こんにちは、Kredo Blog編集部です!
新卒でも海外就職はできますが、即戦力を求める海外では、インターンや専門スキルで「経験」を示せる人が有利です。在学中から英語と専門スキルを準備し、自分に合うルートを選ぶことで実現しやすくなります。
「新卒で海外に就職したいけれど、どうやって探せばいいの?」「新卒可の海外求人はあるの?」と迷っている学生も多いと思います。この記事では、新卒で海外就職する6つのルート、駐在・現地採用・海外企業の違い、新卒可の海外求人の探し方、在学中にすべき準備をまとめます。
この記事でわかること
- 新卒で海外就職が進めやすい人・難しい人の違い
- 新卒で海外就職する6つのルートと、駐在・現地採用・海外企業の違い
- 新卒可の海外求人の探し方
- 海外企業が新卒に見るポイントと、在学中にすべき5つの準備
- 新卒で海外就職するメリットと注意点
新卒で海外就職はできる?結論と判断表


外務省の「海外在留邦人数調査統計」によると、2025年10月1日現在、海外に住む日本人は1,298,170人、そのうち仕事や留学などで一時的に住む長期滞在者は709,684人です(2026年10月時点で確認)。海外で働く日本人は多く、新卒から海外を目指す道もあります。
ただし、日本のように「新卒をまとめて採用し、入社後に育てる」仕組みは、海外では一般的ではありません。海外の多くの企業は、空いたポジションに「すぐ働ける人」を通年で採用します。そのため、新卒は経験の少なさを、インターンや専門スキルで補う必要があります。
| 難しくなりやすい人 | 進めやすい人 |
|---|---|
| 英語だけを強みにしている | 英語に加えて、ITや会計など専門のスキルがある |
| 海外で暮らしたことがない | 留学やインターンで海外の生活と仕事を経験している |
| 大学の専攻と希望の仕事がつながっていない | 専攻や学んだことを、希望の仕事にどう活かすか説明できる |
| 行きたい国も職種も決まっていない | 国と職種を絞り、その国のビザの条件を調べている |
| 卒業間際に動き始める | 在学中から情報収集と準備を進めている |
新卒で海外就職する6つのルート


新卒で海外就職するルートは、大きく6つあります。それぞれの難しさと向く人を比べてみましょう。
| ルート | 流れ | 新卒にとっての難しさ | 向く人 |
|---|---|---|---|
| 海外インターン→就職 | 在学中や卒業後に海外でインターンし、そのまま採用を目指す | 中くらい | 行きたい国・業界が決まっている人 |
| 新卒可の海外求人に応募(現地採用) | 海外の日系企業などの求人に応募し、現地で雇われる | 中くらい | 英語力があり、早く海外で働きたい人 |
| 日本の企業に入って駐在 | 海外拠点のある日本企業に入り、赴任を目指す | 高い(時間がかかる) | まず日本でキャリアを積みたい人 |
| 海外の大学を卒業→現地就職 | 海外の大学に進学し、その国で就職活動をする | 高い(費用と語学) | 高校・大学の段階で海外進学を考えられる人 |
| ワーキングホリデー→就職 | ワーホリで現地で働き、雇用主の支援で就労ビザを目指す | 中〜高い | 18〜30歳で、まず現地で働いてみたい人 |
| 専門留学→就職 | ITやデザインなど、英語+専門スキルを留学で身につけて応募する | 中くらい | 未経験から専門スキルをつくりたい人 |
海外インターンが近道になりやすい理由
海外では「インターン→採用」という流れがよく見られます。企業にとっては、経験の少ない新卒をいきなり正社員として雇うよりリスクが小さく、学生にとっても、その国や会社の文化が自分に合うかを確かめられるからです。
ワーキングホリデーを使う場合
外務省によると、ワーキング・ホリデーは2026年4月1日時点で32か国・地域と協定があり、年齢は原則18歳以上30歳以下です(2026年10月時点で確認)。休暇が主な目的で、滞在資金を補うための就労が認められる制度なので、就職につなげるには、現地で働きながら就労ビザの条件を満たす道を探す必要があります。
駐在・現地採用・海外企業の違い

