皆さんは日頃から英語で積極的に会話できていますか!?今回、ご案内する私は日頃からスピーキングに取り組んでいます。
さて、TOEFLといえばリーディング・リスニング・スピーキング・ライティングと4つのセクションから構成されているのですが、苦手意識を持つ人が多いのはスピーキングです。
短時間で質問に対する回答を考え、流暢に話さなければならず、日本人には難しい課題だといえます。
ただ苦手意識を持つ人が多いTOEFLのスピーキングも対策をすれば高得点が狙えるため、英語を利用する機会の多い私がTOEFLのスピーキングを解説します。
記事のもくじ
TOEFLスピーキングとは
TOEFLのスピーキングとは言われても、耳にしたことがあるだけで具体的な内容が理解できていない人はいるでしょう。
これから詳細を解説する前に、まずはTOEFLスピーキングとはどのような制度であるのかご説明しておきます。
制度の概要
TOEFLは、アメリカのETS(Educational Testing Service)が開発して実施しているテストを指します。
英語ネイティブのエリアに居住していない人が、英語圏の大学に入学できるだけのスキルがあるかどうかの評価に利用されるものです。
英語圏の大学では一定の英語力がなければ授業についていけないため、TOEFLを利用して以下のスキルを評価するようになっています。
- リーディング
- リスニング
- スピーキング
- ライティング
留学にあたって利用されるケースが多いですが、日本の大学入試や大学院への進学でもTOEFLのスコアが活用されるケースが増加している状況です。
なお、TOEICとは異なりTOEFLはアカデミックな内容が多く、毛色の異なった試験と認識しておいた方が良いでしょう。
5段階のスキル評価
TOEFLの中でもスピーキングは0点から4点の5段階で評価される仕組みとなっています。
評価の基準が明確には公開されていないものの、TOEFLの公式サイトが発表する資料を参考にすると以下のとおりです。
0点 | 質問に回答しようとしていない。質問内容と異なった内容を回答している |
1点 | 質問に対して回答しようとしているが、積極的に回答できていない |
2点 | 回答はできているが、回答内容に問題があったり英語力に問題がある |
3点 | 適切に回答はできているものの、英語の間違いや流暢さに不安を感じる | 4点 | 質問に適切に回答できており、英語力に問題も感じない |
人によって解釈は少々異なるものの、基本的には上記のような基準でスピーキングスキルが評価されて点数付けされます。
評価の観点
上記と同様にTOEFLの資料を参考にすると評価の観点は以下の4つから構成されています。
- General Description
- Delivery
- Language Use
- Topic Development
それぞれについて、どのような評価が行われているのかをご説明します。
General Description
質問に対して受け答えが適切にできているかどうかを判断する評価項目です。
コミュニケーション能力や英語力は評価されますが、質問と回答のセットが成り立っているかどうかが重要視されます。
例えば、仕事の内容について問われているにも関わらず、趣味について話してしまうと評価が低くなってしまうのです。
受け答えは英文法やスピーキングが重要視されると思われがちですが、質問の意図を汲み取り、適切に回答することが特に重要視されます。
Delivery
スピーキングの流暢さが評価される項目で、詰まることなく回答できているかどうかを判断する評価項目です。
また、伝わりやすい会話には発音も大事であるため、発音やアクセントなどがネイティブに近いかどうかも評価されています。
基本的には「L」と「R」など細かな発音の違いやアクセントが正しく扱えていれば高い評価を獲得できるはずです。
最高の評価を得たいならば、加えてネイティブが発音しない部分や繋げて発音する部分などのスキルも必要となります。
Language Use
スピーキングのスキルだけではなく、語彙力や文法など英語力を総合的に判断する評価項目です。
難しい語彙力や文法が求められるイメージがあるようですが、回答として適切であれば難しいことは求められません。
つまり、極論を述べると中学校や高校の基本的な英単語と文法だけでも最高の評価を得られる可能性があります。
ただ、文法的には問題なくとも短い文章を続けると評価が下がる可能性があるため、適度に長い文章を考えられる文法力は必要です。
Topic Development
問われているトピックに正しく回答できているかを判断する評価項目です。
TOEFLのスピーキングでは単純に英語を話せば良いというわけではなく、質問に回答しなければなりません。
正しく質問や重要なトピックを聞き取り、それについて話すことが重要視されます。
なお、どんなに流暢な英語を話していてもトピックが誤っていると総合的な評価は下がってしまうため、質問に沿った回答をすることが必須です。
スコア別:TOEFLスピーキングで高得点を目指す勉強法
TOEFLスピーキングで高得点を目指したいならば、適切な対策をすることが重要です。
現時点での得点によって対策すべき内容には違いがあるため、それぞれご説明します。
スコア0点~14点
スコアが0点から14点と満点の半分未満の場合は、基本的な英語力を高めるように努力してみましょう。
それぞれの設問において点数が低い状態だと予想され、英語力が不足していると考えられます。
質問の内容が理解できなかったり、理解できていてもスピーキングでアウトプットができなかったりするのでしょう。
その場合、まずは英文法の学習やリスニングの練習をおすすめします。
