こんにちは!Kredo Blog編集部です。
AIで英語の文章や資料を作れるようになっても、「この仕事はいくらで引き受ける?」と聞かれると、手が止まることがあります。生成にかかった時間だけで答えると、後から資料の確認や修正に時間がかかり、約束した条件では終わらなくなるかもしれません。
海外案件の見積もりは、作業を分ける→時間と費用を計算する→成果物・期限・修正範囲を英語で確認するという順番で組み立てます。この記事では、英文FAQ8件を作る架空の案件で練習し、追加依頼が来たときの判断まで進めます。
応募時に何を伝えるかは海外案件の英語提案文の書き方で扱っています。今回は依頼内容を確認した後に、金額の根拠と作業条件をまとめる段階です。
教材について: 案件・資料・時間・料金は編集部が作成した架空の設定です。実際の顧客、受注実績、作業時間の実測値、Kredoの授業課題ではありません。USD20などの金額は計算練習用で、市場相場や推奨料金を示しません。写真・図はAI生成です。公式資料の確認日は2026年10月8日です。
この記事でできるようになること
- AIの下書き以外の仕事も含め、見積もりの内訳を作る
- 含む作業・含まない作業・未確定事項を英語で伝える
- 修正、追加作業、時間上限の超過を区別して相談する
1. AIを使う海外案件では、確認・修正・引渡しまで見積もる

たとえば「FAQを8件作る」という依頼でも、必要な仕事は文章生成だけではありません。元資料を読み、分からない点を尋ね、AIの案を資料と照合し、英語と体裁を整え、依頼者の確認後に引き渡すところまであります。
まず「何を渡せば完了か」を文章にしてみましょう。「英文FAQを作る」よりも、「支給資料に基づく英文FAQ8件と、それぞれの根拠が分かる対応表を、編集可能な文書で渡す」のほうが、時間を考えやすくなります。正確さを何で確認するかも含めるのがポイントです。
Upworkの固定価格見積もりガイドも、範囲の確認、作業分解、時間の見積もり、費用の計算を順に整理しています。この記事ではその考え方を参考に、独自の小さな練習案件へ置き換えます。
金額の意味も揃えます。 会社員の給与、案件の制作料金、費用や税などを考慮した手元に残る金額は別々です。本記事で計算するUSD170は「制作内訳の仮小計」。税込・税別、税の負担者、プラットフォームや決済の手数料を未設定としているため、依頼者が支払う最終総額も、受け手の手取りも確定していません。
2. 料金を決める前に、依頼者へ聞く7項目

単価を検索する前に、依頼内容を一度整理します。回答のない欄に「たぶん」を入れず、確認待ちとして残してください。
表は横にスクロールできます。
| 確認する項目 | 聞く内容 | 短い英語の例 |
|---|---|---|
| 1. 元資料と利用条件 | 何が支給され、どの範囲で使えるか | Which source materials can I use? |
| 2. 成果物の数と形式 | FAQの件数、語数、編集ファイルの種類 | How many entries and which file format do you need? |
| 3. 言語と読者 | 元資料と納品物の言語、読む人 | Who is the audience, and what language should I use? |
| 4. 完了・品質の基準 | 事実の根拠、依頼者側の確認担当 | Who will review the content for accuracy? |
| 5. 期限と時間帯 | 日付、時刻、タイムゾーン、営業日の定義 | Could you confirm the date, time, and time zone? |
| 6. 修正の範囲 | 対象、回数、フィードバックのまとめ方 | What should the revision round cover? |
| 7. AI利用と入力資料 | 使えるツール、入力できる資料、守秘の条件 | May I use AI tools, and which materials may I enter? |
「金曜日まで」と返事が来ても、日付とタイムゾーンが分かるまでは期限が確定しません。「資料と条件の合意後、5営業日」と見込む場合も、どちらの地域の休日を除くか、依頼者の確認待ち時間をどう扱うかを話し合います。営業日数から勝手に納品日を決めず、最後にカレンダー上の日時へ直します。
