プログラミングを始めようと思っても、プログラミング言語がありすぎて困りますよね。
実はプログラミング言語は200以上あります。
そのため、自分で学ぶ言語を決めるのは大変なことだと思います。
そこで今回は、
- 初心者におすすめの厳選言語3選
- プログラミングを学びたいけどプログラミングってそもそも何?
- HTML・CSSは聞いたことがあるけど、あまりわからない
という、これからプログラミングを始めようとしてる方に向けて、おすすめの言語を3つに絞ってお伝えします。
記事のもくじ
どれを学ぶ?初心者におすすめのプログラミング言語
学ぶ言語を決める際は、基本的に「何を作りたいのか」「何をしたいのか」から考えることをおすすめします。
でも、何をしたいのかも今はまだ決まっていない、という方もいるかもしれませんね。
そんな方におすすめの言語を紹介します。
作りたいものが決まっていない方
- JavaScript
- PHP
- Ruby
- わかりやすさ
- 検索をして答えにたどり着きやすい
- 需要がある
この3つは最初に勉強するにはもちろんわかりやすいですし、次のステップで違う種類の言語を勉強しやすかったりとメリットが多いです。
これらを学習する前にHTML、CSSは学習しておくと3つの言語も理解しやすくなります。
(HTMLとCSSは正確にはプログラミング言語でないのですが、これについては後ほど詳しく説明します。)
- HTML
- CSS
- JavaScript
- PHP
- Ruby
ここまですればWebアプリケーションの開発や、Webサービスの開発などができるようになります。
正直PHPでWebアプリケーションやWebサービスは作れるのですが、RubyができるとPHPよりも少ないコードで書くことができたり、 ベンチャー企業でのスピードを重視したチーム作業で役立ったりといったメリットがあるので、Rubyも知っておくと良いでしょう。
これからそれぞれの言語を紹介していきます。
プログラミングは1つ言語を学ぶと学ぶべき言語が見えてきたり、他のものが学びやすくなったりするので、とりあえず1つはじめてみましょう。
作りたいものが決まっている方
- 「iPhoneアプリ」Swift
- 「Androidアプリ」:Java
- 「Webサービス」:PHP・Ruby
- 「Webデザイン」:JavaScript
作りたいものが決まっている方は、それに合わせた言語を学習しましょう。
また、これらの学習の前にもHTML・CSSは学習しておくことをおすすめします。
プログラミングとは
プログラミングの需要が高まっているから興味はあるものの、プログラミングとはなにかと聞かれると意外と知らないのではないでしょうか。
です。
「このような時はこうしてほしい」というお願いをコンピューターの理解できる言語で書いていきます。
コンピューターの理解できる言語というのがプログラミング言語です。
つまりプログラミングとは、 「コンピューターに理解できる言語(プログラミング言語)で、コンピューターが何をどんな順番でするべきなのか書いたもの」と言うことができます。
プログラミング言語とは
ではプログラミング言語とはなんでしょうか?
これは正確な定義ではないのですが、このようにイメージしておくと理解しやすいかと思います。
中身を作るというのは、コンピューターがどう動いたらいいのかという指示を与えられるということです。
例えばAを押した時にこの動作をして、Bを押した時にこの動作をするというのを指示できる言語です。
クラスの平均点を調べる、商品の価格を基にして消費税を調べるといったこともプログラミング言語であれば可能です。
ではプログラミング言語は具体的には何があるのでしょうか?
