こんにちは、Kredo Blog編集部です!
IT業界を目指すなら、最初の1言語は作りたいものから逆算して選び、迷ったらWeb系はHTML/CSSとJavaScript、AIやデータ系はPythonから始めるのがおすすめです。この記事では、目的別に主な言語を比較表で整理し、海外の開発者調査で見たよく使われている言語や、迷ったときの判断基準を紹介します。
この記事でわかること
- 最初に学ぶプログラミング言語の選び方の考え方
- 2025年の開発者調査で見る、よく使われている言語
- Web・スマホアプリ・AI・業務システムなど目的別の比較表
- 主な10言語の特徴と、迷ったときの4つの判断基準
- 言語選びでよくある失敗と、IT人材の需要
最初の言語は「作りたいもの」で決める

プログラミング言語は数多くありますが、どれも「コンピューターに何をさせたいか」によって得意分野が違います。Webサイトを作るのか、スマホアプリを作るのか、データを分析したいのかで、最初に学ぶとよい言語は変わります。
「稼げる言語」「人気の言語」から選ぶ方法もありますが、流行や求人の状況は年によって変わります。それよりも、作りたいものがはっきりしている言語の方が、学習を続けやすいという点が大切です。プログラミングは一朝一夕で身につくものではないため、「動いた」「作れた」という手ごたえを感じながら進められることが、続けるための大きな支えになります。

また、1つの言語をある程度使えるようになると、変数・条件分岐・繰り返し・関数といった共通の考え方が身につきます。2つ目以降の言語は、この土台があるぶん覚えやすくなります。最初の1言語は「一生使う言語」ではなく、プログラミングの考え方を身につけるための入口と考えると、気楽に選べるはずです。
調査で見るよく使われている言語

世界の開発者が実際にどんな言語を使っているかは、Stack Overflowが毎年行っている「Developer Survey」が参考になります。2025年の調査で「過去1年に本格的な開発で使った言語」として挙がった割合は次のとおりです(2026年10月時点で公開中の2025年版)。
| 順位 | 回答者全体 | 学習中の人(Learning to Code) |
|---|---|---|
| 1 | JavaScript 66% | Python 71.8% |
| 2 | HTML/CSS 61.9% | HTML/CSS 66.6% |
| 3 | SQL 58.6% | JavaScript 62.8% |
| 4 | Python 57.9% | C 48% |
| 5 | Bash/Shell 48.7% | Bash/Shell 47% |
| 6 | TypeScript 43.6% | SQL 45.4% |
| 7 | Java 29.4% | C++ 44.6% |
| 8 | C# 27.8% | Java 40.8% |
同じ調査では、Pythonの利用が2024年から2025年にかけて7ポイント増え、AIやデータサイエンス、バックエンド開発での利用が広がっていると説明されています。学習中の人ではPython、HTML/CSS、JavaScriptが上位で、入門者の多くがこの3つから始めていることがわかります。
ただし、この調査は世界中の開発者を対象にしたもので、日本の求人の傾向とそのまま同じではありません。たとえば日本では、業務システムでJavaが、Web制作の現場でPHPが使われている場面も多くあります。順位は参考の一つとして見て、自分の目的と合わせて考えましょう。
目的別:最初の1言語の比較表

作りたいもの別に、最初に学ぶとよい言語の例をまとめました。
| 作りたいもの・目指す仕事 | 最初に学ぶ言語の例 | 次に学ぶとよいもの |
|---|---|---|
| Webサイト(ホームページ)制作 | HTML/CSS | JavaScript |
| 動きのあるWebページ・Webアプリの画面 | JavaScript | TypeScript、React などのライブラリ |
| Webサービスの裏側(サーバー側) | PHP、Ruby、Python | SQL(データベース)、フレームワーク |
| AI・データ分析・業務の自動化 | Python | SQL、統計の基礎 |
| iPhoneアプリ | Swift | アプリの設計、API連携 |
| Androidアプリ | Kotlin | アプリの設計、API連携 |
| 企業の業務システム | Java、C# | SQL、設計の基礎 |
| ゲーム開発 | C#(Unity) | C++ |
| 家電・機械の制御(組み込み) | C | C++ |
まだ作りたいものが決まっていない人は、結果がすぐ画面で見えるHTML/CSSから触ってみるのがおすすめです。なお、HTMLとCSSは「マークアップ言語」「スタイルシート言語」で、厳密にはプログラミング言語とは区別されます。違いが気になる人はCSSはプログラミング言語?スタイルシート言語との違いと書き方で解説しています。
主な言語の特徴