AIの使用許可と、顧客資料を外部AIに入力してよいという許可も分けて確認します。「AIを使ってよい」とだけ言われたときは、顧客名簿や未公開資料まで入力できると解釈しないでください。利用ツール、資料の範囲、保存・共有の条件を確認し、承認がない資料は入力せずに進め方を相談します。
情報が揃わない段階では、「この前提ならこの程度」という暫定見積もりにするか、確認待ちにします。実際の応募画面が金額入力を求める場合も、未確認の条件を隠して確定価格のように送らないことが大切です。
3. 作業を分けて、時間と直接費を見積もる

ここからは練習Aです。個人情報のない架空のサービス説明2ページを使い、英文FAQ8件を作るとします。下表の時間はすべて練習用の見込みで、実測ではありません。自分の案件では、似た練習で記録した時間と、まだ経験がないために置いた見込みを区別しましょう。
表は横にスクロールできます。
| 作業 | 具体的にすること | 仮の見込み時間 |
|---|---|---|
| 条件確認 | 成果物、未回答事項、完了条件を確認 | 1.0時間 |
| 資料整理 | 支給資料から事実と参照先を拾う | 1.0時間 |
| 下書き | 8件の質問と回答案を作る | 1.5時間 |
| 原文・英語の確認 | 事実、語数、英語の意味を照合 | 2.0時間 |
| 整形 | 見出しと文書の体裁を揃える | 0.5時間 |
| 修正 | 合意した8件へのフィードバック1回に対応 | 1.0時間 |
| 引渡し | 最終ファイルと根拠対応表を点検して渡す | 1.0時間 |
| 合計 | 8.0時間 |
仮の計算単価をUSD20/時間、案件に直接必要な費用をUSD10と置きます。ここでのUSD10は計算用に置いた架空の直接費で、実在するAIサービスの料金ではありません。
制作内訳の仮小計:8.0時間 × USD20 + USD10 = USD170
この式は、まず作業の抜けを見つけるための土台です。実務では、自分の提供品質、難しさ、管理にかかる費用、想定外の対応余地なども検討し、条件に合う料金を決めます。根拠なしに一律の上乗せ率を採用したり、教材のUSD20を自分の適正単価と決めたりしないでください。
AIで下書きが速くなったら、どの行が変わる?
下書きだけが1.5時間から1.0時間になり、ほかの条件が同じなら、見込みは7.5時間、同じ仮単価での小計はUSD160になります。ただし、これは内部の計算練習です。合意した固定価格が自動的に下がるという意味ではありません。
反対に、出典の確認に時間が増えれば、合計は変わります。AIの速さだけで値下げを約束する前に、変更した行と変わらない行を確かめましょう。受注後も見込みと実際の時間を記録すると、次の見積もりで修正する箇所が分かります。
4. 練習A:英文FAQ8件の固定価格を組み立てる

架空の支給資料を読む
以下は「架空サービスA」の説明資料です。実在の企業やサービスとは関係ありません。2ページ分の資料として、事実にF1〜F8の番号を付けました。教材ではこの資料のAI入力が許可されている設定です。
表は横にスクロールできます。
| 資料 | 事実ID | 記載されていること |
|---|---|---|
| 1ページ目:利用の流れ | F1 | 架空サービスAは、チームで使う文書テンプレートの練習用サービス |
| 同上 | F2 | 利用者は、メールアドレスでアカウントを作成する |
| 同上 | F3 | テンプレートを複製して、自分の文書として編集できる |
| 同上 | F4 | 編集した文書はPDFまたは編集可能な文書ファイルとして出力できる |
| 2ページ目:対応範囲 | F5 | テンプレートの文章は英語。日本語版は提供していない |
| 同上 | F6 | 質問はアプリ内の問い合わせフォームから送る |
| 同上 | F7 | 外部カレンダーとの連携機能は提供していない |
| 同上 | F8 | 同僚への共有は文書ファイルを出力して行う。アプリ内共同編集は提供していない |
価格、無料期間、返信までの日数、対応する端末などは資料にありません。FAQをもっと親切にしようとして、これらを作り足すのは避けます。8件の質問はF1〜F8をそれぞれ確かめられる内容にし、各回答を40〜60語の英語で書く条件にします。語数は質問文を除いた回答部分で数えます。
たとえばF6をもとにした教材見本は、次のようになります。
How can I ask a question?
