

このような要望に応えるべく、ウェブデザイン技能検定の過去問を公開しているサイトを紹介し、勉強方法まで解説する記事です。
具体的には、次の順番でお話ししていきます。
- ウェブデザイン技能検定の概要
- ウェブデザイン技能検定の過去問公開サイト紹介
- 過去問を使った勉強方法
- 過去問を解く際の注意点
これからウェブデザイン技能検定を受験しようとしているあなた向けの記事ですので、ぜひご覧ください。
記事のもくじ
そもそもウェブデザイン技能検定とは?
はじめに、ウェブデザイン技能検定の概要について、簡単に紹介します。
ウェブデザイン技能検定は、Webデザイン業界における唯一の国家資格です。
1級~3級までの等級が用意されており、1級保持者は2019年度までの集計で合格者が81名しかいません。
そのため、Webデザインに関する高度な知識やスキルを保有していることの証明にもなります。
検定では、Webデザインに関する知識だけでなく、ネットワーク技術やセキュリティ技術などに関する知見も必要です。
また、学科だけでなく実技の試験もあるため、Webデザイナーとしての知識とスキルを証明するための検定となっています。
もっと詳しくウェブデザイン技能検定について知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。試験の難易度や受験するメリット、就職に活かすために必要な等級などを解説しています。
ウェブデザイン技能検定の過去問公開サイト5つ
ウェブデザイン技能検定の過去問は、インターネット上で公開されています。
検定のための学習をすすめるために、これから紹介するサイトを参考にしてみてはいかがでしょうか。
ウェブデザイン技能検定(公式サイト)
実は、ウェブデザイン技能検定の公式サイトで過去問が公表されています。
公式サイトでは、過去3回分の試験問題と正答を公表しているため、これから受験する方は必ず確認しましょう。
1級~3級まですべての等級で過去3回分の学科・実技の過去問を確認できます。正答の解説などは無いため、解説が欲しい場合は別の方法で確認しましょう。
また、実技における「素材データ」も公開されていないため、学科部分をメインに進めるとよいでしょう。
Webデザイナーの資格を取ろう!!
こちらのサイトでは、平成28年度から平成30年度までの3級学科の過去問が公開されています。
問題と正答だけでなく、各問題に解説までついているため、これから学習を進める方におすすめです。
ブログ形式で過去問が公開されているため、デバイスを問わずに閲覧できます。パソコンだけでなく、スマホでもチェックできるため、スキマ時間で上手に使いましょう。
なお、こちらでは3級の学科しか対策できませんが、ウェブデザイン技能検定は基本的に3級から順番に取得する検定となっています。
そのため、まずはこちらのサイトで解説も含めて、知識を深めてはいかがでしょうか。
FOM出版
FOM出版は企業や各種学校の教材としても実績が豊富な出版社です。資格試験対策テキストなどを出版しています。
こちらのサイトでは、平成25年度第4回の2級と3級の過去問データがダウンロード可能です。
他のサイトと異なり、実技の素材データまでダウンロードできるため、実技試験の対策ができます。
実際にFOM出版が出版している資格試験対策テキストの内容であり、正答だけでなく解説までついています。
Webデザイン技能検定 合格必勝マニュアル(筆記試験編)
Webデザイン技能検定 合格必勝マニュアル(筆記試験編)はこちら
「Webデザイナーの資格を取ろう!!」と同様に、ブログ形式で過去問を公開しているサイトです。
2級と3級の学科試験の過去問に対して、正答と解説が公開されています。
頻出問題に関してはコメントも付いているため、学科試験対策としてスキマ時間を使って繰り返し問題を解くとよいでしょう。
サイト構成的に少し使いづらいかもしれませんが、カテゴリーから「Webデザイン技能検定三級」「Webデザイン技能検定二級」を選択すると、学習を進めやすくなります。
FukuokaMiyako PC School
こちらのサイトは他のサイトと毛色が異なりますが、過去問の学習という点で参考になるため紹介します。3級の学科・実技の過去問を動画で解説しているサイトです。
文章を読み進めることが億劫である場合に活用するとよいでしょう。文字で学習をすすめるよりも、すんなり知識を身につけられるかもしれません。
こちらのサイトでは、3級の過去問に関する動画しかありませんが、はじめてウェブデザイン技能検定を受験する方は、イメージを掴むためにも参考になるサイトです。
ウェブデザイン技能検定の過去問を使った勉強方法
ウェブデザイン技能検定の過去問公開サイトを紹介しましたが、具体的にどのように使って勉強を進めればよいのでしょうか。
ここでは、具体的な勉強方法について紹介していきます。
過去問を多く解いて傾向を把握する
ウェブデザイン技能検定に限らず、資格試験は過去問を多く解くことが合格のコツです。
なぜなら、出題の傾向を把握できるだけでなく、過去問題から似た問題が出題されることが多いからです。
特に知識を問う学科試験に関しては、過去問題と同様の問題が出題されることも。問題文を見ただけで答えがわかるぐらいまで、繰り返し多くの過去問を解きましょう。
