デザインを習得する方法は多岐に渡ります。
例えば、本やサイト、スクールを活用するといった方法が代表的です。
より専門的に学ぶために、デザインを大学で学ぶという選択肢を検討する人も多いと思います。
そこで今回は、デザインを大学で勉強したい人に向けて、おすすめの大学を紹介します。
全国でも有名なデザイン専門の大学や、オンラインでも受講可能な学校も紹介します。
それぞれどんな特徴があり、自分にどこが合っているのか是非確認してみてください。
また本やサイトでWebデザインを学びたいという人は以下の記事をご覧ください。
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大学進学前の予習として受講するのもおすすめです。
記事のもくじ
デザインを学ぶのに大学は必要か
そもそも、デザイン(特にWeb系)を習得するために大学へ通う必要はあるのでしょうか。
結論からお伝えすると、人によってその答えは大きく異なります。
例えば、高校を卒業し、Webデザイナーとしてのキャリアを目指すのであれば大学はこの上ない選択肢と言えます。
なぜなら、就職において新卒枠は採用で優遇を受けやすい傾向にあるからです。
デザイン関係の会社で「デザイナーになるために、専門の学校へ通いました。」という話ができるようになるので、大学卒業後いきなりハイクラスのデザイン関係の仕事に携わるチャンスが与えられます。
一方で、既卒の社会人の場合、わざわざ大学に通い直す必要はありません。
既卒の場合は学歴などよりも重視されるのは、デザイナーとしての実力です。
デザイナーとしての成果物を量産し、いきなりデザイナーとして就職、転職を目指す方がコスト、時間共に節約できます。
デザインを大学で学ぶメリット
デザインを大学で学ぶメリットについて確認しておきましょう。
- 卒業後の進路に強い
- 基礎をしっかり習得できる
- キャリアに箔が付く
やはり最大のメリットは、卒業後の就職で圧倒的に有利であるということです。
それほどまでに新卒は就職で優遇されやすい傾向にあります。
多くの企業の採用条件をご覧いただければわかりますが、「新卒」と記載されているところばかりです。
そのため、就職先を能動的に選ぶことができるのです。
選択肢が多いので、自分が求めているキャリアに近い企業へ就職することができるでしょう。
また、デザイン業界では何よりも実力(成果物)が重視される傾向にありますが、デザインの大学を卒業しているだけでもキャリアに箔がつきます。
どこまで実力主義と言っても、学歴、経歴は一生付いて回るものです。
デザイン業界でプロフェッショナルを目指す人にとっては素晴らしい選択肢であると言えます。
デザインを大学で学ぶデメリット
もちろん大学でデザインを学ぶことはメリットだけではありません。
当然以下のようなデメリットも考慮して大学に通うかを検討しましょう。
- 卒業までの時間が長い
- 費用が高い
デザイン専門の大学であれば、基本的に2年か4年の場合がほとんどです。
仮に4年制の大学に通うとして、費用は数百万円〜は当たり前です。
それだけの時間と費用を使うよりも、即現場で実戦経験を積みながら収入を得る方が合理的な選択肢であるという見方もできます。
上記を踏まえると大学は、デザインについて学びたいが、具体的に何を専門にするかまで決めきれていない人が利用する場所として機能している印象です。
もしすでに深く学びたい分野や、やりたい仕事が明確になっているような場合は大学で長期間勉強をするよりも、独学で素早く基礎を習得し、現場で実務経験を積む方がゴールに早く到達できるでしょう。
デザインを学べるおすすめの大学(通学タイプ)4選
全国でも特に有名な実績あるデザインを学べる大学を紹介します。
本格的なキャリア形成を目的とするのであれば、まずはこれから紹介するような大学から検討することをおすすめします。
デジタルハリウッド大学
デジタルハリウッド大学はなんと言っても「クリエイティビティ×ICT×英語」をスローガンに掲げていることが特徴的な大学です。
上記のスローガンはいずれも、多様な変化を遂げる現代社会において、必須なスキルと言えます。
人材としての市場価値は、様々な強みの掛け算で向上していきます。
Webデザイナーとして、いかにスキルの掛け算ができるかという点に注目しているこの大学は、市場価値の高い人材を目指せる場所と言えます。
Webデザインだけでなく、デジタルコンテンツ(3DCG、プログラミング、映像、グラフィック、メディアアート等)も学べるので、キャリアの選択肢は多岐に渡ります。
このように様々なカテゴリに挑戦するような教育をリベラルアーツと言いますが、まさにこれを体現している大学です。
