こんにちは、Kredo Blog編集部です!ワーキングホリデーは英語力ゼロでも制度上は申請できますが、仕事探しや生活で困る場面が多いため、出発前に「最低限の会話ができる状態」まで準備してから行くのが現実的です。準備の順番さえ押さえれば、ゼロからでも出発までに十分な土台をつくれます。
この記事では、英語力ゼロでワーホリを考えている人に向けて、制度の基本、困る場面と失敗例、出発前に目指したい英語力の目安、6か月前からの準備スケジュールと勉強法、現地ですぐ使う英語フレーズを紹介します。
この記事でわかること
- 英語力ゼロでもワーホリに行けるのか、制度の基本
- 英語力ゼロで行くと困る場面と、よくある失敗例
- 出発前に目指したい英語力の目安
- 6か月前からの準備スケジュールと独学の勉強法
- 現地ですぐ使える英語フレーズ18個
英語力ゼロでもワーホリに行ける?結論と制度の基本


ワーキング・ホリデー(ワーホリ)は、協定を結んだ国・地域で、休暇を過ごしながら滞在費を補うために働くことが認められる制度です。外務省の案内をもとに、基本を整理しました(2026年10月時点)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象の国・地域 | 32か国・地域(2026年4月1日時点) |
| 年齢 | 原則18歳以上30歳以下(オーストラリア・カナダ・韓国・アイルランドは18歳以上25歳以下で、各国政府の認める場合は30歳以下まで申請可) |
| 主な要件 | 主として休暇を過ごす意図があること、滞在当初の生活に必要な資金を持っていること、有効なパスポートと帰りの航空券等を持っていること、子や被扶養者を同伴しないこと、健康であること、以前にワーホリの査証を受けたことがないこと など |
| 確認先 | 国ごとに条件が違うため、各国の駐日大使館などの公式サイトで確認するよう案内されている |
外務省が案内している共通の要件には、英語力の点数は挙げられていません。つまり、英語力ゼロでも申請自体はできる国が多い一方で、現地で仕事や家を探すのは自分自身です。英語力は「申請の条件」ではなく「現地で困らないための準備」と考えましょう。
英語力ゼロで行く人が意識したいこと
英語力ゼロのまま出発すると、最初の数か月を生活の立ち上げだけで使ってしまうことがあります。ワーホリは年齢の上限がある、一度きりのチャンスになりやすい制度です。限られた滞在期間を有効に使うためにも、日本にいる間にできる準備を進めておきましょう。
英語力ゼロで行くと困る場面とよくある失敗例


英語力ゼロで現地に着くと、どんな場面で困るのでしょうか。代表的な場面と、出発前にできる対策をまとめました。
| 場面 | 困ること | 出発前の対策 |
|---|---|---|
| 入国・空港 | 入国審査の質問や乗り継ぎの案内がわからない | 滞在目的・期間・滞在先を英語で言えるようにする |
| 家探し | 契約条件や家賃の支払い方法を確認できない | 家賃・保証金・光熱費など住まいの基本単語を覚える |
| 銀行・携帯電話 | 口座開設やSIMの契約で説明が聞き取れない | 必要書類と手順を日本語で調べてから行く |
| 仕事探し | 履歴書や面接で自分のことを説明できない | 英語の履歴書と自己紹介を準備しておく |
| 職場 | 指示が聞き取れず、ミスや誤解が起きる | 聞き返す・確認する表現を言えるようにする |
| 体調不良 | 症状を伝えられず、病院や薬局で困る | 症状を伝える表現と保険の使い方を確認する |
よくある失敗例
- 英語を使わない仕事しか見つからず、英語がほとんど伸びなかった
- 日本人同士で過ごす時間が長くなり、英語を話す機会が少なかった
- 語学学校に長く通ううちに、資金が足りなくなった
- 言葉が通じないストレスで、予定より早く帰国した
どれも「英語力ゼロだから」だけが原因ではなく、準備不足が重なって起きることが多い失敗です。出発前に基礎を固め、現地での目標を決めておけば、多くは防ぐことができます。
出発前に目指したい英語力の目安


