本記事は、
と思っている人におすすめです。
この記事は医学部受験に強い『JP英語塾』を経営し、TOEIC985点の野村がお送りします。
記事のもくじ
「ひたすら聞く」はリスニングの効果的なやり方ではない
実は英語のリスニングは、最初のうちは、たくさん聞いたからといって伸びるわけではありません。
聞く素材にもよりますが、単に『聞くだけ』のリスニングの訓練は、物凄い眠気が伴います。
せっかくの勉強時間が眠気に邪魔されてはもったいないですよね。
集中する時間が少なくなるので、訓練の効果も薄いです。
今回は、眠くならない×効率的×効果的なリスニングのやり方を紹介します。
リスニングを伸ばすにはシャドーイングが効果的
リスニングを伸ばすにはシャドーイングは一番効果的です。
シャドーイングとは、
のことです。
流れてくる音声を一字一句聞くことができないと上手にシャドーイングできないので、リスニング力が非常に高まる訓練になっています。
つまり、リスニング力を高めるにはシャドーイングをすれば良いということになります。
これでリスニング学習Howは決まりました。
リスニングに効果的なシャドーイングができるおすすめの教材
リスニングに効果的なシャドーイングができるおすすめの教材を紹介します。
長文読解用の教材
シャドーイング教材はリスニング用の教材である必要はありません。
おそらく皆さんは長文読解用の教材をお持ちではないでしょうか。
シャドーイングは長文読解用の教材を再利用することで、コスパ良く訓練ができます。
長文読解の際に単語や熟語、英文の構造などはしっかり把握しているはずなので「リスニング訓練になるシャドーイング」に専念することができます。
英語学習ではむやみやたらにたくさんの教材を使わないようにするのがベストです。
そういった意味でもリスニング専用の教材を買う必要はあまりありません。
TOEIC公式問題集
TOEICのpart 3とPart 4の英文をシャドーイングするのを強くおすすめします。
なぜ TOEICの公式問題集おすすめするかというと、英語を使って仕事をする際に使えるフレーズがたくさん詰まっているからです。
もちろん自分の受けたい英語資格試験の素材を用いるのもOKです。
日常会話を訓練したい人は YouTube などで自分の好きなYouTuberの音声を練習するのもいいと思います。
シャドーイングに使うものは、先ほども少し言った通りですが、単語や熟語英文の構造を完璧に理解できるものを用います。
となると、熟語の解説、英文の構造の解説が詳しい本を使うのがベストです。
できるだけ解説の詳しい本を使いましょう。
何度もいいますが最初のうちはリスニング専門の本である必要はありません。
リスニングに効果的なシャドーイングのやり方
では、シャドーイングのやり方を簡単にまとめます。
5つのプロセス
- 単語、熟語、構造把握
- 見ながらリスニングを何度か
- 見ながらシャドーイングを何度か
- 見ないでリスニングを何度か
- 見ないでシャドーイングを何度か
最終的に見ないでリスニングができるようになればプロセスは何でもいいです。
ただし、しつこく言っておきますが、英文の理解が伴わない部分は誰かに聞くなどして、ちゃんと解消しておきましょう。
TOEICのpart1とPart2はリピーティングがおすすめ
パート3とパート4はシャドーイングにおすすめですが、part 1と Part 2は英文が短いので、シャドーイングには向いていません。
もちろんシャドーイングをしても構いませんが、単文の場合は、リピーティングというものがおすすめです。
リピーティングというのは、音声を最後まで聞き終わってから、聞いたものを自分の口で言ってみる訓練です。
シャドーイングと違って、聞いている最中に声を出すことはありません。
聞き終わってから音声を自分で繰り返すという、完全に耳だけで終える訓練です。
正確に言えたかどうかを確認するために、問題集などのスクリプトを確認するのはもちろんOKです。
その他リスニングに効果的なシャドーイングができるおすすめの教材
TOEIC公式問題集以外の教材では以下がおすすめです。
絶対『英語の耳』になる!リスニング50のルール
英語以外の言語もそうですが、早く話せば話すほど音がくっつく「連結」や音が消えてしまう「脱落」という現象が起きます。
専門的な話は載っていませんが、リスニングの勘やコツみたいなものが身につく本です。
買わなくてもいいかなと思います(^^;)
古本でも手に入る本なので、気に入った場合は買うといいと思います。
改訂版 英語の発音パーフェクト学習事典
買うのであれば少し高いですがこちらの方がいいでしょう。
脱落や連結など、たくさんの例文で訓練することができます。
専門性が高い本なので、内容も信頼できる、とても良い本です。
聞いて書きとる英語リスニング300問
ドリル型の本で訓練したい人にはおすすめの本です。
本に従って前からどんどんリスニングの訓練をしていくといいと思います。
最終的にリスニングは YouTube で訓練すべき
最終的にはリスニングはYouTubeを用いて訓練しましょう。
英語教材の音声はナレーターが吹き込んでいるため、実際の英会話の話し方とはかなり違います。
海外映画やドラマもシナリオライターが書いているので、実際にはあまり使わないキザなセリフや凝ったセリフが多いのが実際のところです。
ですので、自分の趣味や趣向に合った動画や自分の好きなYouTuberを探しましょう。
その中で自分が訓練したいと思える動画を一つ決めて、一本まるまる、30秒ごとぐらいに訓練をしていきましょう。
最終的に全部のセリフを完璧にシャドーイングできるようにすれば、ネイティブの言ってることもかなり聞き取れるようになります。
英語本のリスニングからできるだけ早く卒業するのもポイントです。
まとめ:シャドーイングで効果的にリスニング力を高めよう!
- TOEIC などの英語資格試験のリスニングを利用して、シャドーイングしてみる
- 最終的にはネイティブの音源をシャドーイングできるようにして、ネイティブの音声をたくさん聴きまくる
の順番で、英語のリスニング力を効率よく鍛えていきましょう。
では、英語学習頑張ってくださいね(^^)