「プログラミングを学びたいけど、どの言語で何ができるかイマイチわからない!」
「転職したいんだけど、どのプログラミング言語を勉強したらいいかわからない。」
こんな悩みはありませんか?
今回はプログラミング未経験の方に向けて、プログラミング言語の種類と選び方を解説していきます。
この記事を読むことであなたがやりたいことにピッタリのプログラミング言語が見つかるかもしれません。
記事のもくじ
プログラミング言語の種類は大きく分けて2つ
プログラミング言語には具体的にどんなものがあるのか解説する前に、プログラミング言語の種類についてお話します。
これを知っておけば、あとあとプログラミングを学び始めて
「別の言語を勉強しておけばよかった・・・。」
なんてことになりにくくなります。
ではさっそくみていきましょう。
種類①:フロントエンド言語
フロントエンド言語は簡単に言えば私たちが普段ネットで目にしているウェブサイトの見た目を作るために使われています。
ウェブサイトだけでなくアプリなどもそうですが、実際に私たちが目に見える文字や画像、色などの情報はこのフロントエンド言語によって記述されています。
目に見える前面の部分=フロントエンドというわけですね。
この言語を操り、きれいなウェブサイトを作る人達のことをフロントエンドエンジニアと呼びます。
フロントサイド言語の代表例にHTML、CSS、JavaScriptなどがあります。
種類②:サーバーサイド言語
目に見えるフロントサイド言語に対して、サーバーサイド言語は目に見えない部分で機能を発揮します。
例えばSNSアプリでは会員登録機能やメッセージの送受信といった様々な機能がありますよね。
この様々な機能をウェブサイトやアプリに持たせる場合に活躍する言語だと思っていただければ問題ありません。
このサーバーサイド言語にはJava、C言語、Rubyなどがあります。
世の中のサービスやアプリはいろんな種類の言語の組み合わせである
フロントエンド言語と、サーバーサイド言語の大きく2種類あることを説明しました。
しかし、もしあなたが何かサービスやアプリを自分で開発しようとした場合、両方を学ばなければいけません。
フロントエンド言語だけでは見た目だけの張りぼてになりますし、サーバーサイド言語だけでは逆にユーザーが一体それがなんなのかさっぱりわからないといった事態になります。
一人ですべてをこなしてしまう人もいますが、大抵の場合は企業のように、いろいろな言語が得意な人材を集めて皆で手分けして開発をしていきます。
あなたもこれからプログラミング言語を選ぶうえで、自分がどこまでできなければいけないのか、どこまでプログラミング言語が書けるようにならなければいけないのかを一度確認するといいでしょう。
おすすめのプログラミング言語の種類10選
プログラミング言語は種類が非常に多く、選ぶだけでも大変です。
今回はプログラミング未経験でこれから勉強したいと思っている方へおすすめのプログラミング言語を10個紹介します。
また後半では言語をどうやって選ぶべきかも解説しています。
プログラミング言語の選び方がわからないという方は参考にしてみてください。
主にフロントエンド言語→サーバーサイド言語の順番で紹介していきます。
HTML
ウェブページの見た目を作る言語です。
例えば今見ているこのページもHTMLでできています。
ページ上で右クリックして、「検証(I)」や「ページのソースを表示」を押せばこのページのHTMLを見ることができます。
CSS
HTMLと同じくウェブページの見た目を作る言語です。
CSSでは色や文字の大きさ、文字の種類など見た目をより見やすくしたりする装飾ができます。
ウェブページの見た目をより豪華にする役割と思っていただいて問題ありません。
JavaScript
多様な可能性を秘めた人気の高いフロントサイド言語です。
この言語ではHTMLの要素を追加したり、CSSで色を変えたりすることができます。
目立たせたい箇所にアニメーションを追加したり、効果を追加したりできます。
jQuery
jQueryは上記のJavaScriptをより扱いやすくしたファイルのことです。
この言語を使いやすくしたファイルのことをライブラリと呼んだりもします。
JavaScriptで1から書くと何十行にもなる記述が、jQueryを使用すると、ほんの数行で済んでしまうこともあります。
プログラムができない方でも扱うことが簡単になり、多くのWeb関係者に使用されるライブラリという位置づけになっています。
Ruby
日本人によって作られたサーバーサイド言語です。
直感的にわかりやすく作られていることが特徴であり、初心者の人でも学びやすいプログラミング言語です。
用途としては幅広く、WEBアプリ開発・SNS開発・ブログ・オンラインショップなど様々なものを作ることができます。
あの有名なTwitterも実はこのRubyで記述されています。
PHP
Web開発に適したサーバーサイド言語です。
この言語も様々なものを開発することができます。
問い合わせフォーム・予約機能・ログイン機能・検索機能・SNS・ブログなど多数です。