「海外就職」といっても、雇われ方によって給与やビザ、新卒の入りやすさが大きく違います。
| 項目 | 駐在 | 現地採用(日系企業) | 海外企業 |
|---|---|---|---|
| 雇用主 | 日本の会社 | 海外にある日系企業 | 現地の企業・外資系企業 |
| 給与 | 日本の給与に手当がつくことが多い | 現地の水準 | 現地の水準。成果で変わりやすい |
| ビザ | 会社が手続きを進めることが多い | 雇用主がスポンサーになる | 雇用主がスポンサーになる |
| 使う言葉 | 日本語+英語・現地語 | 日本語+英語・現地語 | 英語・現地語が中心 |
| 新卒の入りやすさ | 新卒ですぐ赴任は少ない | 新卒可の求人もある | 専攻や経験が強く見られる |
新卒から駐在は狭き門
駐在員は、海外拠点で現地スタッフをまとめる管理職のことが多く、社内でも人気のポジションです。新卒からすぐに赴任できるケースは少なく、まずは日本で実績を積み、海外勤務の希望を伝え続けることが近道になります。
新卒可の海外求人の探し方

新卒で応募できる海外求人は、探し方によって見つかる求人の種類が違います。いくつかを組み合わせて使いましょう。
| 探し方 | 見つかりやすい求人 | 使い方のポイント |
|---|---|---|
| 海外求人を扱う転職・就職サービス | 海外の日系企業の現地採用 | 「新卒可」「未経験可」「第二新卒」などの条件で絞り込む |
| 海外就職向けの説明会・就職フェア | 海外で採用を行う日本企業・日系企業 | 担当者に新卒の採用実績や研修の有無を直接聞く |
| 企業の採用ページ | 海外企業・外資系企業の新卒・インターン募集 | 行きたい企業を決めて、募集の時期を確認しておく |
| ビジネス向けのSNS | 海外企業の求人やインターン | 英語のプロフィールを整え、経験やスキルを具体的に書く |
| 大学のキャリアセンター・教授の紹介 | 海外インターンや提携企業 | 早めに相談し、学内の制度を活用する |
求人票で確認したいこと
新卒可の求人を見つけたら、仕事の内容だけで決めず、次の点も確認しましょう。
| 確認する項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| 給与の額と通貨 | 現地の物価と比べて、生活できる水準かを判断する |
| ビザの手続きを誰が行うか | 雇用主が手続きや費用を負担するかで、準備が大きく変わる |
| 住まい・保険・渡航費の補助 | 補助の有無で、最初に必要な資金が変わる |
| 研修や教育の仕組み | 新卒は、入社後に学べる環境があるかが大切 |
| 契約の期間と更新の条件 | 契約社員の場合、更新されないと帰国を考える必要がある |
| 社内で使う言葉 | 日本語中心か英語中心かで、求められる準備が違う |
わからない点は、応募前や面接の場で質問しておくと、入社後のギャップを防げます。
海外企業が新卒に見るポイント

海外企業は、新卒であっても「入社してすぐに何ができるか」を重視します。日本の就職活動の感覚のままだと、アピールの方向がずれることがあります。
- 大学で何を専攻し、どんな成績や研究の成果があるか
- インターンやアルバイトで、仕事として何をしてきたか
- 仕事で使えるスキル(プログラミング、データ分析、会計、デザインなど)
- 英語や現地の言葉で、自分の経験を説明できるか
- その国で働きたい理由と、長く働く意思があるか
特に、専攻や経験を希望の仕事にどう活かせるかを、英語で具体的に説明できることが大切です。「頑張ります」という意気込みより、「これができます」という事実のほうが評価されます。
新卒で海外就職するために在学中にすべき5つの準備


1. 仕事で使える英語を身につける
試験の点数も目安になりますが、それ以上に大切なのは、会議や面接で話す力です。読む・聞く練習に加えて、話す練習の時間を毎週つくりましょう。
2. 英語+αの専門スキルを身につける
海外では「英語が話せる」だけでは差がつきにくく、仕事に直結するスキルが求められます。ITの仕事は国を問わず需要があり、プログラミングは在学中から学びやすい分野です。
3. 海外インターンを経験する
休学や長期休暇を使って海外でインターンをすると、仕事の経験と、その国が自分に合うかの両方を確かめられます。
4. 海外で暮らす経験をしておく
留学や短期滞在で、家探しや買い物など生活の場面を経験しておくと、就職後のギャップが小さくなります。
5. 英文の履歴書と自己紹介を準備する
英文の履歴書は、学んだことやできることを具体的に書き、英語の先生や大学のキャリアセンターに添削してもらいましょう。面接では、自分の経験を1〜2分で話せるようにしておきます。
学年別の準備スケジュール
海外の採用は通年のことが多いため、日本の就職活動のように「この時期に一斉に動く」ことはありません。逆算して、学年ごとに準備を進めておきましょう。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 大学1〜2年 | 英語の基礎を固め、専門スキル(ITなど)の勉強を始める。行きたい国や業界の情報を集める |
| 大学2〜3年 | 留学や海外インターンで、海外の生活と仕事を経験する。休学も含めて計画する |
| 大学3〜4年 | 英文の履歴書を作り、新卒可の求人やインターン募集に応募する。面接の練習をする |
| 卒業前後 | 内定先とビザの手続きを確認し、年金・保険など日本側の手続きも調べる |
日本の就職活動と並行する人は、日本企業の選考時期と重ならないように、海外の応募を早めに始めておくと安心です。
留学経験を就職活動でどう伝えるかは、留学経験を活かせる仕事9選でも紹介しています。
新卒で海外就職するメリットと注意点

