ニュージーランド移住は日本人にとって魅力的な選択肢であり、多くの可能性があります。
ニュージーランドでは技術者や専門職に対する需要が高く、比較的スキルのある人材が不足しています。
そのため、プログラミングやITスキルを身につけることで、ニュージーランドでの移住や就労が現実的な選択肢となります。
また、英語力や専門性を向上することで、永住権を取得する道も開かれます。
本記事では、ニュージーランド移住の魅力やメリットとデメリット、永住権取得の可能性について、ニュージーランド在住経験者の体験談を交えて紹介します。
記事のもくじ
ニュージーランドでの生活と文化の特徴
ニュージーランドは自然が豊かで暮らしやすい国として知られています。
GPI:Global Peace Index (世界平和度指数)2022では、163カ国・地域の中で2位となっています。
(引用元:Global Peace Index 2022)
南半球に位置することから、日本とは逆の季節となり、夏でも日本のように暑くなることがなく快適に過ごすことができます。
きれいな空気や美しい景観を楽しむことができるので、アウトドアやアクティビティに最適です。
また、都会の喧騒を離れてのんびりとしたライフスタイルを楽しみたい人にもおすすめです。
日本との時差も少なく、仕事などでも日本とのやりとりもしやすいと言えます。
食生活は多様であり、ニュージーランド産の新鮮な海産物や畜産物をいかした料理が楽しめます。
治安面について、ニュージーランドは比較的安全な国と言われていますが、都心部や観光地では注意が必要です。
ニュージーランド移住のメリットとデメリット
日本人がニュージーランドに移住し、永住権を取得するメリットとデメリットを紹介していきます。
ニュージーランド移住のメリット
豊かな自然やライフスタイルが魅力的なニュージーランドは、日本人が移住しやすい国として注目されています。
また、ニュージーランドは技能移民部門(Skilled Migrant Category)を通じての移住が比較的容易な国として知られています。
技能移民部門では、あらかじめ定められたポイント制に基づいて移住申請が行われます。
技能移民部門で永住権を取得することができれば、ニュージーランドで長期的に安定した生活を送ることができます。
また、ニュージーランドの労働環境は、比較的仕事とプライベートのバランスを取りやすいです。
ニュージーランド移住のデメリット
ニュージーランドは人口が比較的少ないため、就職市場は競争が激しいことがあります。
特に一部の専門職や人気のある業種では求人数が限られていることもあります。
また、経済規模が同じオセアニアのオーストラリアに比べて小さく、職種によっては給与など待遇が良くないこともあります。
就職や市場の事情から、移住に求める条件によっては環境が物足りなく感じてしまうかもしれません。
また、ニュージーランドは常に温暖な国という印象があるかもしれませんが、南部のクライストチャーチでは冬の時期には気温が5℃を下回ることもあります。
このように、寒いところが苦手な人にとっては、気候面がデメリットになってしまうことがあります。
知らないと後悔する?ニュージーランド移住体験談
私の友人でニュージーランドに移住経験のある人や、ニュージーランド人の配偶者を持つ人がいますので、取材した内容を紹介します。
友人の一人はニュージーランド人と国際結婚をし、家族でオーストラリアに住んでいます。
パートナーとの出会いはオーストラリアでしたが、なぜパートナーがオーストラリアで仕事をすることを選んだかというと、給与面が理由とのことでした。
隣のオーストラリアと比べると経済規模の小さいニュージーランドでは、職を求めてオーストラリアへ移住する人も多くいるようです。
このため、移住前には給与面や競争率など、現地の求人情報を収集しておくことが重要です。
また、ニュージーランド留学を経て現地就職し国際結婚、永住権まで得たものの、現在は違う国に住んでいる友人もいます。
ニュージーランドの永住権は一度取ってしまうと、ニュージーランドに滞在しないといけないという滞在の縛りがないからです。
他の国では、永住権を持っている人はその国に一定期間滞在しないといけない、ということもあります。
子どもに多くの選択肢を与えるためにも他の国に移住することを決意したそうです。
このように、ニュージーランド永住権を取得し、他の国に移り住んで老後に戻ってくるなど、様々な活用の仕方ができます。
ニュージーランド移住に必須な準備とスキル
日本人がニュージーランドで働く場合、現地企業に就職してビザを支給してもらうことが現実的となります。
他には年齢条件が合えばワーキングホリデーで滞在することもでき、前述の友人の例のように国際結婚をして長期で移住する可能性もあります。
本章では、日本人が自分のスキルでニュージーランドで働き、永住権を目指す場合のことについて紹介していきます。
ビザの種類と仕事
