短期間でエンジニアになりたいというとき、難易度の高いプログラミング言語は避けたいですよね。
しかし、どのプログラミング言語を選んでも避けられない問題があります・・・それは英語。
プログラミング言語は英語圏生まれなので、英語ができなければ
- 英語のレポートやリファレンスが理解できない
- エラーメッセージが英語で書かれていて、エラーが理解できない
という状況になり、難易度が低いプログラミング言語でも結局ぐだぐだ時間がかかるはめになるのです。
本記事では、
- プログラミング言語の難易度
- 英語でプログラミング習得する最短の道
をご紹介するので、プログラミング習得に無駄な時間を割くリスクを避けられます。
手っ取り早く有能エンジニアになりたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
記事のもくじ
プログラミング言語ごとの難易度は「成り立ち」によって変わる
プログラミング言語は、
- 翻訳のタイミング
- 記述方式
の2点によって分類でき、それぞれ難易度も異なります。
詳しく見ていきましょう!
違い①翻訳のタイミング(コンパイラ言語、インタプリタ言語)
プログラミング言語は、翻訳のタイミングによってコンパイラ言語とインタプリタ言語に分けられます。
- 書いたソースコードを全部一気に翻訳する
- 動作は速いが、コードを書ききるまで動作確認ができない
- 書いたソースコードを一行ずつ翻訳する
- コードを書きながら動作確認ができるが、動作は遅い
「翻訳」とは、ソースコードを0と1だけで表される「機械語」に変換すること。
それぞれの変換プログラムによって翻訳のタイミングが異なります。
初心者は書いたコードの作動を確認しながら進めた方が間違いに気付きやすいので、インタプリタ言語の方が学びやすいでしょう。
違い②記述方式(手続き型、オブジェクト指向型、関数型)
プログラミング言語は記述方式による分類もできます。
- コンピュータへの命令を順番に記述する
- 関連するデータをオブジェクトとして1つにまとめ、オブジェクト間でデータを送り合う
- 関数の組み合わせを記述して処理する
処理内容の理解のしやすさから、手続き型 < オブジェクト指向型< 関数型の順で難易度が高くなります。
プログラミング言語の難易度を下げるには英語力が必要
プログラミング言語習得のもう一つの壁が英語です。
英語圏生まれのプログラミングはレポートやエラーメッセージも英語なので、
- 英語の参照資料やWEB記事が理解できない
- エラーメッセージが英語で書かれていて、エラーが理解できない
という2大要素に、英語ができないエンジニアはいつまでも苦しめられる結果となります。
エンジニアは調べながらオリジナルアプリやシステム、プログラムを開発するのですが、英語と日本のエンジニア向けのQ&Aサイトでは以下のように規模が全く違います。
▼国内最大級のエンジニア向けQ&Aサイト『teratail』
上記のQ&Aサイトではエンジニアに質問ができるのですが、国内最大級のteratailでも2019年4月時点で会員数は10万人です。
▼世界最大のQ&Aサイト『Stack Overflow』
世界最大の『Stack Overflow』は、2019年3月時点で、会員数は1020万人を突破しており、情報量も世界最大規模です。
「いきなり英語のQ&Aサイトを使う必要ある?」と思うかもしれませんが、最初から英語のQ&Aサイトを使うかどうかで、これからの伸びしろが大きく違います。
『Kredoオンラインキャンプ』は、英語初心者の方でも英語を習得しながらプログラミングを学べるように全授業が英語で構成されています。
就職面では、大手企業に多数輩出できた実績があるため、英語の破壊力は絶大だと言えます。
「英語に対してハードルが高い」と思うあなたも一度、Kredoオンラインキャンプのサービス内容を覗いてみてはいかがでしょうか?