比較表に出てきた主な言語の特徴を、初めての人向けに簡単に紹介します。

HTML/CSS
Webページの文章や見出しの構造をHTMLで、色やレイアウトなどの見た目をCSSで指定します。書いたものがすぐブラウザに表示されるので、プログラミングの入口として選ばれることが多い組み合わせです。
JavaScript
Webページに動きをつける言語です。ボタンを押したときの表示の切り替えや、入力フォームのチェックなどに使われます。ブラウザだけで動かせるので、特別な準備なしに始められます。
Python
文法がシンプルで読みやすく、AI・機械学習、データ分析、業務の自動化、Webサービスのサーバー側など幅広く使われています。学習中の人の利用率が高いのも、この始めやすさと用途の広さが理由と考えられます。
PHP
Webサービスのサーバー側で使われる言語で、HTMLと組み合わせて使いやすいのが特徴です。WordPressなどでも使われており、Web制作の仕事と相性がよい言語です。
Ruby
日本で生まれた言語で、Webアプリ開発のフレームワーク「Ruby on Rails」とあわせて使われます。日本語の情報が多く、Webサービスを作りながら学びたい人に向いています。
Java
企業の業務システムや大規模なサービス、Androidアプリなど、幅広い分野で長く使われている言語です。書き方のルールがきちんとしている分、最初は難しく感じることもありますが、大きなシステムに関わりたい人には有力な選択肢です。
Swift・Kotlin
SwiftはApple製品(iPhoneなど)向けのアプリ開発、KotlinはAndroidアプリ開発で使われる言語です。作りたいアプリの対象(iPhoneかAndroidか)で選びます。
C#
Microsoftが開発した言語で、Windowsのアプリや業務システムのほか、ゲームエンジン「Unity」でも使われます。ゲーム作りから入りたい人の選択肢になります。
C・C++
家電や機械の制御、OS、処理速度が求められるソフトウェアなどで使われます。コンピューターの仕組みに近い部分まで扱うため、入門としては難しめですが、仕組みを深く理解したい人には学ぶ価値があります。
SQL
データベースからデータを取り出したり、更新したりするための言語です。Webサービスでもデータ分析でも使われるため、どの道に進む場合も2つ目以降に学んでおくと役立ちます。
同じ処理をコードで比べると
言語ごとの書き方の違いを、「画面に Hello と表示する」という同じ処理で比べてみます。書き方は違っても、やっていることは同じだとわかるはずです。
| 言語 | コードの例 | ひとこと |
|---|---|---|
| Python | print("Hello") |
短く書けて読みやすい |
| JavaScript | console.log("Hello"); |
ブラウザの開発者ツールですぐ試せる |
| PHP | echo "Hello"; |
HTMLの中に書き込んで使うことが多い |
| Ruby | puts "Hello" |
かっこを省略できるなど自由度が高い |
| Java | System.out.println("Hello"); |
実際はクラスやmainメソッドの中に書く |
Javaのように、短い処理でも決まった「型」の中に書く言語は、最初は覚えることが多く感じます。一方で、その型があることで大きなシステムでもコードを整理しやすくなります。どちらがよいかではなく、向いている場面が違うと考えましょう。
迷ったときの4つの判断基準

候補が2〜3個に絞れたら、次の4つの基準で比べてみましょう。「バックエンド(サーバー側)の言語をどう選ぶか」で迷う場合にも使える考え方です。
| 判断基準 | 確認すること |
|---|---|
| 仕事の探しやすさ | 住んでいる地域や希望する働き方の求人で、その言語がよく求められているか(求人サイトで言語名を検索して確かめる) |
| 学習資料の多さ | 日本語の入門書、学習サイト、動画教材が十分にあるか |
| 始めやすさ | 環境構築が簡単か。ブラウザだけで試せるか |
| その先の広がり | 2つ目の言語やフレームワークにつなげやすいか |
実際の開発現場では、言語は性能・保守のしやすさ・チームで使える人がいるかなど、もっと多くの条件で選ばれます。ただ、初心者が1言語目を選ぶ段階では、「学習資料が多く、すぐ動かせる言語」を選ぶ方が、途中でやめにくくなります。Pythonで迷っている人は、Pythonは無料で学べる?おすすめ無料学習サービス5選と学習後の進め方で学習サービスを比べられます。
言語選びでよくある失敗

