こんにちは、Kredo Blog編集部です!
初心者が挫折しにくいのは、JavaScript・Python・Ruby・PHPのように書いてすぐ動きを確かめられる言語で、C言語・C++・Rustのようにメモリや型を細かく扱う言語ほど難易度は高くなります。この記事では、13のプログラミング言語を難易度ランキングの表で比べ、それぞれ何が難しいのか、どんな用途で使われるのかを解説します。
この記事でわかること
- 主なプログラミング言語の難易度ランキング(一覧表)
- 言語の難しさを決める5つの基準
- コンパイラ型・インタプリタ型など、言語の種類と難易度の関係
- やさしい言語・ふつうの言語・難しい言語の特徴と用途
- 難易度より大事な、目的別の言語の選び方と挫折しにくい学び方
プログラミング言語の難易度ランキング一覧

まずは結論として、初心者から見た難易度の目安を一覧表にまとめました。★が少ないほど、最初に学ぶときにつまずきにくい言語です。

| 順位 | 言語 | 難易度 | 難しさ・やさしさの理由 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | JavaScript | ★ | ブラウザだけで書いて動きを確かめられる | Webサイトの動き、Webアプリ |
| 2 | Python | ★ | 文法がシンプルで読みやすい | AI・データ分析、業務の自動化、Webアプリ |
| 3 | Ruby | ★ | 書きやすさを重視して作られ、日本語の情報も多い | Webアプリ(Ruby on Rails) |
| 4 | PHP | ★ | Webに特化していて、HTMLと組み合わせやすい | Webアプリ、WordPress |
| 5 | SQL | ★ | データの検索・登録に用途がしぼられている | データベースの操作 |
| 6 | Go | ★★ | 仕様は簡潔だが、型や並行処理の考え方が必要 | Webサービスのサーバー側、クラウド関連 |
| 7 | Swift | ★★ | iPhoneアプリの開発にはMacが必要で、アプリの仕組みも学ぶ必要がある | iPhone・Macのアプリ |
| 8 | Kotlin | ★★ | 型の扱いやAndroidアプリの仕組みを理解する必要がある | Androidアプリ |
| 9 | C# | ★★ | オブジェクト指向の理解が前提になる | Windowsアプリ、ゲーム(Unity) |
| 10 | Java | ★★ | 記述量が多く、オブジェクト指向をしっかり学ぶ必要がある | 業務システム、Androidアプリ |
| 11 | C言語 | ★★★ | メモリやポインタなど、コンピューターの仕組みに近い知識が必要 | 組み込み機器、OS |
| 12 | C++ | ★★★ | C言語の難しさに加えて、機能が非常に多い | ゲームエンジン、処理速度が求められるソフト |
| 13 | Rust | ★★★ | 安全性を守るための独自のルール(所有権など)を理解する必要がある | 処理速度と安全性が求められるソフト |
この順位は、文法の量、環境構築の手間、日本語の情報量などから見た編集部の目安です。どの言語も、深く使いこなすレベルまで行けば簡単ではありません。「最初の一歩がつまずきにくいか」という視点で見てください。
なお、Webページを作るHTMLとCSSは、厳密にはプログラミング言語ではなく「マークアップ言語」「スタイルシート言語」に分類されます。違いはCSSはプログラミング言語?スタイルシート言語との違いと書き方で解説しています。
プログラミング言語の難易度を決める5つの基準

同じ「プログラミング言語」でも、難しさが違うのには理由があります。主に次の5つで差が出ます。
| 基準 | やさしい言語 | 難しい言語 |
|---|---|---|
| 1. 文法の量と書き方 | 少ない記述で処理が書ける | 決まりごとが多く、記述量も多い |
| 2. 型の扱い | 変数の型を細かく書かなくても動く | 型を明示し、厳密に扱う必要がある |
| 3. 動かすまでの手間 | 書いてすぐ実行して確かめられる | コンパイルなどの手順が必要で、エラーも増えやすい |
| 4. 環境構築 | ブラウザや学習サービスですぐ始められる | 専用の開発環境や特定のパソコンが必要 |
| 5. 日本語の情報量 | 入門書・解説記事・質問サイトの情報が多い | 情報が英語中心で、日本語の解説が少ない |
初心者がつまずくのは、文法そのものよりも「動かすまでの準備」と「エラーが出たときに調べられるか」であることが多いです。そのため、すぐに動かせて情報も多い言語ほど、最初の言語としては挫折しにくくなります。
コンパイラ型とインタプリタ型、記述方式の違い