プログラミング初心者がこれから学ぶべき言語10選【難易度別】
こちらでは、プログラミング言語人気ランキング『TIOBE』から、上記の☆印をつけたおすすめのプログラミング言語10選を難易度別にご紹介します。
難易度★:PHP
- インタプリタ言語
- 手続き型・オブジェクト指向型
- WordPressなどWebシステムの開発が可能
- 『TIOBE』2019年7月ランキング8位
PHPの構文は比較的理解しやすく、インターネット上にも多くの情報があるため、初心者でも学びやすい言語です。
インタプリタ言語なので、プログラミングを動かしながら学習できます。
PHPを学習する際は、親和性の高いHTMLとJavaScriptについても合わせて学習すると良いでしょう。
『Kredoオンラインキャンプ』の『Webデベロップコース』では、PHPによるSNS投稿機能やログイン機能などのWebアプリケーション開発が学べます。
難易度★:JavaScript
- インタプリタ言語
- 手続き型・オブジェクト指向型
- ブラウザ上で動作し、動きのあるWebページが作成可能
- 『TIOBE』2019年7月ランキング7位
JavaScriptはPHPと同じく実際に動かしながら学習できるため、初心者でも楽しんでプログラミングを学べます。
JavaScriptを学習する際は、HTMLやPHPと合わせて学習すると良いでしょう。
『Kredoオンラインキャンプ』には、JavaScriptで動きのあるWebサイトが作れる『Webデザインコース』があります。
難易度★:Ruby
- インタプリタ言語
- 手続き型・オブジェクト指向型
- 日本生まれなので日本語の情報も豊富
- 『TIOBE』2019年7月ランキング11位
Rubyは「書きやすく、読みやすく」をコンセプトとして開発されている、初心者でも理解しやすい言語です。
Webサービス開発を強力にサポートする「Ruby on Rails」というフレームワークがあるので、Rubyを学ぶ際には、Ruby on Railsと合わせて学習しましょう。
難易度★★:Python
- インタプリタ言語
- 手続き型・オブジェクト指向型
- FacebookやGoogleでも採用されている
- 『TIOBE』2019年7月ランキング3位
Pythonのソースコードは非常に読みやすい上、多くのライブラリがあるので、Webサービス開発からAI開発まで、幅広く利用されています。
できることが多い分PHPやRubyよりも難易度を高く設定していますが、おすすめ度としてはPHPやRubyと同じくらい初心者におすすめできる言語です。
難易度★★:C#
- コンパイラ言語
- オブジェクト指向型
- Windows系の開発に人気のある言語
- 『TIOBE』2019年7月ランキング5位
C#はC言語やC++の改良版として開発されましたが、構文はJavaに近いです。
コンパイラ言語なのでインタプリタ言語よりは難易度が高いですが、幅広いジャンルの開発が可能。
特にWindows系の開発がしたいならC#を学習しましょう。
難易度★★:Swift
- コンパイラ言語
- オブジェクト指向型
- Apple社のiOSやOS X向けのプログラミング言語
- 『TIOBE』2019年7月ランキング13位
Swiftは2014年に開発された比較的新しいプログラミング言語です。
Pythonなどの良い部分をもとに開発されているため、少ないコード量でプログラミングすることができます。
新しい分情報があまり多くありませんが、iOSやOS X向けのアプリを開発したい方にはおすすめです。
難易度★★:Go
- コンパイラ言語
- 手続き型
- Googleが開発
- 『TIOBE』2019年7月ランキング16位
GoはYouTube開発にも使用されており、WebアプリケーションやAndroid・iPhone上で動くアプリを開発できます。
言語仕様は簡潔で、Goで開発したアプリケーションは実行速度が早い特徴があります。
習得難易度はインタプリタ言語より高くなりますが、注目されている言語なので挑戦してみるのも良いでしょう。
難易度★★★:Java
- コンパイラ言語
- オブジェクト指向型
- 業務システムからWebシステム、アプリ開発など幅広い用途
- 『TIOBE』2019年7月ランキング1位
Javaは日本・海外問わず非常に人気のある言語です。
求人数も他の言語に比べて多いので、Javaが扱えるようになれば仕事に困ることはないでしょう。
さらに、Javaを扱えるようになれば他の言語も比較的簡単に習得できるようになります。
習得は難しいですが、あらゆるシステム開発を行いたいのであれば、挑戦してみる価値は大いにある言語です。
難易度★★★:C言語
- コンパイラ言語
- 手続き型
- 1972年に誕生
- 『TIOBE』2019年7月ランキング2位
プログラミング言語と言えばC言語。
機械を制御するシステム(組み込み系)やOS開発などに使用されており、IoTに興味があればぜひ抑えておきたい言語です。
ただ、概念の理解が難しいため、難易度は今回紹介する中で最も高くなっています。
初心者の独学では挫折する可能性が高い言語ですが、習得する価値は十分あります。
難易度★★★:C++
- コンパイラ言語
- オブジェクト指向型
- プログラミング言語の中でも処理速度が最速
- 『TIOBE』2019年7月ランキング4位
C++はC言語を拡張してオブジェクト指向を取り入れた言語で、C言語よりソースコードの量は少ないですが、オブジェクト指向の知識も必要なので難易度は高いです。
ゲームやOS、ロボット、IoT、ブラウザなど汎用性が高く、一度扱えるようになればその他の言語も習得しやすいものとなるでしょう。
まとめ:最終的には「目的」に合わせてプログラミング言語を選択しよう
プログラミング言語の難易度は、言語の成り立ちによる部分が多いと言えます。
初心者はスクリプト言語から学習を始めると、挫折する可能性を低くすることができます。
各プログラミング言語の難易度を示しましたが、単純に難易度だけで選ばないようにしましょう。
プログラミング言語を使って何を作りたいか、「目的」に合わせて言語を選択することが大切です。
あなたが作りたいものは、Webサービスなのか、スマホアプリなのか、WindowsやMacのアプリケーションなのか、それぞれに適したプログラミング言語を選択し、学習を進めていくことをおすすめします。