という人へ向けて、
- ウェブデザイン技能検定のおすすめ参考書
- 参考書はどのような内容なのか
について、特徴をあげながら解説します。
受験へ向けて準備するときは、自分にあった参考書をしっかりと選んで勉強することが大切です。
ウェブデザイン技能検定の受験を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
記事のもくじ
ウェブデザイン技能検定は3級・2級・1級がある
Webデザイン業界で、唯一の国家資格「ウェブデザイン技能検定」。
ウェブデザイン技能検定に合格すると、「ウェブデザイン技能士」と履歴書に記入できるようになります。
ウェブデザイン技能検定は、3級・2級・1級と、3つのレベルにわかれた試験です。
すべての級で、学科・実技の2つの試験があります。
何級を受験するかによって、参考書を使い分けなくてはなりません。
また、試験の出題範囲と問題の難しさによって、参考にする書籍の幅も広がります。
まずは、自分が何級を目指しているのか、どれくらい知識があるのかを事前に把握しておきましょう。
ウェブデザイン技能検定3級と2級は参考書あり!1級はなし
ウェブデザイン技能検定3級は、初心者でも比較的受験しやすい内容です。
また、2級は3級合格者・1級は2級合格者のみという受験資格があるため、まずは3級からめざしましょう。
3級の参考書は、数種類存在します。初心者向けから少し経験がある人向けと、個人スキルにあわせた本選びが可能です。
ただ、2級となると参考書の数は減り、1級は指定の参考書がありません。試験内容に沿って、独自で学習する必要があります。
ウェブデザイン技能検定のおすすめの参考書4選
ウェブデザイン技能検定を受験する上で、おすすめの参考書を紹介します。
対象の級にあわせて、特徴をポイントとしてあげていくので、購入前の参考にしてください。
1.ウェブデザイン技能検定過去問題集3級
「ウェブデザイン技能検定過去問題集3級」は、ウェブデザイン技能検定を実施している、インターネットスキル認定普及協会が発行している参考書です。
- 基礎的な知識がある人向け
- 実際に出題された問題が載っている
- 過去問の解答とあわせて解説がある
こちらの参考書は、3級で出題される範囲のスキルを、一通り学習済の人向けです。
HTMLやCSSについての解説はないため、全くの初心者だとわからない部分が出てくるでしょう。
公式の参考書なので、試験をリアルにシュミレートしたいときに役立ちます。
過去の問題を扱っているため、問題内容が古すぎると感じるかもしれません。
ただ、出題傾向や試験の雰囲気を感じることができるというメリットがあります。
すでに実務での経験がある人や、学校で学習した経験がある人は、ぜひこちらの参考書で学習してみてください。
2.ウェブデザイン技能検定3級ガイドブック
「ウェブデザイン技能検定3級ガイドブック」は、「ウイネット」が発行している参考書です。
ウイネットは、高校・大学・専門学校でよく使用される参考書を、たくさん出版しています。
- 初心者向け
- 基礎的な内容がまとまっている
- 学科・実技の試験概要がわかる
ウェブデザイン技能検定3級の合格を目指す上で、どのような知識が必要になるのか、わかりやすくまとめられています。
まず、ウェブデザイン技能検定について知りたい・どのような学習をしたら良いか知りたい、という人にピッタリの参考書です。
また、ウェブデザインとは何か・どのようなことをするのか、ということについても書かれているので、これからウェブデザインを仕事にしたいという人にも参考になるでしょう。
初心者で受験を検討している方は、まずこちらの参考書で概要を掴み、別途問題集を解くことをおすすめします。
3.ウェブデザイン技能検定過去問題集2級
「ウェブデザイン技能検定過去問題集2級」は、ウェブデザイン技能検定を実施している、インターネットスキル認定普及協会が発行している参考書です。
- 2級の出題範囲レベルを理解している人向け
- 過去問を解説つきで学べる
- 出題傾向の予測に役立つ
過去問題の詳しい解説がのっているので、疑問を解消しながら学習することができます。
ウェブデザイン技能検定の公式HPでも、過去問題をダウンロードすることができます。
ただ、直近3年間の問題しか掲載されていません。
たくさん過去問題に触れたい・いろんな問題を解きたいという人は、こちらの参考書で学習することをおすすめします。
