こんにちは、Kredo Blog編集部です!
ITエンジニアやプログラマーには、納期前やトラブル対応の時期など、たしかにきつい場面があります。ただし、きつさの大きさは職種・会社の商流・本人のスキルで大きく変わるため、「ITエンジニアはみんなきつい」とは言い切れません。この記事では、きついと言われる理由と、きつさが減る働き方・会社の選び方を整理します。
この記事でわかること
- ITエンジニアはきついのか(結論と判断表)
- ITエンジニア・プログラマーがきつい・辛いと言われる8つの理由
- 職種によるきつさの違いと、未経験で入ってきつい場面
- きつさが減る会社選びで確かめる7項目
- 今きついときの対処法と、スキル・英語できつさを減らす方法
ITエンジニアはきつい?先に結論と判断表

結論から言うと、ITエンジニアの仕事には「時期によってきつくなる」側面があります。システムの公開前の追い込みや、障害が起きたときの対応では、残業や休日の対応が発生することがあります。一方で、毎日がずっと忙しい仕事というわけではなく、きつさの多くは、働く会社の体制と、自分のスキルの状態で決まります。

どんな条件だときつくなりやすいのかを、次の表で確かめてみてください。
| 確かめること | きつくなりやすい条件 | きつさが減りやすい条件 |
|---|---|---|
| 会社の立場(商流) | 下請けの下請けで、納期や仕様を自分たちで決められない | 自社サービスの開発や、お客さまと直接やり取りする立場 |
| 業務範囲 | 契約や担当範囲があいまいで、追加の作業が増えやすい | 担当範囲と優先順位がはっきりしている |
| 人員 | 人が足りず、できる人に仕事が集中している | チームで分担し、休みを取りやすい |
| トラブル対応 | 夜間・休日の呼び出しが特定の人に偏る | 当番制や手当があり、負担が分散されている |
| スキル | 基礎があいまいで、作業に時間がかかる | 基礎が身についていて、調べ方もわかっている |
| 学ぶ時間 | 業務外の時間だけで新しい技術を学ぶ必要がある | 研修や勉強会、業務時間内の学習が認められている |
左側に当てはまる項目が多いほど、きついと感じやすくなります。逆に言えば、会社選びとスキルの準備で、きつさはある程度コントロールできるということです。
ITエンジニア・プログラマーがきつい・辛いと言われる8つの理由

きついと言われる理由はさまざまですが、よく挙げられるものを8つにまとめました。
- 納期前は作業が集中し、労働時間が長くなりやすい
- システムトラブルの対応で、夜間や休日に呼ばれることがある
- 技術の変化が早く、学び続ける必要がある
- お客さま先に常駐して働く案件がある
- 多重下請けの構造で、労働時間の割に収入が伸びにくい場合がある
- 業務範囲があいまいで、仕事が増えやすい
- 海外の技術情報や海外拠点とのやり取りで英語が必要になる
- 年齢とともに、追い込み時期の体力的な負担を感じやすくなる
1. 納期前は労働時間が長くなりやすい
システム開発には、公開日やお客さまへの納品日といった締め切りがあります。設計の変更や想定外の不具合が重なると、締め切りに間に合わせるために作業が集中し、残業が増えることがあります。ただし、こうした忙しさは期間が限られていることも多く、プロジェクトの進め方や会社の体制で大きく変わります。
2. トラブル対応で夜間・休日に呼ばれることがある
運用中のシステムに障害が起きると、早く復旧させるために時間外の対応が必要になる場合があります。トラブルは毎日起きるものではありませんが、当番制がなく特定の人に対応が偏っている職場では、負担が大きくなります。
3. 学び続ける必要がある
IT業界は、新しい言語・フレームワーク・クラウドサービスが次々に登場します。日々の業務をこなしながら学び続けることを、負担に感じる人は少なくありません。一方で、基礎がしっかりしていれば、新しい技術も短い時間で理解しやすくなります。
4. お客さま先への常駐がある
情報の管理や開発環境の都合で、お客さまの会社に常駐して働く案件があります。慣れない環境で気を遣いながら働くことは、精神的な負担になりやすい点です。案件ごとに職場が変わる働き方が合うかどうかは、人によって分かれます。
5. 多重下請けで収入が伸びにくい場合がある
IT業界には、元請けの会社から2次請け・3次請けへと仕事が流れる構造があります。下の階層になるほど、納期や仕様を自分たちで決めにくく、労働時間の割に収入が伸びにくい場合があります。すべての会社がそうではなく、自社開発や元請けに近い会社では、働き方や収入の条件が違うこともあります。
6. 業務範囲があいまいで仕事が増えやすい
契約や担当範囲がはっきりしていないと、お客さまや社内からの追加の依頼が、そのまま現場の作業として増えていきます。きつさの原因が「量」にある場合は、自分で抱え込まず、優先順位を上司と決めることが大切です。
7. 英語が必要な場面が増えている
プログラミング言語の公式ドキュメントや、エラーの解決方法の情報は、英語で書かれていることが多くあります。海外拠点や海外のエンジニアとやり取りする職場もあり、英語が苦手だと調べ物やメールに時間がかかって、きつく感じることがあります。
8. 年齢とともに体力的な負担を感じやすい
追い込みの時期やトラブル対応が続くと、体力的な負担は大きくなります。年齢を重ねるにつれて、こうした働き方がつらくなったと感じる人もいます。マネジメントや設計・企画など、経験を活かして働き方を変える道もあります。
職種によって変わるきつさの種類