英語力の目安として、世界的に使われている「CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)」があります。欧州評議会の説明では、A1・A2は「基礎段階の言語使用者」とされ、それぞれ次のようなことができる段階です。
| レベル | できること(欧州評議会の説明をもとに要約) | ワーホリでの目安 |
|---|---|---|
| A1 | よく使う日常的な表現や、ごく基本的な言い回しを理解して使える。自己紹介や簡単な質問ができる | 出発時に最低限ここまで |
| A2 | 買い物や仕事など身近な話題の文やよく使う表現が理解でき、決まったやり取りができる | 出発時にここを目指すと生活が楽になる |
| B1以上 | 自立した言語使用者の段階。仕事や学校など身近な話題で、ある程度まとまった話ができる | 現地で目指すゴール |
英語力ゼロの人は、まずA1、できればA2を出発前の目標にしましょう。「完璧に話せる」必要はなく、「ゆっくりなら伝えられる」「わからないときに聞き返せる」状態を目指します。
英語力ゼロからの準備スケジュール(6か月前〜出発)


出発日から逆算して、やることを時期ごとに分けました。手続きの準備と英語の準備を並行して進めるのがポイントです。
| 時期 | 英語の準備 | 手続き・生活の準備 |
|---|---|---|
| 6か月前 | 中学1〜2年の文法と基本単語を復習。発音記号の読み方を覚える | 行きたい国の条件を大使館の公式サイトで確認 |
| 4か月前 | 毎日の音読とリスニング。短い自己紹介を英語で書いて覚える | ビザ申請の準備、資金計画を立てる |
| 3か月前 | オンライン英会話などで週に数回話す練習を始める | 航空券、最初の滞在先を検討 |
| 2か月前 | 英語の履歴書を作り、面接の受け答えを練習する | 海外旅行保険、現地の銀行・携帯の手順を調べる |
| 1か月前 | 空港・家探し・仕事探しの場面別フレーズを練習する | 持ち物の準備、現地の生活情報を調べる |
行き先の国の生活事情も早めに調べておきましょう。たとえばオーストラリアについてはオーストラリア移住を後悔なく進めるには?滞在の方法と知りたい現実で、滞在方法や現地の現実を紹介しています。
英語力ゼロからの独学メニュー


英語力ゼロの人は、あれこれ手を出すより、次の4つを毎日少しずつ続けるのが効果的です。
1. 単語:生活と仕事でよく使う語から覚える
最初は、数字・時間・曜日・食べ物・住まい・仕事に関する単語など、ワーホリの生活ですぐ使うものから覚えましょう。単語帳アプリを使えば、スキマ時間でも続けられます。
2. 文法:中学レベルを「使える」ようにする
現在形・過去形・未来の表現・疑問文・助動詞(can、would など)が使えれば、日常会話の多くはカバーできます。問題集を解くだけでなく、例文を声に出して覚えるのがポイントです。
3. 発音とリスニング:音読とシャドーイング
音声つきの教材を使い、聞こえた英語をすぐ後から真似して言う「シャドーイング」を毎日10分続けましょう。自分で発音できる音は聞き取りやすくなります。
4. スピーキング:話す練習の場をつくる
オンライン英会話や英語での独り言など、口を動かす時間を意識してつくりましょう。AIを使った会話練習も手軽な方法です。具体的なやり方はAIで英語を勉強する方法で紹介しています。独学で話せるようになるまでの手順は英語を話せるようになるには?独学で喋れるようになる5ステップも参考にしてください。
| 1日の時間 | メニューの例 |
|---|---|
| 30分 | 単語10分+シャドーイング10分+自己紹介の音読10分 |
| 60分 | 単語15分+文法15分+シャドーイング15分+独り言15分 |
| 90分 | 上記+オンライン英会話などで話す練習30分 |
学習の全体像を知りたい人は、英語学習ロードマップで段階ごとの進め方を確認できます。
現地ですぐ使う英語フレーズ18選


