シンガポールへの移住はほかの国よりも難易度が高めです。
ただしビザの申請条件や移住のメリット・デメリットを知っていれば、失敗せず安心して海外生活が送れます。
本記事ではシンガポールへ移住できる4つのビザを紹介します。
医療や物価事情も解説しているので、シンガポール移住のリアルな内容がわかります。
「シンガポールへ移り住みたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
記事のもくじ
【4種類】シンガポールへの移住に必要なビザ
シンガポールへの移住に必要なビザを4つ紹介します。
シンガポール移住を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
労働許可EPビザ
シンガポールに移住できるビザの1つめは、労働許可EPビザです。
労働許可EPビザはシンガポールで法人を設立すれば取得できるビザです。
政府が規定している期間に在留すると、永住権も取得できます。
事業内容は日本でおこなっている事業をシンガポールに移したり、新しく1人社長として会社を始めたりしても問題ありません。
EPビザを発給するには、給料がS$5,000以上(500万円以上)といわれています。
学歴が高く、若い人材であればあるほどS$5,000以上(500万円以上)が求められているようです。
年齢が高い場合は、若手の2倍以上の給料がないと承認されない場合があります。
グローバル・インベストメント・プログラム(GIP)
グローバル・インベストメント・プログラム(GIP)は、すぐに永住権を取得したい方向けのビザです。
通常なら労働許可を得る期間を用意しますが、それをパスして直接永住権を取得できる方法です。
ただし条件が厳しく、年商160億円の事業を3年以上継続していなくてはいけません。
グローバル・インベストメント・プログラム(GIP)は、年々申請条件が厳しくなってきており、永住権の取得は難しくなってきています。
Sパス
Sパスは一般職を対象にした就労ビザで、更新期間は2年です。
Sパスを申請するには以下の方法があります。
- 専門学校卒業以上の学歴
- 月収29万円以上
Sパスはシンガポール在住の社員が複数名いる企業を前提とした就労ビザです。
設立したばかりの法人や日本人ばかりの小規模事業者、シンガポール人を雇用していない企業の場合は申請できません。
PEPビザ
PEPは、Personalised Employment Pass (パーソナライズ エンプロイメントパス)と呼ばれている高収入者向けのビザです。
PEPビザの申請条件は以下のとおりです。
- 月収S$12,000以上(150万円以上)のEPパス所持者
- シンガポール国外在住で、過去半年の月収が固定でS$18,000以上(200万円以上)の方
ただしフリーランスやジャーナリスト、プロデューサーの仕事をしている方は、申請できません。
シンガポール移住の5つのメリット
シンガポール移住の5つのメリットは以下のとおりです。
シンガポールは住みやすい国として人気なので、移住する方が増えています。
治安が安全
シンガポールは安全な国として認識している方も多いのではないでしょうか。
世界ニュースを掲載しているメディア『Bloomberg』によると、世界で最も安全な国にシンガポールが3位に選ばれています。
街中には監視カメラがあり、国全体で安全を提供しようという努力がうかがえます。
その甲斐もあってか、シンガポールは201日間犯罪がない国といわれています。
ただし置き引きやスリ、詐欺の犯罪は増えているようです。
シンガポールが安全とはいえ、ほかの国へ滞在するときと同じく危機管理能力は必要です。
教育レベルが世界トップクラス
シンガポールの教育レベルは世界トップクラスといわれています。
2018年に国立教育政策研究所がおこなった「OECDが実施した生徒の学習到達度調査(PISA)では、シンガポールが各項目で優秀な成績をおさめています。
シンガポールは参加した全79ヵ国・地域の中で、中国に次いで「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」の3つの項目で第2位でした。
ちなみに2015年には、シンガポールは全項目で1位を獲得しています。
日本でいう公立学校のローカルスクールでは、幼少期から厳しい教育を受けて競争心やレベルの高い学習能力を培っていきます。
教育資金が潤沢な家庭ではインターナショナルスクールに入学させます。
低学年からさまざまな人種が在籍している環境で学べたりMacBookが支給されたりと、世界トップクラスの環境で学習可能です。
