ウェブデザイン技能検定3級の参考書は、協会公認の『改訂版 ウェブデザイン技能検定3級 過去問題集』(FOM出版)で出題の形式に慣れ、試験範囲の全体像はウイネットの『3級ガイドブック』でつかむ、という組み合わせが基本です。HTMLやCSSをまだ学んだことがない方は、先に入門書を1冊読んでおくと、過去問の解説も理解しやすくなります。この記事では、公式サイトの「参考書籍等」と出版社のページで、2026年9月29日に版と価格を確認できた10冊を紹介します。
3級・2級の選び方、独学の勉強方法、過去問や練習問題の使い方もあわせて解説します。価格は2026年9月時点の税込価格です。
ウェブデザイン技能検定の参考書・テキスト10選の比較表
| 書名 | 用途・級 | 出版社 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| 改訂版 ウェブデザイン技能検定3級 過去問題集 | 試験対策・3級(協会公認) | FOM出版 | 3,190円 |
| ウェブデザイン技能検定 3級ガイドブック | 試験対策・3級 | ウイネット | 1,320円 |
| ウェブデザイン技能検定 3級対策問題集 | 試験対策・3級 | ウイネット | 1,980円 |
| ウェブデザイン技能検定 2級ガイドブック | 試験対策・2級 | ウイネット | 3,080円 |
| 世界一わかりやすい HTML&CSSコーディングとサイト制作の教科書[改訂2版] | 基礎(HTML・CSS) | 技術評論社 | 2,948円 |
| 1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座[第2版] | 基礎(HTML・CSS・デザイン) | SBクリエイティブ | 2,585円 |
| 初心者からちゃんとしたプロになる Webデザイン基礎入門 改訂2版 | 基礎(Web制作の流れ) | エムディエヌコーポレーション | 2,860円 |
| いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門[第2版] | 基礎(デザイン全般) | SBクリエイティブ | 2,860円 |
| ノンデザイナーズ・デザインブック[第4版] | デザインの原則 | マイナビ出版 | 2,398円 |
| プロを目指す人のHTML&CSSの教科書[HTML Living Standard準拠] | 2級向けの知識固め | マイナビ出版 | 2,772円 |
上の4冊は、ウェブデザイン技能検定の公式サイトの「参考書籍等」で、試験対策の参考書籍・教材として紹介されている本です。
ウェブデザイン技能検定とは|3級・2級・1級の違い

ウェブデザイン技能検定は、職業能力開発促進法にもとづく技能検定の1つで、1級から3級まですべてが国家検定です(実施:特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会)。どの級も学科試験と実技試験があり、両方に合格すると「ウェブデザイン技能士」になれます。
| 級 | 主な受検資格 | 試験時間 | 受検手数料(令和8年度・非課税) |
|---|---|---|---|
| 3級 | ウェブの作成や運営の仕事をしている人・しようとしている人 | 学科45分/実技60分 | 学科6,000円/実技9,000円 |
| 2級 | 2年以上の実務経験、所定の学校の卒業、3級合格など | 学科60分/実技120分 | 学科7,000円/実技17,500円 |
| 1級 | 7年以上の実務経験、2級合格後2年以上の実務経験など | 学科90分/実技180分・ペーパー実技60分 | 学科8,000円/実技27,000円 |
3級は未経験でも受検できるため、これからWebデザインを仕事にしたい方はまず3級を目指しましょう。3級の実技は、試験実施年度の4月1日時点で23歳未満なら受検手数料が減免されます。
ウェブデザイン技能検定3級・2級の試験対策におすすめの参考書