難易度の差を理解するために、言語の分け方を2つ押さえておきましょう。
実行のしかた:コンパイラ型とインタプリタ型
人が書いたコード(ソースコード)は、そのままではコンピューターが実行できないため、機械が理解できる形に変換されます。この変換のタイミングで、言語は大きく2つに分かれます。
| 種類 | 特徴 | 主な言語 |
|---|---|---|
| コンパイラ型 | 実行前にまとめて変換する。動作は速いが、変換の手順やエラーへの対応が必要 | C言語、C++、Java、Go、Swift、Rust、C# |
| インタプリタ型(スクリプト言語) | 実行しながら変換する。書いてすぐ動かせるので、確かめながら学びやすい | JavaScript、Python、Ruby、PHP |
初心者は、1行書いて動きを確かめ、間違いに気づいて直す、という流れを繰り返せるインタプリタ型の方が学びやすいと言えます。
書き方の考え方:手続き型・オブジェクト指向・関数型
プログラムの組み立て方にも違いがあります。命令を上から順に書く「手続き型」は理解しやすく、データと処理をひとまとまりで扱う「オブジェクト指向」、関数を組み合わせて処理を作る「関数型」になるほど、抽象的な考え方が必要になります。多くの言語は複数の書き方に対応しているため、最初は手続き型の考え方から慣れていけば大丈夫です。
難易度やさしめ:初心者が最初に学びやすい言語

ここからは、難易度ごとに言語の特徴を紹介します。まずは初心者が最初の言語に選びやすい言語です。
JavaScript(★)
Webブラウザ上で動く言語で、ボタンを押したら表示が変わる、といったWebページの動きを作れます。特別な準備がなくてもブラウザで試せるため、書いた結果がすぐ目に見えて、学ぶ楽しさを感じやすいのが特徴です。最近はサーバー側やスマホアプリの開発にも使われます。
Python(★)
文法がシンプルで読みやすく、初心者向けの教材も豊富です。AI・機械学習、データ分析、業務の自動化、Webアプリなど用途が広く、学んだあとの使い道が多いことも人気の理由です。勉強時間の目安はPythonの勉強時間はどれくらい?習得期間の目安と学習ステップで解説しています。
Ruby(★)
日本で生まれた言語で、「書いていて楽しい」ことを大切にして作られています。日本語の情報が多く、Webアプリを作るためのフレームワーク「Ruby on Rails」と組み合わせて、Webサービスの開発に使われています。
PHP(★)
Webアプリを作るために広く使われている言語で、HTMLの中に書き込んで動かせます。WordPressもPHPで作られているため、Web制作の仕事と相性がよい言語です。
SQL(★)
データベースからデータを取り出したり、登録・更新したりするための言語です。用途がしぼられているので覚えることは比較的少なく、Webアプリ開発やデータ分析では、ほかの言語と一緒に使います。
難易度ふつう:基礎に慣れてから学びたい言語

次は、やさしい言語より覚えることが増えるものの、目的によっては最初から選ぶ価値がある言語です。

Go(★★)
Go言語(Golang)はGoogleで開発された言語です。言語の仕様が簡潔で、読みやすいコードを書きやすく、動作も速いのが特徴です。Webサービスのサーバー側やクラウド関連のツールで使われています。コンパイラ型で型の指定も必要なため、インタプリタ型の言語より少し難しく感じますが、1つ目の言語に慣れたあとの2つ目として選ばれることも多い言語です。
Swift(★★)
Appleが開発した、iPhoneやMac向けのアプリを作るための言語です。文法は比較的読みやすいものの、開発にはMacと専用の開発環境が必要で、アプリの画面や動きの仕組みもあわせて学ぶ必要があります。
Kotlin(★★)
Androidアプリの開発で使われる言語です。Javaより短く書ける工夫がされていますが、型の扱いやAndroidアプリの仕組みを理解する必要があり、最初の言語としては少しハードルがあります。
C#(★★)
Microsoftが開発した言語で、Windows向けのアプリや、ゲームエンジン「Unity」を使ったゲーム開発に使われています。オブジェクト指向の考え方が前提になるため、基礎を学んでから取り組むとスムーズです。
Java(★★)
企業の業務システムやAndroidアプリなど、幅広い分野で長く使われてきた言語で、求人でもよく見かけます。ただし記述量が多く、オブジェクト指向をしっかり理解する必要があるため、このグループの中では初心者が難しく感じやすい言語です。
難易度高め:難しいプログラミング言語と理由

最後に、初心者が独学で最初に選ぶと挫折しやすい、難易度の高い言語です。難しい分、コンピューターの仕組みを深く理解できるという価値もあります。
C言語(★★★)
家電や機械を動かす組み込みシステムやOSの開発に使われてきた言語です。メモリの場所を直接扱う「ポインタ」など、コンピューターの仕組みに近い知識が必要で、間違えると原因がわかりにくいエラーが起きやすいのが難しい点です。
C++(★★★)
C言語を拡張し、オブジェクト指向などの機能を加えた言語です。処理速度が求められるゲームエンジンやソフトウェアで使われていますが、C言語の難しさに加えて機能が非常に多く、全体を理解するには時間がかかります。
Rust(★★★)
処理の速さと安全性を両立させるために作られた言語です。メモリを安全に扱うための「所有権」という独自のルールがあり、ルールに合わないコードはコンパイルの段階で止められます。そのため、慣れるまではコードがなかなか動かず、難しいと感じる人が多い言語です。
難しい言語は「選んではいけない言語」ではありません。組み込み機器やゲームエンジンなど、作りたいものがはっきりしているなら、最初から挑戦する価値があります。その場合は、質問できる相手や教材を先に確保しておきましょう。
難易度より大事な、目的別の言語の選び方