シンガポールが世界上位の学習力を持っているのも頷けます。
税金が低い
シンガポールでは税金が安いといわれています。
最高法人税率は17%で世界2番目に低い税率といわれています。
所得税でも最高で22%、最初のS$20,000以上(200万円以上)までは無税となるようです。
S$20,000以上(200万円以上)は累進課税ですが、住民税や相続税、贈与税の制度もなく税金には優しい国といえます。
医療水準が高い
シンガポールは医療環境や技術が高いです。
医療制度も整っており、国民が平等に治療を受けられる制度が多いです。
CPF(Central Provident Fund: 中央積立基金)と呼ばれる制度では、政府が一定額を徴収する積立貯金を国民と永住者は一部医療費に充てられます。
また国民が専用で医療費を引き出せるメディセーブ(Medisave)という口座が用意されています。
メディセーブ(Medisave)で対応できない人工透析やがん治療など高額医療には、メディシールドライフ(MediShieldLife)と呼ばれる保険に加入して対応します。
日系の病院も多いため、移住しても病気やケガへの対応は安心です。
交通環境がよい
シンガポールの国中にはMRT(地下鉄)と呼ばれる地下鉄が張り巡らされているので、どこでも移動できます。
バスは初乗り60円と安く、国内を移動しやすいのはメリットです。
ただしバスに乗る際は日本のようにアナウンスがないので、自身でGoogleマップを確認しておく必要があります。
タクシーの初乗り料金も約300〜500円と非常に安いので、軽い移動でも利用できます。
シンガポール移住の3つのデメリット
シンガポール移住の3つのデメリットは以下のとおりです。
シンガポールへの移住を検討している方は、気をつけておきましょう。
英語が必要
シンガポールの公用語は英語です。
多民族国家なのでネイティブのような英語力は必要ないですが、ある程度の英会話力は必要です。
英語が話せないと食事や自宅を借りる際など、シンガポールでの生活に支障がでます。
そのため移住前に英語を練習しておくとよいでしょう。
効率よく英語を学びたい方は日本でオンライン英会話を学んでからシンガポールへ移住すると言語の壁に不安を感じずにすみます。
オンライン英会話に関する内容は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
物価が高い
コロナの影響でシンガポールの物価は上がっています。
シンガポールではコンドミニアムと呼ばれる日本でいうマンションに住む場合が多いです。
コンドミニアムの家賃は15万円前後でしたが、現在では30万円近く上がっています。
食品の値段も1.5倍近く上がっていて食費がつらく感じている方もいるようです。
規制が厳しい
シンガポールは治安がよい反面、ルールや罰則が厳しいです。
例えばシンガポールにはチューインガムが持ち込めません。
入国をする際に厳格にチェックされるので、絶対に持ち込まないようにしましょう。
またポイ捨てで5万円、電車の中で水を飲んだら罰金20万円が課されます。
さらに公共の場でのツバ吐きが禁止されており、見つかると罰金20万円です。
シンガポールに移住する際は、ルールの厳しさを認識しておく必要があります。
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またプログラミングの情報は英語のほうが多く得られます。
英語でプログラミングを学ぶと濃い情報を得られるので、上達が早まります。
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まとめ:シンガポールへの移住を考えるならどこでも働けるスキルを身につけよう!
シンガポールに移住できるビザの種類やメリット・デメリットを紹介しました。
シンガポールのビザ申請条件を考えると、起業をした経験がない方は、Sパスでの移住がおすすめです。
シンガポール国内の企業や、日本から進出している会社に就職する道が現実的でしょう。
「海外で活躍できるスキルがない」と考えている方は、プログラミングを学んでみてください。
IT人材は世界的に不足しており、どの企業もエンジニアを求めています。
英語を学びプログラミングやWebデザインなどのスキルがあれば、海外で就職できる可能性もあります。
「シンガポールへ移住したい」と考えている方はITスキルを身につけましょう。
プログラミングに関して詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。