- PHP
- JavaScript
- C#
- JAVA
- Python
- Ruby
言語は他にもたくさんあるのですが、よく使われている言語だとこのような感じです。
JAVAとJavaScriptは名前は似ていますが別ものなので注意が必要です。
HTML・CSSはプログラミング言語ではない
ここで少し注意なのが、 よく耳にするHTMLやCSSは正確にはプログラミング言語ではありません。
この2つは見た目を作る言語だからです。
これらはホームページやウェブサイトを作る際に使われていて、基本になる言語です。
Webページ=HTML(文書構造)+CSS(見た目)
【見た目を作る言語】
HTML
マークアップ言語
【特徴】
マークアップ言語とは「印をつける言語」という意味で 「ここは題名」 「ここは見出し」
といった指定ができる言語です。
また、リンクに飛ばしたり、画像を表示させたりすることもできます。
マークアップのために「タグ」というものを使います。
タグによってできることが違います。
- <h1>~<h6> 見出しを作る
- <ul>/<li> リストを作る
- <p> 段落を作る
- <form> 入力フォームを作成
【難易度】
文章をタグで挟むだけなので、タグを覚えれば簡単に習得可能です。
CSS
スタイルシート言語
【特徴】
CSSは「スタイルシート言語」です。
HTMLで基礎を作ったら、CSSで装飾していきます。
CSSは色を入れたり、サイズを変えたり、レイアウトを整えたりなどができます。
【難易度】
HTMLと同じく難易度は高くありません。
しかしHTMLと比べると覚えることが多くなるので、覚えるまでは少し大変かもしれません。
どれを学ぶ?初心者も知っておきたいプログラミング言語6つ
【Web系言語】
Web系言語は大きくわけると、ファイルをダウンロードしてから実行するクライアントサイドと、ファイルをサーバー上において実行し、その結果をネットワークを通してユーザーに伝えるサーバーサイドに分けられます。
フロントエンド (クライアントサイド)
HTML、CSS、JavaScript
バックエンド(サーバーサイド)
PHP、C#、JAVA、Python、Ruby
JavaScript
- 開発環境の構築が容易で、手軽に始められる
- 汎用性が高い(フロントエンドでもバックエンドでも利用可能)
- 初心者におすすめ
ブラウザとテキストエディタがあれば始められるため、学習環境を整えやすく始めるまでのハードルが低い言語です。
また、フロントエンドでもバックエンドでも使える汎用性の高い言語です。
<ブラウザとは>
Webサイトを閲覧する時に使うソフトのこと
例 「Google Chrome」、「Safari」、「Firefox」、「internet explorer」
<テキストエディタとは>
文章を編集するためのアプリケーション
例 メモ帳、TeraPad、サクラエディタ、Atomなど。
-
- Webサイト開発
Webに動きを付ける、マップを入れる、検索機能
-
- Webアプリ開発
カウントダウンタイマーが作れる、お絵かきツール
-
- スマホアプリ開発
iPhoneでもAndroidでも使えるアプリの開発
- ゲーム開発
<Webアプリとは>
アプリをインストールする必要なくインターネット上で利用できるアプリ
例 Gmail 、Dropbox、クックパッドアプリ
- ポップアップ表示
- 自動計算自動入力
- エラーチェック
- データのリアルタイムな表示
【難易度】
初心者にもおすすめ
学習環境を揃えやすいのですぐに始められます。
汎用性が高く、最初に学ぶには間違いない言語です。
特殊すぎる言語だと汎用性が低く案件や仕事の幅が狭まるので、最初は広いほうがいいかと思います。
PHP
- Web(サービス・アプリ)の開発に特化している
- バックエンド(サーバーサイド)のプログラム
- 初心者に優しい
- 簡単で読みやすいシンプルなコードを書ける
Webの開発に特化している
HTMLの一部分をPHPに書き換えることで動的なサイトにすることができます。
サーバーサイドのプログラム
またJavaScriptも同じような働きをするのですが、二つの言語の違いは JavaScriptはクライアントサイド、PHPはサーバーサイドの言語ということです。
- 参考にするものが多い(公式マニュアル)
- 構文(文法)が簡単
- 動作確認が簡単
- フレームワークが多い
- データベースへの接続が簡単
- 開発環境が簡単に用意できる
<フレームワークとは>
アプリケーションでよく使う機能のプログラムがすでに完成させられた型のようなもの
- 検索フォーム
- お問い合わせフォーム
- ブログ
- ショッピングカート
【使われているところ】
ヤフー
【難易度】
少しおかしいコードでもPHP側で勝手に解釈してくれるので、難易度はそこまで高くありません。