到着してすぐの数週間で使う機会が多いフレーズを、場面別にまとめました。まずはこの18個を声に出して言えるようにしておきましょう。
聞き返す・確認する
| 英文 | 日本語訳 |
|---|---|
| Sorry, could you say that again? | すみません、もう一度言っていただけますか? |
| Could you speak a little more slowly? | もう少しゆっくり話していただけますか? |
| Could you write it down, please? | 書いていただけますか? |
| Do you mean …? | …という意味ですか? |
| Just to confirm, … | 確認ですが、… |
| I’m still learning English. | 英語はまだ勉強中です。 |
家探し・生活
| 英文 | 日本語訳 |
|---|---|
| Is the room still available? | その部屋はまだ空いていますか? |
| How much is the rent per week? | 家賃は1週間いくらですか? |
| Are bills included? | 光熱費は含まれていますか? |
| How much is the bond? | 保証金はいくらですか? |
| I’d like to open a bank account. | 銀行口座を開きたいです。 |
| I’d like to get a SIM card. | SIMカードを買いたいです。 |
仕事探し・職場
| 英文 | 日本語訳 |
|---|---|
| Are you hiring at the moment? | 今、スタッフを募集していますか? |
| I’d like to drop off my resume. | 履歴書をお渡ししたいのですが。 |
| I’m available on weekends. | 週末も働けます。 |
| I have experience working in a restaurant. | 飲食店で働いた経験があります。 |
| What should I do next? | 次は何をすればいいですか? |
| Could you show me how to do it? | やり方を見せていただけますか? |
「bond」はオーストラリアなどで賃貸の保証金を指して使われる言い方で、国によって「deposit」と言うこともあります。行き先の国で使われる言い方も調べておくと安心です。
面接で使える短い自己紹介の例
仕事探しでは、短くてもはっきり自己紹介できることが大切です。次の例を自分の経験に置き換えて、何も見ずに言えるまで練習しておきましょう。
| 英文 | 日本語訳 |
|---|---|
| Hi, I’m Yuki. I’m from Japan. | こんにちは、ユキです。日本から来ました。 |
| I’m here on a working holiday visa. | ワーキングホリデービザで滞在しています。 |
| I worked at a cafe for two years in Japan. | 日本でカフェで2年間働いていました。 |
| I’m a quick learner and I work hard. | 覚えるのが早く、まじめに働きます。 |
| My English isn’t perfect, but I’m improving every day. | 英語は完璧ではありませんが、毎日上達しています。 |
最後の一文のように、英語に自信がないことを正直に伝えつつ、前向きな姿勢を見せる言い方を用意しておくと、面接で緊張したときにも落ち着いて話せます。
出発前に語学学校を使うときの判断基準


独学だけでは不安な人は、出発前に語学学校や短期留学で「英語を話す環境」に慣れておく方法もあります。学校を選ぶときは、名前やランキングではなく、次の基準で比べましょう。
| 判断基準 | 確認のポイント |
|---|---|
| 初心者向けの授業 | 英語力ゼロから始められるレベル分けがあるか |
| 話す時間の量 | マンツーマンや少人数で、自分が話す時間が十分にあるか |
| ワーホリ向けの内容 | 履歴書の書き方や面接練習など、現地の生活に直結する内容があるか |
| 期間と費用 | ワーホリの資金を圧迫しない期間・総額か |
| 出発時期との関係 | 語学学校の後、ワーホリの出発までに時間を空けすぎないか |
語学学校に通う期間が長くなるほど、ワーホリで使える資金は減ります。「どこまでを日本の独学で、どこからを学校で補うか」を先に決めておくことが大切です。
ワーホリで良い仕事に就くための英語力とスキル


