プログラミングを勉強してプログラマーとして就職したいものの「プログラミングスクールに通うのは金銭的に厳しいな」と思っている方もいるでしょう。
プログラミングスクールは安くても20〜30万円はしますし、就職・転職支援があるスクールでは60〜70万円かかるスクールもあります。
そこで「なるべくお金をかけずに独学でプログラミングを学びたい」と考える方もいるかと思います。
しかし、プログラミングの独学は難しいと言われており、挫折もしやすいです。 独学での勉強を成功させるためには、いくつか心がけるべきポイントがあります。
今回はプログラミングを独学でマスターしたい方向けに、プログラミング独学のロードマップや、独学する上でやっておくべきことなどについて解説します。
プログラミングの独学をスムーズに進めていきましょう。
記事のもくじ
プログラミングの独学が難しいと言われている理由
プログラミングの独学は難しく、挫折する人も少なくないと言われています。
どうしてプログラミングの独学は難しいと言われているのでしょうか?
なぜ難しいのかを把握しておけば、どうすれば独学を成功させられるかが見えてくるので、ぜひチェックしておきましょう。
モチベーションの維持が大変
まずプログラミングの独学は、モチベーションの維持が大変です。
独学は基本的には一人で進めていくものなので、自分でモチベーションの管理をする必要があります。
講師がついているプログラミングスクールとは違って、注意してくれたり励ましたりしてくれる人がいないので、注意しないとすぐにモチベーションが下がっていくものです。
独学をしていくうちにモチベーションが下がってしまって「やっぱり諦めよう」と挫折してしまう方もいます。
プログラミングの独学を進めていく上で、モチベーションを維持することは重要です。
独学だと就職が厳しい
プログラミングは独学だと就職が厳しいです。
プログラミングスクールであれば、就職・転職支援もしてくれるので職につきやすいですが、独学の場合だと職につくための支援がありません。
就職活動を成功させるために、自分で実績を作って企業にアピールする必要があります。
また、起業したりフリーランスとして働いたりする場合は、信用が必要になるので仕事をもらうことがとても難しいです。
企業に対して自分を雇うメリットがあるかどうかを、しっかりとアピールする必要があります。
習得に時間がかかる
独学でプログラミングの学習を進める場合、習得に時間がかかります。
なぜならば勉強を始めたばかりのうちは、どのように勉強すればいいかが見えてこないからです。
勉強の仕方がわからないので、効率良く勉強を進めることが難しく、習得に時間がかかってしまいます。
普段から勉強に慣れている人であれば、効率良くプログラミングを身につけられるでしょう。
しかし勉強に慣れていないと、勉強を思うように進められないどころか、挫折することも大いにありえます。
プログラミングのスキルを身につけるためには、学習の仕方を考えることも必要です。
疑問点を解消しづらい
プログラミングの勉強を独学で進めていると、疑問点を解消しづらいです。
講師がついているプログラミングスクールとは異なり、独学だと基本的には一人で勉強するので、疑問点が出てきても質問や相談ができる人が周りにいません。
疑問を解消できずにモヤモヤし続けてしまうことも、独学ではよくあることです。
たとえわからないことがあってもプログラミングの勉強を続けられるかどうかが、独学では重要となります。
プログラミング独学のロードマップ
プログラミングを独学するロードマップは、
-
自分がプログラマーに向いているかをチェック
-
パソコンを用意する
-
自分が何をやりたいを明確にする
-
プログラミングを勉強する
-
サービスやアプリを作ってみる
-
学んだことをアウトプットする
この6つです。
自分がプログラマーに向いているかをチェック
まずは、自分がプログラマーに向いているかどうかをチェックしましょう。
プログラマーに向いていないのに独学をしても、挫折する可能性が高いです。
プログラマーに向いている人の特徴は、主にこちらになります。
- 集中力がある
- 論理的に物事を考えられる
- 学習意欲がある
- 好奇心がある
- 体力がある
- 協調性がある
もしこれらの特徴に当てはまっている部分が多い人は、プログラマーに向いています。
逆に当てはまっている部分が少なかったとしても「これから頑張れば克服できそう」と思うのであれば、ぜひ独学にチャレンジしてみてください。
パソコンを用意する
プログラミングの独学を進めていくためには、必ずパソコンを用意すべきです。
プログラミングを習得するためには、本を読んだり学習サイトを見たりして知識をインプットするだけでなく、自分の手でコードを書けるようになる必要があります。
そしてもしお金に余裕があれば、なるべくスペックが高いパソコンを購入しましょう。
スペックの高いパソコンであれば、動作がスムーズなので快適にプログラミングの学習を進められます。
10万円以上あればそれなりに高スペックなパソコンが買えるので、ぜひ検討してみてください。
自分が何をやりたいを明確にする
プログラミングの独学をするからには、自分が何をやりたいのかを明確にしましょう。
プログラマーと言っても、様々な種類があります。
- Webプログラマー
- ゲームプログラマー
- アプリケーションプログラマー
- AIプログラマー
自分がどういうことをしたいかによって、何を学ぶべきなのかも変わってくるのです。
そして自分が何をしたいのかを明確にしておけば、プログラミングを独学する上でのモチベーションにもなります。
少々面倒に感じるかもしれませんが、ただ漠然とプログラミングの勉強を始めても、実務で通用スキルを身につけることは難しいです。
あらかじめ自分のしたいことを決めておきましょう。
プログラミングを勉強する
