プログラミング学習はPCで行うのがスタンダードです。
大きなディスプレイで複雑なコードを眺められることで、デバッグなども行いやすいですし、何よりキーボードを使った入力は、一番素早いコーディングの方法の1つでもあるためです。
ただ、実践的なコーディングを行うわけではなければ、必ずしもPCにこだわる必要はありません。
例えばプログラミングの仕組みや新しいコマンドについて学ぶだけであれば、それこそ本などを読むだけでも学習効果を得られます。
そして、最近ではスマートフォン向けのプログラミング学習用アプリも数多くリリースされています。
PCとはまた違った使い勝手ではありますが、PCが使えない環境でも高い学習効果を得られるということで、多くの評判を呼んでいます。
今回はそんなスマホで勉強したいという人に向けて、プログラミングアプリの特徴やポピュラーなアプリをご紹介していきます。
記事のもくじ
プログラミングの勉強はスマホアプリでも可能
プログラミングやエンジニアリングの知識やスキルは、今や幼児期からでも学びが勧められるほど、私たちの生活にとってポピュラーな存在となっています。
ただ、そのような時代の変化に伴い、プログラミングの勉強方法も本とPC以外で行えるよう、教材のあり方も進化してきました。
スマホで学ぶためのアプリケーションも多数リリース
スマートフォンは私たちの生活に最も定着しているコンピューターの1つですが、最近ではこのスマホを使ってのプログラミング学習が行えるよう、様々な勉強用アプリがリリースされています。
最も多いのはやはり英語の学習アプリですが、アップデートを繰り返すうちに日本語へ対応するものも増えてきました。
また、日本国内からもプログラミングアプリの開発・リリースが行われるようになってきたことで、その選択肢は増えてきています。
自分にあったプランや勉強方法、そして学びたいプログラミング言語やスキルによって、様々なアプリを試してみることができるでしょう。
スマホで勉強できるプログラミング学習アプリの特徴
それでは、スマホのアプリを使ってプログラミングの学習を行うことで得られるメリットなども見ていきましょう。
PCがなくても大丈夫
スマホアプリでプログラミングの勉強ができるようになったことで大きいのは、やはりラップトップやデスクトップのPCが身の回りになくても良いという点でしょう。
スマホは今や財布や家の鍵と同じくらいに持ち歩いて生活するのが当たり前となったため、いつでもどこでも手元にあるものです。
ラップトップも確かに持ち歩いて生活することができますが、スマホほど常に手元に置いておくものでもないため、用事のある時にしか持ち出すこともないものです。
スマホであれば気が付いた時にいつでも学習できるので、勉強の効率は非常に高いと言えます。
通勤・通学の合間や寝る前の10分にも最適
スマホは取り出すのにもわずかな手間しかかからないので、通勤・通学の最中でも問題ありません。
本とは異なり、勉強用のアプリは知識をインプットするだけでなく、タッチ操作などの能動的なアウトプットも促す仕組みが採用されていることが多く、高い学習効果も見込めます。
どっしりと机に構えてデスクトップとにらみ合わずとも、待ち合わせの際の一瞬の隙間時間や、寝る前にベッドの上でカジュアルに取り組むことができるため、モチベーションの維持にも最適の方法といえるでしょう。
スマホのプログラミング教材を運用していく上での注意点
ただ、必ずしもスマホのプログラミングアプリが万能であるとは限りません。
実際にスキルを運用していくとなると、PCの操作が中心となるため、エディタやIDEの使い方など、PC操作もしっかりと覚えていく必要があります。
そして何より、自分でキーボードを使ってコーディングを行なっていく際、どうしてもタイプミスとエラーの壁に立ち向かっていかなければいけません。
いわゆるデバッグ作業ですが、これのトラブルシューティングについては経験がものをいう側面もあるので、初心者の頃からしっかりとエラーに立ち向かっていく力を身につけておくことが大切です。
プログラマーの業務の7割はデバッグにあると言う人もいるくらいですから、ラップトップやデスクトップを使った実践的なスキルも決してないがしろにはできないことを覚えておきましょう。
スマホで勉強できるプログラミング学習アプリの活用方法
スマホを使ったプログラミング学習教材は単体でも確かに有効ですが、そのほかのツールや勉強方法と併用して活用すれば、さらに高い学習効果を望むことができるでしょう。
PCでの実践や学習教材と併用して使おう
基本的にプログラミングを実践的に活用していく場合、PC操作による運用を行っていくことが想定されます。
そのため、外出先や隙間時間はスマホで、帰宅後や休みの日はしっかりとデスクトップでといったように、うまく学習教材を使い分けていくことが重要になります。