改訂版 ウェブデザイン技能検定3級 過去問題集(FOM出版)
協会が著作した公認の過去問題集です。学科・実技の過去問題7回分が収録されており、関連する法令やガイドラインにもふれた詳しい解説が付いています。実技の練習に使う学習用データは、出版社のサイトからダウンロードできます。
- 価格:3,190円(税込)/発行:2022年3月22日
- 向いている人:HTML・CSSの基本を学んだことがあり、出題の形式と時間配分に慣れたい人
出版社ページ:改訂版 ウェブデザイン技能検定3級 過去問題集(FOM出版)
ウェブデザイン技能検定 3級ガイドブック(ウイネット)
協会の認定講師が編著した、3級の試験範囲の全体像をつかむためのガイドブックです。インターネット概論、ウェブ関連の法律、ウェブデザイン技術、ウェブ標準、アクセシビリティ、サイトの構築・運用など、学科の範囲に沿った10の章と、実技で必要な技術を扱っています。
- 価格:1,320円(税込)/B5判・79ページ/学習時間の目安:15時間
- 向いている人:何を勉強すればいいか、まず全体を知りたい初心者
出版社ページ:3級ガイドブック(ウイネット)
ウェブデザイン技能検定 3級対策問題集(ウイネット)
3級の対策用の問題集です。ガイドブックで範囲をつかんだあと、問題を解いて理解を確かめる使い方ができます。
- 価格:1,980円(税込)/B5判・102ページ
出版社ページ:3級対策問題集(ウイネット)
ウェブデザイン技能検定 2級ガイドブック(ウイネット)
2級の試験範囲を学ぶためのガイドブックで、協会の認定講師などが執筆しています。2026年9月時点で、2級の過去問題集(FOM出版)は販売が終わっているため、2級は公式サイトで公開されている過去問題と、このガイドブックを組み合わせて対策するのが基本です。
- 価格:3,080円(税込)/B5判・87ページ
出版社ページ:2級ガイドブック(ウイネット)
ウイネットの商品ページは法人向けのオンラインストアです。個人で購入する場合は、ページ内で案内されている個人向けのサイトや書店で確認してください。
HTML・CSSとデザインの基礎を固める参考書

ウェブデザイン技能検定では、HTML・CSSの知識と、それを使ってページを作る実技が問われます。過去問の解説を読んでもわからない部分が多い場合は、次の本で基礎を固めましょう。
世界一わかりやすい HTML&CSSコーディングとサイト制作の教科書[改訂2版]
赤間公太郎・狩野咲・鈴木清敬(株式会社マジカルリミックス)著/技術評論社/2022年1月22日発売/352ページ/2,948円(税込)
専門学校の講義内容をもとにした15レッスンで、HTML・CSSの基本からサイト制作まで学べます。章末には学校の課題に近い練習問題があり、Visual Studio Codeにも対応しています。旧版(HTML5&CSS3版)は公式サイトの参考書籍等でも紹介されています。
出版社ページ:世界一わかりやすい HTML&CSS[改訂2版](技術評論社)
1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座[第2版]
Mana著/SBクリエイティブ/2024年3月2日発売/320ページ/2,585円(税込)
サイトを作りながら、HTML・CSSとWebデザインの基本を学ぶ入門書です。モバイルファースト・レスポンシブ、配色、CSSアニメーションなども扱い、練習問題も用意されています。
出版社ページ:1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座[第2版](SBクリエイティブ)
初心者からちゃんとしたプロになる Webデザイン基礎入門 改訂2版
栗谷幸助ほか著/エムディエヌコーポレーション/2023年9月22日発売/344ページ/2,860円(税込)
Webの基礎知識、HTML・CSSのコーディング、実際の制作の流れに沿ったサイト制作までを学べます。単元ごとに学習時間の目安が書かれているので、試験日から逆算して計画を立てたい方に向いています。
出版社ページ:初心者からちゃんとしたプロになる Webデザイン基礎入門 改訂2版(MdN)
いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門[第2版]
伊藤庄平ほか著/SBクリエイティブ/2021年8月20日発売/256ページ/2,860円(税込)
レイアウト、レスポンシブデザイン、配色、写真、タイポグラフィ、HTML5・CSS3など、Webデザイナーに必要な知識を幅広く解説しています。学科試験の「ウェブビジュアルデザイン」などの範囲の理解にも役立ちます。
出版社ページ:いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門[第2版](SBクリエイティブ)
ノンデザイナーズ・デザインブック[第4版]
Robin Williams著、吉川典秀訳/マイナビ出版/2016年6月30日発売/260ページ/2,398円(税込)
近接・整列・反復・コントラストという、デザインの4つの基本原則を学べる本です。Webに限らずチラシなどの例も多く、「見やすいレイアウト」の考え方を身につけたい方に向いています。
出版社ページ:ノンデザイナーズ・デザインブック[第4版](マイナビ出版)
プロを目指す人のHTML&CSSの教科書[HTML Living Standard準拠]
大藤幹著/マイナビ出版/2022年5月26日発売/336ページ/2,772円(税込)
公式サイトの参考書籍等で、ウェブデザインを学習する際の参考書籍として紹介されている本です。現在のHTMLの仕様(HTML Living Standard)に沿って、HTML・CSSを基礎から体系的に学べるため、2級に向けて知識を整理したい方にも使えます。
出版社ページ:プロを目指す人のHTML&CSSの教科書(マイナビ出版)
HTML・CSSの本をもっと比べたい方は「HTML・CSSのおすすめ本11選|初心者向け参考書」もご覧ください。
ウェブデザイン技能検定の勉強方法(独学)

