プログラミングをこれから始めようと思っている方にとって、パソコンが必要となるとハードルが高く感じるかもしれません。
その点、アプリでの学習はいつでもどこでもできるため、初心者の方がプログラミングを学習するのに適しているでしょう。
しかし、今ではアプリもたくさんありすぎて何を使えばいいのか分からないのではないでしょうか。
そこで今回は、
・無料で始められる
・スマホだけで利用可能
・初心者向け
という条件で、プログラミング学習アプリを7つご紹介します。
記事のもくじ
プログラミングをゲーム形式で学習できる無料アプリ
初心者の方はゲームでプログラミングの雰囲気を掴むのもいいでしょう。
中には子供から利用可能なものもありますので、プログラミングが難しそうと感じている方に特にオススメです。
Lightbot:Code Hour
元々は英語ですが、設定で日本語に変更可能です。
ロボットを青いタオルの上に動かして、電気を点灯させるという簡単なルールなのですが、遊びながら関数やループのルールなどを学習することができます。
ロボットを動かすためにコマンドを組み合わせるのですが、その際に複数のコマンドを1つのプロージャ(関数)にまとめて使う必要があるステージなどがあり、とても頭を使うゲームです。
そのため、子供向けのゲームではありますが、大人の方でも十分楽しめるでしょう。
Lightbot:Code Hourを詳しく知りたい方はこちらのブログを見てみましょう。
子ども向けプログラミング学習アプリ「Lightbot : Code Hour」にチャレンジ!
デジタルパペット
白いパペットを動かして赤いパペットを倒せば勝ちというシンプルなゲームです。
しかし、パペットは直接動かすことはできないので、パペットに「右に行く」「左に行く」「攻撃する」といったコマンド(指示)を使って、全ての敵を倒せるように組み合わせを考えます。
これを一つずつ順に入れて行くのであれば小学生でもできるような簡単なゲームなのですが、いかに少ないコマンドで達成するかというところを考えると大人の方でも楽しめるゲームになります。
デジタルパペットを詳しく知りたい方はこちらのブログを見てみましょう。
パズル×プログラミング=Digital Puppet(デジタルパペット)
トライビット ロジック
このゲームでは「OR(オア)」「NOT(ノット)」「AND(アンド)」「XOR(エックスオア)」という4つの「論理演算」というものを遊びながら学ぶことができます。
プログラミングでは、四則演算ではなく論理演算が重要になります。
バグという名前の敵を、論理演算パネルを組み合わせて倒していきます。
スピードも要求されるため、瞬発力を鍛えることもできます。
トライビット ロジックを詳しく知りたい方はこちらのブログを見てみましょう。
【トライビットロジック】論理式が体に染みつくパズルアプリが凄い!
プログラミングを問題形式で学習できる無料アプリ
プログラミング基本中の基本入門 あなたの素質をチェック
プログラミングの素質をチェックするためのアプリですが、理解度の確認や基本的な部分の学習にも使用することができます。
このアプリではプログラミングの基本的な考え方に必要な、「代入・分岐・ループ」を学ぶことができます。
一問ごとに例題を見てから問題を解くことができ、レベルテストで復習ができます。
問題を解くことで自分の理解度の確認ができるので、プログラミングを初めて学ぶという方に適しているでしょう。
Progate
パソコン版でおなじみのProgateですが、アプリ版もあります。
パソコン版とは少し違ってパズル形式でタグを選んでいきます。
文字を入力するのではなく選択形式なので、プログラミング初心者の方でも抵抗なくプログラミングを学ぶことができるでしょう。
また、プログラミングの実行するための環境を準備する必要がないので、すぐに始められるというのもポイントです。
このアプリ内で、全て完結させることができます。
ProgateのWebサイトを使っている人もまた違った良さを感じられると思いますので、ぜひ使ってみてください。
codebelle
「Swift」というiPhoneアプリを開発するための言語を学べるアプリです。
チャットのような形で学んでいくことができます。
チャット内で講師と初心者がやりとりするのを見ながら理解していきます。
初心者は本当に自分が知りたかったと思うようなことを質問してくれるので、疑問を解決しながら進めることができます。
また、一つのレッスンは3分程度なので隙間時間の学習に適しています。
