こんにちは、Kredo Blog編集部です!
Webデザイナーは海外でも需要のある仕事で、英語で説明できる作品集と実務経験があれば、現地採用・海外企業・リモートなどの方法で海外で働けます。ただし、国ごとにビザの条件がちがうため、「どの方法で働くか」を先に決めることが大切です。
この記事では、海外でのWebデザイナーの需要、海外で働く4つの方法、海外で評価されるスキルと作品集のつくり方、海外求人の探し方、海外移住とビザの注意点、準備のステップを、2026年10月時点の公式情報をもとにまとめました。Webデザイナーに英語がどのくらい必要かは、Webデザイナーに英語は必要?実際に使う場面と海外案件・勉強法でくわしく紹介しています。
この記事でわかること
- Webデザイナーが海外で働くのに向いている人・まだ準備が必要な人
- 公的な統計で見る、海外でのWebデザイナーの需要
- 海外で働く4つの方法の比較
- 英語で通じる作品集(ポートフォリオ)のつくり方と海外求人の探し方
- 海外移住とビザの注意点、準備の6ステップ
Webデザイナーは海外で働ける?結論と判断表

Webデザイナーの仕事は、パソコンとインターネットがあればできる作業が多く、国をこえて働きやすい職種の一つです。一方で、海外の会社は「すぐに仕事ができる人」を採用することが多く、未経験のまま海外で採用されるのは簡単ではありません。まずは今の自分の状況を確認してみましょう。
| 項目 | 海外で働く準備ができている人 | まだ準備が必要な人 |
|---|---|---|
| 実務経験 | Webサイトやアプリの制作を仕事でした経験がある | 独学で学び始めたばかり |
| 作品集 | 制作の目的・自分の役割・結果を説明できる作品が3つ以上ある | 作品がない、または見た目だけの紹介になっている |
| 英語 | メールやチャットで質問・提案ができる | 英語のやりとりは翻訳ツールなしでは不安 |
| 働き方 | 現地採用・リモートなど、目指す方法が決まっている | 「とにかく海外に住みたい」だけで方法が決まっていない |
右の列が多い人も、あきらめる必要はありません。日本で実務経験を積みながら、英語と作品集を準備していけば、海外で働く道は開けます。
海外でのWebデザイナーの需要

「webデザイナー 海外 需要」で調べる人は、海外でも仕事があるのかを知りたいはずです。公的な統計の例として、アメリカの労働統計局(BLS)の職業ガイド(Occupational Outlook Handbook)を見てみましょう(2026年10月時点の掲載内容)。
| 項目 | 内容(米国労働統計局) |
|---|---|
| 対象の職種 | Web開発者とデジタルデザイナー(Web and digital interface designers をふくむ) |
| 仕事の数(2025年) | 220,100人 |
| 今後の見通し(2025〜2035年) | 5%増。全職業の平均より速い伸びとされている |
| 毎年の求人の見込み | 平均で約13,600件(転職や引退による入れ替わりをふくむ) |
| 年収の中央値(2025年) | Web・デジタルインターフェースデザイナーは104,000ドル |
BLSは、Web・デジタルインターフェースデザイナーの仕事を、写真・色・文字・レイアウトなどでサイトの見た目をつくるだけでなく、使いやすさや動作の確認まで担うものとしています。海外で求められるのは「見た目を整える人」より「使いやすさまで考えられる人」だと考えると、準備の方向が見えてきます。
なお、これはアメリカの統計で、年収は物価や税金の高い国の数字です。働く国によって給与と生活費は大きく変わるため、手元に残るお金で比べることが大切です。
どの地域で働くかの考え方
同じWebデザイナーでも、働く地域によって求められることや暮らしは変わります。次のような観点で、自分に合う地域を考えてみましょう。
| 地域 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 東南アジアなどアジアの国 | 日系企業の拠点や日本向けの制作の仕事がある。日本との時差が小さい | 日本語も活かしながら海外での経験を積みたい人 |
| 英語圏(アメリカ・オーストラリアなど) | 英語で働く求人が中心。就労ビザの条件がきびしい国が多い | 実務経験が長く、英語で働ける人 |
| ヨーロッパ | 国によって公用語がちがう。英語で働ける会社もある | 英語に加えて現地の言葉も学ぶ気持ちがある人 |
Webデザイナーが海外で働く4つの方法

