フランスは華やかなイメージもあり、日本からの移住を考える人が多くいます。
皆さんの中にも、フランスへの移住を考えてる人がいるのではないでしょうか。
ただ、具体的にどのようなメリットやデメリットがあり、どのような手続きが必要なのか理解できていない人が多いでしょう。
今回は、日本からのフランス移住について全般的に解説します。
記事のもくじ
なぜフランスが移住先に選ばれるのか
フランスが移住先として選ばれる理由は数多くあります。
例えば、フランスの主要な都市にはパリがあり「どうしてもパリに住みたい」ということがあるでしょう。
都市名のネームバリューが非常に高いため、そのために移住する人が見受けられます。
また、著名人がパリに移住していることが紹介され、それに影響されるケースもあるようです。
他にも、以下で解説するようなフランスだからこそのメリットに惹かれ、移住を決断する人もいます。
フランスに移住する5つのメリット
フランスには、日本と違った点を含めていくつものメリットがあります。
移住前に理解しておいてもらいたいメリットは以下の通りです。
生活補助がある
生活をサポートするために、多くの補助制度があります。
「アロカシオン」と呼ばれるものであり、家族手当や失業手当などがこれに該当します。
日本でも似たような社会保障制度がありますが、フランスの方が充実していると考えましょう。
ただ、申請して支給される内容は、その人の生活環境などによって大きく異なります。
純粋な身分や収入だけではなく、総合的な評価で社会保障が適用されることが特徴です。
学費を抑えられる
学費を抑える制度が充実していて、日本の10分の1程度で入学から卒業まで済ませられます。
国として、学ぶ人を応援する方針となっているため、学費が全体的に安いのです。
しかも、学費が安いからといって教育の質が落ちるわけではないため、その点も魅力といえます。
また、学校の数も多く、学べる内容が多岐にわたるため、これも魅力のひとつと考えましょう。
住民税が廃止される
フランスは住民税の減額が続いていて、段階的な減税が適用されていました。
これがついに終盤を迎え、住民税を払わなくても良くなります。
日本では、生活してるだけで住民税が課されるため、比較すると大きなメリットです。
住民税は課されませんが、それでも社会保障は充実しているため、総合的に日本より暮らしやすい環境と評価できます。
日本より自由度が高い
フランスは芸術家を多く輩出している通り、何事に対しても自由で寛容的です。
日本は前例主義であり、協調圧力がありますが、フランスにはそのような考え方がありません。
自分らしく生きたいことを全面的に押し出す特徴を持っています。
人によっては自由すぎると「どのように立ち振る舞えばよいのかわからない」と悩んでしまうかもしれません。
しかし、深く考える必要はなく、どんな時でも自分らしく自由に生きれば受け入れてもらえるのです。
比較的親日である
フランスでは日本の文化が流行していて、親日家が多いことが特徴です。
日本食やアニメ・漫画などを好む人が多く見られ、日本人を受け入れやすい環境が整っています。
また、日本語への興味を示す人が多く、語学に関する仕事なども多い国です。
日本人やアジア人が嫌われていると、移住してから生活しづらいですが、フランスではそのような状況には陥りません。
フランスへの移住を考える際の注意点
上記の内容を踏まえると、フランスへの移住は魅力的だと感じたことでしょう。
ただ、同時に意識してもらいたい注意点もあるため、こちらについても解説します。
交通機関の遅延が多い
日本と比較すると、フランスの交通機関は遅延が多くなっています。
バスや電車が遅延することは当たり前であり、日本のように定刻で発車を続けることは稀です。
また、定刻での運転を続けていたとしても、途中で遅延してしまうことが多々あります。
日本で生活していると、時間ギリギリに出発しても、予定通りに電車やバスが到着するはずです。
しかし、フランスではこのような生活が難しいため、ライフスタイルを見直す必要があります。
治安が悪い
人気の国ではありますが、全体的に治安が悪いことが特徴です。
日本よりはるかに治安が悪いため、移住にあたっては必ず注意しなければなりません。
具体的には、窃盗などの軽犯罪から銃撃戦など重大な犯罪まで数多くあります。
また、アジア人はヨーロッパで目立ちやすいことから、犯罪グループに狙われやすいため注意しなければなりません。
加えて、街中で詐欺を働く人も多く見られます。
「物乞いしてきた人は実は普通の家に住んでいた」などということもあるため、自分の身は自分で守ることが大切です。
行き来しづらい
ヨーロッパは日本から遠いエリアであり、行き来しにくいことがデメリットです。
日本からフランスまでは、直行便でも13時間程度必要となるため、簡単には往復できません。
費用もアジア圏の移住先と比較すると高額になり、気軽に帰国することは不可能でしょう。
また、日本の家族にトラブルがあった場合など、緊急で帰国したいときに時間を要する点にも注意です。
帰国までの時間は、自分の手でどうにかできるものではないため、デメリットとして認識するしかありません。
日曜日は店が休み
日本とは異なり、日曜日定休のお店が9割程度です。
基本的には、日曜日に買い物したり出かけたりすることは難しいと考えましょう。
