TOEFL®︎の学習を始めようと思っている方、いらっしゃいませんか。
TOEFL®︎の学習の流れとしては、
- まずは実力を測るために過去問演習
- その後単語帳や問題集を使って力をつけていく
という流れがベストです。
しかし、TOEFL®︎の単語帳や問題集は結構いろんな種類があり、どれにしようか迷いますよね。
そこで本記事では「TOEFL®︎過去問の次に使うべきおすすめの単語帳・問題集」を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
記事のもくじ
TOEFL®︎の試験概要
まずはTOEFL®︎についての確認です。
TOEFL®︎とは
TOEFL®︎は世界最大の非営利教育団体ETSによって開発され、主に大学や大学院の授業で必要とされる英語運用能力を測定する試験です。
多くは海外の大学に留学する際の入学試験で活用され、最近では国内の大学入学試験や公務員試験でも広く活用されています。
TOEFL ITP®︎とTOEFL iBT®︎の違い
TOEFL®︎には、TOEFL ITP®︎とTOEFL iBT®︎があります。
違いについては以下のとおりです。
TOEFL ITP | TOEFL iBT | |
主な受験目的 | 国内大学院入試、交換留学選抜 | 英語圏の大学入試 |
受験料 | 2,500円~3,000円 | US$245 |
試験方法 | 筆記かWeb | Web |
申し込み | 団体 | 個人 |
試験時間 | 約2時間 | 約3時間 |
試験内容 | リスニング、リーディング、文法 | リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング |
スコア | レベル1:310点~677点 レベル2:200点~500点 | 0点~120点 |
スコア比較
他の英語の試験とのスコア比較です。
それぞれ点数の幅や試験傾向が異なるので、あくまでもおおよその比較です。
TOEIC®︎や英検のスコアをもっている場合は比べてみてください。
CEFR | TOEFL IPT®︎ | TOEFL iBT®︎ | TOEIC®︎ | 英検 |
C1 | 580~677 | 95~120 | 870~990 | 1級 |
B2 | 520~579 | 72~94 | 680~860 | 準1級~1級 |
B1 | 450~519 | 42~71 | 450~670 | 2級~準1級 |
※CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)は外国語の習熟度を評価する国際基準。「ヨーロッパ共通参照枠」。
TOEFL®︎の過去問について
TOEFL®︎の学習をはじめる前に、過去問について知っておきましょう。
TOEFL ITP®︎の過去問の内容
リスニング
北米で話されている標準的な英語の会話と短めの話
文法
文中の下線部に正しい語句を補い文章を完成させる問題と、文章中の誤った表現を選択する問題
リーディング
大学の授業で取り上げられるようなトピックを用いた問題
TOEFL iBT®︎の過去問の内容
リーディング
自然科学、社会科学、芸術など幅広い分野の教養科目を題材にしたアカデミックな長文読解問題
リスニング
幅広い分野の教養科目を題材とした講義と、教授と学生、大学職員と学生、学生同士などの会話
スピーキング
マイクを通して回答音声を録音 身近なトピックについて意見を述べる「Independent task」と 読んだり聞いたりした内容を要約して話す「Integrated tasks」
ライティング
タイピングで回答 読んで聞いた内容を要約してエッセイ形式で書く(150~225 words)「Integrated tasks」と 設問に対する自分の意見を書く(300 words以上)「Independent task」
TOEFL®︎過去問演習の重要性
TOEFL®︎を受けようと思っている人は、英語を使う進路に進もうとしている人で、ある程度英語が得意な人が多いと思います。
なのでTOEFL®︎の学習は、単語やパートごとの学習をする前に、最初に過去問演習をやることをおすすめします。
TOEFL®︎は他の英語の試験とは異なるアカデミックな問題が出され、普段使わないような専門用語が多く出てきます。
そのTOEFL®︎独特の内容をつかみ、自分に足りない部分を知って学習計画を立てるのがスコアアップの近道です。
また最初に過去問演習をすることで、志望校に求められる点数と比べたり、点数を見て志望校を絞ったりできるので、現在の実力を測るという意味でも最初の過去問演習はとても大切です。
TOEFL®︎過去問の購入は公式ショップから
英検と違い、TOEFL®︎の過去問はいろいろな出版社からは出ていません。
TOEFL®テスト公式教材ショップで購入することになります。
セット内容や過去問数の異なるものが数種類売っています。
かなり高いですが、問題傾向をつかんだり、自分の実力を知ったりするためには過去問は必要なものなので、TOEFL®︎の受験が決まったら購入するとよいでしょう。
TOEFL®︎過去問の次に使うべきおすすめの単語帳
過去問を解いたら、TOEFL®︎独特の単語がたくさんあることに気づくでしょう。
語彙力は全ての分野で武器になります。
これまでの学習で触れることのなかった学術的な単語を覚える必要があるので、他の勉強と並行して単語の学習は常に行いましょう。