Webデザイナーが海外で働く方法は、大きく分けて4つあります。
| 方法 | 内容 | ハードル | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 日系企業の海外拠点で現地採用 | 海外にある日系の制作会社・IT企業に採用される | 中くらい。日本語が強みになる求人がある | まず海外で働く経験を積みたい人 |
| 海外の会社に就職 | 現地の制作会社や事業会社のデザイナーとして働く | 高め。実務経験・英語・就労ビザの条件がきびしい | 実務経験があり、英語で面接を受けられる人 |
| リモート・フリーランス | 日本や海外のお客さんの仕事をオンラインで受ける | 住む国の滞在資格の確認が必要 | 自分で仕事を取れる人、日本の取引先がある人 |
| ワーキングホリデー | 休暇を楽しみながら、滞在費を補うために働く | 年齢の条件がある(原則18〜30歳) | 若いうちに海外生活と仕事を試したい人 |
日本の取引先を持ったまま移住する人も多い
Webデザインは、日本のお客さんの仕事を海外からリモートで続けやすい職種です。日本語で仕事ができ、時差も小さいアジアの国を選ぶ人もいます。ただし、観光の滞在のまま働くことは多くの国で認められていないため、住む国の滞在資格で働いてよいかを、その国の公式情報で確認しましょう。
海外の会社で働くなら英語の面接が前提
現地の会社では、面接もデザインの説明もすべて英語で行われます。デザインの意図を英語で説明できることが、採用の大きな分かれ目になります。
海外で評価されるスキルと作品集のつくり方

海外の採用担当者は、作品集(ポートフォリオ)を見て「この人に何を任せられるか」を判断します。次のスキルと作品集の見せ方を意識しましょう。
| スキル | 内容 | 作品集での見せ方 |
|---|---|---|
| UI/UXデザイン | 使いやすい画面の流れや配置を考える | 課題→調べたこと→案→改善の流れで説明する |
| デザインツール | Figmaなどのツールでデザインをつくり、共有する | デザインデータの整理のしかたも見せる |
| HTML/CSSの理解 | デザインを実際のWebページにする仕組みを知っている | 自分でコーディングしたページのURLを載せる |
| 英語での説明 | デザインの意図や変更点を英語で伝える | 作品の説明文を英語でも書く |
| チームでの進め方 | エンジニアや企画の人と協力して進める | チームの中での自分の役割を書く |
作品の説明は「目的・役割・結果」の3点で
作品集では、見た目のきれいさだけでなく、「何のために作ったか(目的)」「自分は何を担当したか(役割)」「どう変わったか(結果)」を短く書きましょう。英語で書くときは、むずかしい表現より、短い文で正確に伝えることを優先します。デザインの基礎を学び直したい人は、デザイン資格は独学で取れる?おすすめ11選と種類一覧も参考になります。
海外求人の探し方

Webデザイナーの海外求人は、次のような方法で探せます。
| 探し方 | 特徴 |
|---|---|
| 日本の転職サイトの海外求人 | 日系企業の海外拠点の求人が多い。日本語で応募できる |
| 海外求人を扱う転職エージェント | 経験に合う求人を紹介してもらえる。ビザ支援の有無も聞ける |
| ビジネス向けのSNS | 英語のプロフィールと作品集のリンクを載せておくと、採用担当者から声がかかることがある |
| 会社の採用ページ | 働きたい会社が決まっているなら、直接応募できる |
| 各国の求人サイト | 現地の会社の求人が多い。英語での応募が基本 |
求人を見るときは、仕事内容だけでなく、就労ビザの手続きを会社が支援してくれるかを確認しましょう。ビザの支援がない求人は、その国で働ける資格をすでに持っている人向けのことがあります。
応募には、英語の履歴書(CV)と作品集のURLを用意します。CVには、使えるツール、担当した制作物、チームでの役割を短く書きましょう。面接では、作品集を画面で見せながら、デザインの理由を英語で説明する練習をしておくと安心です。
海外移住とビザの注意点

