日本語で会話をするときを思い出してみてほしいのですが、意外と「〇〇次第」と言っていることも多いでしょう。
実は英語で会話をする際にも「〇〇次第」というフレーズはよく使うんです。
では「〇〇次第」ってどういう風に言えばいいかわかるでしょうか。
今回は「〇〇次第」という言い方を、覚えやすく使いやすいように解説していきます。
ここでご紹介するフレーズはネイティブも日常会話の中でバンバン使う表現ですから、ぜひマスターしてくださいね。
記事のもくじ
英語で〇〇次第ってどうやって言うの?
冒頭のとおり、「〇〇次第」というフレーズは英語ではよく使われます。
質問の答えをはぐらかすときにも便利なので、日本人にとっては非常に使いやすいフレーズでしょう。
〇〇次第というフレーズには”depend”という英単語を主に使います。
”depend”は英和辞書を引いてみると、
- 「頼る」
- 「依存する」
- 「あてにする」
- 「・・・による」
- 「・・・次第」
という和訳が出てきますが、なんとなく”depend”の意味がわかってきたでしょうか。
しかし、「〇〇次第」という言い方は、”depend”を使ったフレーズだけではないのです。
意外な言い方もあるので、自由に使いこなせるようになるといいですね。
英語で〇〇次第にあたるさまざまなフレーズ
では早速、〇〇次第にあたるフレーズにどんなものがあるのかを見ていきましょう。
〇〇次第というフレーズは、初心者でもわかりやすいものが多いのですぐに使い方をマスターできるはず。
まずはここでご紹介するフレーズを丸覚えして、日常英会話で使ってみてくださいね。
〇〇次第の「〇〇」に名詞がくる場合のフレーズ
まずは「〇〇次第」の〇〇に名詞がくる場合のフレーズをご紹介していきます。
文章で説明するよりも、例文を見た方がわかりやすいので、まずは短い会話の例文で、フレーズをみていきましょう。
A: Are you coming to the party tonight?
「今夜のパーティーには来るの?」
B: It depends on the weather.
「天気によります。」
A: How long does it take to the station by bus?
「駅までバスでどのくらいですか?」
B: It takes about 10 minutes, but it always depends on the traffic.
「10分くらいですが、いつも交通状況次第で変わります。」
A: Are you going to see your girlfriend today?
「今日は彼女に会うの?」
B: I don’t know. It depends on her plan.
「どうかな。彼女のプランによるよ。」
この会話例文を見てもわかるとおり、「〇〇次第」の〇〇が名詞になる場合は”depend on”の後にすぐその名詞を置きます。
所有格や冠詞が必要な場合が多いので、忘れないようにしましょう。
「状況次第」「時と場合による」と言う場合のフレーズ
次は、上記よりももっと簡単なフレーズをご紹介しましょう。
それは、「〇〇次第」の〇〇を詳細に説明せず、状況次第・時と場合によるということを表現するフレーズです。下記のフレーズ、どちらもそれに当たるので、好きな方を使うといいでしょう。
・It depends.
・Depends.
どちらも「状況次第だね」「時と場合によるよ」というようなことを表すフレーズです。
何次第・何によるのかということをはっきり言えない場合や、色んな条件があるとき、YesかNoかをはっきり言いたくないときなどに使えるので、とても便利なフレーズです。
しかし相手が明確な答えを求めているときは、”Depends on what?”(何次第なの?)と質問が来てしまうので、使いどころには注意しましょう。
〇〇次第の「〇〇」に条件がくる場合のフレーズ
「〇〇次第」の〇〇部分に名詞などではなく、条件がくる場合もありますね。
そんなときにはこのように言います。
A: Are you going to the party?
「君はあのパーティーに行くの?」
B: It depends on if you come.
「それは君が来るかどうか次第です。」
A: What time does the class start?
「そのクラスは何時に始まりますか?」
B: No one knows. it depends on when the teacher comes.
「誰にもわからないよ。先生がいつくるかによるからね。」
こちらのフレーズは、条件の文章の作りかたがわからないと難しいので、それがわかるまでは頭にとどめておく程度にしておきましょう。
あなた次第と言う場合のフレーズ
最後は「あなた次第」というフレーズです。
こちらのフレーズはこのように言い表します。
・It’s up to you.
これだけであなた次第という意味になります。
なぜ”It depends on you.”ではないのか不思議に思った人もいるでしょう。
それはこの”up to you.”というフレーズは、「あなたがどうするかは、あなた次第」という意味を含むからです。
“It depends on you.”は、「他の誰かや何かがどうにかなるのが、あなた次第」という意味になるので、この2つはニュアンスの違う「〇〇次第」というフレーズなんですね。
It’s up to you.
「(あなたがどうするかは)あなた次第」
It depends on you.
「(他の誰かや何かがどうにかなるのは)あなた次第」
(質問)
「どっちの服が似合う?」 「出かけるかどうか迷ってるんだ。」
(返答)
「It’s up to you」
「あなた次第だよ。」 「好きにすれば」
まとめ:英語で〇〇次第はいろんな場面で簡単に言える
今回は「〇〇次第」というフレーズをご紹介しましたが、使えそうなものがあったでしょうか。
「〇〇次第」は日常会話で使う場面がたくさんあります。
フレーズを見てもわかるとおり、意外と簡単に「〇〇次第」と言えてしまうので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。