これからプログラミングを学ぼうと考えている方の中には、大学へ進学し、適切な知識を身につけてからプログラマーになろうと思っている人も少なくないのではないでしょうか?
プログラミングは独学で勉強を進めることができ、IT留学やプログラミングスクールにいくことでも習得することができます。
しかし、大学にいくとプログラミングを学べるだけでなく、他にもメリットを得ることができます。
そこで今回は、大学へ行ってプログラミングを勉強しようと考えている方に向けて、大学で学べることやメリットデメリットについてご紹介します。
記事のもくじ
学部別大学で学べるプログラミングとは
まずはじめにプログラミングが学べる学部についてご紹介します。
大学の取れる授業は自分が組む時間割によって異なりますが、進学する学部によって得られる専門的な知識も異なります。
プログラミングを学べる学部を学科別にご紹介します。
情報工学科
まず1つ目のプログラミングが学べる学部は情報工学科です。
情報工学科ではプログラミングを学ぶことができますが、主な講義の内容はコンピュータを基礎から学ぶ授業がほとんどです。
プログラミング言語から習得していくというよりは、コンピュータそのものがどのような仕組みで動き、インターネットの仕組みはなんなのかといった授業があります。
そのため、実践的なプログラミングの言語を習得するには独学で勉強を進める必要性が出てきます。
エンジニア職へ就職し活躍する人が多くいますが、授業においてはプログラミングの根底部分にあるコンピュータとはなにかを学ぶ講義が多いでしょう。
機械工学科
2つ目の学部は機械工学科です。
機械工学科でもプログラミング言語の授業を受けることができますが、HTMLやRubyなど実践で使用するような言語ではなく、C言語やフーリエ変換などを使ったプログラムを書く授業などがあります。
そもそも機械工学科は、麾下の要素や設計、製作などの専門として技術を学習するため、数学や力学といった分野が得意な人にはおすすめです。
授業ではプログラミングの割合は少なく、熱力学や材料力学などの知識をベースに、自動車やロボット、鉄道など機械の研究が盛んにおこなえます。
数学や物理が好きな人にはおすすめの学部です。
電子工学科
最後の学部は電子工学科です。
電子工学科では電子について勉強できる授業を受けることができ、半導体や誘導体、ナノテクなど幅広い分野での知識を得ることができます。
プログラミングの授業も時間割に組むことができ、探究心の強い方にはおすすめの学部です。
しかし、情報工学科や機械工学科と同様に実践的なプログラミング言語を利用することは少なく、授業のほとんどは電子に関する研究などが盛んにおこなわれるでしょう。
プログラミングを大学で学ぶメリット
プログラミングを大学で学ぶメリットをご紹介します。
大学の講義で実践的なプログラミングを学ぶ機会は専門学校などを比べると少なくなりますが、大学へいく利点はいくつかあります。
これから大学でプログラミングを学びたい方は、以下のメリットを参考に大学へ行くか検討している方は以下の点を参考にしてもらえると幸いです。
交友関係から人的ネットワークが広がる
大学でプログラミングを学ぶメリットの1つに人的ネットワーク(人脈)を広げられることです。
大学へ行くと多様な価値観を持った人たちと時間を共有し、新たな出会いが生まれることでしょう。
中には海外から留学に来ている外国人学生や事業を立ち上げている人もいるかもしれません。
サークルや部活に入れば、知り合いからもらえる情報量が増え、将来に役立つ知識を得られるチャンスがあります。
大学へ行くとプログラミング以外にも人との関わりを得られることでしょう。
プログラミングの仕組みから理解できる
そもそも大学の授業で受けられるプログラミングの講義は、コンピュータの仕組みを理解できるものがほとんどです。
そのため、ネットやシステムなどのプログラムの中身から理解を深めることができるでしょう。
コンピュータのアルゴリズムやデータ構造といった専門的分野への理解を進められます。
また、一般的に必要な教養を学べる機会もあり、大学へ行くことで豊富な知識を得ることができます。
プログラミングの仕組みや概念から学びたい方はおすすめです。
新卒のキップを手にするため年収が少し高くなる
最後のメリットは新卒のキップを手にすることができるため、高卒や専門学校卒などの方たちと比べると少し年収が高くなります。
