KredoのAI(人工知能コース)で使われるテキストは、ほぼ全て英語です。
英語は大学受験で相当勉強していないとなかなか覚えていませんよね。
予習として、テキストを読む際に注意すべき文法項目などを確認していきましょう。
関係代名詞はふつうの名詞に戻して読む
Python is a programming language that has been gaining a lot of attention in these few years.
この文章は関係代名詞のthatを含んでいます。
関係代名詞と出会ったときに、後ろまで読んでもう一度さかのぼって訳していたのでは遅くて仕方がありません。
関係代名詞は元々はふつうの名詞でした。 文章を結ぶために関係代名詞に形を変えています。
ですので、以下のように、関係代名詞は元の名詞に戻して左から右へ読み進めましょう。
Python is a programming language. 「Pythonはプログラミング言語のひとつです。」
+
that (=the programming language) has been gaining a lot of attention / in these few years. 「そのプログラミング言語は・たくさんの注目を集めてきました・この数年で。」
接続詞の一覧を確認しておこう
・when/while/as SV:SVするとき
・before SV:SVするまえに、までに
・after SV:SVするあとに
・since SV:SV以来
・until / till SV:SVまでずっと
・by the time SV:SVまでには(期限のby)
・every time / each time SV:SVするたびに
・(the )next time SV:次にするときは
・as soon as SV:SVするとすぐに
・the moment SV:SVするとすぐに
・if SV:もしSVならば
・unless SV:SVしないかぎり、SVを除いて
・once SV:いったんSVすると
・as long as SV:SVするなら、SVの間は
・as far as SV:SVに関する限り
・though / although /even though SV:SVだけれども
・whether SV:AであれBであれ(Aであれそうでなかれ)
・because / since / now (that) / in that SV:SVなので
・so 形容詞/副詞 that SV:とても形容詞/副詞なのでSVだ
・such 名詞 that SV:とても名詞なのでSVだ
・so (that) SV:SVするために、SVするように
・in case SV:①SVの場合 ②SVの場合に備えて
・for fear that SV:SVしないように、SVを恐れて
接続詞のunless
In other words, programs can’t work 「言い換えれば、プログラムは機能しません」
unless you rewrite them / to computer-friendly language. 「それらを書き換えなければ/コンピューターにとって適切な言語に」
unlessは従位接続詞とよばれています。
名前は何でもいいのですが、when SVなどと同様に、必ず後ろにSVを取り、その後ろのSVとセットで訳すとうまく行きます。
なので、unless単体の訳では覚えずに、後ろのSVとセットで覚えましょう。
動詞の語法に気付けるようになろう
The interpreter executes the program directly,translating each statement into a sequence of one or more subroutines,and then into another language (often machine code).
和訳:インタプリタはプログラムを直接実行し、 各ステートメントを一つ、もしくは一つ以上の一連のサブルーチンに変換し、 次に(それを)別の言語(多くの場合は機械言語)に変換します。
動詞の語法とは
上の文章内の「translate」ですが、 「translate A into B」になっていることに気付きましたか?
translate A into B = put A into B
「AをBに訳す」
このように、動詞の後ろの形が決まっていることがあります。 これを動詞の語法と言います。
動詞の語法以外に語法はたくさんあるので、ここで確認しておきましょう。
- 動詞の語法
- 名詞の語法
- 形容詞の語法
- 副詞の語法
などが大切です。
分詞構文
この文章は分詞構文という文法事項を含んでいます。
translating ~の部分がそうですね。
左から右に読んでいけばOKです。
A into B型
先ほどのA into B型ですが、他にも知っておくべき形があるので、ぜひ確認しておきましょう。
make A into B:AをBにする
turn A into B:AをBにする
put A into B:AをBにする
let A into B:AにBにさせる
talk A into B:Aを説得してBさせる
persuade A into B:Aを説得してBさせる
これくらいは覚えておくといいでしょう。 リーディングだけではなく、スピーキングにも使えます。
こういう語法を確認したい場合は、『Vision Quest 総合英語 Ultimate』などの総合英語の語法の部分を見ておきましょう。
この本はAmazonで扱われていないのですが、啓林館のウェブサイトで注文ができます。 『スクランブル英文法・語法問』や『ネクステージ英文法語法問題』などを確認しておくのも悪くありません。
まとめ
英語×プログラミング学習時に使う英文の中には、基本的な文法が詰まっています。
正確に読むには時間がかかりますが、その中でも最優先すべきは英文法の抜けです。
この記事で紹介した英文法は必ず頭に入れておいてくださいね。