| メリット | 注意点 |
|---|---|
| 若いうちから海外で働く経験を積める | 給与は現地の水準で、日本より低いこともある |
| 英語や異文化の中で働く力が身につく | 日本のような新人研修がないことが多い |
| 成果で評価されやすく、若くても任される | 成果が出ないと評価や契約に響きやすい |
| 帰国後も「海外で働いた経験」として説明できる | 帰国後の転職では、何をしてきたかを具体的に問われる |
| 早くから自分のキャリアを自分で選べる | 年金・保険など日本の制度の手続きを自分で確認する必要がある |
海外就職が難しいと言われる理由や年齢別の現実は、海外就職は難しい?年齢・英語力・職種別の現実とメリット・デメリットで詳しく解説しています。
在学中に英語とITを学ぶという選択肢


新卒で海外就職を目指すなら、在学中に「英語+IT」を身につけておくと、選べるルートが増えます。休学や長期休暇を使った留学なら、海外で暮らす経験も同時に積めます。
Kredoは、フィリピン・セブ島のITパークで英語とITを学ぶ留学です。2016年に開講し、卒業生・参加者は3,000名以上。受講生の92%は英語もITも未経験から始めています。1日8時間(英語マンツーマン4時間+ITグループ4時間)で、ITレッスンはすべて英語です。Web Basicは1ヶ月・定価413,000円(税込・総額)で、定価に食事は含まれず、食費などの生活費は月6万円程度が目安です。
卒業後は、面接対策、履歴書・職務経歴書の添削、求人情報、企業紹介といったキャリア支援を受けられます。休学や就活とのバランスは大学生のIT留学ガイドにまとめています。進め方に迷ったら無料カウンセリングで相談することもできます。
よくある質問
Q. 新卒で海外就職すると、日本に戻ったときに不利になりますか?
A. 一概に不利とは言えません。海外で何をして、どんなスキルが身についたかを具体的に説明できれば、経験として評価されることもあります。帰国を考える時期に合わせて、日本での転職活動の準備も進めておきましょう。
Q. 新卒可の海外求人では、どのくらいの英語力が必要ですか?
A. 職種や職場によって違います。日系企業の日本人向けの仕事では日常会話レベルで応募できることもありますが、海外企業ではビジネスで話せる英語力が求められることが多いです。求人票の条件を確認しましょう。
Q. 新卒なら、海外就職とワーホリのどちらがいいですか?
A. 目的によって違います。現地の企業で正社員として働くことが目標なら、新卒可の求人やインターンから採用を目指すほうが近道です。まず海外で暮らしながら働いてみたい人は、ワーホリで経験を積み、その後に就職を目指す方法もあります。ワーホリは年齢の条件があり、就職に直結するとは限らない点に注意しましょう。
Q. 新卒で海外就職するなら、どの国がいいですか?
A. 日系企業が多い国は、日本人向けの求人が見つかりやすい傾向があります。一方で、ビザの条件や給与の水準、生活環境は国ごとに大きく違います。行きたい理由と、その国の就労ビザの条件を照らし合わせて選びましょう。
Q. いつから準備を始めればいいですか?
A. 海外の採用は通年のことが多いため、決まった時期はありません。英語とスキルの準備には時間がかかるので、大学1〜2年生のうちから情報収集を始めておくと余裕を持って動けます。
まとめ
新卒でも海外就職はできますが、即戦力を求める海外では、経験やスキルを示せる人が有利です。
- ルートは、インターン・現地採用・駐在・海外大学・ワーホリ・専門留学の6つ
- 駐在・現地採用・海外企業で、給与やビザ、入りやすさが違う
- 新卒可の求人は、複数の探し方を組み合わせて見つける
- 海外企業は、専攻・経験・スキルを英語で説明できるかを見る
- 在学中に英語+専門スキルと海外経験を準備しておく
まずは行きたい国と職種を1つずつ決め、その国の新卒向けの求人とビザの条件を調べてみてください。準備することが見えてくれば、在学中の時間の使い方も決まってきます。
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