こんにちは、3度のフィリピン留学経験があるフリーランスエンジニアのZiziです。
ここ数年でプログラミング学習ができるゲームやアプリが少しずつ増えてきました。
中にはゲーム感覚で学べるものもあり、子どもから大人まで楽しめるものがあります。
何かを学ぶ時や学び始めるきっかけは、楽しいやうれしいというようなポジティブな感覚はとても大切です。
でも、本当にゲームやアプリで楽しみながらプログラミング学習が可能なのか気になりますよね。
本記事ではプログラミング学習をゲームやアプリで始める時に注意したいことについて解説していきます。
記事のもくじ
プログラミング学習につながるアプリやサービスが増えている
一昔前であれば、書籍や専門学校、大学や講座など、プログラミング学習を始めるのは少々敷居が高いイメージがありました。
今ではスマホやタブレットのアプリ、パソコンでのオンラインサービスを利用することで、誰でも気軽にプログラミング学習を始めることが可能です。
まずはどんな形でプログラミング学習ができるのかチェックしてみましょう。
年齢に合わせてプログラミング学習の基礎を学べる
プログラミングの基礎学習とは、いきなりプログラム言語でアプリやソフトを作るということではなく、「プログラムを作るための考え方」を身につけることです。
プログラミング学習ができるゲームやアプリを使うことで、プログラミングの基礎を学ぶことができます。
プログラミングの基礎の部分を楽しく学び始めることで、プログラミング学習に対する敷居が低くなり、結果として長く学び続けることが可能です。
小学校や中学校でプログラミング教育が必修化となる流れになった背景に「プログラミング的思考を身につける」というものがあります。
プログラミング学習をすることで「問題を発見する能力」や「問題を解決する能力」が身につきます。
プログラム言語でアプリやソフトを作るというイメージが強いですが、プログラミング学習によって新しい考え方、思考法が身につくということも覚えておきましょう。
プログラミング教育でも使われる「Scratch」
Scratchとは様々な命令を組み込んであるブロックを組み合わせることで、プログラミング言語を知らなくてもプログラムの基礎を学べるゲームアプリです。
直感的に遊べるようになっており、子どもから大人まで楽しみながらプログラミング学習の基礎を学べます。
スマートフォンやタブレットで遊べるアプリだけでなく、パソコンのブラウザからアクセスすることでオンラインでも利用することが可能です。
Scratchは簡単そうに見えますが、ArduinoやRaspberryPiといった基盤と組み合わせることで、IoTの制御も可能であり「モノ」を動かすプログラミングができるソフトとして注目されています。
Progateやドットインストールなどオンラインサービス
もっと本格的にプログラミング学習をしたいと考えている方におすすめなのは、Progateやドットインストールといったオンラインで学べるサービスを利用することです。
プログラミングスキルを身につけるためのカリキュラムが整っており、毎日少しずつ学ぶことでプログラミング学習を継続しやすくなります。
Progateは画面にコードを打ち込むことでプログラムを組み立てて、実際にプログラムが動かせるようになるまで学ぶことが可能です。
ドットインストールは動画による講座によってプログラミングを学ぶことができます。
プログラミング学習の注意点:ゲームやアプリで始める時
ScratchやProgate、ドットインストールなどゲームやアプリでプログラミング学習を始める時に注意したいことがいくつかあります。
- 気軽に始めるには遊びの感覚でもOK
- 簡単過ぎると何ができるかわからなくて不安になることも
- 独学とプログラミングスクールや講座で学ぶことの違い
上記は気軽にプログラミング学習を始めた方に注意していただきたい項目です。
それぞれの注意点を確認しておきましょう。
気軽に始めるには遊びの感覚でもOK
プログラミングスキルを身につけたいと考えた時、まずはプログラミングを難しいものだと考え過ぎないように注意してください。
難しく考えるよりも遊び感覚で気軽に進めながら、継続するクセを身につけましょう。
なぜなら、プログラミングは少しずつ学ぶことで段階的にやれることが増えていく仕組みだからです。
最初は理解できなかったことも、知識や経験が増えるにつれ理解が深まっていきます。
苦手意識を持たずに気軽に楽しみながら、遊びの感覚で学び始めることで結果としてプログラミングスキルが身につきます。
簡単過ぎると何ができるかわからなくて不安になることも
プログラミング学習ができるアプリやゲームは誰でも勉強しやすいようになっているため「簡単」に感じることがあります。
学び続けることで、簡単なものの組み合わせで難しいものを作れるようになるのですが、簡単過ぎると不安になってしまい、やはり挫折してプログラミング学習を止めてしまいがちです。