“To ask a question about the service, use the contact form inside the app. This is the contact route described in the supplied material. The material does not state a response time, so this FAQ cannot promise when you will receive a reply.”
この回答は43語です。資料にない返信時間を保証せず、F6が根拠だと対応表に残します。実務では「資料に書かれていない」と説明する文章をそのまま顧客向けに出すかも、依頼者と相談して決めてください。
見積もりへ入れる条件
- 納品物: 英文FAQ8件、各回答40〜60語、編集可能な文書、F1〜F8との根拠対応表
- 含む作業: 支給資料の整理、下書き、事実と英語の確認、整形、合意した修正、引渡し
- 含まない作業: 新規取材、未支給資料の調査、専門的な法務・医療判断、Web掲載、継続運用、日本語への翻訳
- 修正: 元の8件に対し、まとめたフィードバック1回。新しい質問の追加は別途確認
- 期間の見込み: 必要資料と条件の合意後5営業日。具体的な日付・時刻・タイムゾーン、確認待ち時間の扱いは未確定
- 金額: 制作内訳の仮小計USD170。税・手数料の扱いと最終総額は未確定
「修正1回」は、コメントが届くたびに無期限で対応する意味にならないようにします。誰が意見をまとめ、いつまでに送るかも確認しましょう。一方、自分の誤記や合意した品質基準を満たさない箇所は、回数だけで対応を断らず、約束した条件に照らして扱います。
2段階に分ける場合の教材例
表は横にスクロールできます。
| 段階 | 依頼者に確認してもらうもの | 仮小計の配分 |
|---|---|---|
| 第1段階 | 8件の構成と、最初の4件の回答案 | USD80 |
| 第2段階 | 残り4件の回答案、全8件へのまとめた修正1回、最終文書と根拠対応表 | USD90 |
| 合計 | USD170 |
第1段階では方向性を確認し、第2段階で全体を整えます。この80・90という分け方は教材用の配分で、実際の入金予定や支払い保護を示すものではありません。各段階の期限、確認方法、税・手数料を含めた支払い条件を別途合意します。
Upworkを使う場合、公式はマイルストーンごとの成果物・期限・金額を明確にし、資金拠出済みであることを確認してから作業を始めるよう案内しています。手続きや保護の範囲はサービス固有なので、Upworkのマイルストーン公式説明で最新の条件を確認してください。
5. 固定価格と時間単価は、依頼の明確さで選ぶ

FAQ8件のように成果物と確認方法を決められるなら、固定価格を検討しやすくなります。一方、「英語レポートを整理してほしいが、何がどれだけあるかは未確認」という依頼を同じ扱いにすると、作業量の見込みが外れやすくなります。
表は横にスクロールできます。
| 考える点 | 固定価格の例 | 時間単価の例 |
|---|---|---|
| 対象 | 支給資料に基づくFAQ8件 | 量が未確定の資料整理と不足確認 |
| 先に揃えるもの | 成果物、範囲、完了基準、修正条件 | 作業範囲、時間記録の方法、上限、相談の時点 |
| 金額の考え方 | 合意した範囲をまとめて提示 | 合意した対象の実働時間で計算 |
| 変化が起きたら | 追加範囲と料金・期限を確認 | 上限を超える前に相談 |
練習B:上限5時間、実働3.5時間なら?