4.ウェブデザイン技能検定2級ガイドブック
「ウェブデザイン技能検定2級ガイドブック」は、「ウイネット」が発行しているウェブデザイン技能検定の参考書シリーズのひとつです。
インターネットスキル認定普及協会認定講師が書いた参考書なので、実際の試験を考慮した内容になっています。
- 2級に必要な知識を把握できる
- インターネット概論から学ぶことができる
- PC・スマートフォンからアクセスできる問題がある
ネットチャレンジという、ネット上で受験対策ができるシステムが導入されています。
PC・スマホ・タブレットから、単元ごとの学習や試験問題に挑戦できるため、通勤・通学などの時間を有効活用して学習可能です。
また、ネットチャレンジには練習問題が含まれています。問題がランダムに出題される形式なので、模擬試験感覚で使用できるところが魅力です。
広く浅く2級範囲を網羅している構成なため、深い部分・最近のウェブデザインの傾向を自分で調査して、学習に取り入れる必要があるでしょう。
2級の内容をざっくり把握したい・全体的に学習をしたい人におすすめの参考書です。
ウェブデザイン技能検定のおすすめ参考書籍TOP6
受験に向けて勉強をする際、参考書とあわせて知識を得るための参考書籍があると安心です。
ウェブデザイン技能検定のおすすめ参考書籍を、ランキング形式でまとめました。
全てで6冊あるので、自分にあった参考書籍を選ぶための参考にしてください。
世界一わかりやすい HTML5&CSS3コーディングとサイト制作の教科書
- Webデザイナーを目指す初心者向け
- Webサイト制作の基礎を学べる
- 学校の授業のように丁寧・わかりやすい
「世界一わかりやすい HTML 5& CSS3 コーディングとサイト制作の教科書」は、3級を受けたい初心者にピッタリの本です。
自分でWebサイトを1から作りたい・基礎から学びたいという人は、この本から始めるといいでしょう。
専門学校の先生が書いていて、実際の講義内容をもとに作られています。
15章で構成されていて、Webサイト制作に必要な知識を、ギュッと詰め込んだ一冊です。
Webサイトが表示される仕組みにはじまり、HTMLやCSSについての解説など、写真つきでわかりやすく載っています。
ダウンロードした実習ファイルに記述しながら学習を進めていくスタイルです。さらに、各章の最後には練習問題がついています。
文字としてインプットするだけでなく、手を動かしてアウトプットできるので、理解を深めやすいです。
また、ウェブデザイン初心者の場合、いきなり過去問題に挑戦するとつまづいてしまいます。
問題を見てもわからない部分がある人は、この本でまず基礎を固めてから過去問題に臨みましょう。
1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
- ウェブデザイン初心者向け
- シンプルで綺麗なデザインが好き
- 幅広い内容を丁寧に説明している
「1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座」は、Webデザイン入門書としておすすめの本です。
まずはWebサイトの仕組みをざっくりと学び、HTMLとCSSの基本について学習します。
そして、ここ数年でWebデザイン業界で使用されているコードの書き方についても、わかりやすくまとめられています。
制作現場の流れについても記載があるので、実際にWebデザイン業界で働く前に読んでおきたい内容です。
特徴は、読み進めながら実践形式でWebサイト制作をするというところ。
見やすく使いやすい設計を意識した上で、デザインを整えていきます。
本を読み終える頃には、シンプルで綺麗なWebサイトを作り上げることができるでしょう。
ノンデザイナーズ・デザインブック
- Webデザインの知識・実践経験がある人向け
- デザインのセンスを身につけたい
- 見やすいWebサイトを作りたい
「ノンデザイナーズ・デザインブック」は、20年以上の間、多くのWebデザイナーから支持を得ている本です。
すでにWebデザインを学んだ・実践している人が、デザインについて学びたいときに役立ちます。
近接、整列、反復、コントラストというデザインの4つの基本原則から、見やすいWebサイトを作るために必要なことが学べます。
Webサイト以外にも、広告やパンフレットなどのデザインにも触れています。様々なデザインの解説を見ることで、Webデザインをする上で大切なセンスを磨くことができるでしょう。
