今回は「プログラミングをはじめてみたいけど、自分にプログラミングが向いているのかわからない」という方に向けて、プログラミングの素質(センス)がある人・ない人の特徴をそれぞれまとめました。
記事のもくじ
プログラミングの素質(センス)を知る前に知っておくべきこと
プログラミングは誰でもできるのですが、適性があるのは確かです。
素質がある人・ない人は存在します。
しかし、素質があるから優秀なエンジニアになれる、素質がないからエンジニアにはなれないというわけではありません。
プログラミングの素質(センス)がなくてもエンジニアになれる
プログラミングの素質がないとしてもエンジニアになることは可能です。
しかし苦労の度合いが変わることは事実です。
「素質はないけどプログラミングを学習したい」「エンジニアになりたい」という場合は、考え方や性格を変える努力をするといいでしょう。
素質は自分の性格でしかありません。
あなたのこれからの心がけで変えていける部分でもあります。
プログラミング言語といっても様々
プログラミングと一言で言っても、プログラミング言語によってできることは様々です。
例えば、初心者の方がプログラミングと聞いて最初にイメージするのはHTMLやCSSだと思いますが、これらであれば勉強時間の確保さえできればだれでも習得可能です。
一方で、AI(人工知能)の開発などを行うには、ある程度のプログラミングの素質が必要かもしれません。
なぜならAI開発には数学やアルゴリズムの知識、発想力などが必要だからです。
つまり、プログラミングといっても、様々な言語があり、この言語は向いているけどこの言語は向いていないといったこともあり得るということです。
ですから、プログラミングの素質というのは一つの指標でしかなく、プログラミングを始めるかどうかや、エンジニアになれるかどうかには関係ないということを理解してください。
プログラミングの素質(センス)がある人の特徴
プログラミングの素質がある人の特徴を紹介します。
プログラミングを楽しいと思える
一番大事なことはプログラミングを楽しいと思えるかどうかです。
プログラミングを楽しいと思える人は、プログラミングの素質があると言えるでしょう。
何に関しても言えることですが、楽しいと思えていないと長時間勉強するのは苦痛ですよね。
しかし、これは実際にしてみないことにはわかりません。
最初は難しく感じると思いますが「難しいからやりたくない」のか「難しいけど楽しい」と感じるのかによって、あなたにプログラミングの素質があるかどうかがわかります。
楽しいと思えたのであればぜひ勉強を続けてみましょう。
初心者の方は無料で始められる学習サイトを使ってみるのがおすすめです。
いかに効率的にできるかを考える
普段からいかに効率的にできるかを考えている人は、プログラミングの素質があると言えるでしょう。
プログラミングには様々は書き方がありますが、一つ一つの指示を書いていたのでは時間がかかってしまいます。
また、何か変更点があった場合に楽になるように最初に書いておかないと、1から変更する作業が必要になり無駄な作業が増えてしまいます。
いかにあとで楽をできるかを考え、そのためになら多少の苦労をいとわないという人はプログラミングの素質があるでしょう。
整理整頓が好き・無駄が嫌いな人もこのタイプに当てはまるでしょう。
集中力がある
集中力がある方はプログラミングの素質があるでしょう。
プログラミングの学習の際には長時間パソコンに向かってコードを書き続ける必要があります。
勉強やスポーツ、ゲームなどなんでもいいのですが、1つのことに集中できる人はプログラミングの素質があると言えるでしょう。
しかし集中力は鍛えることができます。
また、プログラミングを楽しんでできる人であれば、自ずと集中してできるのではないでしょうか。
学習を続けられる
プログラミング学習はずっと続ける必要があります。
継続できることも素質の1つです。
これはIT業界全般に言えることですが、変化が激しく常に最新の情報を取り入れる必要があります。
プログラミング言語も一度覚えてそれで終わりではなく、勉強し続ける必要があります。
学び続け、自分の成長を楽しめる人はプログラミングの素質があるといえるでしょう。
問題解決が好き
問題解決が好きな人であれば、プログラミングの素質があると言えるでしょう。
なぜならプログラミングは「エラーを見つける作業が大半」とも言われており、エラーの原因を考える必要があるからです。
ですから「なぜこうなったのか」など原因を考えることが好きなのであれば、プログラミングが向いているでしょう。
論理的思考力を持っている
論理的思考力を持っている人も、プログラミングの素質があると言えるでしょう。
プログラミングは「なんとなく感覚で」ではできません。
しっかりと順序立てて考えて行わなければいけません。
普段からしっかりと論理的に考える癖がついている人は、プログラミング学習がしやすいでしょう。
プログラミングの素質(センス)がない人の特徴
単純作業の繰り返しでも苦ではない
