「海外移住を考えているけど、後悔したくない」 「海外移住で失敗するパターンを知って対策しておきたい」
皆さんの中にはこのように考える方も多いのではないでしょうか。
私は海外長期滞在2か国目、通算4年目となりますが、想定外だったトラブルは数え切れません。
正直日本とは環境が違うので、多少のトラブルは避けられないものです。
ただ、事前に知っておくことでメンタル面のダメージを最小限にできます。
そこで本記事では、海外移住後に後悔するよくある事例と、後悔しないためにすべきことを解説します。
記事のもくじ
海外に移住して後悔するよくある事例4つ
海外生活で後悔するよくあるパターンを4つに分けて紹介します。
家族や友達に会えず孤独
孤独に関しては、焦らないことと出会いにアンテナを張って行動することが解決策です。
海外に出ると、当然そんなに頻繁に帰国することはできなくなります。
日本での仕事、家族、友人など全てリセット状態となり、最初は孤独を感じると思います。
私は海外就職で現地採用として働いていますが、最初の頃の休日は暇ですることがなく、辛く感じることもありました。
2年目になった頃から、徐々に現地で生活する日本人の友達や現地の友達ができ、日本にいる友達に頻繁に連絡しなくなりました。
習い事をしたり友達の友達に会ったりして、焦らず行動すれば大丈夫ですよ。
日本より不便なサービスにストレス
結論として、日本と同等なサービスが受けられることは期待しない方がいいでしょう。
例えば、公共交通機関や業者が家に来て作業する時など、時間に関しては「遅れるもの」と思っていると気が楽です。
自動販売機や時間指定の宅配サービスなど、日本では当たり前のサービス自体が「ない」こともあります。
スーパーやコンビニの店員も、日本のような丁寧な接客でないので、日本だったらクレームになってしまうと思うシーンも多いです。
私自身はだんだん不便なことも受け入れられるようになり、渡航したての頃より問題解決力がついたと感じます。
できないなら自分で調べて解決するというマインドセットがおすすめです。
文化の違いによるトラブルが起きる
日本人は心配性で先々まで考える傾向にありますが、海外では「できなかったらどうしよう」などと考える人は少ないと感じます。
絶対に期限や決められたことを守るというより、できなくて延期ならそれは仕方がないと考えるようです。
私がオーストラリアに住んでいたとき、当時一緒に住んでいたホームステイのファミリーが引っ越しを計画していました。
実際に予定の日になってみると、なんと新しい家に電気が通じていないことが発覚。
前の家の契約が終了していたので、みんなでおばあちゃんの家に2週間ほど滞在することになりました。
その時、日本人のように文句を言って怒る人はおらず、大らかに受け入れていました。
想定外のことが起きても心配しすぎるとしんどいので、気楽に構えておくことがおすすめです。
お金のやりくりや仕事がうまくいかない
海外生活をうまくいかせるには、有効なビザと生活費が不可欠です。
海外就職での就労ビザは仕事があることが前提に付与されます。
学生ビザなど他の条件で海外に行く場合は、労働時間の制限がある場合があるので、事前に調べておきましょう。
就労ビザを取得せず、現地で収入を得ない場合は、生活できるだけの貯金を持っておくことが必要です。
どんなに海外にいたくても、物理的に仕事とお金が回らないと帰国することになってしまいます。
計画を立てて、生活費の工面をイメージできるようにしておきましょう。
海外移住で後悔するタイプの人の特徴
海外移住をして後悔し、予定より早く帰国してしまう人がいるのも事実です。
そんな人はどのような傾向があるか考えてみました。
自炊が全くできない
はじめて海外で一人暮らしをする場合は、自炊の練習をしておくことがおすすめです。
もちろん寿司やラーメンなど日本食を外食できる環境はありますが、日本で食べるより割高です。
そんな時日本食を自分で作れる技術があれば、食生活も金銭的にも楽になります。
私がはじめてオーストラリアに住んだ時それまで一人暮らしの経験がなく、最初はパスタしか作れず日本で料理をあまりしなかったのを後悔しました。
少なくてもいいので、何パターンか自炊のレパートリーを持っておくといいでしょう。
また、海外の友達ができたら日本食を作ってあげると喜ばれますよ。
何事にも完璧主義
結論として完璧主義で、日本の丁寧なクオリティでないと気が済まない人は海外生活に向かないと言えます。
日本では海外の人を見かけると「外国人」という言葉が使われますが、海外では日本人である私たちは「外国人」です。
私は今マレーシアに住んでいますが、日常生活は英語でやりとりができます。
にも関わらず政府や役所からの書類が全部マレー語で調べないと分からず、思わず文句を言ってしまいました。
それを見ていた現地の知人に注意されました。
「マレーシアでマレー語が使われるのは当たり前。外国人はそれに文句があるなら自分の国に帰ればいい。」
この時、もっともだと感じ、自己中心的な考えだったと気づきました。
日本は先進国ではありますが、海外でも「許可をもらい、滞在させてもらっている」という謙虚な気持ちを忘れないように心がけています。
移住の目的がない
トラブルを乗り越えて頑張ろうという気持ちになるためには、移住の目的や目標を立てるのがおすすめです。