パソコンの用意を済ませ、自分が何をしたいのかを明確にした後は、プログラミングの勉強を進めていきましょう。
独学の序盤では、学習サイトを使って勉強するのがおすすめです。
以下のサイトを使ってみましょう。
学習サイトは、イラストなどを用いて初心者にもわかりやすく解説されているのが特徴で、独学も無理なくできますよ。
プログラミングの独学は、苦手意識を感じてしまうと挫折してしまいやすいです。
挫折しないためにも、独学がしやすい学習サイトを使って独学をしましょう。
サービスやアプリを作ってみる
プログラミングの独学をある程度進め、自分でコードが書けるようになってきたら、サービスやアプリを作ってみましょう。
自分で作ったサービスやアプリは、就職活動の際に使える実績となります。
あらかじめ自分で実績を作っておくことで、採用する人に対して自分の実力を見せることができます。
もちろん、いきなりオリジナルのサービスやアプリを作るのはハードルが高いでしょう。
まずは元々あるサービスやアプリを真似て作ってみて、慣れていくことが必要です。
慣れてきたら簡単なものでも構いませんので、オリジナルのサービスやアプリを作ってみましょう。
学んだことをアウトプットする
独学をするのであれば、普段から学んだことをアウトプットするクセをつけましょう。
なぜならば、学んだことをアウトプットすることによって、学んだことを記憶に定着させやすくなるからです。
アウトプットの方法には、例えば以下のようなものがあります。
- スマホのメモアプリなどにメモをする
- ブログやSNSで学んだことを発信する
- 友達に話してみる
アウトプットをすることで記憶に定着させやすくなりますし、自分がどの程度プログラミングを理解しているかを把握することができます。
ぜひインプットするだけの時間だけでなく、アウトプットする時間も作るようにしましょう。
プログラミングを独学する方法
プログラミングの独学と言っても、独学するのには様々な方法があります。
プログラミングの独学をする方法は、主にこの3つです。
- 学習サイト
- 動画サイト
- 書籍
自分に合った学習方法を見つけ、独学を進めていきましょう。
学習サイト
プログラミングの学習サイトでは、スライドに書かれていることを覚えながら学習を進めていきます。
イラストも使われており、わかりやすい表現で解説されているサイトばかりなので、独学もしやすいですよ。
プログラミングの学習サイトには、主に以下のようなものがあります。
実際にコードを書く問題も用意されているので、知識を覚えるだけでなく実践力を身につけることもできます。
初心者レベル〜上級者レベルまで無理なくスキルアップできるので、ぜひ有効活用してみましょう。
動画サイト
プログラミングの動画サイトでは、講義形式の動画を視聴しながらプログラミングの独学を進めることができます。
自分で文章などを読んで勉強するよりも、誰かに丁寧に教わりたい方には、動画サイトで独学するのがおすすめです。
プログラミングの動画サイトには、以下のようなものがあります。
わからない箇所があったら繰り返し再生することもできるので、理解できるまで粘り強く勉強できますよ。
書籍
プログラミングの書籍には、様々な種類があります。
全くプログラミングがわからない人向けのものから、上級者向けのものまであるので、自分のレベルに合った学習を進めることが可能です。
しかも余程大きなサイズのものでなければ、持ち運んでどこでも勉強することができるのも嬉しい点です。
ただし書籍での勉強だと、情報のインプットが中心になりがちなので注意する必要があります。
ある程度書籍を読み込み、プログラミングの学習に慣れてきたら、パソコンを使ってコードを書いてみましょう。
インプットするだけでなくコードも書くことによって、学習の質が上がりますよ。
プログラミング独学のロードマップを成功させるポイント
プログラミングの独学をしていると、どうしても挫折してしまいそうになります。
すぐに諦めてしまうのはもったいないので、独学を成功させるためのポイントも押さえておきましょう。
プログラミングの独学を成功させるためのポイントは、主にこの3つです。
- Q&Aサイトを活用する
- 自分のレベルに合った勉強をする
- 切磋琢磨できる友達を見つける
Q&Aサイトを活用する
もし独学中にわからない部分があったら、Q&Aサイトで質問をしてみましょう。
一人で勉強してても、ネット上で疑問点を解決することができます。
プログラミングに関するQ&Aサイトとして、以下のサイトが挙げられます。
もしかすると、今抱えている疑問点がすでに別の人の質問で解決されていることもありえます。
質問する前に過去に投稿された質問を見れば、質問せずとも疑問点を解消することも可能です。
自分のレベルに合った勉強をする
プログラミングの独学をする際は、自分のレベルに合った勉強をしましょう。
背伸びしてレベルの高すぎる勉強をしたら、あまりにも難しく感じて挫折してしまいます。
逆に簡単すぎる勉強をしても、あまり身につきません。
自分がどの程度できているのかを常に把握しながら、独学をしていきましょう。
切磋琢磨できる友達を見つける
独学しているとどうしても一人になりがちなので、お互いに切磋琢磨できる友達を見つけるのも良い手段です。
一人での勉強だとモチベーションを保つのが難しいですが、一緒に勉強できる友達がいれば、モチベーションの維持も容易になります。
今ではインターネットが発達しているので、ブログやSNSでプログラミングを勉強していることを発信すれば、ネット上で友達を見つけられるでしょう。
まとめ:プログラミング独学のロードマップを押さえておこう!
今回はプログラミング独学のロードマップや、独学を成功させるためのポイントなどを紹介しました。
プログラミングを独学する方法は様々ですが、モチベーションの維持や学習の継続が難しいです。
どうすればプログラミングの独学を続けられるかを考えて、勉強をしていきましょう。