新しいことを学ぶ時の復習や予習に最適
スマホでプログラミングを学べると言うことは、やはりそのとっつきやすさに繋がってきます。
ついつい億劫になってしまうような復習や予習といったことも、スマホでならSNSをいじる代わりに確認することもできるので、さぼり癖をつけることなく勉強を続けていくことができるでしょう。
メインの学習はPC、そしてそれをサポートするためのスマホアプリという形でのカリキュラムが、最も効果的な勉強方法となってきます。
スマホでのプログラミングの勉強に最適なアプリの選び方
それでは肝心のプログラミング学習用アプリの選び方ですが、これもまた悩んでしまいがちなポイントです。
すでに学習用教材は数多くApp Storeなどにリリースされているため、選択肢が多くどれに手をつけて良いのかわからなくなるためです。
ここでは一人一人にあったアプリ選びのためのいくつかのポイントをご紹介しておきます。
自分にあったカリキュラムがあるか
1つ目の選び方の基準として、そのアプリが自分の学ぼうとしているプログラミング言語をカバーしたカリキュラムとなっているかどうかです。
プログラミング言語は確かに異なる言語でも、共通するコマンドなどがあるケースも多く、感覚的に共有できる部分もあります。
ただ、自分の学びたい言語にあった教材をきちんと用意しなければ、その学習効果は減少してしまうため、まずは自分の言語に対応した教材を選ぶようにすると良いでしょう。
プランの内容を確認する
また、プログラミング教材は有料・無料の両プランを備えていることが多く、ビギナーレッスンまでは無料、基礎的なテクニックの学習からは有料など、様々なプランが備えられています。
学習用アプリはまず使ってみなければわからないと言う側面もあるため、お試しで無料プラン、その後で有料といったように、料金体験に左右されず、柔軟な使い方ができるかどうかを事前に確認しておきましょう。
スマホのプログラミングの勉強に最適なアプリ
最後にいくつかのプログラミング学習用アプリもご紹介しておきます。
プログラミングの理解力を身につけるなら!「Pocket Programming」
Pocket Programmingは、カジュアルなプログラミング学習教材で、選択問題のクイズを解いていくことでプログラミングの知識を温めることができます。
http://ww17.rails.pocket-programming.com/ja
元々はベルリンで誕生したアプリですが、現在は日本語にも対応しており、毎日出題されるクイズを解いていくことで知識の拡充が望めます。
対応言語はRuby/Rails、Android/Javaとなっており、この辺りを学びたいという人には復習用に最適です。
アメリカで注目を集める勉強アプリ「Udemy」
アメリカ発のUdemyは、数多くのIT系クラスを備え、自由に受けられることから人気の高いアプリです。
プログラミングに限らず、ITに関わるあらゆるスキルに関するビデオ教材などを備えているため、包括的にITスキルを身に付けたいと言う人にはうってつけのサービスとなっています。
教材は基本的に有料ですが、タイミングによってセールも行われているため、普段よりも安く受けたいコースを受講することもできます。
基礎学習の勉強は無料!「Progate」
日本発の学習サービス、Progateは初心者からプロまでを対象としているサービスです。
Progateの特徴は、何と言っても初心者向けの講座が無料であるという点です。実践的で独学も可能なカリキュラムを提案してくれるため、ビギナーの向学心を育ててくれます。
対応言語も網羅的に備えてくれているので、まずは登録してみるという使い方も良いでしょう。
アプリ内の生放送講座で臨場感あり「Schoo」
Schooはあらゆるカテゴリの学習を動画による通信講座で受けられるのが特徴です。
Schooで視聴する動画は録画分だけでなく、生放送で授業を受けられるのがポイントです。通信講座では実感しづらい生の授業の迫力を、ライブストリーミングで体感することができます。
IT以外のジャンルも網羅的に備えているため、そのほかの分野も学び直したいと言う人には最適のサービスとなっています。
スマホでも学べる!プログラミング勉強用アプリの活用法のまとめ
プログラミングの勉強は学校へ行かずともできるようになっただけでなく、スマートフォンでも気軽に行えるようになりました。
ラップトップや本以上の使い勝手を有していながら、様々な教材が各サービスより提供されていることで、自分にあったカリキュラムでいつでもどこでも学習を進めていくことができます。
常にプログラミングに触れている環境を作ることで、さらなるスキルアップが望めることでしょう。