「webデザイナー 海外移住」を考えるときに、最初に確認したいのがビザです。働き方によって、関わる制度が変わります。
- 現地の会社で働く:多くの国で、採用が決まってから会社を通じて就労ビザを申請する流れになる
- ワーキングホリデー:外務省によると、日本と協定のある32の国・地域が対象で、年齢は原則18〜30歳(2026年10月時点)。滞在費を補うための就労が認められる制度
- リモートで働きながら住む:国によっては、リモートで働く人向けの滞在制度(いわゆるノマドビザ)がある。収入や資金の条件は国ごとにちがう
リモートで働く人向けの制度の比べ方は、ノマドビザが取りやすい国は?条件・収入要件と対象国を比較でまとめています。税金や年金、住民票の扱いも、住む国と日本の両方で確認しておきましょう。
海外を目指す準備6ステップ

- 働く方法を決める:現地採用・海外企業・リモート・ワーホリのどれを目指すかを決める
- 実務経験をつくる:日本の会社や副業で、Web制作の仕事を経験する
- 作品集を英語でも用意する:目的・役割・結果を英語で説明できるようにする
- 英語を仕事で使えるレベルにする:メール・チャット・面接の場面から練習する
- 求人とビザの条件を調べる:働きたい国の求人と、就労ビザの条件を確認する
- 短期間で海外を体験する:旅行や短期の留学で、暮らしと働き方が合うかを試す
英語とWeb制作をいっしょに学ぶ方法もある
「Webデザインも英語もこれから」という人は、両方を同時に学べる環境を選ぶのも一つの方法です。Kredo(クレド)のIT留学は、フィリピン・セブ島のITパークで、ITのレッスンをすべて英語で受け、1日8時間(英語のマンツーマン4時間+ITのグループ授業4時間)学ぶ留学です。Web制作の基礎を学ぶ「Web Basic」は1ヶ月で定価413,000円(税込・総額)、Webアプリ開発まで学ぶ「Web Develop」は3.5ヶ月で定価968,000円です。受講生の92%は英語もITも未経験から始めています。くわしくはIT留学とは?費用・国別比較・1日の流れと選び方で確認できます。
よくある質問
Q. Webデザイナーは海外で需要がありますか?
A. 米国労働統計局(BLS)の見通しでは、Web開発者とデジタルデザイナーの仕事は2025〜2035年に5%増え、全職業の平均より速い伸びとされています(2026年10月時点)。国によって状況はちがうため、働きたい国の求人も確認しましょう。
Q. 未経験のWebデザイナーでも海外で働けますか?
A. 海外の会社に未経験で採用されるのは簡単ではありません。まず日本や日系企業の海外拠点で実務経験を積み、作品集をつくってから海外の求人に応募する流れが現実的です。
Q. Webデザイナーが海外移住するには、どのビザが必要ですか?
A. 働き方によってちがいます。現地の会社で働くなら就労ビザ、若いうちに試すならワーキングホリデー(原則18〜30歳)、リモートで働きながら住むならその国の滞在制度を確認します。条件は国ごとにちがうため、大使館や移民局の公式情報で確認してください。
Q. 英語はどのくらい必要ですか?
A. 海外の会社で働くなら、英語で面接を受け、デザインの意図を説明できることが目安です。日系企業の海外拠点や日本のお客さんのリモート案件では、日本語が中心になることもあります。
Q. 海外に住みながら日本の仕事を受けることはできますか?
A. Webデザインはオンラインで納品しやすく、日本のお客さんの仕事を海外から続ける人もいます。ただし、住む国の滞在資格で働いてよいか、税金をどちらの国に納めるかなどは、国や状況によってちがいます。住む国の公式情報や、日本の税務署などで確認してから始めましょう。
まとめ
Webデザイナーは海外でも需要のある仕事で、米国労働統計局の見通しでも、今後10年で平均より速く仕事が増えるとされています。海外で働く方法は、日系企業の海外拠点での現地採用、海外の会社への就職、リモート・フリーランス、ワーキングホリデーの4つです。
まずは目指す働き方を決め、実務経験・英語で説明できる作品集・ビザの条件の3つをそろえていきましょう。英語とWeb制作を一緒に身につけると、選べる国と仕事が広がります。
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