レベル別に分かれている単語帳もあるので、力がついてきたら難しい単語帳を使った学習にも取り組んでみてください。
TOEFL®︎ TEST 必ず☆でる単スピードマスター(Jリサーチ出版)
片手で持てるコンパクトサイズで使いやすく、レイアウトもとても見やすいです。
最頻出の単語にしぼられているので、最初の学習におすすめです。
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完全攻略!TOEFL®︎テスト 英単語4000(アルク)
ゴロや語源、例文が印象に残り、例文の中で頻出の単語が繰り返し使われているので、覚えるべき単語を効率的に学べます。
レベル別に分かれているので、自分のレベルに合わせて「ここまで覚える」と決めて学習できます。
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TOEFL®︎テスト必須英単語2500 (東進ブックス)
見開きで左から単語、日本語訳、例文、例文の訳と見やすく使いやすい構成になっています。
赤シートで隠しながら覚えられます。
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TOEFL®︎テスト上級英単語2500 (東進ブックス)
学習を進め、ある程度レベルが上がってきたらこの上級英単語に取り組みましょう。
収録単語はすごく難しいですが、「TOEFL®︎テスト必須英単語2500」と同様に、見やすく使いやすい構成になっているので覚えやすいです。
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TOEFL®︎過去問の次に使うべきおすすめの問題集:TOEFL ITP®︎テスト用
TOEFL ITP®︎テスト用の問題集は、アルクのシリーズがわかりやすくておすすめです。
完全攻略!TOEFL ITP®︎テスト リスニング(アルク)
連続した4回分の模試が入っていてボリュームがあります。
出題傾向や攻略法の解説が丁寧に書かれているのでしっかり力をつけられます。
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完全攻略!TOEFL ITP®︎テスト 文法(アルク)
290問の文法問題と文法項目別の解説が載っています。
ポイントをしぼって見やすくわかりやすく書かれているので、この本1冊を繰り返せば文法問題はばっちりです。
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完全攻略!TOEFL ITP®︎テスト リーディング(アルク)
4回分の模試が入っていてボリュームがある上に、解説がしっかりしているので力がつきます。
CDも付いていて、シャドーイングなどの学習に役立ちます。
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完全攻略!TOEFL ITP®︎テスト 模試4回分(アルク)
問題の対訳が別冊になっているので答え合わせがしやすく、使いやすいです。
スコア換算表がついていて、自己採点が可能です。
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TOEFL®︎過去問の次に使うべきおすすめの問題集:TOEFL iBT®︎テスト用
TOEFL iBT®︎テストは2019年より試験時間が4時間から3時間に短縮されましたが、長時間戦で時間の使い方が勝負になってくるので、問題集を使ってパートごとの解答力を高めていきましょう。
極めろ!TOEFL iBT®︎テスト リーディング・リスニング解答力(スリーエーネットワーク)
現在80~90点くらいの実力で100点以上を目指す人のための問題集で、解答までの思考や効率的な解答方法がわかりやすく書かれています。
Webでも解けるようになっているので、試験に慣れることができます。
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極めろ!TOEFL iBT®︎テスト スピーキング・ライティング解答力(スリーエーネットワーク)
メモの取り方や解答のテクニックがわかりやすく書かれていて、解法の理解が深まります。
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TOEFL iBT®︎テスト本番模試(旺文社)
1回分のウォームアップ模試+2回分のフル模試が収録されています。
Web模試付きで、音声は旺文社リスニングアプリ「英語の友」を使って簡単に聞けます。
問題の攻略法や日々の学習の仕方のアドバイスも書かれていて参考になりますよ。
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まとめ:TOEFL®︎対策は過去問演習後、単語帳・問題集をしぼって学習
TOEFL®︎の学習は、まずは過去問を解いて実力を知り、その後は単語帳・問題集をしぼって、それを繰り返し学習すると力がつきます。
今回は、解説がわかりやすく書かれており、デザインが見やすくやる気が起きる単語帳・問題集を紹介しました。
たくさんの問題集に手を出すのではなく、まずは使いやすいものを選び、その本を極めましょう。
TOEFL®︎で高得点を取るのはとても難しく、たくさんの努力が必要ですが、ここで頑張れば一生役立つ知識を得られます。
積み重ねを大切に、目標に向かって勉強に励んでくださいね。