本を購入して独学でプログラミングを勉強しようと考える方は多いのではないでしょうか。
しかし、プログラミングは言語が豊富にあることもあり、販売されている本の量も非常に多いですよね。
初心者の方は特に、どの本を買えばよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。
そこで今回は、プログラミング初心者さんにおすすめの入門本を紹介していきます。
プログラミング全体を理解するための本から各言語に特化した本まで、複数のジャンルの本を紹介していくので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
記事のもくじ
初心者のプログラミング独学におすすめの入門本ランキング:基礎・考え方を学ぶ
プログラミングの勉強というと、何らかの言語の勉強に取り組んでしまいそうなものですが、
「そもそもプログラミングとは何なのか?」
「どういった仕組みで動くようになっているのか」
といった、全体像・仕組みを理解することも非常に重要です。
そこでまずは、プログラミングの基礎・考え方を学ぶことができる入門本を紹介していきます。
プログラミングに1度も触れたことのないという方は、ここから紹介する本を読んでみることで、各言語の勉強にスムーズには入れるようになりますよ。
1位:教養としてのプログラミング講座
「教養としてのプログラミング講座」は、コンピューターの発展の歴史からプログラミングの定義・構成まで基礎的なことを幅広く学べる本です。
基礎的なことを学んだ後、最後のセクションでは独自のプログラミング言語を用いて、実際にプログラミングを組む体験もできる流れとなっています。
全部で193ページと量が少ないため、ITに馴染みのない方でもサクッと読むことができるのもこの本魅力です。
2位:おうちで学べるプログラミングのきほん
CPU・メモリなどのコンピューターの仕組みからプログラミングの基本まで、俯瞰して学びたい方におすすめなのが「おうちで学べるプログラミングのきほん」です。
プログラミングのことを単純に「コードを書くもの」と考えている方にとっては、新たな発見がある本と言えるでしょう。
各言語の違いについても記述されているので、プログラミングを勉強する目的や、勉強する言語を決めたい人にもおすすめです。
3位:プログラムはなぜ動くのか 第2版
プログラムはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいプログラムの基礎知識
「プログラミングには興味があるけれど、文章ばかりの本は苦手」
「図表がたくさん盛り込まれている本で勉強したい」
という方におすすめなのが「プログラミングはなぜ動くのか」という本です。
PCの基本的な構造の解説はもちろん、中級者向けの内容も盛り込まれているので、何度も繰り返し読み返すことでIT人材としての実力をつけることができます。
サンプルプログラムにC言語を採用しているので、C言語を学びたい方には最適です。
4位:Webとプログラミングのきほんのきほん
ちゃんと使える力を身につける Webとプログラミングのきほんのきほん
ここまで紹介した本にはPCの仕組みなど、基盤についての解説が盛り込まれていましたが、Cookieやブラウザ・サーバのやりとりといった、Webサイトの仕組みを学ぶことができるのが「Webとプログラミングのきほんのきほん」です。
この本を読めば、Webページを作成する全体像がイメージできるようになるでしょう。
解説が丁寧なので、プログラミング言語が分からない方でも問題なく読み進めることができます。
5位:プログラムはこうして作られるプログラマの頭の中をのぞいてみよう
プログラムはこうして作られるプログラマの頭の中をのぞいてみよう
プログラミングの全体像をサラッと把握するのではなく、じっくり1つ1つ丁寧に身に付けていきたい人におすすめなのが本書です。
初心者には覚えにくい専門用語も、本文中で繰り返し解説しているので、しっかりと知識として定着させることができます。
Amazonのレビューで「中高生でも理解できる」とコメントしている方も多いので、ITに馴染みのない方でも安心ですね。
初心者のプログラミング独学におすすめの入門本ランキング:言語の基礎を学ぶ
プログラミングの全体像を勉強するのにおすすめの本を見てきたところで、続いては、各言語に特化した入門本を紹介していきます。
今回紹介するのは、
・HTML&CSS
・Java
・Python
・SQL
上記4種類の言語の本です。
それでは具体的な書籍を見ていきましょう。
1位:1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座
1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
Amazonの「ホームページ入門書」部門でベストセラー(2019年7月15日時点)となっているのが本書です。
Webサイト作成に必須のHTML・CSSの基本を学ぶことができるのはもちろん、デザインのテクニックまで学ぶことができます。
Webデザインの本ということもあり、図や写真がたくさん盛り込まれているので、読んでいて飽きないのも魅力的です。
2位:スッキリわかるJava入門 第2版
「スッキリわかるJava入門」は、Javaの基本だけでなく、初心者がつまずきやすいオブジェクト指向についてもしっかりと理解できる、Javaを学びたい方には最適な本です。
600ページ超えと非常にボリューミーな本ではあるものの、会話調で説明が行われていること、挿絵が豊富に組み入れられていることから、文章を読むのが苦手な方でも簡単に読み進めることができます。
各章の最後には練習問題もあるので、定期的に理解度を振り替えりながら勉強を進められますよ。
3位:独学プログラマーPython言語の基本から仕事のやり方まで
独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで
1年以上前に発売されたにも関わらず、amazonの売れ筋ランキングの「Webプログラミング」「モバイルプログラミング」部門で1位、ゲームプログラミング部門で2位を獲得(2019年7月15日時点)しているのが本書です。
この本では、Pythonを中心にプログラミングの全体像を学ぶことができます。
サンプルコードや練習問題が豊富に掲載されているため、具体的なコードを書きながら勉強したい方におすすめです。
4位:ゼロから作るDeep Learning – Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装
ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装
近年話題になったディープラーニングを学びたい方におすすめなのが、本書です。
「ディープラーニングって何なの?」
「どんな仕組みで動いているの?」
「機械学習との違いは?」
というように、ディープラーニングやAIについて詳しく知らない方でも、仕組みを1から学ぶことができます。
「深層学習」のように、なんとなく複雑に思えてしまう単語も、初心者でもしっかりと理解できる流れが作られているのがこの本の魅力です。
5位:スッキリわかるSQL入門 第2版 ドリル222問付き!