初心者の方にもおすすめできる言語です。
C#
- Windows系のアプリケーションの開発に向いている
- C#を学習すれば少しの学習でJAVAも習得可能
- 身につけるとできることは多い
- 初心者には少し難しい
Windowsで有名なマイクロソフトが開発している言語。
Windowsとの相性がよくクライアントやサーバーで業務系の作業に使われています。
- Webアプリケーションの開発
- ゲーム開発
- スマホアプリの開発
- マイクロソフトの公式サイト
- Skypeの公式サイト
- 検索エンジン「Bing」
【難易度】
あまり初心者の方にはおすすめできません。
習得までに時間がかかるため挫折する可能性があるからです。
学習環境が揃えにくく、難易度の高いバグが起こることもあります。
しかし、身につけるとできることが多い言語なので、他の言語を身につけてからこの言語を身につけるといいかもしれません。
JAVA
JavaScriptとはまったく別物なので注意が必要です。
- 人気ランキング1位
- 大企業でも利用される
- エンジニアの職に着きたいなら必要
- 使っている人が多いので参考にするものも多い
- どんなパソコンでも使える
- 処理速度が速い
- サーバーサイド
- Androidアプリ開発
- Webアプリケーション
- ゲーム開発
- 制御系のシステム
- インストール型のソフトウェア
- 銀行ATM
- ゲーム
- オンラインショップのカートシステム
- 図書館などのデータベース
- 金融機関などのオンラインサービス
- Webサイト
【難易度】
C言語と同じく習得までに時間がかかり、学習環境を揃えるのも少し大変なため、初心者にはあまりおすすめできません。
しかし需要が高い言語なので、身につけておくと就職の幅は広がります。
2言語目、3言語目などに学ぶことをおすすめします。
Python
- 幅広く作成可能
- きれいにコードを書く癖がつく
「読みやすく効率的なコードをなるべく簡単にかけるようにする」という思いで作られた言語です。
また、Webアプリケーション、デスクトップアプリケーション、機械学習、スマホアプリなど幅広く作成可能です。
Pythonはインデントを入れないとコードを書けなくなるため、コードをきれいに書く癖がつきます。
- Webアプリケーション
- デスクトップアプリケーション
- 機械学習・人工知能
- スマホアプリ
- 文書作成など自動化
- Youtube
- Dropbox
【難易度】
そこまで難しくありません。
コードが読みやすい、書きやすいことを重視しているので、文法も簡単で必要最低限なものしかありません。
Ruby
- 日本語の情報が多い
- コードが短いから早く書ける
- 特別な知識はいらない
- 余分なものが省かれた言語
- プログラミング教育でも使われることもある
- 初心者に優しい
「まつもとひろゆき氏」が開発した言語です。
日本人が開発した言語ということもあり、日本語の情報が多いので検索した時に答えにたどりつきやすいです。
また、余分なものが省かれた言語なので、簡単にはやくコードを書くことができます。
「Ruby on Rails」というフレームワークを使うとWebサイトやWebベースの業務システムを効率よく開発できます。
- Webアプリ開発
- スマホアプリ開発
- オンラインショッピングサイト
- 機械学習
- クックパッド
- 食べログ
- グノシー
【難易度】
そんなに難しくなく、需要がある言語なので初心者の方におすすめできる言語です。
どれを学ぶ?プログラミング初心者が知っておきたい言語6つのまとめ
プログラミング言語を選ぶ際は、プログラミングを学んで何をしたいのかを考えましょう。
しかし何をしたいのか考えるのも想像できない方もいるかもしれません。
そんな方におすすめの言語はこの3つです。
- JavaScript
- PHP
- Ruby
これらの言語は需要もありますし、構文も難しくないのでおすすめです。
また、使っている人が多いので、検索して答えにたどり着きやすいのもポイントです。
初心者におすすめの学習の流れはこちらです。
- HTML
- CSS
- JavaScript
- PHP
- Ruby
ここまですると、動的なWebサービスが作れるようになります。
また、作るものが決まっている方はこれらの言語を学ぶのがおすすめです。
- 「iPhoneアプリ」Swift
- 「Androidアプリ」:Java
- 「Webサービス」:PHP・Ruby
- 「Webデザイン」:JavaScript
プログラミング言語はたくさんあって選ぶのが難しいですが、自分のしたいことは何なのか考えてそれに合った言語を学ぶことで、後悔のない言語選択ができると思います。
また、プログラミング言語は1つ身につけると2つ目からは習得が早くなるといわれているので、とにかくひとつ気になる言語を始めてみることが大事です。