みなさん、英文法はご存知かと思いますが、『語法』は知っていますか?
実は、英語学習において、語法は英文法と同じくらい超大切なんです。
今回は盲点になりやすい『語法』について解説していきます。
この記事は医学部受験に強い『JP英語塾』を経営し、TOEIC985点の野村がお送りします。
記事のもくじ
英語の語法とは
英語の語法とは何かについて解説します。
単語レベルの法則
例えば、形容詞の「怖い」は、英語では”afraid”ですが、
- be afraid of ~:~が怖い
- be afraid that SV:残念ながらSVだ
- be afraid to V:怖くてVできない
のように、後ろの形はある程度決まっています。
こういう単語レベルの決まった形を『語法』といいます。
四大品詞にそれぞれ語法がある
まずは四大品詞の全てに語法があるということを理解しておきましょう。
そもそも四大品詞とは・・・
- 動詞
- 形容詞
- 名詞
- 副詞
これらの四つです。
特に重要なのは動詞の語法です。
英語は動詞の語法をとにかくひたすら極めるべきです。
『動詞の語法を極める=英語を極める』
と言っても過言ではありません。
それくらい動詞の語法は重要です。
英語語法を使ったフレーズ12選ー前置詞との組み合わせ
動詞の語法は前置詞との組み合わせが圧倒的です。
ここで有名なものを押さえておきましょう。
A as B
- consider A as B:AをBとしてみなす
- look on A as B:AをBとしてみなす
- think of A as B:AをBとしてみなす
例文:He is considered as a great programmer.
訳:彼は素晴らしいプログラマーと考えられている。
A by B
- judge A by B:AをBで判断する
例文:Don’t judge a book by its cover.
訳:本は表紙で判断するな
(「人を見かけで判断したらダメですよ」という意味)
A for B(交換のfor)
- exchange A for B:AとBを交換する
- mistake A for B:AをBと間違える・誤解する
例文:I mistook her for one of my teachers.
訳:彼女をとある先生と間違えた。
A for B(理由のfor)
- apologize <to 人> <for 理由>
- excuse 人 for 理由
- thank 人 for 理由
例文:Excuse me for CR.
直訳:お手洗いのために、私をご容赦ください。
意訳:ちょっとお手洗いに行ってきます。
解説:CRはフィリピンでは「トイレ」「お手洗い」という意味でよく使われます。
A for B(方向のfor)
- ask 人 for help/adviceなど
例文:Can I ask you for some advice?
訳:ちょっとアドバイスをくれませんか?
A from B(除外のfrom)
- prevent 人 from B
- order A from B
- remove A from B
- tell A from B
- protect A from B
例文1:I can’t tell this code from this code.
訳:(指を差しながら)このコードとこのコードの違いがわかりません。
例文2:We need to remove this design from this part.
訳:この部分からこのデザインを取り除く必要があります。
A in B
- put A in B
- invest A in B
例文:I’m investing time into this programming stuff.
訳:時間をこのプログラミングに投資しています。
A into B
- change A into B
- make A into B
- put A into B
- translate A into B
例文:I’d like to put/translate this sentence into English.
訳:この文を英語に訳したいです。
A of B
- clear 場所 of 物
- ask 物 of 人
- remind 人 of 物
例文:Could you remind me of the deadline?
訳:締め切りのことを(もし忘れてたら)言ってくれませんか?
A on B
- put A on B
例文:
Do you think we can be a programmer?
Not sure, but I’m putting my money on this course.
おれたち/私たち、プログラマーになれるんだろうか?
うーん、わからんけど、僕はこのコースに課金してるよ。
A to B
- move A to B
- transfer A to B
例文:I tried to move this design to this side. But I couldn’t.
訳:このデザインをこっち側に移そうとしたんだけど、できませんでした。
A with B
- provide 人 with 物
- equip A with B
例文:This website is equipped with nice and cool buttons.
訳:このウェブサイトはいい感じのカッコいいボタンが実装されてるよね。
いかがでしたか?
動詞と前置詞の組み合わせは他にも色々とありますが、この記事に書いてある形をまずはマスターしてみてくださいね(^^)
まとめ:英語語法は動詞と前置詞の組み合わせでできているフレーズが大事
動詞の語法を極めることは英語を極めることなので、たくさんの動詞の語法を吸収しましょう。
語法の知識を増やすと会話の幅がぐんと広がりますよ。
特に前置詞との組み合わせでできているフレーズが多いので、そこを意識して学習することが大切です。