就職する企業にもよりますが、ほとんどの企業では大卒の給料は高めの金額で設定されています。
また、プログラミングが学べる上記の学部は理系職につく場合が多いため、就職に困る不安は少ないでしょう。
大学の学部で学べることが自分のやりたいことに繋がるのであれば、大学へいくことも検討してみてはどうでしょうか。
プログラミングを大学で学ぶデメリット
ここからはプログラミングを大学で学ぶデメリットについてご紹介します。
学部によって華々しいキャンパスライフやプログラミンの仕組みから学べる大学ですが、当然良いことばかりではありません。
入学してからイメージと違ったという人も少なくないため、これから大学へ行こうと検討している方は、あらかじめデメリットを知っておくようにしましょう。
プログラミングに関係のない講義を受けることになる
プログラミングを大学で学ぶデメリットの1つは、プログラミングと全く関係のない講義を受けることがあります。
大学の授業は広義的に幅広い分野の授業を受けることができますが、卒業をするために必要な必修科目などを時間割に組まなければいけません。
必修科目にはプログラミングを学べる学部もありますが、大学は一般的な基礎学力を学べる場所になります。
興味の無い授業を受けなければ卒業できなくなるといったケースもありますので、プログラミング以外の学問も含めて学びたい方に大学はおすすめです。
4年間大学に通わないといけない
次のデメリットは、4年間大学に通わなければいけないことです。
多くの大学は4年制のものがほとんどで、4年経たなければ大学を卒業することができません。
短大などは2年ほどで卒業しますが、プログラミングの授業を受けられる学部の多くは4年制です。
学校によっては早期で卒業できる制度もあるため、事前に自分が志望する学校について調べておくようにしましょう。
受け身で勉強すると身につかない
大学生活は受け身で過ごしているとただただ時間が過ぎていくだけになります。
そのため、能動的に自分を奮い立たせなければ、授業も自分の身につきません。
プログラミングを習得できる人の特徴の1つに、検索力があるとされています。
検索力とはわからないことはできる限り自分で調べて能動的に解決していく力です。
何もかも人に聞くのではなく、できる範囲のことは自分で進めていくことを意識して大学の授業を受けるようにしましょう。
大学に行かなくてもプログラミングを学ぶ方法
ここからは大学に行かなくてもプログラミングを学ぶ方法をご紹介します。
以下の方法は大学に行きながらでもできる手段ですので、とりあえず大学を卒業したいと方も念頭に入れてもみてはどうでしょう。
プログラミングスクールにいく
まず1つ目はプログラミングスクールにいくことです。
プログラミングスクールに通うことで現場で使用するような言語を学ぶことができ、プロからの指導を受けられるため、挫折しにくくなります。
作りたいアプリや作りたいサイトがある方はピンポイントで勉強することができるのでおすすめです。
将来エンジニアやプログラマーになりたい方は検討してみてはどうでしょうか。
サイトや書籍を活用し独学で勉強する
プログラミングの勉強ができるサイトや専門的な知識が得られる書籍を活用して独学で身に付けるのも1つの方法です。
隙間時間や授業の無い日にも勉強を進めることができるので、まとまった時間を取れない方にはおすすめです。
しかし、独学は隙間時間にでき、コスパの面で見ると1番お金を少なく済ませることができますが、周りに仲間がいないと挫折しやすくなります。
スケジュール管理などのセルフマネジメントが上手にできる方はぜひ試してみましょう。
IT留学に参加する
IT留学に参加することでもプログラミングを身に付けることができます。
IT留学はプログラミングを学ぶこともでき、同時に英語も身に付けることができるので、他とは違った人材になれることでしょう。
お金は独学と比べると高くつきますが、自分が選ぶプランによって習熟度も変わり、2つのスキルを身につけられるので、手っ取り早く学びたい方にはおすすめです。
まとめ:大学でプログラミングを学ぼうとしている人は今すぐ勉強!
本気で身につけたい方は今から勉強してみるのもおすすめです。
プログラミングはバグを修正した回数だけ身につくと言われているため、やればやるほど自分の身に染みていきます。
これからプログラミングの大学にいくかどうか検討している方は、練習サイトなどで軽くコードを書いてみたり、長期休みを利用してIT留学に足を運んでみたりしてもいいかもしれません。