プログラミング学習をしていて簡単過ぎると感じた時こそ、途中で止めないように注意してください。
特に「これで本当にアプリやゲームが作れるようになるの?」という感覚が非常に危険です。
プログラムは簡単な命令の組み合わせの塊であるということを忘れないようにしましょう。
独学とプログラミングスクールや講座で学ぶことの違い
プログラミング学習をゲームやアプリで始める場合、ほとんどの方が独学で学ぶ形になります。
独学によるプログラミング学習は、プログラミングスキルが身につかないまま挫折や諦めてしまうことが多くあります。
自分のペースで学習できるのは大変すばらしいことですが、自分を甘やかしがちになるのも事実です。
確実にプログラミングスキルを身につけたい場合は、プログラミングスクールや講座に通うことも検討しましょう。
プログラミングスクールや講座の中にはスキルアップだけでなく、転職を支援してくれるサービスもあるので、キャリアアップやキャリアチェンジをしたい方におすすめです。
プログラミング学習の注意点:「作る」と「動かす」を意識
プログラミングを学んでいると、自分が学んだことをどう活かすべきかわからなくなることがあります。
プログラミングは普段の生活で必須のスキルとは言いにくいものでもあり、例えば料理教室なら料理が作れる、または教習所なら車の運転ができるようになるといった「具体的に何ができるのか」を感じにくいです。
「作る」という感覚と「動かす」ことを同時に意識することで、プログラミングは新しい何かを作るスキルであると気づくことが大切です。
また、プログラミング学習にゲームやオンラインサービスを利用する時に覚えておくべきことがいくつかあるので、ぜひチェックしてください。
ゲームやアプリで遊んでいるだけでは学習効果が薄い人もいる
プログラミングが学べるゲームやアプリは気軽に学び始めることができますが、人によっては学習効果が薄いことがあります。
例えば、Scratchでブロックを組み合わせていろいろなものが作れるようになったとしても、プログラム言語で同じものを作れるとは限らないからです。
プログラミング学習のゲームやアプリを使っているけれど、プログラミングスキルが身につく気がしないと感じた時はもう一歩踏み出すようにしましょう。
Scratchでプログラミング的思考を学んで、次にProgateやドットインストールでプログラミング言語を学ぶ、そして「プログラミングスキルで何ができるのか?」を自分自身で考えることが大切です。
「動かす」感覚を早い段階で身につけよう
プログラム言語を学び始めると、早い段階で「Hello World」を出力するという形でプログラムを書いて動かすタイミングがあります。
ただ文字が画面に出るだけですが「作る」と「動かす」が最小の形で表現されているプログラムらしいプログラムです。
単純なプログラムとはいえ「自分で書いたものが動く」というのは非常にうれしいものです。
この簡単そうなことがプログラミング学習ではとても大切であり、学ぶだけでなく作って動かすという感覚が身につくとプログラミングスキルを活かしやすくなります。
逆に言えば「書いて」「動かす」という感覚が身につかないと、プログラムが作れなかったり、動かせなかったりします。
ただ漠然と学ぶというよりも、学んだことをすぐに使ってみること、経験することを忘れないようにしましょう。
無料のアプリやサービスには限界がある
無料でプログラミング学習ができるゲームやアプリでもプログラミングスキルを身につけることは可能です。
しかし、誰でも必ずプログラミングスキルが身につくとは限りません。
有料のオンラインサービスやアプリ、課金できるプログラミング学習ツールを利用するほうがプログラミングスキルを身につけやすくなることもあるので、無料のゲームやアプリにこだわりすぎないようにしましょう。
趣味の範囲を越えて、プログラミングスキルを身につけて仕事に活かしたい場合や転職などを考えている方は、やはりプログラミングスクールや講座に通うことを検討したり、書籍や有料のサービスを使って自己投資することも考えましょう。
まとめ:プログラミング学習は注意点を意識して継続できるかどうかが鍵
極端なことを言えば、プログラミングスキルは誰でも身につけられるスキルです。
しかし、ごく当たり前のことですが、途中で諦めたり、挫折してしまえばプログラミングスキルは身につきません。
結局のところ、気軽にゲーム感覚でプログラミングを学び始めて、どれだけ続けられるかどうかがポイントとなります。
逆に言えば、ゲームやアプリで「楽しく」プログラミング学習を始めるのは利に適っているということでもあります。
継続して「プログラミングは楽しい」という気持ちを持てるようになれば、学ぶこと自体が楽しくなり、結果として知識や経験をどんどん増やすことが可能です。
自分が楽しいと思えるプログラミング学習可能なゲームやアプリを探して、気長に続けられるように工夫したり、自分自身の学習ペース、モチベーションの維持などを考えたりしてみてください!