「まだ入門レベルのプログラマーだけど、これからどんどんレベルアップしていきたいな」と考えている方はいますよね。
入門レベルのプログラマーはこなせることが限られるので、プログラミングスキルや仕事術をもっと身につけたいと思うことでしょう。
入門レベルのプログラマーから脱却して、一人前のプログラマーになるためには、押さえておくべき事柄がたくさんあります。
今回は入門レベルのプログラマーからレベルアップしたい方に向けて、やるべきことや習得すべきスキル、注意すべきことについて解説します。
プログラマーとして成長するために、ぜひ参考にしてください。
記事のもくじ
入門レベルのプログラマーがするべきこと
入門レベルのプログラマーがレベルアップするためにすべきことは、主に6つです。
- 業務で使う言語の勉強
- PC関連の勉強
- 勉強会への積極的な参加
- 他の分野の業務に挑戦
- 英語の勉強
- 仕事の計画を立てることに慣れる
それぞれのすべきことについて、詳しく見ていきましょう。
業務で使う言語の勉強
まずは当然ですが、日常の業務で使う言語は日頃から勉強するようにしましょう。
業務で使う言語をマスターすれば仕事の質が上がりますし、昇級などのチャンスも見込めます。
難しい問題に見舞われたとしても、上手く克服できるようになるでしょう。
最初は言語の勉強をしていて難しいと感じたり、つまづいたりすることもあるかと思います。
しかし入門レベルのうちにしっかりと勉強しておけば、これから先の成長速度がはやくなります。
日々の業務をこなすことはもちろんですが、休日などを使って勉強するクセをつけましょう。
PC関連の勉強
入門レベルのプログラマーは、プログラミング言語の勉強だけでなく、PC関連の勉強もするべきです。
例えば「メモリ」や「CPU」という用語について理解できていますか?
PC関連の知識はプログラミングに直接大きく関わるとは限りませんが、プログラマーやエンジニアの間ではPC関連の話をすることも多いです。
PC関連の知識をしっかりと覚えていないと、仕事仲間との会話についていけなくなったり、評価が下がったりすることも考えられます。
プログラミング言語だけでなく、PC関連についても勉強するのは大変ですが、空いている時間を見つけて勉強するようにしましょう。
勉強会への積極的な参加
仕事を終えた後や休日などに近くで勉強会が開催されている場合は、ぜひ積極的に参加してみましょう。
勉強会で知り合いや友達と一緒に勉強すれば、モチベーションの維持につながりますし、わからないことがあれば相談しあうこともできます。
地域によりますが、無料の勉強会はよく開かれているので、ぜひ参加してみてください。
あるいは自分で勉強会を開くのもおすすめです。
他の分野の業務に挑戦
機会があれば、プログラマー以外の業務にも挑戦するようにしましょう。
例えば会社によっては、新人のプログラマーに営業の仕事をさせる場合もあります。
「営業とプログラミングってどう関係あるの?」と疑問に思うかもしれませんが、入門レベルの段階のうちに他の分野の業務を経験することは、後々生きてくることがあります。
特に「将来は独立して仕事をしたい!」と考えているのであれば、営業の経験は役立つでしょう。
独立して仕事をする場合、自分で仕事を探さなければいけないので、早い段階で営業を経験してコミュニケーション能力を身につけておけば、後が楽になります。
他には会計やマーケティングの勉強をするのもおすすめですよ。
英語の勉強
プログラマーであれば、英語の勉強も重要です。
例えばインターネットでプログラミングについて調べる時、英語が読めれば海外サイトを利用して、最新技術を学ぶことができます。
そもそもインターネット上の情報は、日本語よりも英語の方が圧倒的に多いです。
日本語しか読めなかったら、英語を読める人に比べて勉強できる量が限られてしまいます。
また、場合によっては海外法人と連絡をとったりミーティングをしたりする場合もあります。
その際に英語を使えれば、仕事での評価も高まりますよね。
入門レベルのプログラマーは、なるべく早めに英語の勉強を始めましょう!
