英語学習サポーターのHaraJunです。
英単語は文法と並び、英語学習の基礎で土台となるものです。
知っている語数が多ければ多いほど、英語で表現できる幅が広がります。
しかし、英単語を覚えるのは簡単ではありませんよね。
今回は、英単語を楽しくラクに覚える3つの方法をお伝えします。
記事のもくじ
英単語を楽しくラクに覚える3つの方法
では早速英単語を覚える方法を見ていきましょう。
すでに知っている知識と結びつける
突然ですが、book、suspend、dodge、conceal、retrieveの動詞の意味を言ってみてください。
答えは、
- book 予約する
- suspend つるす
- dodge 避ける
- conceal 隠す
です。
一般的な単語帳には、「bookには予約するという意味がある」としか説明されません。
しかし、すでに知っている知識と結びつけて覚えると、一発で覚えることができます。
- bookは「予約する」という意味がありますが、「ダブルブッキング(booking)とは予約がダブること」と説明されれば簡単に覚えられます。
- suspendは、「つるす」という意味がありますが、ズボンをつるす目的に使う「サスペンダー(suspender)」をイメージできれば一発で覚えられます。 また、「つるす」という意味から関連して、他にも「宙に浮かせておく」や「一時停止する」という意味があります。
- dodgeは、「避ける」という意味があります。 ドッジボールは、ボールをよけるゲームであることをイメージできれば、簡単に覚えることができます。
- concealは、「隠す」という意味があります。 化粧品の「コンシーラー(concealer)」が「肌のシミやクマを隠すもの」です。
このように、普段日本語で何気なく使っている用語の中にも、自分のすでに知っている経験に基づいて簡単に覚えられる単語がたくさんあります。
他の単語も知りたいという方は、関正生先生の『世界一わかりやすい英単語の授業』を読んでみてください。
語源で覚える
英単語を覚えるテクニックで語源で覚えるという方法があります。
英語の語源は、日本語の漢字の部首のようにそれぞれ意味を持っています。
sub-(下に)とtract-(引っ張る)、trans-(移動する)を例に挙げます。
【sub-(下に)】
- subway 地下鉄:地下道 sub(下に)+way(道)→地下鉄、地下道
- subtitle 副題、字幕 sub(下に)+title(題)→副題、字幕
- submit 服従させる、提出する sub(下に)+mit(送る)→下に行かせる→服従させる、提出する
【tract-(引っ張る)】
- attract 興味を引く at(人の興味を~のほうへ)+tract(引っ張る)→興味を引く
- contract 契約 con(一緒に)+tract(引っ張りあう)→契約
- extract 抜き出す、抜粋 ex(外に)+tract(引っ張り出す)→抜き出す、抜粋
【trans-(移動する)】
- transform 変形させる trans(移す)+form(形)→変形させる
- transport 輸送する trans(移す)+port(港)→輸送する
- transact 取引する trans(会社を移動して)+act(行動する)→取引する
このように語源は、漢字の部首のように意味を持っています。
語源を意識すると英単語の意味を正確に把握でき、同じ語源の単語を芋づる式に増やせるメリットがあります。
語源の参考書は、『英単語の語源図鑑』がおすすめです。
イラストも豊富ですごく分かりやすい構成になっています。
耳から覚える
一般的に耳の記憶は、目の記憶よりも強いというデータが出ています。
歌の歌詞を視覚だけに頼って、目から覚えようとしたら大変な努力が必要です。
カラオケなどで声に出してメロディーと一緒に歌うからこそ、簡単に覚えられていつまでも忘れないでいられます。
英語は、言語なので必ず音声とともに行ってください。
その際、絶対に音読をするようにしましょう。
自分の口で実際に発音できないことは、聞いても理解できません。
TOEICなどのリスニング対策や英会話の練習にもなるので、声に出しながら学習してみてください。
やってはいけない英単語の覚え方
英単語を覚える方法でゴロ合わせがあります。
例えば、delayは「遅れる」という意味がありますが「でれーっと遅れる」と覚えてみたり、vehicle「乗り物」を「びっくりする乗り物」と結びつける方法です。
一見覚えやすそうに見えますが、英単語のゴロ合わせに関してはよくない方法だと考えられています。
一番の理由は、日本語のゴロ合わせにひっぱられることで英語のセンスを害してしまうからです。
英会話では、スムーズに会話をするために反射的に意味が出てこなくてはいけません。
しかし、ゴロ合わせで覚えてしまうと、思い出すのに日本語を挟むことになり、ワンテンポ遅れてしまいます。
なので、英単語を覚える段階からゴロ合わせは避けましょう。
英単語を楽しく覚えるために記憶を定着させる方法
記憶を定着させるためには、以下の3つを意識しましょう。
- 寝る前が記憶のゴールデンタイム
- 回数を繰り返す(1ヶ月以内には必ず復習)
- アウトプットを意識する(音読、人に説明する、問題集を解くなど)
なるべく毎日寝る前に覚えるようにして、同じ単語帳のページを1ヶ月以内に復習するようにしましょう。
また、音読をしたり、人に説明したりしながら覚えるのも効果的です。
ある程度覚えられたら問題集を解いてみると力を確かめられます。
この3つを意識できるような学習計画を立て、集中して学習に取り組めば、楽しく英単語を身につけられるでしょう。
まとめ:3つの方法で英単語をラクに楽しく覚えられる
今回は、英単語をラクに楽しく覚えられる3つの方法ということで、
- すでに知っている知識と結びつける
- 語源で覚える
- 耳から覚える
を紹介しました。
この3つの方法を実践すれば、英単語をラクに楽しく覚えられます。
記憶をするのでも、大変な思いをするよりも楽しく覚えられた方が学習が長続きします。
英語学習は、続けることが大切です。
丸暗記に頼らず、この3つの方法でたくさんの英単語を覚え、英語力を高めてください。
更に詳細な英単語の覚えるコツはこちらも参考にしてみてください。
留学前にさくっと英単語を勉強しておきたいという方はこちらが必読です。