こんにちは、Kredo Blog編集部です。
英語の野球中継を見ていて、単語は聞こえるのに試合の状況がつかめない。そんなときは、表現を応援・判定・状況説明に分けると整理しやすくなります。まず使いたいのは「Let’s go!(いけー!)」「What a catch!(すごいキャッチ!)」。実況を理解するには、これに回・点差・ボールカウントを加えます。
今回は、観戦で使う短い声かけから、回・点差・カウントの読み方、仲間との会話までを紹介します。まずは次の試合で使ってみたい一言を見つけてください。
まず覚えたい、観戦で使う短い英語

ファンとして応援するなら、短い言葉で十分です。言い方を覚えるときは「いつ言うか」もセットにしましょう。
| フレーズと意味 | 使う場面 |
|---|---|
| Let’s go! いけー!/さあ、いこう! |
これからのプレーを応援する。チーム名を続けることもあります。 |
| Nice hit! いいヒット! |
打った直後に、よい打撃をほめる。 |
| What a catch! すごいキャッチ! |
難しい打球を捕ったときの驚き。 |
| That was close! 際どかったね! |
セーフかアウトか迷うプレーなど。必ず「惜しかった」とは限りません。 |
| We need a hit here. ここで一本ほしいね。 |
得点のチャンスで安打を期待する。 |
| Great game! いい試合だったね! |
試合後に感想を伝える。 |
Play ball!は応援の万能フレーズではない
Play ball!は「試合開始」を連想させる表現です。一方、MLBが案内する公式ルールの5.01では、球審がPlayを宣告して試合が始まるとされています。応援のLet’s go!や、守備で「自分が捕る」と伝えるI’ve got it!とは役割が違います。審判の宣告を、観客や選手が代わりに出すわけではありません。出典:MLB Official Baseball Rules(2025年版、5.01)
実況の数字は「回・点差・カウント」に分けて聞く

同じ数字でも、話題が違うと意味が変わります。What’s the score?なら試合の得点、What’s the count?なら打者へのボール・ストライクの数を尋ねています。
| 知りたいこと | 聞き方と答え方 |
|---|---|
| 何回? | What inning is it? It’s the top of the fifth.(5回表です) It’s the bottom of the fifth.(5回裏です) |
| 何対何? | What’s the score? We’re up four to three.(私たちは4対3で勝っています) |
| 点差は? | We’re up by one.(1点リードしています) We’re down by two.(2点負けています) |
| カウントは? | What’s the count? Three balls and two strikes.(3ボール2ストライク) 短く言うならThree and two. |
| アウトはいくつ? | How many outs? One out.(1アウト)/Two outs.(2アウト) |
3ボール2ストライクはa full count(フルカウント)です。「3–2」を見ただけで点差と決めず、画面のB・S表示や実況の前後を確認します。投球のカウントでは、英語はボールを先、ストライクを後に言います。
ランナーの位置が聞こえると、チャンスが分かる
A runner on first.は「一塁にランナー」。Runners on first and third.は「一・三塁にランナー」。The bases are loaded.は「満塁」です。塁にいる人数とアウト数は別の情報なので、「満塁=アウトがない」とは判断しません。
四球・死球など、カタカナと違う野球英語
| 日本語 | 英語と独自例文 |
|---|---|
| 四球/フォアボール | a walk / a base on balls The batter drew a walk.(打者は四球を選びました) 記録の略号はBB。 |
| 死球/デッドボール | a hit-by-pitch The batter was hit by a pitch.(打者は投球に当たりました) 記録の略号はHBP。 |
| 三振 | a strikeout / strike out She struck out.(彼女は三振しました) 名詞はstrikeout、動詞はstrike out。 |
| 送りバント | a sacrifice bunt He laid down a sacrifice bunt.(彼は送りバントを決めました) |
| ダブルプレー/併殺 | a double play They turned a double play.(彼らは併殺を完成させました) |
| 盗塁 | a stolen base / steal a base She stole second base.(彼女は二塁へ盗塁しました) |
四球を話すならwalk、死球ならhit-by-pitchが基本です。dead ballは、ルール上ボールがインプレーでない状態を指します。日本語の「デッドボール」をそのまま置き換えると、別の意味になります。MLB:Walk、Hit-by-pitch、Sacrifice Buntを参照しています。
英語の一文と、ルールの全体を分ける
「Three strikes, you’re out.」はよく知られた言い方ですが、第三ストライクを捕手が捕らなかった場合など、打者が一塁へ進める条件があります。三振を説明する短文を、すべての場面の判定ルールにしないようにしましょう。詳細はMLBのStrikeout解説と大会の規則で確認してください。
塁とポジションを英語で説明する