英文法と基本が理解できていれば、質問で不明な部分を脳内で補填できますし、質問に回答する際も適切な文法で対応することが可能です。
スコア15点~23点
スコアが15点から23点の場合は、基本的な英語力については問題ないと考えられます。
スピーキングのスキルに改善点があると思われるため、この部分を中心に鍛えていきましょう。
まず、ここから点数を稼げるようになるには、質問に対してリズムよく回答することが重要です。
スピーキングに詰まってしまい回答がぶつ切りになると評価が下がってしまうため、スムーズに発せられるようにしましょう。
具体的な対策としては、短文でもリズムよくアウトプットする練習が必要です。
長文を考えようとすると時間を要してしまうため、まずは短文からリズムよくアウトプットする練習をおすすめします。
24点~30点
スコアが24点以上ある場合は、スピーキングでのコミュニケーションには問題ないと考えられます。
ただ、満点に届いていないならば発音や文章と文章の間隔などに問題があるかもしれません。
そのため、発音を意識して流暢に話せるように練習してみましょう。
また、自然な英語でコミュニケーションをするにあたって、文章の長さを意識しなければなりません。
文章が長すぎると逆に意味が伝わらなくなってしまいますが、ぶつ切りの文章ではなく、適切な長さの文章で回答する練習をしておきましょう。
TOEFLスピーキングで役立つ単語帳・問題集
TOEFLのスピーキングスキルを高めるためには、語彙力アップのために単語帳、本番対策のために問題集の利用がおすすめです。
数多くの単語帳や問題集が存在するため、それらの中でもスキルの向上に役立つものをピックアップしています。
単語帳
TOEFLのスコアアップに役立つ単語帳は数多く販売されていて、どの書籍を利用するか判断に困ってしまう人が多いはずです。
好き好みがあるとは思いますが、どの単語帳を利用すべきか判断できない場合は、以下の5冊で悩んでみると良いでしょう。
- TOEFL®︎テスト英単語3800 4訂版
- TOEFL®︎テストボキャブラリー+例文3900
- 改訂新版 TOEFL TEST 必須英単語5600
- TOEFL®︎テスト でる単5000
- TOEFL®︎テストiBT&ITP
それぞれの単語帳で傾向が異なるため、どの単語帳がおすすめとは一概にいえません。
上記でご紹介したTOEFLの対策でおすすめの単語帳は別途ご紹介しているため、こちらも参照するようにしてください。
問題集
TOEFLのスピーキングは対策が難しいと考えられ、適切な問題集を選択しなければスコアアップは望めません。
多くの問題集が発売されているものの、おすすめは限られています。
例えば以下の問題集をおすすめします。
- 完全攻略! TOEFL iBTテスト スピーキング ライティング
- TOEFL iBT® TEST スピーキングのエッセンス
- TOEFLテストスピーキング問題110
スピーキングだけの問題集とライティングなどを含めた総合的な問題集があります。
できるだけスピーキングだけの問題集で数をこなすべきですが、1冊に集約されたものは網羅的に勉強できるという点でおすすめです。
なお、スピーキングには評価を高めるポイントがあり、そのポイントについて問題を交えながら解説した「TOEFL iBT® TEST スピーキングのエッセンス」が特におすすめです。
TOEFLで必要なスピーキング力と働けるスキルも習得するならKredo
TOEFLでスピーキングスキルを証明することは重要ですが、社会で活躍するためにはビジネス面でのスキルも必要です。
色々なスキルの選択肢がありますが、現在のトレンドは「IT×英語」であるため、それに適したプログラミングスクールのKredoオンラインキャンプをご紹介します。
英語だけの環境でTOEFLに必要なアウトプットができる
TOEFLのスピーキングスキルを高めるためには、積極的にアウトプットをしなければなりません。
どんなに英単語などを勉強しても、アウトプットする機会がなければスピーキング能力は高められないのです。
その点で、Kredoは英語だけのプログラミングスクールであり、文字でもスピーキングでもアウトプットする機会が多々あります。
すべてを英語で学べるプログラミングスクールでなければ、このようなアウトプットの機会は限られてしまうでしょう。
特にスピーキングの機会は限られてしまいがちですが、KredoならばTOEFLの対策をすべくいつでもアウトプットができます。
トレンドであるITスキルを高密度で学べる
KredoはプログラミングスクールであるためトレンドであるITスキルを高いレベルで学べます。
しかも、他のプログラミングスクールと比較すると授業の密度や回数が多く、十分なスキルアップが可能です。
みなさんの中には「TOEFLの対策はしたいがITスキルの習得は難しそう」と考える人がいるでしょう。
そのような心配はあるかもしれませんが、Kredoの利用者は8割程度がプログラミング未経験であり、高密度であることを必要以上に心配する必要はありません。
まとめ:TOEFLスピーキングで英語力を証明し、コミュニケーションが重要なITの世界へ!
TOEFLのスピーキングで高得点を取れば、スピーキング能力の証明ができます。
世界的に認知されている基準であるため、仮に留学をしない場合でも高得点を取得しているだけで価値があるといえます。
そして、世の中的にはITスキルが広く求められるようになっていて、特にプログラミングと英語ができる人は求められています。
Kredoでプログラミングスキルと英語力を高め、TOEFLのスピーキングで高得点を取れば、長く活躍できる人材になれるでしょう。