「こうなるまでは日本に帰らない」などと決めて周りに宣言すれば、トラブルが起こっても乗り越える前提で行動できます。
諦める前に移住しようと考えた時の初心を思い出し、帰国を後悔しないようにしたいものですね。
海外移住で後悔しないためにすべきこと
海外移住を決意したのに、後悔して帰国することになるのはとても残念です。
移住して後悔しないための予防策を考えました。
英語の勉強をする
海外に住んで年数が経つにつれ、英語での行動範囲が広くなるのを実感します。
単に仕事や生活で使うだけでなく、現地の友達との会話にも役立ちます。
海外に住んでも日系の会社で働き、日本人とだけで過ごすこともできます。
ただ、どんな国でもそうですが現地の人の知る情報は貴重なものとなり、生活を変えることさえあると感じます。
マレーシア内で引っ越した時には、コロナ禍で情報収集がとても大変でしたが、現地の友達に助けてもらえました。
英語でコミュニケーションができなかったら、引っ越しできていないと思います。
調べて行動する癖をつける
海外に住むためのスキルとして、調べて行動することは必須なスキルです。
ビザの取得に始まり、家の契約、業者とのやりとりなど、臨機応変な対応が必要です。
また、役所などで質問しても対応する人によって答えが異なることがあります。
日本のようにしっかりとしたルールを作ってそれに従う体制が整っていない場合もあります。
うまくいかないことを責めている時間があるなら、自分で調べて行動した方が問題解決が早い、と思考を切り替えるようになりました。
日本からでも英語を使えば現地の情報収集は可能です。
渡航前から行った気分になって英語で情報収集してみるのはいかがでしょうか。
仕事やビザについて情報収集する
海外生活で一番重要となるのは有効なビザと収入源と言えます。
これまではトラブルが起きた時の思考法について解説してきましたが、それはビザがあり滞在できる許可がある前提です。
海外就職を考える場合は専門のエージェントで仕事を紹介してくれるので、登録してみましょう。
コロナ禍以降は、外国人フリーランスの移住を認める「ノマドビザ」を発行する国も増えています。
自分の海外移住の目的に合わせて、その国のイミグレーション(移民局)のページやエージェントからビザに必要な情報収集を行いましょう。
海外移住のトラブルはスキルでカバーできる
海外移住はハードルが高いイメージがありますが、たいがいのトラブルはスキルがあれば解決できます。
具体的な例をもとに解説していきます。
語学力を身につけ現地の友達を作る
海外生活では、頼りになる現地の友達を作ると生活の充実度が違います。
マレーシアで最初に住んだ物件で、オーナーの態度や管理体制が悪く、壊れた家電を修理してもらえず悩んでいた時がありました。
そんな時、現地の友達で不動産エージェントの人と知り合い、その人に引っ越しの相談をし、物件を紹介してもらいました。
もちろんネットで現地の英語サイトで物件を探し、アポをとって内覧しに行くことは可能です。
ただ、土地勘やオーナーの情報、マレーシアでの習慣など、写真からは分からないことを教えてくれるのはとても助かりました。
お金を稼ぐスキルとビザがあれば大概の問題は解決
正直なところ、お金や仕事がうまくいかずに帰国してしまう人が多いのも現実です。
私は海外生活でコロナ禍を経験しましたが、就業先の事情で転職や帰国を余儀なくされた人たちもたくさんいました。
私の会社もコロナを理由に、業務分担や方針の変更がありました。
それ以来、海外でも収入源は複数持っておくに越したことはないと感じ、スキルの必要性を実感しています。
場所を問わずに活躍するスキルがあれば、コロナのような経済的なダメージがあってもすぐに仕事を獲得でき、お金がなくなって帰国することは回避できるでしょう。
後悔しない海外移住を目指すならKredoオンラインキャンプがおすすめ
海外移住を目指す人の中には、場所や時間に囚われず活躍したいと考える人も多いのではないでしょうか。
海外生活での想定外のトラブルはつきものなので、最終的にどうなりたいかという目的が大事だと解説しました。
海外移住の初歩におすすめなのは海外就職ですが、就職というスタイルだとどうしても時間や場所の制約があります。
最近はビザを支給されて就職するスタイルの他に、フリーランスを雇ってリモートで仕事を任せる企業も増えています。
そのような働き方を目指すためには、プログラミングと英語両方のスキルを取得できるKredoオンラインキャンプの受講がおすすめです。
Kredoの授業は英語で行われ、IT企業や外資系企業への就職サポートもあるので、海外に住みたいと考える方に最適です。
まとめ: 海外移住で後悔しないためにはスキルとマインドが大事
海外移住をすると、日本と同等のサービスが受けられなかったり、孤独を感じたりして最初は辛いことも多いかもしれません。
特に完璧主義で、移住の最終的な目標があやふやなまま渡航してしまうと、メンタル面でしんどくなる傾向にあります。
問題が起こっても自分で調べて解決しようとする姿勢を持ち、語学やスキルの習得ができれば乗り越えることができます。
また、お金を稼ぐスキルとビザがあれば、海外生活の大概のトラブルは回避できます。
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この記事が、海外移住を考える方の参考になれば幸いです。