SoloLearn
多数の演習問題に加えて、ブラウザ上ですぐに実行結果を確認でき、質問までできるアプリです。
全て英語なので、英語の学習を同時にできるというのもポイントです。
英語も分かりやすい英語なので、基本的な英語力がある人なら読めるでしょう。
英語はプログラミング学習において重要ですので、身につけておくことをオススメします。
コードの並び替え問題や、多数のサンプルコードがあり、自分で書き換えて実行してみることも可能です。
コースも13コース(言語やスキル)あるので自分の学びたい言語が見つかるのではないでしょうか。
・C++
・Python
・HTML
・JavaScript
・Java
・SQL
・jQuery
・C#
・CSS
・PHP
・Ruby
・Swift
・C
多数の言語と機能があり、「SoloLearn」という名前の通り独学に使えるアプリだと思います。
SoloLearnを詳しく知りたい方はこちらのブログを見てみましょう。
SoloLearn 評判/評価は? 無料で学べるプログラミング ソロラーンの使い方から感想まで
プログラミングを無料アプリで学習するメリット
費用を抑えられる
今回紹介したアプリは、全て無料で始められるものです。
アプリ内で課金するものもありますが、無料でも基礎的な部分は学習可能です。
自分の適性がわからないという方などは無料のアプリでお試し感覚で始めてみるといいでしょう。
学習のハードルが下がる
プログラミングに抵抗がある方でも、アプリであれば抵抗なく始められるのではないでしょうか。
プログラミングを習得するためには毎日少しの時間でも触れること、学習し続ける必要があります。
そのためには、プログラミングへの抵抗をなくすことが大事ですので、アプリで学習を始めることは重要でしょう。
隙間時間に学べる
社会人の方など忙しい方は隙間時間の活用が大事です。
スマホアプリであれば電車内でもできるので、隙間時間で学習できます。
毎日30分ほどでもいいので、隙間時間を見つけて少しずつ勉強していきましょう。
プログラミングを無料アプリで学習するデメリット
基礎しか学べないものが多い
アプリでの学習は、プログラミングの基本的な部分しか学ぶことができないものが多いです。
例えばWEBサービスを作る場合、プログラミング言語の知識はもちろん、サーバーの知識やフレームワーク、WEBの知識など多くの知識を身につける必要があります。
しかし、アプリでプログラミングを学ぶ場合、プログラミング言語の「基礎」の部分しか学べないものが多いです。
その先の実践的な部分は、パソコンを使って自分で作りたいものを作ってみるとスキルアップに繋がるでしょう。
実際にコードを書くことが難しい
スマホアプリになるとどうしても小ささがネックになってしまいます。
プログラミングの学習において、自分でコードを書くことが一番大事ですがそれがアプリでは難しいので、コードを書いて慣れるという意味ではアプリは適さないでしょう。
同時にパソコンでの学習も取り入れるか、基礎的なことをアプリで学んだらパソコンでの学習に切り替えるようにしましょう。
簡単すぎる場合がある
プログラミング学習アプリは、「楽しく学ぶこと」に重きを置いています。
今回ご紹介したアプリの中にもゲームのようなアプリも多くあったと思います。
今回ご紹介しきれていないものの中にも、ゲームのようなアプリは数多く存在します。
これは初心者にとってはハードルが低くなり良いのですが、人によっては「簡単すぎる」と感じることがあるでしょう。
もし簡単すぎると感じる方がいれば、パソコンでの学習にシフトしていくと良いでしょう。
まとめ:無料アプリはプログラミングの基礎学習に最適
・無料で始められる
・スマホだけで利用可能
・初心者向け
という条件で、プログラミング学習アプリを7つご紹介しましたが、使ってみたいと思うアプリはあったでしょうか?
アプリはプログラミング初心者にとって学習の効率を高めてくれると思います。
さらに、アプリはプログラミング初心者にとって学習のハードルを下げてくれるものですし、継続しやすく最初のステップに最適だと思います。
特に忙しい方や、あまり最初からお金をかけたくない方などにはオススメです。
無料で試して気に入ったら有料に変更するのもいいでしょう。
しかしアプリだけで全て学習するというのは難しいでしょう。
基礎的な学習に適している一方で、実践的なスキルを身につけるのには適していないからです。
アプリは基礎的な学習に使用するのが良いでしょう。