塁はfirst base(一塁)、second base(二塁)、third base(三塁)、home plate(本塁)。上の図は位置を覚える概念図で、球場の寸法や守備シフトを示したものではありません。
| ポジション | 英語 |
|---|---|
| 投手・捕手 | pitcher / catcher |
| 一塁手・二塁手 | first baseman / second baseman |
| 三塁手・遊撃手 | third baseman / shortstop |
| 左翼手・中堅手・右翼手 | left fielder / center fielder / right fielder |
| 内野手・外野手 | infielder / outfielder |
She plays shortstop.なら「彼女は遊撃手です」。He plays in the outfield.なら「彼は外野を守っています」。特定の位置を伝えたいときはleft・center・rightまで言うと、相手がイメージしやすくなります。first basemanなどの表記は競技で広く使われますが、相手が使う呼び方に合わせても構いません。
守備の「アウトを取る」はget an outを使う
We need one more out.は「あと1アウトほしい」。make an outは打者がアウトになる意味で使われることもあるため、「守備側がアウトを取る」を初めて覚えるならget an outが分かりやすい表現です。
プレー中は、応援よりも具体的な声かけを
チーム内では、気持ちを盛り上げる言葉と、誰がどう動くかを知らせる言葉を分けます。捕球やカバーの呼び方は練習で共有し、実際のプレーではチームの取り決めを優先してください。
| フレーズ | 伝える内容 |
|---|---|
| I’ve got it! | 自分が捕る! フライなどで担当を伝える。 |
| Cover first! | 一塁をカバーして! 守る場所を伝える。 |
| Watch the runner. | ランナーに注意して。 |
| My bad. | 自分のミスです。 くだけた謝り方。 |
| Shake it off. | 切り替えよう。 ミスを引きずらないよう励ます。 |
| You’ve got this. | きっとうまくできるよ。 仲間を励ます。 |
「前進守備」を伝えるならPlay in.など、チームが共有している具体的な指示を使います。Play tight.だけでは何をどう変えるか曖昧です。また、故意に打球を落とすなどの作戦は規則や状況に左右されるため、英語フレーズ集だけでプレーを指示しないでください。
短い会話で「聞く・確かめる・返す」を練習
観戦の会話例:何が起きているかを確認する
A: What inning is it?
何回ですか?
B: The bottom of the seventh. We’re down by one.
7回裏です。1点負けています。
A: How many outs?
何アウトですか?
B: Two. There’s a runner on second.
2アウト。二塁にランナーがいます。
A: Got it. We need a hit here!
なるほど。ここで一本ほしいですね!
状況を英語で説明する3問
日本語だけを見て、まず声に出してみましょう。答えの語順を完全に暗記するより、必要な情報が伝わるかを確かめます。
| 練習する場面 | 答えの例 |
|---|---|
| ① 3回表、2点リードと伝える | It’s the top of the third. We’re up by two. |
| ② 2ボール1ストライク、1アウトと伝える | Two balls and one strike. One out. |
| ③ 相手の言葉が聞き取れず、カウントを再確認する | Sorry, what’s the count again? |
2人で練習する場合は、片方が「回・点差・カウント」を変え、もう片方が聞き取って日本語でメモします。実際の試合を見るときも、最初からすべてを訳そうとせず、この3つだけを拾う回を作ると振り返りやすくなります。
日常会話で見かける野球に関連した表現
Let’s touch base tomorrow.は「明日、一度連絡を取りましょう」。Can you give me a ballpark figure?は「概算を教えてもらえますか」。文字通りに塁や球場の数字を求めているとは限らないので、仕事などの文脈から意味を判断します。語源を覚えることより、相手に伝わる場面で使うことを優先しましょう。
野球英語のよくある質問
「ナイバッチ」は英語でも通じますか?
日本の野球で聞く声かけを、そのまま英語として使うのは避けましょう。打った後ならNice hit!、スイング自体をほめるならNice swing!のように、ほめたい動作に合わせます。
フォアボールはfour ballでよいですか?
四球という結果はa walkまたはa base on ballsと表現します。four ballsは「ボールが4つ」という説明には使えますが、四球の名称としてはwalkを覚えると会話で使いやすくなります。
3–2は必ず3対2という点数ですか?
いいえ。打者のカウントなら3ボール2ストライクです。試合の得点か、打者への投球カウントかを、画面表示や前後の言葉で確認します。
次の観戦では、ひとつ質問してみよう
まずはWhat’s the count?かHow many outs?をひとつ選び、返答まで練習してみてください。状況が分かったら、Nice hit!やWhat a catch!で感想を返す。この短いやり取りが、知っている単語を使える言葉に変える練習になります。
基礎から練習の順番を決めたい方は英語学習ロードマップ、聞き返しを旅行の場面でも練習したい方は旅行英語フレーズ集へ進んでみてください。
参考資料確認:2026年10月5日。大会ごとの規則や実際の審判の判定を置き換えるものではありません。
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