仕事の計画を立てることに慣れる
入門レベルのプログラマーは、仕事の計画を立てることに早めに慣れましょう。
毎日仕事をしていると、締め切りのある仕事を任されることがありますよね。
その際、計画を立てた上で仕事を進められれば、効率や質が上がります。
時には計画通りに仕事が進まない時もありますが、つまずいた時でも「何がいけないのか」「何をすれば解決できるか」を真剣に考えることで、仕事を対処する能力を身につけられます。
入門レベルのプログラマーが習得すべき能力・事柄
入門レベルのプログラマーは、プログラミングそのものの知識だけでなく、以下のような能力や事柄を身につけることも重要です。
- 論理的思考力
- 言語知識
- 根気
- コミュニケーション能力
この4つについて、詳しく見ていきましょう。
論理的思考力
まずプログラマーであれば、論理的思考力を身につけましょう。
プログラミングをする際は「こうすればこう動く」ということをイメージしながら行います。
コーディングをしていると複雑な問題に出くわすこともありますが、その際でも筋道立てて物事を考えられれば、問題を解決できます。
論理的思考力はプログラミングをすれば身につきますが、常に「論理的に物事を考えられているか」を意識してプログラミングをしましょう。
言語知識
業務で使用している言語を覚えることはもちろんですが、余裕があれば他の言語知識も身につけましょう。
様々な言語知識を身につけることによって、プログラマーの仕事の幅が広がります。
自分の知らない言語を学ぶ際は、どのような言語があって、その言語はどのような目的で使われているのかを把握した上で勉強しましょう。
プログラマーは様々なことをこなせるのが一番なので、時間を見つけて勉強しましょう。
根気
プログラマーであるならば、根気は強く持ちましょう。
プログラミングは地道な作業が多いので、覚悟しなければ挫折してしまいます。
特に仕事となると「しっかりこなさなければ」というプレッシャーもあるので、プレッシャーに耐えながらも頑張れるかどうかが重要です。
プログラマーは1日の大半をプログラミングに費やすので、根気や集中力を養うことを意識しましょう。
コミュニケーション能力
プログラミングに没頭するだけでなく、コミュニケーション能力を身につけることも、日々の業務で意識しましょう。
プログラミングの仕事には発注者がいて、発注者の依頼どおりにプログラミングをする必要があります。
発注者の意図が読み取れなかったり聞き出せなかったりすると、発注者が満足できるものを制作できません。
また仕事を円滑に進めるために、同じ会社の人と相談することもあるでしょう。
その際に上手くコミュニケーションが取れれば、仕事の質が上がります。
コミュニケーション能力はぜひ磨きましょう。
入門レベルのプログラマーが注意すべきこと
入門レベルのプログラマーには、日頃の行動に関して注意すべきことがあります。
それは、
- わからないことがあったらすぐに調べる
- エラーしても気にしない
- 休憩はしっかりとる
- コードは綺麗に書く
- コーディングルールはしっかり守る
- コードレビューを批判と捉えない
- ユーザー視点でコーディングする
の7つです。
若干多いですが、それぞれについて見ていきましょう。
わからないことがあったらすぐに調べる
まず、プログラミングをしていてわからないことがあったら、すぐに調べるクセをつけましょう。
入門レベルのプログラマーだと、わからないことがあった時に自分で試行錯誤しすぎて時間を浪費することも少なくありません。
インターネットで調べたらすぐに解決するというケースは多々あります。
最先端の技術に関する問題でなければ、たいていの問題はすでに解決されているので、まずは調べることが大事です。
すぐに調べるようにすれば、問題をスピーディーに解決できるだけでなく、新たな知見も得られます。
エラーしても気にしない
プログラミングにはエラーがつきものですが、エラーをしてもあまり気にしないようにしましょう。
エラーは自分の短所に気づけるチャンスです。
エラーはスペルミスなどが原因で起こりますが、何回もエラーを繰り返すことによって「自分はどういうことが苦手なのか」に気づけます。
「どうすれば解決できるのか」を真剣に考えるので、問題解決力も高まります。
エラーを起こすことに不安を感じないようにしましょう。
休憩はしっかりとる
時にはプログラミングに没頭してしまうことがありますが、それでも休憩はしっかりと取るようにしましょう。
自分では「もっと頑張れる!」と思っていても、体や脳がかなり疲れている場合もあるので、長時間続けるのはよくありません。
プログラミングは集中力や思考力を要するので、どうせなら休憩をとって万全な状態でプログラミングに臨んだ方が効率的です。
「◯時間に1回は◯分休憩する」とタイミングを決めて休憩を取るようにしましょう。
コードは綺麗に書く
雑なコードは、散らかった部屋と同じようなものなので、普段からコードは綺麗に書くようにしましょう。
重複コードや冗長なコードを書いていると、後で見直す時に面倒くさくなります。
たとえエラーが発生しなかったとしても、見直しに時間がかかってしまうので、その分時間を無駄にしてしまいます。
自分が書いたコードを他人が見ることもあるでしょう。
その際に乱雑なコードを書いていたら、他人からの印象も悪くなってしまいます。
したがって、コードを読む自分や他人のためにも、普段からコードは綺麗に書くようにしましょう。
コーディングルールはしっかり守る
コードを書く際は、コーディングルールもしっかりと守るようにしましょう。
上記でコードは綺麗に書くように言いましたが、コーディングルールを守ることは、綺麗なコードを書くことにつながります。
コーディングルールが守られていないと、質の悪いコードだとみなされることもあります。
特に誰かと一緒にプログラミングをする場合は、ルールの遵守は徹底すべきです。
コードレビューを批判と捉えない
コードレビューの際は不安を感じるかもしれませんが、コードレビューを批判と捉えないようにしましょう。
コードレビューは自分のプログラミングスキルを磨くのに絶好の機会です。
自分の問題点をチェックしてもらうことによって、改善するきっかけとなります。
コードをレビューしてくれる人には感謝するべきです。
悪意があって評価しているわけではないので「これも自分の成長に必要なんだ」と考え、耳を傾けるようにしましょう。
ユーザー視点でコーディングする
コーディングをする際は、ユーザー視点でコーディングするようにしましょう。
なぜならばコーディングの先には、必ずユーザーがいるからです。
ただ最低限こなすべきことをこなすだけでなく「どうすればユーザーの利便性をより向上できるか」を意識することが大切です。
もちろんクライアントからの指示はなるべく守るべきですが、意見がある場合は積極的に提案するようにしましょう。
ユーザー第一で考えるようにすれば、クオリティの高いものを制作できます。
まとめ:入門レベルのプログラマーから大きく成長しよう!
今回は、入門レベルのプログラマーがするべきことや、習得するべき能力、事柄について解説しました。
レベルアップするために必要なことは多いですが、1つ1つ自分のペースで身につけていけば、実力は着実についてきます。
一人前のプログラマーを目指して、日々頑張っていきましょう!