スッキリわかるSQL入門 第2版 ドリル222問付き! (スッキリシリーズ)
Java入門同様、イラストを豊富に取り込むことで感覚的に理解できるようになっているのが「スッキリわかるSQL入門」です。
本書の付録としてブラウザ上でSQLを利用できるクラウドデータベース実行環境が用意されているので、ご自身の手で開発環境を整える手間もなく、すぐSQLを試すことができるようになっています。
巻末には222問の問題が掲載されているので、問題を解くことで「読んで学んだ気になっている」状態を防ぐことができますよ。
SQLの基礎知識を確実に定着させたい方におすすめです。
初心者が入門本を使って独学でプログラミングを勉強するときのコツ
何かを勉強しようとしたとき、最初はやる気満々で始めたのに、仕事が忙しかったり、やる気が起きなかったりといった理由で三日坊主になってしまう方も多いのではないでしょうか。
独学で勉強するときの壁となるものと言えば「継続」です。
せっかくプログラミングを勉強するのなら、自分の理想とするレベルにまでは実力をつけたいものですよね。
そこで、独学でも三日坊主にならず、しっかりとプログラミングを身につけるためのコツを最後に紹介していきます。
プログラミングを勉強する目的を明確にする
1つ目のコツは、「何のためにプログラミング勉強するのか」という目的を明確化することです。
プログラマーとして活躍するため、自分のWebサイトを作るため、子どもに教えるため…人によって目的は様々なことでしょう。
目的が定まることで、「いつまでに」「どのレベルまで実力をつけなければいけないのか」ということが明らかになり、目標達成までの学習計画が立てやすくなります。
ゴールが長期間に渡る場合には、1ヶ月単位、1週間単位で目標を細分化することで、勉強の継続がしやすくなるのでおすすめです。
一緒に勉強する仲間を作る
2つ目のコツは、プログラミング勉強仲間を作り、お互いの進捗を共有しながら勉強を進める方法です。
進捗を相手に共有しなければいけないため、サボってしまいがちなときでも、必然的に勉強をしなければいけなくなります。
また、「相手も頑張っているのだから、自分も頑張らなければ」と、やる気の向上にも繋がることもあるでしょう。
同じ言語を勉強しているのであれば、お互いに問題を作成し解き合うなど、楽しく勉強できるように工夫できるのも、勉強仲間を作ることのメリットです。
本で学ぶのではなくスクールを利用する方法もある
どうしても三日坊主が続いてしまう場合、あるいは分からない箇所があり、なかなか勉強が進まない場合は、プログラミングスクールを利用するのもよいでしょう。
プログラミングスクールの中にはマンツーマンのサポーターがついてくれたり、チャットで気軽に質問ができたりと、手厚いサポートがついているところもあります。
勉強の進め方や管理は他の人に任せることで、勉強に集中できるのがスクールを利用するメリットと言えるでしょう。
初心者のプログラミング独学におすすめの入門本ランキングのまとめ
今回はプログラミング初心者さんにおすすめの入門書を、プログラミング全体が学べる本から各言語に特化した本まで、幅広く紹介しました。
紹介した本はすべて通販で購入できるので、読んでみたいと思った本、内容に興味がある本から手に取ってみてはいかがでしょうか。
ぜひご自身に合った本を見つけ、楽しくプログラミングの勉強をはじめてみてください。