難易度は言語選びの参考になりますが、それだけで選ぶと「学んだけれど作りたいものが作れない」ということが起こります。まず何を作りたいかを決め、そこから言語を選ぶのが基本です。
| 作りたいもの・目的 | 主に使う言語 | 最初の一歩 |
|---|---|---|
| Webサイト | HTML/CSS、JavaScript | HTML/CSSでページを1枚作る |
| Webアプリ・Webサービス | JavaScript、PHP、Ruby、Python、Go、SQL | HTML/CSSのあと、サーバー側の言語を1つ選ぶ |
| AI・データ分析 | Python、SQL | Pythonの基本文法から始める |
| 業務の自動化 | Python、JavaScript(Google Apps Scriptなど) | 身近な作業を1つ自動化してみる |
| iPhoneアプリ | Swift | Macと開発環境を用意する |
| Androidアプリ | Kotlin、Java | 開発環境を用意し、簡単な画面を作る |
| ゲーム | C#(Unity)、C++ | ゲームエンジンのチュートリアルから始める |
| 組み込み機器・IoT | C言語、C++ | 入門書で基礎を学び、小さな機器で試す |
目的がまだ決まっていない人は、用途が広く情報も多いJavaScriptかPythonから始めると、あとから方向を変えやすくなります。目的別の選び方はITプログラミングは何から?最初に学ぶ言語の選び方と目的別比較表でさらに詳しく比べています。
どの言語でも挫折しにくい学び方のコツ

難易度が低い言語を選んでも、学び方によっては止まってしまいます。次のポイントを意識しましょう。
- 最初の1言語に集中し、基礎(変数・条件分岐・繰り返し・関数)を終えるまで他の言語に手を出さない
- 学んだらすぐ小さなものを作り、「書いて、動かして、直す」を繰り返す
- エラー文は読み飛ばさず、そのまま検索して原因を探す
- 質問できる場所(Q&Aサイト、勉強仲間、講師)を早めに作る
- 英語のエラー文や公式ドキュメントに少しずつ慣れておく
どの言語も、命令やエラーメッセージ、公式ドキュメントは英語が基本です。英語への苦手意識が強いと、やさしい言語でも調べものに時間がかかります。必要な英語力についてはプログラミングは英語ができないと無理?必要な英語力と勉強法で解説しています。
Kredoでは、フィリピン・セブ島のITパークで、1日8時間(英語マンツーマン4時間+ITグループ4時間)学ぶIT留学を行っています。ITレッスンはすべて英語で、受講生の92%が英語もITも未経験からのスタートです。プログラミングと英語を一緒に身につけたい人は、IT留学とは?費用・国別比較・1日の流れと選び方【2026年】も参考にしてみてください。
よくある質問
Q. 初心者にいちばん簡単なプログラミング言語はどれですか?
A. 書いてすぐ動きを確かめられるJavaScriptやPythonが、初心者でもつまずきにくい言語です。Webサイトを作りたいならJavaScript、AIやデータ分析に興味があるならPythonから始めるとよいでしょう。
Q. いちばん難しいプログラミング言語は何ですか?
A. 一般的によく使われる言語の中では、C言語・C++・Rustが難しいと言われます。メモリの扱いや独自のルールなど、コンピューターの仕組みに近い知識が必要になるためです。
Q. Go言語は初心者でも学べますか?
A. 学べます。仕様が簡潔で読みやすい言語ですが、型の指定やコンパイルが必要な分、JavaScriptやPythonよりは少し覚えることが増えます。Webサービスのサーバー側を作りたい人には選ぶ価値のある言語です。
Q. 難しい言語を最初に学んだ方が、あとで楽になりますか?
A. コンピューターの仕組みを深く理解できる面はありますが、最初の言語で挫折してしまっては意味がありません。作りたいものがはっきりしていなければ、まずはやさしい言語で「作れた」という経験を積むのがおすすめです。
まとめ
プログラミング言語の難易度は、文法の量、型の扱い、動かすまでの手間、環境構築、日本語の情報量で変わります。
- やさしめ:JavaScript、Python、Ruby、PHP、SQL
- ふつう:Go、Swift、Kotlin、C#、Java
- 難しめ:C言語、C++、Rust
- 難易度だけで選ばず、作りたいものから言語を決める
- どの言語でも、1言語に集中し、小さく作りながら学ぶと挫折しにくい
まずは作りたいものを1つ決め、ランキング表を参考に最初の言語を選んでみましょう。
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