また、資格試験には試験時間が設けられています。
試験に応じて問題の解き方も変わってくるため、どんな問題にどのくらいの時間をかければよいのか、といったことを把握するためにも、過去問を多く解く必要があります。
最低でも、過去2年間の過去問題を集めて、正解率が9割以上になるまで繰り返し過去問題を解いていきましょう。
ネット上の情報だけでなくテキストも使う
インターネット上に公開されている情報は全てではありません。また、問題や正答が公開されていても、解説がない場合も多いものです。
実際にスキルとして身につけるためには、問題の内容をしっかりと理解し、適切な解答ができるようにならなければなりません。そのためには、解説も必要です。
インターネット上に公開されている情報だけでなく、出版社が出版しているテキストを使って学習を進めることも考えましょう。
費用はかかりますが、将来に対する投資と考えて、インターネット上の情報と合わせてテキストで過去問を解いていくことおすすめします。
ウェブデザイン技能検定は、受験料も決して安いわけではないため、受験する前の準備はしっかりとしておきたいものです。
苦手分野は別サービスも活用する
ウェブデザイン技能検定の出題範囲は広範囲に渡ります。
実際にWebデザインに関わる職業の方でも、普段利用しない・気にすることのない範囲の出題に回答する必要があります。
たとえば、Webデザイナーでプログラミングの分野が苦手だという人も多いのではないでしょうか。
JavaScriptやPHPなどに関する問題も出題されるため、しっかりと対策しておかなければ合格できません。
プログラミングに関しては、テキストだけで学習していてもなかなか身につかないものです。
そのため、Progateやドットインストールなどの別サービスを活用して、苦手分野の対策を取るとよいでしょう。
ウェブデザイン技能検定の過去問を解く際の注意点
最後に、過去問を解く際の注意点について解説します。
ウェブデザイン技能検定に合格するために忘れてはならない点ですので、一つずつ見ていきましょう。
実技の対策も忘れずに
ウェブデザイン技能検定は学科だけでなく、実技の試験もあります。
インターネット上に公開されている情報や、テキストでは学科の対策は行えても、実技の対策はなかなか難しいもの。
つい後回しにしてしまい、実技の対策ができなかった、という人も多いのではないでしょうか。
実際にWebデザインに関わる職業の方は、実技で使用するツール類の扱いは問題ないかもしれませんが、試験前に必ず実技の対策は行いましょう。
実技の試験は試験時間内にすべての項目を終わらせなければ不合格となります。
そのため、どのくらいの時間配分で進めればよいのか、といったことを掴むためにも、実技の過去問を一通り解いて対策しましょう。
実技の回答データは指示通りに回答する
学科試験は、マーク方式の「多肢選択法」「真偽法」であるため、特に意識することなく回答できます。
しかし、実技試験は「課題選択方式」で各作業分類において合格ラインを上回る得点を得なければなりません。
そして、実技試験では回答データに対して細かく指示されています。
たとえば、データのファイル形式や、データを格納するフォルダ名が細かく指示されており、見落とすと減点となってしまうのです。
過去問を解く際には、問題の指示どおりに回答できているかも含めて、しっかりと確認するようにしましょう。
まとめ:ネットと書籍で過去問を多く解くことが合格のコツ
ウェブデザイン技能検定の過去問は、インターネット上にも公開されています。
公式サイトだけでなく、有志の方が作成されたサイトを参考に学習をすすめるとよいでしょう。
過去問を使って学習をすすめる際には、最低でも過去2年分の過去問を解き進めることをおすすめします。
多く過去問を解くことで、問題の傾向や時間配分だけでなく、過去問題と似た問題の対応ができるようになるからです。
また、インターネット上にも過去問は公開されていますが、出版されている書籍やテキストも併用して学習を進めましょう。
過去問を解く際の注意点として、実技の対策を忘れないことや、問題の指示通りに回答データを用意できているか、といった観点でのチェックも必要です。
ウェブデザイン技能検定の3級の過去問は非常に情報が多いため、対策が行いやすいといえます。
Webデザイン業界における唯一の国家資格であるため、ぜひこの記事の内容を参考に、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
「これからの時代、プログラミングと英語が必要そう…」 それは、間違いではありません。 あと10〜20年の間に、人間が行う仕事の約半分が機械に奪われると言われています。 そのような未来がきたとき、自分自身、そしてあなたの大切な人を守れますか? セブ島 IT×英語留学の「Kredo」では、 政府公認ITカリキュラム 大学教授レベルのフィリピン人IT教員 スピーキングに特化した英語クラス 日本人スタッフによる学習サポート などによって、 これからの時代に必要なIT×英語のスキルが 初心者からでも最短で身につきます。 KredoのIT留学で人生を変えてみませんか?