架空の英文レポートの整理と、不足情報の確認だけを行います。仮の時間単価はUSD20、事前上限は5時間、直接費は0と設定します。執筆や追加調査を引き受けた設定にはしません。
- 制作料金部分の上限:5時間 × USD20 = USD100
- 作業記録が3.5時間なら:3.5時間 × USD20 = USD70
この教材では最低請求時間などは設定していないため、使っていない残り1.5時間を自動的に請求する計算にはしません。USD70と上限USD100も税・手数料を設定する前の計算です。実務では請求単位、記録方法、確認担当、支払い条件を揃えます。
最初から6時間かかると分かれば、上限5時間のまま開始せず、対象を減らすか上限を変更するか相談します。途中で分かった場合も、超過する前に止めて確認します。時間単価にすれば作業範囲を決めなくてよい、ということではありません。
6. 英語の見積もりでは、数字と約束を対応させる

見積もりの英語は、難しい表現よりも、どの条件がどこに書いてあるか分かることを優先します。相手が読む欄と、自分が確認する日本語を対応させましょう。
表は横にスクロールできます。
| 英語の項目 | 書くこと | 練習Aの例 |
|---|---|---|
| Scope / Deliverables | 作業範囲と納品物 | 8 FAQ entries and a source-check sheet |
| Exclusions | 含まない作業 | Publishing and ongoing updates are excluded. |
| Timeline | 前提、期間、確定する日時 | Estimated at five business days after agreement. |
| Price / Currency | 金額と通貨、確定・未確定の区別 | Provisional production subtotal: USD170 |
| Revisions | 対象と回数 | One consolidated round for the agreed eight entries |
| Assumptions / Open items | 支給条件、AI、まだ決める項目 | Taxes, fees, and the final total: to be confirmed |
| Next step | 相手に確認してほしいこと | Please confirm the open items before work begins. |
英文見積もりの教材見本
以下は条件確認の英語練習用です。税・手数料、具体的な期限などが未確定のため、そのまま送れる完成見積書や法的な契約書ではありません。
Draft estimate for discussion — fictional practice project
Scope and deliverables: I would prepare eight English FAQ entries, with 40–60 words per answer, in an editable document, plus a source-check sheet. The work would use the two supplied pages only.
Provisional production subtotal: USD170, based on eight estimated hours at a practice rate of USD20 per hour, plus USD10 in assumed direct costs. These figures are for this exercise only.
Taxes and fees: Whether tax is included or added, who is responsible for it, and any platform or payment fees are still to be confirmed. The final amount payable has not been agreed.
Revisions: One consolidated round of feedback on the agreed eight entries is included in this draft scope. New questions would require a separate discussion and estimate.
Exclusions: New interviews, research beyond the supplied material, specialist legal or medical judgment, translation into Japanese, publishing, and ongoing updates are outside this draft scope.
Timeline: I estimate five business days after the required materials and conditions are agreed. We still need to confirm the applicable business days, review time, and the exact delivery date, time, and time zone.
AI use: For this fictional exercise, AI assistance is permitted only for the supplied practice material. I remain responsible for checking the final wording and its sources.
Proposed stages: USD80 for the outline and the first four draft answers, and USD90 for the remaining drafts, the agreed revision round, and final deliverables. These are provisional allocations; payment terms and the final amounts remain open.
Next step: Please confirm the open items before we finalize the estimate and begin work.