移住してきた人が経営するお店など、フランス文化ではない人が営業していることはありますが、一部に限られています。
そもそも、フランスは日曜日のような休みを重要視する文化です。
日本とは根本的に考え方が異なるため、認識しておかないと生活で困ってしまうでしょう。
時には不便を被るかもしれませんが、フランスらしい生活として、ある程度は割り切るべきです。
フランスへの移住で必要なビザ
フランスへと移住するにあたっては、ビザを取得しなければなりません。
大きく分けて7種類のビザがあり、これらのどれかを取得することで移住が可能です。
- ビジタービザ
- 配偶者ビザ
- 学生ビザ
- 就労ビザ
- 研修者ビザ
- 商工業活動ビザ
- コンペタンス・エ・タランビザ
就労するかどうかによってビザの種類が異なり、就労する場合でも複数に分かれているため注意しましょう。
フランスへ移住したい場合のおすすめエリア
フランスは意外と広い国であるため、どこに移住するかで、生活が変化します。
数あるエリアの中でも、日本人の移住先としておすすめのエリアを紹介します。
パリ市内
日本人の移住先として特に人気が高いのはパリ市内です。
パリはフランスの代表的な都市であるため、魅力を感じて移住する人は多く見られます。
治安の良い高級住宅街も存在するため、生活しやすく移住に適したエリアといえるでしょう。
なお、パリは20の地区に分かれていて、住宅街もあれば商業エリアもあります。
それぞれ特徴が異なるため、移住の目的に応じて適した場所を見つけなければなりません。
パリ郊外
パリ市内は少々家賃が高いため、パリ郊外へ移住する選択肢があります。
バリ市周辺のエリアにも、高級住宅街がいくつも存在するため、そこを検討すると良いでしょう。
日本人が多く移住しているエリアもあり、生活しやすく日本人とも交流できることが特徴です。
ただ、あまりに離れてしまうと、パリへ出向くために長時間メトロに乗る必要があります。
離れれば離れるほど、家賃は安くなりますが、利便性とのバランスを考慮しなければなりません。
ブルターニュ
フランスでエリアにこだわらないならば、マンシュ半島付近のブルターニュ地方がおすすめです。
自然が多く残るエリアであり、フランスならではの文化も感じられます。
歴史的な史跡なども残るエリアであり、観光客と触れ合うことも可能です。
また、日本人が多く訪問することから、日本人への理解が深いエリアでもあります。
毛嫌いされることはなく、日本人であっても温かく受け入れてもらえるでしょう。
フランスへ移住してからの生活費イメージ
フランスの物価は極端に高くなく、特に農作物については日本より安価です。
農業が発達しているため、生鮮食品については安く手に入ると考えましょう。
日本から輸入されたものは、関税の都合などで高くなりますが、総合的には安く提供されます。
また、パリ市内に住まない限りは、仕事などでパリへ出向かなければなりません。
この際、メトロやバスなどに乗車しますが、1ヶ月あたり8,000円程度です。
極端に遠いエリアへ移住しない限りは、交通費についても日本より安価になるでしょう。
しかし、光熱費については日本よりやや高く、一般的な生活で月に2万円程度が必要です。
ただ、家賃に光熱費が含まれている住宅が多くあるため、これらを選択すると光熱費が高まる心配はありません。
総合的に考えると、日本と同程度かそれよりも安く生活できます。
ヨーロッパは物価が高いイメージがあるかもしれませんが、フランスについては安く生活できるでしょう。
フランスでの生活費を確保するならばKredoで学びIT業界がおすすめ
フランスで働き生活費を確保するためには、何かしらのスキルが必要です。
IT業界であれば、フランスでも働きやすいため、スキルを習得できるKredoオンラインキャンプを紹介します。
未経験から海外でも通用するレベルへスキルアップ
Kredoは、未経験からでも十分なスキルアップができるプログラミングスクールです。
最終的には海外で通用するスキルを習得できるため、フランスに移住してからも活躍できます。
また、IT業界はリモートワークに対応しているため、移住してから日本の案件を受注することも可能です。
プログラミングを習得すれば一生の武器になりますが「なんとなく難しそう」と考える人が多いでしょう。
しかし、Kredoへ通う生徒の85%程度は未経験からのスタートであるため、何も心配する必要はありません。
基礎から学べるカリキュラムが整っていて、プログラミング未経験者でも、スキルを高い水準まで上げられます。
英語の授業で海外生活に備えられる
授業はすべて英語で実施されることが特徴です。
プログラミングスクールであるため、驚かれてしまうかもしれませんが、やり取りを含めて英語だけが利用されます。
海外で生活するにあたっては、英語力を高めておくことが理想であるため、Kredoならば一石二鳥なのです。
英語についても、初心者向けに基礎から学べるカリキュラムとなっているため、今まで使ってこなかった人や苦手意識がある人でも差し支えありません。
まとめ:フランスへの移住を見越してIT業界のスキルを高めておこう
フランスに移住するメリットやデメリット、必要なビザについて解説しました。
意外にも日本と同程度の費用で生活できるため、魅力的な国・都市といえるでしょう。
フランスで安定した収入を得るためには、伸び盛りのIT業界がおすすめであるため、興味がある人は一度Kredoへお問い合わせください。