本格的に開発する場合JavaScriptと併用されることが多いです。
WordPressというサイトやブログ作成のためのソフトウェアもこのPHPを用いて作ってあります。
Python
科学演算や機械学習などに用いられるサーバーサイド言語です。
文章のように読みやすい言語でもあることから、初心者でも学びやすいサーバーサイド言語です。
AIのディープラーニングと言われる、AIを育てるプログラミングでこのPythonはよく用いられます。
Java
大規模な開発からモバイルアプリの開発まで汎用性の高いサーバーサイド言語です。
RubyやPHPと比べると難易度がやや高いと言われますが、その分高性能な機能があります。
ライブラリが豊富であることもこのJavaのメリットと言えます。
具体的にはWebサービス開発・業務システム開発・アプリ開発に用いられます。
金融機関の会計システムに用いられていることで有名で、あの楽天や三菱UFJ銀行が採用しています。
Go
Googleが解発したサーバーサイド言語です。
最近では注目を集めており、人気があるプログラミング言語です。
公式サイトで「Goは、オープンソースのプログラミング言語であり、シンプルで信頼性の高い効率的なソフトウェアを簡単に構築できます。」と説明されています。
この説明の通りシンプルな構造・軽量な動作に魅力があり、近年企業でこのGoを採用するところも多くなってきました。
シンプルであるゆえ、初心者でも学びやすい言語としても注目を集めています。
C言語
40年以上の歴史があるサーバーサイド言語です。
ソフトウェアやゲームを作成するのに用いられます。
難易度が高めな言語として認知されています。
その分、習得する過程でコンピュータやアプリがどのように動いているのかを理解するうえではC言語は高く評価されます。
用途はWEBアプリ、スマホアプリ、ロボットを制御するアプリなどを作るために用いられます。
初心者の方へおすすめのプログラミング言語の選び方
上記で紹介したプログラミング言語はほんの一部でしかありません。
なんと世界では7,000を超えるプログラミング言語があると言われています。
そんな中から自分に100%合ったプログラミング言語を選ぶのは非常に困難です。
ではプログラミング初心者の方はどうやって選べばいいのでしょうか。
以下のケースにあてはまる場合どのようにプログラミング言語を選べばいいか紹介します。
プログラミング言語で何を作るか決まっていない人
プログラミングには興味がある、でも作りたいものがなにかあるわけではない。
こんな方の場合は難易度の低い言語から学ぶことをおすすめします。
なぜなら、難易度の高い言語をいきなり学ぶとモチベーションが続かず挫折してしまうからです。
「絶対にこれが作りたい!」というものがある場合はモチベーションが続きますが、興味だけでプログラミングを習得する場合は自分との闘いになります。
まずは継続して学習するという意味でも難易度の低い言語からスタートしてみましょう。
勉強を進める中で自分の作りたいものが見つかれば、それにあった言語を学べばいいのです。
作りたいものが明確に決まっている人
すでに作りたいものが明確になっている場合は、それに合った言語を学ぶだけで問題ありません。
やや難易度が高い言語でも、実際に自分で手を動かしながら開発すればすさまじい勢いで上達します。
人間の言語の習得は使うこと、つまり話したり聞いたりすることで非常に早いスピードで習得されていきます。
これは脳がそのように設計されているからです。
プログラミング言語も人間の言語と同じです。
少し難易度が高くても、自分の作りたいもののためにチェレンジしてみましょう。
転職・キャリアアップをしたい人
転職・キャリアアップのためにプログラミング言語を学ぶ場合、選択がやや難しくなります。
なぜなら、今後どのプログラミング言語が主流になり、どのプログラミング言語が廃れていくのか予測が難しいからです。
人口知能やブロックチェーンといったこれから伸びると言われる産業に合わせてプログラミング言語を学ぶという選択もあります。
しかし、ブロックチェーンなどの場合現状国内でのエンジニアの求人数はまだまだ少ない状況です。
対して歴史あるC言語の採用は、某大手求人サイトで検索しただけでも1,700を超えるほどです。
このように、海外で働くのか、国内で働くのか、どの産業で活躍したいのか、あなたの目標によって選ぶべき言語も変わってきます。
自分の目的に合ったプログラミング言語の習得をするためにも、自己分析と市場の分析、そして将来どうなりたいのかをしっかりとするといいでしょう。
まとめ:プログラミング言語の種類と選び方を知って学習をはじめよう
プログラミング言語は種類が多く自分に合った言語を選ぶことは非常に難しい状況です。
しかし、自分の今の状況と、世の中の状況を正しく照らし合わせることができれば、限りなく自分に合った言語を選ぶことができます。
まずは情報をたくさん集めることから始めましょう。
そのうえで当ブログは、プログラミング初心者の方々へおすすめの情報を発信しているので、ぜひのぞいてみてください!