ニュージーランドで外国人が働くためのビザは、ニュージーランド移民局のページで以下の通り紹介されています。
年齢や仕事によりビザの条件が異なるため、サイトでは自分の情報を入力して、候補となるビザを表示することができます。 Explore and select a visa
就職で取得するとき主流となるSkilled Migrant Categoryビザは現在雇用主からのジョブオファーがなくても申請できますが、ポイント制の審査があります。
仕事を探す際には、自分のスキルや経験がニュージーランドの求人市場で需要があるか確認することが重要です。
また、Post Study Work Visaという現地の教育課程を終了後、就職活動のための期間滞在できるビザもあります。
学生ビザが終了後3か月以内に求人に応募をする必要があります。
このように、現地でスキルを学び、就職活動をしてビザを取得することも可能です。
ただ、ビザの申請には書類や手続きが必要であり、時間と労力を要する場合があります。
ニュージーランドの永住権取得の可能性
(画像引用元:New Zealand skilled residence pathways(ニュージーランド移民局))
ニュージーランドで永住権を獲得するためには、移民局が定めるポイントの取得が必要となります。
Skilled Migrant Categoryビザのポイントシステムでは、申請者の年齢、学歴、職歴、ニュージーランドの求人市場での就職見込みなどの要素に基づいてポイントが付与されます。
これらの要素に基づいてポイントが計算され、最低ポイント要件を満たすことが求められます。
具体的なポイントの計算方法や要件については、ニュージーランドの移民局公式ウェブサイトで最新情報を確認しましょう。
英語力と専門性の重要性
ニュージーランド移住において、英語力と専門性は不可欠です。
移民局は需要の高い業界やスキルに対してビザを発行しています。
IT/ソフトウェア開発、医療・看護: 医師、看護師、歯科医師など医療業界、建築・土木工学: 建築家や土木技術者、測量士など、農業関連、教育・教員など教育関連の業界において特に需要が高くなっています。
これらの業界における英語力と専門性の習得は、ニュージーランドでの移住と就職の機会を広げるために不可欠です。
英語力の向上と専門性を重視し、それに加えて現地での実務経験を積み重ねることが望ましいでしょう。
ニュージーランド移住とITスキルの可能性
ニュージーランドでは、IT業界でのスキルに需要がありますが、その中でも永住権取得につながる職種を以下の通り紹介します。
Analyst Programmer
Chief Information Officer
Developer Programmer
ICT Managers nec
ICT Project Manager
ICT Security Specialist
Multimedia Specialist
Software and Applications Programmers nec
Software Engineer
Software Tester
Telecommunications Technician
ニュージーランドでの永住権を目指すためには、Straight to Residence Visa(SRSビザ)とWork to Residence Visa(WTRビザ)があります。
SRSビザは直接的に永住権を取得するためのビザであり、WTRビザは一定期間の労働後に永住権を目指すためのビザです。
具体的な条件や要件は個別のケースによって異なります。
ビザの選択は、個人の状況や目標に基づき、最新情報を参照しながら計画を進めましょう。
ニュージーランド移住に向けたスキル習得のサポート
Kredoオンラインキャンプは、英語でプログラミングを学べるオンラインスクールです。
ニュージーランドでは英語力と技術スキルが求められるため、Kredoで英語とプログラミングの両方のスキルを習得することで、就職や長期移住、永住権取得の可能性が広がります。
Kredoはオンラインのリアルタイムレッスンで学べるので、自宅や好きな場所で学習でき、挫折せずに確実にスキルを得られるのも魅力です。
まとめ:ITスキルを身につけ後悔ないニュージーランド移住を
ニュージーランドは美しい自然環境や多様な文化を楽しめる魅力的な国です。
移住にはビザの種類や仕事の選択、英語力と専門性の重要性が求められますが、現地で教育を受け、就職活動を経て就職することも可能です。
特にITスキルを持つ方にはニュージーランドでのキャリアアップや永住権取得など選択肢が広がります。
一方で、オーストラリアと比べると経済規模がどうしても小さいことから、職種によってはデメリットになることがあります。
事前にビザに求められる要件や仕事の需要を調査し、現地に住んだことのある経験者に話を聞きながら、後悔ないニュージーランド移住を目指せるよう準備しましょう。