3級の勉強方法
- 試験範囲をつかむ:3級ガイドブックで、学科の範囲(インターネット概論、法務、ウェブ標準、アクセシビリティなど)を一通り読む
- HTML・CSSの基本を固める:わからない用語が多ければ、基礎の本で見出し・リスト・リンク・レイアウトの書き方を練習する
- 公式の練習問題を解く:公式サイトの「練習問題」には、3級学科のオンラインテストと、3級実技の練習問題・素材が用意されています
- 過去問題を時間を計って解く:公式サイトで公開されている直近3回分と、過去問題集の7回分を、本番と同じ時間(学科45分・実技60分)で解く
- 間違えた問題を見直す:解説とガイドブックに戻って、なぜ間違えたのかを確認する
実技試験では、辞書や参考書の持ち込み、インターネットでの調べものはできません。本番で使うテキストエディタやブラウザの開発者ツールに、ふだんから慣れておきましょう。過去問の入手先と使い方は「ウェブデザイン技能検定の過去問|2級・3級の入手先と勉強方法」で詳しく解説しています。
2級の勉強方法
2級は、3級の範囲に加えて、より実務に近い知識と作業が問われます。2級の実技では、Adobe PhotoshopやjQueryを使う作業も含まれるため(令和8年度第2回の実技概要)、2級ガイドブックで範囲をつかんだうえで、公式サイトの過去問題と実技概要を確認し、実際の作業の練習に時間をかけましょう。
ウェブデザイン技能検定の難易度と履歴書への書き方

公式サイトのよくある質問では、合格率の目安は3級60〜70%、2級30〜40%、1級10〜20%と案内されています(年度や回によって変わります)。3級は、参考書と過去問でしっかり準備すれば、独学でも合格を目指せるレベルです。
合格したら、履歴書には「3級ウェブデザイン技能士」のように書きます。公式FAQでは、技能士の資格は「等級」「正式職種名」「技能士」の順で表示すると案内されています。3級でもウェブデザイン技能士と表記でき、更新の制度はありません。デザイン関係のほかの資格も比べたい方は「デザインの資格おすすめ一覧」をご覧ください。
英語とWeb制作を一緒に学ぶという選択肢
ウェブデザイン技能検定の学科でも扱う「ウェブ標準」やアクセシビリティのガイドラインは、もともと英語で作られているものが多く、最新の情報も英語で発信されます。資格の勉強とあわせて、英語でWeb制作を学ぶ方法もあります。
Kredo IT留学は、フィリピン・セブ島でITレッスンをすべて英語で受ける留学です。1日8時間(英語のマンツーマンレッスン4時間+ITのグループレッスン4時間)で、1ヶ月のWeb Basicコースでは、HTML・CSSの基礎からオリジナルのWebサイト制作までを学びます。公式サイトによると、受講生の92%が英語もITも未経験です(2026年9月時点の掲載)。気になる方は、Kredo IT留学の無料カウンセリングで相談してみてください。
ウェブデザイン技能検定の参考書についてよくある質問
3級は参考書1冊だけで合格できますか?
HTML・CSSの基本がわかっている方なら、過去問題集と公式サイトの過去問・練習問題を中心に対策できます。まったくの初心者の方は、ガイドブックか基礎の本を1冊加えて、用語と書き方を理解してから過去問に取り組むのがおすすめです。
1級の参考書はありますか?
2026年9月時点で、公式サイトの参考書籍等に1級専用の参考書は掲載されていません。1級は公式サイトで公開されている過去問題と、HTML・CSS、ウェブ標準などの専門書を組み合わせて対策することになります。
古い参考書でも使えますか?
基本的な考え方は学べますが、HTMLの仕様や試験の出題範囲は変わることがあります。本番に近い対策をするには、最新の版を使い、公式サイトで公開されている最新の過去問題と試験要項もあわせて確認しましょう。
試験はいつありますか?
令和8年度は、2級・3級が年4回(5月24日、8月30日、11月29日、令和9年2月21日)実施されます。申し込みの期間は回ごとに決まっているため、公式サイトの試験日程を確認してください。
まとめ:公認の過去問題集とガイドブックを軸に、基礎は入門書で固めよう
ウェブデザイン技能検定3級は、公認の過去問題集とガイドブックを軸に、公式サイトの練習問題・過去問題で仕上げるのが基本の対策です。HTML・CSSに不安がある方は、入門書を1冊加えて基礎から固めましょう。2級はガイドブックと公式の過去問題、実技概要を使って、実際の作業に慣れることが合格への近道です。
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