初心者からちゃんとしたプロになる Webデザイン基礎入門
- Webデザイナーを目指す初心者向け
- 時間を決めて学習したい
- HTML・CSSの基礎から学びたい
「初心者からちゃんとしたプロになる Webデザイン基礎入門」は、「1日30分からはじめる」をテーマにした、Webデザインの基礎を学ぶ本です。
単元ごとに何分で学べると記載があります。Webデザイナーになりたいけど、勉強する時間がなかなかとれないという人にピッタリ。
HTML・CSSの基礎や、配色についてなど、デザイン面の解説もあります。
Webデザイナーを目指している人や、ウェブデザイン技能検定3級を受験したいという人は、この本で基礎を学ぶとよいでしょう。
いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門
- Webデザインに少し触れたことがある人向け
- 基礎を幅広く学びたい
- Webデザイナーに必要な知識を知りたい
「いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門」は、デザイン面での基礎的な内容が、ギュッと詰まった本です。
Webデザイナーに求められていることや、Webデザインをする上で必要なスキルについて、幅広く学習できるところがポイントです。
主に、レイアウト、配色、写真、書体、HTML・CSS、運用法などについて、丁寧に解説されています。
まずは全体像を把握してからコーディングなどを学びたい、という人におすすめです。
よくわかるHTML5+CSS3の教科書【第3版】
- ウェブデザインの知識が少しだけある人向け
- 実践的な内容が細かく書かれている
- HTMLとCSSを同時進行で学ぶことができる
「よくわかるHTML5+CSS3の教科書【第3版】」は、ウェブデザイン入門書を読んだ人・学校でウェブデザインについて学習したことがある人向けの本です。
本のタイトルに教科書とあるように、カッチリとした書き方をしています。
専門用語が出てくるため、全くのウェブデザイン初心者だと難しいと感じてしまうかもしれません。
まず基礎的な内容をサラッと学習してから、この本に挑戦するといいでしょう。
HTMLとCSSについて、別々に学ぶタイプの書籍もたくさんあります。ただ、こちらの本は2つを同時に学べるところが特徴です。
学んだ内容を、ブラウザでの表示結果などで確認しながら学習を進めることができるため、「できた!」という嬉しさがあります。
また、単元が細かく設定されているため、辞書のような使い方もできるでしょう。
参考書だけに頼らず、求められている技術を自分で調査しよう
ウェブデザイン技能検定を受験する上で、参考書を活用して基礎を固めることができます。
ただ、Webデザイン業界に変化があれば、参考書の内容が古い知識になってしまうことも。
そのため、今どのようなスキルが必要とされているのかを、インターネットを活用して調査することが大切です。
基礎的な内容とあわせて最新のスキルを学び、資格取得から仕事へと繋げていきましょう。
ウェブデザイン技能検定の過去問題にも挑戦してみよう
ウェブデザイン技能検定では、過去問題と似た問題がよく出題される傾向にあります。
そのため、参考書を使用した勉強とあわせて、過去問題を繰り返し解いておくことが、試験対策として効果的です。
ウェブデザイン技能検定の公式HPでは、直近3年間の過去問題と解答が公開されているので、活用しましょう。
また、3級学科試験に対応した練習問題が、公式HP内のこちらのページで公開されています。
最初にアンケートに答えるだけで、すぐにオンラインでテストすることができます。計25ページの中で、3級の学科試験に特化したテストを受けることが可能です。
参考書での勉強に加えて、過去問題に触れることで、より試験を意識した学習ができるでしょう。
まとめ:参考書・過去問で対策をして、ウェブデザイン技能検定合格を目指そう!
ウェブデザイン技能検定を受けるときは、参考書と過去問の両方を使って学習して臨みましょう。
また、今現場でよく使用されている技術をリサーチして、追加で学習することも大切です。
3級は、初心者でも合格しやすいため、Webデザインに興味がある・Webデザイナーになりたいという人はチャレンジしてみてください。
資格を就職に活かしたいという人は、3級取得後、2級・1級の合格を目指していきましょう。