「仮小計」「最終総額は未合意」「新しい質問は別相談」と書いた意味を、自分でも説明できるか確認してください。見積もりを確定するときは、教材の前提を実際の条件へ置き換え、未確定欄を解消します。相手の予算に合わせるために、税や手数料の欄だけを消すのは避けましょう。
手数料は、契約に表示される条件を確認する
2026年10月8日に確認したUpworkのFreelancer Service Fee公式説明では、契約ごとの料率は0〜15%で、適用率は提案やオファーの時点などで確認できます。「いつでも一律10%」として計算しないでください。
自分の確認欄には「利用サービス/適用料率/計算対象/負担者/確認日」を残します。料金が誰に対して発生するかもサービスの条件で異なるため、受け手にかかる手数料を依頼者へ自動的に上乗せする前提にはしません。税の適用や負担が判断できない場合は、公式情報や適切な専門家で確認し、最終総額の確定を急がないようにします。
7. 追加依頼では、金額・範囲・納期を一緒に見直す

「少しだけ追加で」と言われても、量が小さそうという理由だけでは判断できません。最初に合意した成果物と比べ、どの作業が増えるかを書き出します。
FAQを8件から16件へ増やす場合
練習Aに8件を追加します。追加作業を、資料確認1時間、下書き1.5時間、事実確認1.5時間、整形・修正1時間と仮定してください。追加の直接費は発生しない設定です。
追加は5時間 × USD20 = USD100。変更後の制作内訳の仮小計は、USD170 + USD100 = USD270です。
FAQの件数が2倍でも、料金を単純に2倍にはしていません。共通して使える確認や準備がある一方、追加分の事実確認は必要なので、作業ごとに置き直しています。実務でもこの5時間になるという意味ではありません。
英語では、増えた対象と未確定事項を一緒に伝えます。
“The additional eight FAQ entries would add an estimated five hours of work. At the practice rate, the additional production amount is USD100, bringing the provisional subtotal to USD270. We also need to agree on the revised delivery date and the unresolved tax and fee arrangements before I begin the additional work.”
ほかの依頼なら、どこを確かめる?
表は横にスクロールできます。
| 依頼の変化 | 最初に照合すること | 次の行動 |
|---|---|---|
| 誤字を2か所直してほしい | 合意した品質基準、元の8件、修正条件 | 既存範囲か確認。すぐに新規案件扱いにしない |
| 日本語訳も付けてほしい | 対象言語と翻訳の除外条件 | 訳す量・確認体制・時間を見積もり直す |
| 今夜までに完成してほしい | 正確な日時、残作業、確認できる人 | 対応可能か判断。根拠なく即答しない |
| 公開して継続更新もしてほしい | Web掲載・運用の除外条件 | 権限、頻度、責任、料金、期限を改めて確認 |
| 何度でも修正してほしい | 元の対象と回数 | 無制限のまま承諾せず、対象・回数・受付条件を相談 |
自分で解いてから、答え合わせ
問1: 練習Aの追加作業4項目を合計すると何時間でしょう。新しい仮小計はいくらでしょう。
問2: 練習Bで3.5時間作業した後、さらに2時間必要だと分かりました。上限を何時間超えますか。どの時点で相談しますか。
問3: 練習AでWebへの掲載も頼まれました。文書が完成しているので、そのまま含めてよいでしょうか。
答え: 問1は5時間、追加USD100、変更後の仮小計USD270です。問2は合計5.5時間となり、上限5時間を0.5時間超えます。超えると分かった時点で、超過前に範囲縮小か上限変更を相談します。問3は当初の範囲外です。公開権限や作業内容を確認し、追加条件に合意してから着手します。
8. AIは整理と下書きの補助に使い、約束は自分で確認する

AIには作業の抜け探し、英語の下書き、数値の照合を手伝ってもらえます。ただし、自分が何時間で終えられるか、どこまで責任を持てるかは、練習や実務の記録を基に判断する必要があります。
UpworkのAI利用に関する公式説明は、生成AIの使用を事前に顧客へ伝え、利用が禁止されていないことを確認するよう推奨しています。これは同社の推奨で、あらゆる取引に共通する法律上の義務を説明したものではありません。実際の案件では依頼者・所属先・利用サービスの条件を確認します。
練習用の指示文
次の指示は、本記事の架空資料と作業表だけで試せます。
「この架空案件の見積もりを点検してください。作業名・時間・直接費・含む作業・除外する作業・未確定事項に分け、数字は式も示してください。資料にない価格相場、経験、納期、税率、手数料率を追加しないでください。仮小計を最終総額や手取りに言い換えないでください。英語案を出した後、元の条件と異なる約束がないか列挙してください。」
教材の誤例を直す
下は編集部が意図的に作った誤例です。実際のAIサービスの出力を記録したものではありません。
誤例: “The final all-inclusive price is USD170. I will deliver tonight and revise the content as often as needed.”
