プログラミングを学ぶ手段は、実に様々です。
プログラミングスクールやオンラインサービスなど、今となってはいろんな形で勉強できます。
もしプログラミングを独学したいのであれば、本を読んで勉強するのもおすすめです。
しかし「どんな本を読めばいいのかな?」「本で独学する際のポイントは?」と気になっている方もいるでしょう。
今回は、
- プログラミングを本で独学するメリット
- プログラミングの独学におすすめな本15選
- プログラミングを本で独学する際のポイント
を紹介します。
プログラミングの独学を本で行う際の参考にしてみてください。
記事のもくじ
プログラミングを本で独学するメリット
「本でもプログラミングを独学できる」と言っても、メリットがわからなければ「本で独学しよう!」とはなかなか思えませんよね。
メリットを知れば「やってみようかな?」と思えるでしょう。
そこでまずは、プログラミングを本で独学するメリットを紹介します。
メリット①料金が安い
プログラミングを本で独学する場合、学習にかかる料金を安くすませることができます。
プログラミングスクールだと、安くても授業料が10万円前後かかり、高いところだと50〜60万円はかかるのが実態です。
しかし本であれば1冊1,000〜2,000円から購入することができ、学習するための料金をぐっと抑えられます。
しかも手元に残している限り、繰り返して読んで勉強することが可能です。
もちろん読まずに放置してしまっては意味がありませんが、何回でも勉強できると考えるとコスパがいいと言えます。
メリット②どこでも勉強ができる
よほど大きな本でなければ持ち運びができるので、どこでも勉強ができます。
プログラミングは覚えることも多いので、少しでもプログラミングに触れることは独学において必要です。
本であれば電車に乗っている時や、仕事の休憩中などでも勉強できるので、スイスイと勉強を進められますよ。
現在では電子書籍の参考書も発売されているので、スマホやタブレットで勉強することも可能です。
メリット③入門書もある
プログラミングの参考書はとても幅が広く、中には入門書もあります。 プログラミングの独学を始めようとしている方の中には「そもそもプログラミングって何なのかよくわからない」という方もいるかもしれません。
しかし、プログラミングそのものについて非常にわかりやすく解説した本も発売されているので、プログラミングがよくわからなくても無理なく独学を進められます。
ステップアップして独学を進めていきましょう。
メリット④信頼できる情報が多い
本には信頼できる情報が多く載っているというのも、プログラミングを本で独学するメリットの一つです。
今は情報社会なのでさまざまな情報があふれており、中には信ぴょう性のない情報や間違った情報もあります。
しかし本は、その道のプロが書いていることが多いので信頼しやすいです。
本を買う前は「その本の著者はどんな人なのか」を調べてみると、信頼できるかどうかがわかるので、ぜひチェックしてみましょう。
プログラミングの独学に最適な基礎を学べる本 7選
いきなりとあるプログラミング言語を学ぼうと思っても「何が書いてあるのかわからない…」と難しく感じて、独学に挫折してしまうことがあります。
プログラミング言語を学ぶ前に、まずはプログラミングの基礎的な考え方が書かれている本を読むことをおすすめします。
そしてその後は、プログラミング言語について学んでいきましょう。
教養としてのプログラミング講座
教養としてのプログラミング講座は「そもそもプログラミングとは何か?」についてわかりやすく解説した参考書です。
「プログラミングってとっつきにくい」と思っていても、この本を読めば、プログラミングは私たちにとって身近なものだということに気づけるでしょう。
ページ数が少なく、文章自体も読みやすいので、1時間ぐらいで読み終えることができます。
ちゃんと使える力を身につけるWebとプログラミングのきほんのきほん
ちゃんと使える力を身につけるWebとプログラミングのきほんのきほんは、数あるプログラミング言語に共通する事柄や考え方について学べる本です。
さまざまなプログラミング言語を学んでいると「覚えることが多すぎる」と感じることがあります。
しかしどの言語にも共通する事柄や考え方を学んでおけば、どの言語を学習するにしても効率よく学習を進められるでしょう。
しかもプログラミングの仕組みそのものについても書かれており、それらも覚えればプログラミング学習全体の役に立ちますよ。