これから何を専門にしたいか分からない人でも、次に繋がる教育を提供している場であると言えます。
東京工芸大学
東京工芸大学もリベラルアーツ教育を採用している学校です。
1、2年次はデザインに関する一通りのジャンルを学び、そこから自分の専門を見極め、進むカリキュラム選びます。
現役クリエイターとして実績のある教員が、一生活躍できる実践力を鍛える場として有名です。
具体的に学べるジャンルは、グラフィックデザイン領域、イラストレーション領域、映像情報デザイン領域、空間プロダクトデザイン領域などです。
卒業後はグラフィックデザイナーや、イラストレーターとして活躍する人が多いですが、様々なキャリアが用意されているのも魅力です。
多摩美術大学
多摩川美術大学は特に、プロダクトデザインに強い大学として有名です。
プロダクトデザインとはその名の通り、様々な製品のデザインに携わる仕事です。
この大学を特におすすめする理由は「就職率の良さ」という実績にあります。
プロダクトデザインのノウハウの歴史が長く、効率的に習得するための情報が蓄積されていることが強みです。
また産学協同研究で、大学生と企業が一体になって研究を行えるのも大きなメリットと言えます。
このように名実共に優れた大学を利用するメリットは大きいのです。
千葉大学工学部デザイン学科
千葉大学工学部デザイン学科は特に、工学系のデザインに強い大学です。
工学部系のデザインとは、一言で説明すると理系ならではのロジックを基盤としたデザインのことです。
現代の様々な商品は、ユーザーの利用情報などの統計を元に、数学的に、論理的に再設計されることが多いです。
「なんとなく」ではなく論理的根拠に基づくデザインを追求し、ユーザーの満足度をより向上させることができます。
このように計算されたデザインはユーザーニーズを高確率で満たすことができるので、まさに現代版(最新)のデザインと言えるでしょう。
デザインを学べるおすすめの大学(オンラインタイプ)3選
次はオンラインで受講可能なデザインの大学を紹介します。
物理的な制約があるからと言って、地元の大学で妥協するよりも遥かに良い選択です。
同じお金を払うのであれば、少しでも良質な学習経験や、就職のサポートを受けられるような大学を選ぶことをおすすめします。
武蔵野美術大学通信教育過程
武蔵野美術大学通信教育過程では、ほとんど自宅にいながらデザインの授業を受講することが可能です。
受講形式は主に2つ、通信授業とスクーリングです。
スクーリングとは大学のキャンパスで直接指導を受ける機会のことで、このスクーリング授業ではキャンパスへ足を運ぶ必要があります。
通信授業は、教科書での自主学習やオンライン授業といった自宅での学習や、成果物の作成がメインとなります。
オンラインでの学習が普及してきた昨今の状況を踏まえ、通信制は当たり前の選択肢として認知されつつあります。
また、単位の取得や大学卒業資格の認定など、将来必要な経歴もしっかりと取得することができます。
京都芸術大学通信教育過程
京都芸術大学通信教育過程は日本を代表する通信制の芸術大学です。
受講生は日本全国、なんと年齢は18~96歳ととても幅広いです。
その数は7000人以上です。
デザイン関係の学科では情報デザインと建築デザインを学ぶことができます。
情報デザイン学科ではグラフィックデザイン、イラストレーションの2種類からクラスを選択する選択制になっています。
さらにこの大学の素晴らしい点は学費がとても良心的であるという点です。
年間最低17万円からの受講が可能であり、コスパ良くデザインを学べる点は素晴らしい です。 キャンパスは東京と京都にあるので、スクーリング授業はそちらで受講します。
大阪芸術大学 通信教育部
大阪芸術大学通信教育部では上記の学校と同様に、通信制で大学卒業の認定を受けることが可能です。
特にデザイン学科は、CGやWebデザインなどあらゆるデザインの学習をすることを目的として設置されています。
さらに特筆すべきはデザインだけでなくプロモーションについても学べる点です。
広告の流し手、受け手、広告する対象、手段である媒体、広告の目的などへの理解を深めながら、実務で役立つスキルを習得できます。
よりプロモーションに近い距離感でデザインを学びたいという方へおすすめの大学です。
まとめ:目標を定めてからデザインを学べる大学への進学を決めるのがおすすめ
自分の置かれている状況や将来やりたい仕事、学びたいことを考えながら目標を定め、その目標を達成できる大学を選択することが大切です。
学校選びは人生を左右するので、その大学の特徴や学べることなどをしっかりリサーチしましょう。