単純作業の繰り返しでもあまり苦ではない人は、プログラミングの素質がないと言えるかもしれません。
なぜなら、そのような人は効率化を考えないからです。
プログラミングにおいて、効率化を考えることはとても重要です。
効率化を考え、あとで変更があった時に楽になるようにしていないと無駄な工程が増えてしまいます。
しかし単純作業の繰り返しでも苦ではない人は、あとで楽をしたいというよりも今何も考えずに同じ作業を繰り返すほうが楽だと感じてしまうのかもしれません。
ですから、単純作業でもあまり苦に感じずできてしまう人は、プログラミングに向いていないと言えるかもしれません。
疑問や課題感を持たない
普段から疑問や課題感を持たない人も、プログラミングの素質がないと言えるかもしれません。
プログラミングをする際は「なぜエラーが起こったのか」「どうすれば効率的に作業できるのか」というのを常に考える必要があります。
また、開発する場合「どこを改善すれば使いやすくなるのか」「ユーザーにとっていいものになるのか」など考えなければいけません。
「普段からあまり何も考えず、ただ指示されるのを待っている」という方だと、プログラミングを学ぶのは難しいでしょう。
地味な作業・調査が苦手
地道な作業・調査が苦手な人も、プログラミングの素質がないと言えるかもしれません。
エラーの解決方法が分からないときや新しいプログラミング言語を学ぶときなど、調査が必要な場面は多々あります。
そのような地道な作業を苦に感じてしまう人は、プログラミング学習はしんどいかもしれません。
このような作業に耐えられる忍耐力がないと、プログラミングの学習は難しいでしょう。
自分で試す好奇心・自発性がない
好奇心・自発性がない人も、プログラミングの素質がないと言えるかもしれません。
プログラミングは試行錯誤の繰り返しです。
いろいろなことに興味を持って常に取り入れてみるという好奇心が必要です。
「挑戦するのが怖い」「あまり物事に興味を持てない」という人はプログラミングの素質がないと言えるかもしれません。
長時間座っていられない
座り続けることを苦痛に感じる人は、プログラミングの素質がないと言えるかもしれません。
プログラミングの学習の際は何時間も座り続けないといけないので、「動いている方が好き」という人には向いていないでしょう。
頭を使うことが好きではない
頭を使うことが好きでない人も、プログラミングの素質がないと言えるかもしれません。
プログラミングの学習をする際には、常に頭を使わなくてはいけません。
思った通りに動かないときや、エラーが起こった時にはその原因を考えなければいけません。
ですから頭を使うことが好きではないという人は、プログラミングの学習が辛く感じてしまうかもしれません。
素質(センス)をチェック!まずはプログラミングに挑戦してみるのがおすすめ
ここまで読んで「自分は素質があるかも」と感じた方、またその逆の方もいるでしょう。
しかし実際に素質があるかわかるのは、プログラミングを始めてみてからです。
「自分は素質がある」と思っていても、いざ始めると苦痛で続けられないという状態になる可能性もあります。
そこでまずは無料で始められるWebサイトから挑戦してみましょう。
今回はおすすめのサイト3つご紹介します。
Progate
本当の初心者の方にはProgateがおすすめです。
Progateは無料から始めることができ、言語の使い方や本当の基礎を学ぶことができます。
プログラミングの雰囲気をつかめるので、一度もプログラミングに触れたことがないという方は登録してみるといいでしょう。
また、有料プランでもスクールなどと比較するととても安く学習できます。
ドットインストール
動画で学べるドットインストールというサイトもおすすめです。
動画で学ぶことでどのように書いていったらいいのか、実際にどのような時に使うのかなどがわかります。
こちらも無料から始められますし、1つの動画は3分以内と短いので、すぐに見ることができます。
しかし、初心者の方にとって少しスピードが早く感じる可能性があるので、Progateで基礎を学んでからドットインストールで学ぶのがおすすめです。
Codecademy
また、英語も一緒に学習したいという方は、Codecademyがおすすめです。
先ほど紹介したProgateの英語版のようなものですが、Progateよりも扱っている言語が多く、わかりやすいです。
英語に抵抗がない方、英語で学びたい方はこちらを使うといいでしょう。
まとめ:プログラミングの素質(センス)ではなく、自分のしたいことを優先して決めましょう
プログラミングの素質があるかどうかがわかったでしょうか。
もし、素質がないとしても、素質で自分のしたいことをしないのはもったいないです。
結局は自分のしたいことをするのが一番なので、とりあえず行動してみましょう。
向いているかわからない人は、無料で始められる学習サイトを使ってみましょう。
少しやってみて、楽しいと感じることができれば続けてみるといいでしょう。
続けられたら自然とスキルは身につきます。
まずは自分のしたいことはなんなのかしっかりと考えて、挑戦してみましょう。