マンガでざっくり学ぶプログラミング
マンガでざっくり学ぶプログラミングは、マンガでプログラミングについて解説した本です。
マンガでかつストーリー形式で解説しているので、理解しやすい本となっています。
本書の後半の方ではJavaScriptについての簡単な解説や、コードの書き方などについても書かれているので、ステップアップにも最適です。
これからはじめるプログラミングの基礎の基礎
これからはじめるプログラミングの基礎の基礎はプログラミングに加え、コンピューターの仕組みについても解説されている本です。
説明がわかりやすくて丁寧ということでも評判が高く「何から読めばいいんだろう?」と迷っている方にぴったりな内容となっています。
最後まで読み終えたらプログラミングができるようになる、というわけではないですが、プログラミングの基本的な考え方を身につけるのにはおすすめです。
プログラミング入門講座–基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業
プログラミング入門講座–基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業は、プログラミングの学習方法について書かれた本です。
独学する際「どうやって勉強すればいいかわからない」と悩む方は多いかもしれません。
しかしこの本を読めば、どのように勉強すればいいかが理解できるので、読んだ後は独学を効率よく進められるでしょう。
プログラムはこうして作られる プログラマの頭の中をのぞいてみよう
プログラムはこうして作られる プログラマの頭の中をのぞいてみようは、プログラミングの作り方について書かれている本です。
この本ではSunabaという言語を用いて、テトリスの作り方を解説しています。
Sunabaはこの本のオリジナルの言語ですが、この本を読めば「どのようにしてプログラミングを組み立てればいいんだろう?」という疑問が解消されるはずです。
世界が変わるプログラム入門
世界が変わるプログラム入門は、プログラミングを学べば日常生活でとても役に立つということを教えてくれる本です。 プログラマーが頭の中で考えていることを文章にしたような内容なので「プログラミングをする際、どんなことを考えればいいのかな?」という疑問を解消することができます。
プログラミングの独学に最適な言語を学べる本
プログラミングの基本的な考え方を身につけた後は、プログラミング言語を学んでいきましょう。
ただ本格的にプログラミング言語を学ぶ前に、プログラミング言語を大まかに把握しておいた方が、その後の独学が進みやすくなります。
次はプログラミング言語の概要を学べる本を紹介します。
Webエンジニアの教科書
Webエンジニアの教科書は、Ruby on RailsやPHPの基礎を学べる本です。 他にはNoSQLデータベース、フロントエンド、ログの取り扱いについても解説されています。
Webエンジニアになるために必要な考え方や知識が載っているので、Webエンジニアを目指している方におすすめな本です。
Scratchで学ぶ プログラミングとアルゴリズムの基本
Scratchで学ぶ プログラミングとアルゴリズムの基本はタイトルの通り、プログラミングとアルゴリズムの基本と、Scratchという言語の使い方を解説した本です。 Scratchは高校や大学の授業でも用いられている言語なので、プログラミング初心者でも扱いやすいです。
プログラミングを簡単に学んでみたい方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
スラスラわかるHTML&CSSのきほん 第2版
スラスラわかるHTML&CSSのきほん 第2版は、HTMLとCSSの基礎が学べる参考書です。
第2版はスマホやタブレットにも対応したWebサイトの作り方も解説しているので、読めばWebサイト製作の幅が広がることでしょう。
説明も丁寧に書かれているので、プログラミング言語を学ぶ入門書としては最適です。
退屈なことはPythonにやらせよう-ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング
退屈なことはPythonにやらせよう-ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミングは、Pythonの使い方について書かれた本です。 分厚い本ですが、その分基礎的な事柄についてはかなり多めに書かれているので、独学する方でも無理なく読み進めることができます。
Python自体、数ある言語の中でも習得の難易度が低い言語なので、この本を読み込めばPythonをかなり使いこなせるようになるでしょう。
すっきりわかるJava入門 第2版
すっきりわかるJava 第2版はJavaについて書かれた本で、Javaの難しい概念まで丁寧に解説しています。 Javaを学習していると、オブジェクト指向の理解につまづくことがありますが、オブジェクト指向についても詳しく書かれています。
イラストが多めに使われているので、理解がしやすく読みやすいです。
3ステップでしっかり学ぶRuby入門
3ステップでしっかり学ぶRuby入門はRubyの使い方について書かれており、文法の基本をしっかり学ぶことができます。
環境開発についても書かれているので、プログラミング初心者でも安心して読み進めることができます。
どの章にも練習問題が掲載されており、覚えた知識をしっかり身につけられるのもポイントです。
XcodeではじめるSwiftプログラミング
XcodeではじめるSwiftプログラミングは、Xcodeという開発環境を用いてSwiftを学ぶための参考書です。
解説が丁寧で、コードが色分けして書かれているので、簡単に読み進められます。
iPhoneアプリを作る際はSwiftを使用するので、iPhoneアプリを作りたい方におすすめです。
いきなりはじめるPHP~ワクワク・ドキドキの入門教室~
いきなりはじめるPHP~ワクワク・ドキドキの入門教室~はPHPとMySQLの基礎について書かれている本です。 プログラミング初心者がつまづきやすい部分についても触れているので、理解がしやすいです。
プログラミングについて何もわからなくても読み進められる、ということでも評判なので、わかりやすさを求めている方におすすめです。
プログラミングを本で独学する際のポイント
プログラミングを独学する際「どうやって勉強すればいいんだろう?」「このままで大丈夫だろうか?」などと不安に感じることがあると思います。
独学に対して不安を感じている方に向けて、最後にプログラミングを本で独学する際のポイントを紹介するので、参考にしてください。
ポイント①わからない箇所があっても読み進める
本を読み進めていくとわからない箇所にぶつかることがありますが、それでも気にしないで次へ次へと読み進めていきましょう。
なぜならば、わからない箇所にいつまでもこだわってしまったら、独学に挫折してしまう可能性があるからです。
わからない箇所があったら付箋を貼ったりメモをとったりするなどして、後から読み返すようにしましょう。
本に書いてあることを全部覚えるよりも、まずは本を最後まで一通り読んで、大まかな事柄を把握することが優先的です。
ポイント②何回も繰り返して読む
本は一回読むだけでなく、時間が許す限り何回も繰り返して読みましょう。
一回読んだだけでは全部覚えることはできませんし、人の記憶は時間が経つと忘れるようにできています。
何回も同じ情報に触れることによって、人はようやく脳に情報を定着させることができます。
何回も繰り返して読んで、本に書かれてあることをマスターしましょう。
ポイント③コードも実際に書いてみる
プログラミングを本で独学する際は、ただ本を読むだけでなく、コードを実際に書いてみることも必要です。
本に書かれていることを実践することで、より脳に記憶を定着させることができますし、プログラミングに慣れることができます。
本で独学していると本を読んだだけで満足してしまいがちですが、コードを書けるようにならなければ意味がありません。
ぜひ時間を作って、コードを書くことも続けていきましょう。
まとめ:プログラミングを本で独学しよう!
今回はプログラミングの独学におすすめな本や、独学のポイントなどについて解説しました。
プログラミングの独学は大変なので、勉強を続けていくうちに挫折してしまいたくなることもあるでしょう。
しかし諦めずに独学を続けていけば、スキルは身についてくるので、難しい場面に出くわしても諦める必要はありません。
本を何回も読み込んで、プログラミングスキルを習得できるように頑張りましょう。
プログラミングスキルが身についたら、エンジニアに特化したエージェントに登録して、仕事を探してみましょう。