・学ぶ・書類・応募の5ステップで進めます。順番を決めておくと、「何から手をつければいいかわからない」時間を減らせます。
| ステップ | 時期の目安 | やること |
|---|---|---|
| 1. 手続きと棚卸し | 帰国〜2週間 | 転入届・年金・保険を済ませる。前職とワーホリでやったことを書き出す |
| 2. 職種を決める | 〜1か月 | 求人票を10件読み、くり返し出てくる条件を1つ選ぶ |
| 3. 学ぶ | 1〜4か月 | 期間を決めて学び、人に見せられるものを1つ作る |
| 4. 書類を作る | 学びの後半 | 職務経歴書に、目的・行動・結果の順で書く |
| 5. 応募と面接 | 修了の少し前から | ハローワーク・求人サイト・転職エージェントを併用する |
時期は目安で、学ぶ内容によって変わります。大事なのは、学び終わってから応募を始めるのではなく、修了の少し前から動くことです。先の卒業生も、卒業の少し前に転職活動を始めていました。
空白期間は「目的→行動→結果→入社後」で伝える
ワーホリの期間は、隠さずに「何のために行き、何をして、何ができるようになったか」を書きます。最後に「入社後にそれをどう使うか」を1文足すと、採用する側が働く姿を想像しやすくなります。次の表は書き方の見本です。◯の部分は、自分の事実で埋めてください。
| 弱く聞こえる言い方 | 伝わる言い方の見本 |
|---|---|
| ワーホリで英語を勉強しました | 帰国後すぐにTOEICを受け、◯点でした。英語の資料を読んで要点をまとめられます |
| カフェで働いていました | 英語で注文を受け、1日◯人ほどのお客様に対応しました |
| 海外で視野が広がりました | 国の違う同僚と働き、伝わらないときは紙に書いて確かめる方法を身につけました |
| 帰国後は勉強していました | 帰国後の◯か月でWeb制作を学び、◯◯のサイトを1つ作りました |
| ブランクがあります | ◯年◯月から◯か月はワーホリ、帰国後の◯か月は学習にあてました。目的は◯◯です |
左の言い方は、やったことで止まっています。右の言い方は、数字か成果物で結果まで書いています。やっていないことや、実際と違う数字は書かないでください。面接で深く聞かれたときに答えられないと、ほかの内容まで疑われます。
4つをつなげると、次のような形になります。「◯◯の仕事で英語の資料を扱えるようになりたくて、◯か月ワーホリに行きました(目的)。現地では◯◯で働き、帰国後の◯か月で◯◯を学びました(行動)。TOEICは◯点で、◯◯を1つ作りました(結果)。入社後は、◯◯の業務でこの経験を使います(入社後)」。面接では、この順に1分ほどで話せるように練習しておきましょう。
Kredoで学び直す場合の内容と、合わない人

学び直しの場の1つとして、Kredoの内容を紹介します(2026年10月時点、公式ページの内容)。帰国後の人にとっての特徴は、ワーホリで身につけた英語を使い続けながら、ITかAIを足せることです。
- 場所:フィリピン・セブ島のITパーク。2016年に開講し、フィリピン政府の認定を受けている。卒業生・参加者は3,000名以上
- 学び方:英語マンツーマン4時間+ITグループ4時間の1日8時間(AI留学は英語4コマ+AI4コマ)。ITとAIの授業は英語で行う
- IT:Web Basicは1か月で定価413,000円、Web Developは3.5か月で定価968,000円(税込)
- AI:AI留学は1か月で定価413,000円(税込・総額)。対象はOfficeの基本操作ができ、TOEIC450〜の人
- 生活費:定価に食事は含まれない。食費などの生活費は月6万円程度が目安
- キャリア支援:面接対策、履歴書・職務経歴書の添削、求人情報の提供、企業紹介
キャリア支援は、1か月のAI留学でも受けられます。紹介される求人の内容など細かい点は、無料カウンセリングで確認してください。
合わない人
次のどれかに当てはまる人には、別の学び方のほうが合っています。
- すぐに収入が要る人(授業は平日の日中にあり、働きながらは通えない)
- 資格や学位が応募の条件になっている職種を目指す人
- 英語を使い続けることに関心がない人
- 高校生、1〜2週間だけ受けたい人、法人での参加(いずれも受け入れていない)
3つ目は、先の卒業生も話している点です。インタビューでは、英語をあまり勉強してこなかったし、そこまで興味がないという人は「厳しいかな」と述べています。
AI留学の内容はAI留学とは?留学でAI(人工知能)を学ぶ方法・費用・向く人【2026年】で確認できます。ITとAIのどちらが自分の経歴に合うかは、無料カウンセリングで相談してみてください。
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よくある質問
Q. ワーホリ中に働いた経験は、職務経歴書に書けますか?
A. 書けます。勤め先、期間、担当した仕事、英語を使った場面を具体的に書きましょう。制度の目的は休暇なので、「何のために行ったか」を一文添えると伝わりやすくなります。
Q. 帰国後、転職活動はいつ始めればいいですか?
A. 前職と同じ職種に戻るなら、手続きが済みしだい始められます。学び直す場合は、学ぶ期間を先に決め、修了の少し前から応募を始めるのがおすすめです。
Q. ITとAI、どちらを学べばいいですか?
A. エンジニアやWeb制作など作る仕事に就きたいならITです。営業・事務・企画などで働き方を変えたいならAIが合います。行きたい職種の求人票に書かれている条件で決めましょう。
Q. お金がなくて学び直す余裕がないときは、どうすればいいですか?
A. まず働き口を確保し、夜や週末に独学する方法があります。ハロートレーニングは受講料が原則無料なので、ハローワークで地域のコースを聞いてみてください。
Q. 雇用保険の基本手当は、帰国後でも受けられますか?
A. 受給できる期間は原則、離職した日の翌日から1年間です。出国前に退職した人は、期間が残っているかを離職票を持ってハローワークで確かめてください。
まとめ
ワーホリ帰国後に仕事が決まらないときは、英語にスキルを1つ足し、目的・行動・結果を1本の線で説明できるようにします。一般事務の有効求人倍率は0.29倍で、英語だけで事務職を狙うと競争が激しくなります。
- 帰国後14日以内に転入届を出し、年金と健康保険の手続きも済ませる
- 求人票を10件読み、足すスキルを1つに絞る(作る仕事ならIT、今の職種の延長ならAI)
- 期間を決めて学び、人に見せられるものを1つ作る
- 空白期間は「目的→行動→結果→入社後」の順で、事実だけを書く
- 応募は、学び終わる少し前から始める
まずは今日、前職とワーホリでやったことを紙に書き出してみてください。書き出した内容と求人票を見比べると、足りないものが1つ見えてきます。
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