ひとくちにITエンジニアと言っても、職種によってきつさの中身は違います。代表的な職種ごとの、きついと言われやすい点を整理しました。

| 職種 | 主な仕事 | きついと言われやすい点 |
|---|---|---|
| システムエンジニア(SE) | お客さまの要望を聞き、システムの設計・管理を行う | 要望と納期の調整、仕様変更への対応 |
| プログラマー | 設計書をもとにプログラムを書く・テストする | 納期前の作業集中、細かい不具合の修正 |
| インフラ・ネットワークエンジニア | サーバーやネットワークの構築・運用 | 障害対応、夜間や休日の作業・当番 |
| Webエンジニア | Webサイト・Webサービスの開発 | 技術の変化が早く、学び続ける量が多い |
| 社内SE | 自社のシステムやパソコン環境の管理・改善 | 担当範囲が広く、何でも頼まれやすい |
同じ職種でも、会社の規模や商流によって働き方は大きく変わります。「どの職種か」とあわせて、「どんな会社で、どんな立場で働くか」を見ることが大切です。
未経験からITエンジニアになってきついと感じる場面

未経験からITエンジニアになった人は、入社後しばらくのあいだ、とくにきつさを感じやすくなります。よくある場面と、その乗り越え方は次のとおりです。
| きつい場面 | 乗り越え方のヒント |
|---|---|
| 研修のペースが速く、ついていけない | わからなかった所をその日のうちにメモし、早めに質問する |
| 現場のコードが大きく、どこを触ればよいかわからない | まずは読むことに時間を使い、全体の流れを図にする |
| 業務の用語がわからない | 自分用の用語集を作り、会議のあとに確かめる |
| 質問するタイミングがつかめない | 「1日1回、まとめて質問する時間」を先輩と決めておく |
| 同期や先輩と比べて落ち込む | 比べる相手を1か月前の自分にして、できるようになったことを書き出す |
研修や配属直後のつまずきについては、未経験エンジニアはやめとけ?転職で後悔する人の共通点と失敗しない進め方でも、転職前に確かめたい点をまとめています。
きつい面があっても、ITエンジニアが選ばれる3つの理由

きつい場面がある一方で、ITエンジニアを選ぶ人が多いのには理由があります。

手に職をつけられる
プログラミングやシステムの知識は専門性が高く、一度身につけると、業界や会社が変わっても活かしやすいスキルです。基礎があれば、新しい技術も学びやすくなります。
キャリアの選択肢が広がる
開発の経験を積むと、設計・プロジェクト管理・ITコンサルタント・社内SEなど、進める道が広がります。英語を身につければ、海外とのやり取りを担当するブリッジSEや、海外で働くという選択肢も見えてきます。
在宅勤務・リモートワークがしやすい職種もある
パソコンとネット環境があれば進められる作業が多く、在宅勤務やリモートワークを取り入れている会社もあります。常駐の案件や、情報管理の都合で出社が必要な職場もあるため、働き方は会社ごとに確かめましょう。
AIの広がりで「エンジニアの仕事はなくなるのでは」と不安に感じる人は、プログラマーの仕事はAIでなくなる?失業の不安と「仕事ない」理由・対策もあわせて読んでみてください。
きつさが減る会社選びで確かめる7項目