ワーホリの仕事は、英語力とスキルによって選べる幅が大きく変わります。英語をほとんど使わない仕事しか選べないと、収入も英語も伸びにくく、帰国後に「何をしてきたか」を話しにくくなります。仕事の種類ごとに、英語を使う量と注意点を整理しました。
| 仕事の例 | 英語を使う量 | 注意点 |
|---|---|---|
| 日本食レストラン・日本人向けの店 | 少ない(同僚やお客さんが日本人のことが多い) | 働き始めやすい一方、英語を話す機会が増えにくい |
| 農場・工場などの作業 | 少なめ(決まった作業を一人で進めることが多い) | 体力が必要で、帰国後に話せるスキルにつながりにくい |
| カフェ・ホテル・小売などの接客 | 多い(お客さんや同僚と英語で話す) | 応募時に英語での受け答えを求められることが多い |
| オフィスワーク・IT・デザインの仕事 | 多い(英語でのやり取りに専門スキルが加わる) | 英語に加えて、仕事に使えるスキルや経験が必要 |
どの仕事にも良さはありますが、英語を伸ばしたい、帰国後のキャリアにつなげたいと考えるなら、出発前にスキルを身につけて「自分で働く環境を選べる状態」にしておくことが大切です。
英語+αで役立つスキル
| スキル | 役立つ理由 | 帰国後のつながり |
|---|---|---|
| プログラミング | 世界中で使われるスキルで、海外とやり取りしながら開発する仕事も増えている | 英語とITの両方ができる人材として説明しやすい |
| デザイン | 作品で実力を見せやすく、言葉の壁を越えて評価されやすい | 作品集として成果を見せられる |
| マーケティング | 基本の考え方は国を問わず使え、海外の現場に触れる経験になる | 海外向けの事業を考える企業で話しやすい経験になる |
スキルの習得は、出発日から逆算して計画的に進めましょう。英語の準備と並行して、仕事に使えるスキルを1つ決めておくと、現地での仕事探しの選択肢が広がります。
英語とITのスキルを持ってワーホリに行くという選択肢


ワーホリの前に「英語と一緒に、仕事に使えるスキルも身につけておきたい」と考える人もいます。その場合は、英語で専門分野を学ぶ留学も選択肢になります。
Kredoは語学学校ではなく、フィリピン・セブ島のITパークで「英語とITを英語で学ぶ」留学です。2016年に開講し、卒業生・参加者は3,000名以上。受講生の92%は英語もITも未経験から始めています。1日8時間(英語マンツーマン4時間+ITグループ4時間)で、ITレッスンはすべて英語です。
たとえばWeb Basicは1ヶ月・定価413,000円(税込・総額)で、定価に食事は含まれず、食費などの生活費は月6万円程度が目安です。英語だけを集中して学びたい人には語学学校のほうが合う場合もあるため、目的に合わせて選びましょう。ワーホリ前の学び方に迷ったら、無料カウンセリングで相談できます。
よくある質問
Q. 英語力ゼロでもワーホリのビザは取れますか?
A. 外務省が案内している共通の要件に英語力の点数は含まれていません。ただし、国ごとに条件が違うため、行きたい国の駐日大使館などの公式サイトで最新の条件を確認してください。
Q. 英語力ゼロだと、どんな仕事ができますか?
A. 英語をあまり使わない仕事から始める人もいますが、選べる仕事の幅は狭くなりがちです。出発前にA2程度を目指し、英語の履歴書と自己紹介を準備しておくと、応募できる仕事の幅が広がります。
Q. 出発まで3か月しかありません。何を優先すべきですか?
A. 自己紹介、聞き返す表現、家探しと仕事探しのフレーズを優先しましょう。毎日30分でも、音読とシャドーイングを続けると耳と口が慣れてきます。
Q. ワーホリで英語を使う仕事に就くには、何が必要ですか?
A. 英語で受け答えができることに加えて、接客の経験やITなど仕事に使えるスキルがあると、選べる仕事が広がります。英語の履歴書と自己紹介を準備し、出発前から少しずつスキルを身につけておきましょう。
Q. 現地で語学学校に通えば大丈夫ですか?
A. 現地の語学学校も選択肢ですが、通う期間が長いほど資金が減ります。日本でできる基礎の学習は出発前に済ませ、現地では話す練習や仕事探しに時間を使えるようにしておくのがおすすめです。
まとめ
ワーキングホリデーは英語力ゼロでも申請できる国が多い制度ですが、現地の仕事や生活を自分で切り開くためには、出発前の準備が欠かせません。
- 制度の条件は外務省と各国大使館の公式サイトで確認する
- 出発前はCEFRのA1、できればA2を目標にする
- 6か月前から、英語と手続きの準備を並行して進める
- 単語・文法・発音・スピーキングを毎日少しずつ続ける
- 場面別のフレーズを声に出して言えるようにしておく
- 英語+αのスキルを準備し、働く環境を自分で選べるようにする
英語力ゼロは「行けない理由」ではなく「準備を始める合図」です。今日から少しずつ準備を進めて、ワーホリの時間を思いきり楽しめる状態で出発しましょう。
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