という方におすすめの記事です。
この記事は医学部受験に強い『JP英語塾』を経営し、TOEIC985点の野村がお送りします。
まず、英語学習を始めるときに勉強するのが以下の3つです。
- 発音
- 単語
- 英文法/英熟語
今回はそのうちの英文法の勉強法について説明していきます。
記事のもくじ
英文法の勉強法は4ステップ
- ①例文で解説されている英文法を理解
- ②基本例文を和訳
- ③基本例文を英作文
- ④問題演習
これらの①~③が最重要です。
よくある間違いは『④を中心にやること』なので、気をつけましょう。
ステップ順に解説していきます。
英文法は参考書を使って徹底的に理解が必要
英語は中1英語から復習していくと、進行形くらいまでは感覚的に理解ができます。
しかし、不定詞や比較くらいからは、あやふやな感覚的理解では正しく使うことができなくなります。
単なる暗記ではなく『なぜそうなるのか』をしっかりと理解して使えるようになりましょう。
わかりにくい文法項目は参考書や動画を用いて理解する
英文法を学ぶ際は、通常、ある程度の網羅性のある参考書を目標にすると思います。
総合英語などがその一例です。
市販のものだと「ジーニアス総合英語(大修館書店)」がおすすめです。
なんと動画解説も無料でついてきます。
しかし、総合英語などは網羅性が高い反面、理解が難しい項目もあるかもしれません。
もし、自分が使っている本で文法理解が進まない場合は、我慢せずに理解しやすい本を使いましょう。
ちなみに、私が運営する英語塾では「Vision Quest 総合英語 Ultimate(新興出版社啓林館)」を使用しています。
おすすめの英文法の参考書
では、おすすめの英文法の参考書を紹介します。
このあたりが分かりやすいと思います。
書店で比べて見てみて、使いやすそうなものを買って読めばいいです。
全部買う必要はありません。
私自身は「大岩のいちばんはじめの英文法(ナガセ)」がきっかけで、英文法を理解をし始めました。
おかげで今ではTOEIC980点をとれるようになりました。
英文法の勉強は4択問題や問題集を解くことではない
英文法の勉強でよくある誤解があります。
それは「英文法の勉強は『問題集を解くこと』」だと考えていることです。
問題集を解くことはもちろん必要な項目も多々あるのですが、そこが目標ではありません。
英文法を学ぶ上で大切なのは、習った文法を使えるようになることです。
例えば、英会話やライティングをする際に、自分が作り出す英文が正しいのかどうか、ある程度は自分で判断できなければいけません。
ではどうすればいいのか。
まずは和訳できるようにしよう
英文法のテキストには、必ず例文で英文法が解説されています。
その例文の文法ポイントを把握した後に、必ず和訳できるようにしましょう。
理解した気になって正確に和訳ができないと、長文を読む際に誤読が増えます。
正確に和訳ができるということは英文法の大切なステップの一つです。
例文の和訳から英作文できるようにする
ここはとても大切なステップです。
しかし、大半の人が先ほども言った問題集ばかりを解いて、肝心の例文を使えるように訓練しません。
これは大問題です。
勉強として問題集を解くことは悪いことではありませんが、例文の英語をまずは理解して覚えることで、その例文が自分の英語力の根幹になります。
つまり、土台が必要です。
土台=基礎が無いと、応用することはできません。
必ず文法書の例文をすらすら英作文できるようにしましょう。
例文の英作文だけで書けて話せるようになる
私は日本にいながら英語をある程度話せるようになりました。
何をやったのかというと、単に文法書の例文を音読したり、英作文したりしただけです。
これだけで、ある程度英語は話せるようになります。
めっちゃシンプルじゃないですか?
こんなシンプルなことをやらない手はありません。
ただし、この記事の冒頭で説明したステップを飛ばさないように気をつけましょう。
例文のポイントを理解し、和訳できるようにする。
その後に、何度もつぶやいたり、黙読したりして、口慣らしをしましょう。
それから少し時間を置いてから、日本語和訳を見て英作文できるか確認しましょう。
英文法の勉強では英語を書く必要はない
気をつけて欲しいのは、英文法学習のときに全部『書く』人がいることです。
全ての勉強でそうなのですが、『書く』という行為は費用対効果が低いんです。
英語の例文というのは、1回書いている間に、10回くらい唱えることができてしまいます。
短い例文は書かずに、口で言ってみて、合っているかどうかチラッと例文を見れば十分です。
スペルが怪しい単語などは書いて練習すべきですが、そうじゃなければ書くことはできるだけ避けましょう。
やらないことを決めるのはとても大切です。
書かないのもその1つです。
ちなみに、TOEICはマーク試験なので書く必要が一切ありません。
英検はライティングがあるので書く必要はありますが、大半の人が必要なのはTOEICのスコアですよね。
それであれば、書く時間を減らして、スコアアップに専念しましょう。
英作文ができるようになったらおすすめの問題集で確認
ドリル形式の問題集を利用して、わかったつもりになっていないか確認してみましょう。
以下におすすめの問題集をのせておきます。
※高校レベルの英文法は、大学受験用の参考書や問題集が解説がかなり詳しいので、使いやすいです。
おすすめの英文法の問題集:中学レベル
このレベルは留学前にはできないとダメなレベルです。
正解率80%以上を目指してください。
おすすめの英文法の問題集:高校レベル
こちらも高校基礎レベルの留学前にできないといけないレベルを扱っている本です。
正解率70%以上を目指してください。
まとめ:英文法のおすすめ勉強法のポイントは「例文英作文」
英文法はわかった気になりやすく、しかも、勉強しても忘れてしまうことが多々あります。
この記事で紹介した『例文英作文』を軸に、ぜひ英文法を得意にしてくださいね。
英文法がある程度わかってきた方は英熟語にも挑戦してみましょう ^^