同じITエンジニアでも、会社によって働きやすさは大きく変わります。求人を見るときや面接では、次の7項目を確かめてみてください。
- 月の平均残業時間と、繁忙期の働き方
- 自社開発・受託開発・SESなど、会社の事業の形と商流
- 常駐の有無と、案件の決まり方
- 障害対応の当番制や、夜間・休日対応の手当
- 研修制度や、業務時間内に学べる仕組み
- チームの人数と、質問しやすい体制があるか
- 評価の基準と、スキルが給与にどう反映されるか
面接で聞きにくい場合は、「入社後1年目の方は、どのような流れで仕事を覚えていますか」「繁忙期はどのくらいの期間ですか」など、具体的な質問にすると答えてもらいやすくなります。
今きついと感じているときの対処法と相談先

すでにITエンジニアとして働いていて、きついと感じている場合は、原因に合わせて対処を考えましょう。
| きつさの原因 | まずできること |
|---|---|
| 仕事の量が多い | 抱えている作業を書き出し、上司と優先順位を決める |
| スキルが追いつかない | つまずいている所を特定し、基礎から学び直す時間を確保する |
| 常駐先や職場の人間関係 | 上司や人事に、担当替え・異動を相談する |
| 長時間労働・ハラスメント | 記録を残し、社内外の相談窓口に相談する |
| 心身の不調 | まず休み、必要に応じて医療機関に相談する |
厚生労働省の働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」(https://kokoro.mhlw.go.jp/)では、匿名・無料で相談できる窓口や、疲れの度合いを確かめるセルフチェックが紹介されています(2026年10月時点)。長時間労働やパワハラなど職場の問題は、厚生労働省の「総合労働相談コーナー」で、予約不要・無料で相談を受け付けているとされています(2026年10月時点、厚生労働省)。
眠れない、食事がとれないといった状態が続くときは、仕事を続けるか辞めるかを決める前に、休むことと相談することを優先してください。
スキルと英語を身につけると、きつさは減らせる

きつさの原因のうち、「作業に時間がかかる」「調べ物に時間がかかる」といったものは、スキルを上げることで減らせます。基礎が身についていれば、同じ作業を短い時間で終えられるようになり、新しい技術を学ぶ負担も軽くなります。
また、技術の公式ドキュメントや海外の情報を英語のまま読めるようになると、調べ物の時間が短くなり、海外とやり取りする仕事にも関われるようになります。
Kredoは2016年に開講したIT留学で、フィリピン・セブ島(ITパーク)で1日8時間(英語マンツーマン4時間+ITグループ4時間)を学びます。ITのレッスンはすべて英語で行い、受講生の92%は英語もITも未経験から始めています。働きながらキャリアを見直したい社会人は、社会人のIT留学は意味ない?向き不向きの判断表と後悔しない選び方で、学び方や準備を確かめてみてください。
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よくある質問
Q. ITエンジニアはやめとけと言われるのはなぜですか?
A. 納期前の残業、トラブル対応、学び続ける負担、多重下請けで収入が伸びにくい場合があることなどが理由として挙げられます。ただし、こうした点は会社の体制や商流で大きく変わるため、会社選びで確かめることが大切です。
Q. システムエンジニアとプログラマーでは、どちらがきついですか?
A. きつさの種類が違います。システムエンジニアはお客さまとの調整や仕様変更への対応、プログラマーは納期前の作業集中や不具合の修正がきついと言われやすい傾向があります。どちらがきついかは、会社や案件によって変わります。
Q. 未経験からITエンジニアになると、最初はきついですか?
A. 研修のペースや現場の用語・コードの量に慣れるまでは、きついと感じる人が多いです。入社前に基礎を学んでおくこと、研修制度や質問しやすい体制がある会社を選ぶことで、負担を減らしやすくなります。
Q. ITエンジニアがきついと感じたら、すぐに辞めたほうがいいですか?
A. 心身の不調が続いている場合は、まず休むこと・相談することを優先してください。そのうえで、きつさの原因が仕事の量・スキル・職場の体制のどれにあるかを分けて考えると、異動・転職・学び直しなど、合った選択をしやすくなります。
まとめ
ITエンジニアには、時期によってきつくなる場面がありますが、きつさの大きさは会社の体制と自分のスキルで変わります。
- きつさの多くは、納期・トラブル対応・学び続ける負担・商流・業務範囲から生まれる
- 職種によって、きつさの種類は違う
- 会社選びでは、残業・商流・常駐・当番・研修・体制・評価の7項目を確かめる
- 今きついときは、原因に合わせて対処し、心身がつらいときは休んで相談する
- 基礎のスキルと英語を身につけると、作業や調べ物の負担を減らせる
まずは判断表で、自分が「きつくなりやすい条件」にどれだけ当てはまっているかを確かめるところから始めてみましょう。
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