最初の言語選びでつまずく人には、いくつか共通のパターンがあります。
- どの言語がよいか調べ続けて、いつまでも始められない
- 複数の言語を同時に学び始めて、どれも中途半端になる
- 「将来性がある」という理由だけで選び、作りたいものとつながらない
- 入門教材を終えただけで満足し、自分で何かを作らない
- 難しい言語から入って、最初の段階で挫折してしまう
言語選びに時間をかけすぎるより、1つ決めて2〜3週間触ってみる方が、自分に合うかどうかはずっとよくわかります。合わなければ別の言語に変えても問題ありません。最初の言語で身につけた考え方は、次の言語でもそのまま役立ちます。
無料で試せる学習サイトはたくさんあります。目的別に探したい人はプログラミングを学習できるオンラインサイトを紹介【カテゴリ別】を参考にしてください。
IT人材の需要と英語×プログラミング

プログラミングを学ぶ人が増えている背景には、IT人材への需要があります。情報処理推進機構(IPA)の「DX動向2025」では、DXを推進する人材の「量」について「やや不足している」「大幅に不足している」と答えた日本企業が85.1%にのぼり、米国(23.8%)やドイツ(44.6%)より高い割合でした(IPA調査分析ディスカッション・ペーパー2025-02より)。

また、プログラミングの世界では、エラーメッセージや公式ドキュメント、最新の情報の多くが英語で書かれています。言語選びとあわせて、英語を読むことに慣れておくと、学習でも仕事でも調べられる範囲が広がります。
英語とプログラミングを一緒に身につけたい人には、海外でITを学ぶ方法もあります。Kredoはフィリピン・セブ島のITパークで2016年に開講したIT留学で、ITレッスンはすべて英語、1日8時間(英語マンツーマン4時間+ITグループ4時間)学びます。受講生の92%が英語もITも未経験からのスタートです。費用や国ごとの違いはIT留学とは?費用・国別比較・1日の流れと選び方【2026年】で紹介しています。
よくある質問
Q. IT業界を目指すなら、最初はどの言語がおすすめですか?
A. 作りたいものが決まっていればそれに合う言語を、決まっていなければHTML/CSSとJavaScript、またはPythonから始めるのがおすすめです。どれも学習資料が多く、すぐに動かして結果を確かめられます。
Q. 複数の言語を同時に学んでもいいですか?
A. 初心者のうちは1つに絞る方が進めやすいです。ただし、HTML/CSSとJavaScriptのように、組み合わせて使うのが前提のものは一緒に学んで問題ありません。
Q. 人気ランキングの上位の言語を選べば安心ですか?
A. ランキングは参考になりますが、調査の対象や国によって結果は変わります。人気よりも、自分の作りたいものや目指す仕事に合っているかを優先しましょう。
Q. 最初の言語選びを間違えたら、やり直しになりますか?
A. なりません。変数や条件分岐、繰り返しなどの考え方はどの言語にも共通しているため、別の言語に移っても学んだことは生きます。
まとめ
ITプログラミングの最初の1言語は、作りたいものから逆算して選ぶのが基本です。
- Web制作ならHTML/CSS→JavaScript、AI・データならPython、アプリならSwiftかKotlin
- Stack Overflowの2025年調査では、学習中の人の上位はPython・HTML/CSS・JavaScript
- 迷ったら「求人・学習資料・始めやすさ・その先の広がり」の4つで比べる
- 調べ続けるより、1つ決めて2〜3週間触ってみる
- 英語を読む力もあわせて身につけると、学べる範囲が広がる
まずは1つの言語で、小さなものを1つ作ってみることから始めてみましょう。
英語でIT・AIを学べるKredo
英語×IT・AIのスキルを身につけてグローバルに活躍しませんか?
当メディアを運営しているKredoは、英語×ITをオンラインで学ぶ「Kredoオンラインキャンプ」と、フィリピンのセブ島で英語とIT・AIを学ぶ「KredoIT留学」「KredoAI留学」を提供しています。これまでの卒業生は3,000名以上。卒業生の多くが、国内外のIT企業への転職、フリーランスなどへのキャリアチェンジを実現しています。これからの時代に必要な英語×IT・AIのスキルを身につけてグローバルに活躍しませんか?