表は横にスクロールできます。
| 問題 | 条件に戻した修正方針 |
|---|---|
| USD170を追加負担のない最終価格にした | 制作内訳の仮小計と明記し、税・手数料・最終総額は未確定に戻す |
| 今夜納品を約束した | 合意後5営業日の見込みと、具体的日時の確認を残す |
| 必要なだけ修正するとした | 元の8件に対する、まとめたフィードバック1回と範囲を示す |
最後はAI同士に点検させるだけで終えず、自分で作業表と見積文を照合します。納品時は、FAQの数、各回答の語数、F1〜F8の根拠、英語の意味、編集ファイルが開くこと、未確認事項が勝手に断定されていないことを確認しましょう。
9. 送る前のチェックと、学習の次の一歩

見積もりを送る前に、次の項目を順に確認します。条件が未確定のものは「未確定」と伝え、確定見積もりと区別してください。
- 作業時間と直接費の計算が合い、仮小計と最終総額を混同していない
- 通貨が明記され、税込・税別、税の負担者、手数料の扱いを確認した
- 成果物の数・形式・言語・完了基準が揃っている
- 具体的な納品日・時刻・タイムゾーンと、確認待ちの扱いが決まっている
- 修正対象・回数、追加依頼の相談方法が分かる
- AI利用、入力可能な資料、守秘、共有方法を確認した
- 支払条件と、利用サービス上で必要な手続きを確認した
- 自分が説明できない英文や、実際にはできない約束が残っていない
よくある質問
AIが速く作れるなら、料金を安くすべきですか?
下書きだけでなく、確認・修正・引渡しを含む全体の作業を見直します。固定価格なら、速く終わっただけで合意済みの料金が自動的に変わるわけではありません。見積もり前なら、自分の工数と提供する内容を確かめて料金を決めます。
修正回数は、英語でどう書けばよいですか?
“One consolidated round of revisions to the agreed entries” など、まとめた修正1回と対象を組み合わせます。新しい質問の追加、翻訳、掲載・運用が含まれるかも分け、受付期限や誤記の訂正の扱いを確認します。
日本円とUSD、どちらで見積もりますか?
依頼者との合意と、利用サービスで扱える通貨に合わせます。金額だけを書かず通貨を明記し、換算や送金が必要なら、その条件と手数料の負担も確認してください。
初心者はいくらに設定すればよいですか?
一律の正解はありません。自分で完遂できる小さな作業で時間を記録し、必要な確認・費用・条件を分けて考えます。本記事のUSD20は計算練習用で、初心者向けの相場や推奨単価ではありません。
作業表と英文テンプレートで練習する
本文の条件だけで計算演習は解けます。手を動かしたい方は、見積もり練習セット(CSV・英語テンプレート・解答/ZIP)を使ってください。資料の事実ID、8件のFAQ作例と根拠表、時間記録、変更依頼の問題も入っています。実際の顧客情報を入れずに、まず仮の条件で試しましょう。
制作自体の確認から始めたい方には、生成AIポートフォリオの作り方が役立ちます。応募先の確認がまだなら、海外求人・海外リモートの詐欺を避ける確認手順も先に読んでおきましょう。
Kredoは英語とIT・AIを学ぶ学校で、学校全体の卒業生は累計3,000名です。見積もりでも、作れることと英語で説明できることを揃える練習が大切だと考えています。たとえばWEB Basicコースでは、Webページを実際に作る学習内容を案内しています。自分に必要なのが制作の基礎か、英語での説明かを整理して、学び方を選びましょう。
この記事の教材はKredoの特定の授業や受注支援を示すものではなく、案件獲得や収入を保証するものでもありません。まずは「自分が引き受ける作業」を7行に分け、金額と未確定事項を自分の言葉で説明するところから始めてみてください。
英語でIT・AIを学べるKredo
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