こんにちは、Kredo編集部です。
今回の記事では「高卒でも海外就職することができるのか?」「そしてそのためにはどのようなことが必要なのか?」ということについて解説していきます。
早速ですが、高卒での海外就職は厳しいのでしょうか?
日本は学歴社会なので、高卒には就職先の選択肢や出世のチャンスは少ないと言われています。
- 製造業(求人件数:138,258)
- 建設業(求人件数:66,231)
- 卸売業・小売業(求人件数:56,287)
- 運輸業・郵便業(求人件数:32,356)
- 宿泊・飲食サービス業(求人件数:25,825)
▼学歴と出世のスピード
係長への昇進 | 大卒男性=大卒女性=高・短卒男性>高・短卒女性 |
課長への昇進 | 大卒男性>高・短卒男性>高・短卒女性 |
部長への昇進 | 大卒男性>高・短卒男性 |
上記の通り、大卒との壁は厚いため高卒で出世を目指そうと思っても難しいのが日本の特徴です。
そんな日本とは反対に、海外就職は実力主義とコネ社会です。
だからこそ、「海外就職なんてハードルが高い」と思われる方も多いのです。
しかし、高卒でも海外就職をかなえる方法はあります。
記事後半では高卒の方でも海外就職のハードルを楽々とクリアできる『高卒の方が海外就職するのに必要な準備』に絞って解説します。
- 高卒で海外就職を考えている方
- 将来的に海外就職を考えている方
- 海外インターン、ボランディアに興味がある方
はぜひご覧ください!
記事のもくじ
高卒で海外就職する際の3つの落とし穴
高卒での海外就職には、以下3つの落とし穴があります。
- 高卒は実力がないと見なされやすい
- コネ社会で埋もれる可能性がある
- 就労ビザが発行されないことがある
詳しく解説していきます。
高卒は実力がないと見なされやすい
いきなり厳しいことを言いますが、そもそも高卒では海外就職ができない可能性があります。
なぜなら、海外では学歴を「実力」として重視しているからです。
これを理解するには、海外における学歴の価値を理解する必要があります。
文科省によると、日本の大学卒業率は91%である一方、他の国は80%以下でアメリカやニュージーランドは54%でした(参考:文科省)。
この理由としては、
- 海外の大学はテストに合格するのが難しい
- 奨学金をもらうだけの成績が取れず学費が払えない
などが考えられます。
つまり、大学を卒業している=それだけの実力があると見なされるのが海外なのです。
実際、アメリカでは高卒と大卒で年収に約250万円の差があるとも言われています(参考:smartasset)。
「高卒=実力がない」の海外だからこそ、プログラミングスキルのような実力を示しやすいスキルを身に付けることが絶対条件になります。
実力さえ認められれば、就職できるのはもちろん、年収やポジションも大卒の方を追い抜くことができます。
コネ社会で埋もれる可能性がある
実は、海外は「コネ社会」であることをご存知でしょうか。
1番分かりやすい例が、従業員の採用方法です。
日本では新卒の一括採用がありますが、海外には新卒の一括採用というものがありません。
海外の学生は、長期休暇中などに企業インターンに参加して採用に漕ぎつけているのです。
企業側が大学で説明会を開くこともありますが、いずれにせよ、
- インターンで企業側に気に入ってもらう
- 説明会でリクルーターとつながる
といったコネが必要になります。
高卒の日本人がコネもなく海外就職しようとしても、現地の大卒やコネがある人たちに埋もれてしまうのが現実なのです。
日本にいながら、いずれ海外就職を狙っている場合には、コネのある環境に身を置くことが重要になります。
就労ビザが発行されないことがある
外国で働く際は許可証である「就労ビザ」が必要になりますが、高卒の場合は就労ビザが発行されないことがあります。
なぜなら、就労ビザ発行の条件に学歴を含んでいる国が多いからです。
- 中国:学士のない外国人は職歴や中国語などの条件をクリアしなければならない
- アメリカ:学士号のない外国人は学士号に相当する資格が必要
このように、高卒の場合は職歴やスキル、語学力がなければ就労ビザが発行されない可能性もあるのです。
高卒で海外就職するのは難しいのか
では、高卒で海外就職は止めた方が良いのでしょうか?
答えはNOです。
なぜなら、以下の条件を満たせば高卒でもチャンスは大きく広がるからです。
- 実力を示せるスキルや実績
- 海外企業とのコネ
ですが、スキルや実績を身につけるには時間がかかりますよね。
ましてやコネの作り方を知っていたら誰も苦労しません。
そこでおすすめなのが、オンラインプログラミングスクール「Kredo オンラインキャンプ」です。
「なぜプログラミング?」と思うかもしれません。
実はプログラマーは世界的に不足しており、需要が高い人材なのです(参考:ncube)。
ではなぜ「Kredoオンラインキャンプ」で学ぶ必要があるのでしょうか。
その理由は次の2点です。
- “英語で”プログラミングが学べるので海外で即戦力になれる
- インターンプログラムがあるので実績をつくれる
英語でコードを解読しなければならないプログラマーには、英語スキルが必要です。
その点、「Kredoオンラインキャンプ」の授業は全て“英語で”行われるので、即戦力のプログラマーになることができます。
さらにインターンプログラムもあるので、実績として証明できるようになります。
高卒の弱点を一気に解決して海外就職ができるのは、「Kredoオンラインキャンプ」だけです。
英語で学ぶプログラミングカリキュラムで、海外でも通用するプログラマーになりましょう!
高卒で海外就職するならどんな準備が必要?
自分で海外就職の準備を進める場合は、以下の項目を揃えるようにしてみましょう。
資格・スキル
高卒で海外就職をする場合、資格やスキルがなければ就労ビザが下りない可能性が高いです。
給与も安くなる可能性が高いため、必ず資格やスキルを習得しておきましょう。
自分が働きたい業種に関連したスキルを習得することで、就労ビザ取得や給与交渉で有利になります。
語学力
高卒で海外就職をする場合、語学の習得は非常に重要です。
理由は以下の2つです。
- 就労ビザの取得が難しくなる
- 語学力不問の求人は少ない
東南アジアの求人を扱う「REERACOEN」でも、全求人数約450件に対し、「英語力不問」「語学力不問」と明記している求人は約20件程度でした(2020年11月17日時点)。
高卒で語学力がなければ就労ビザが取得できない、もしくは良い求人を逃す可能性が高いのです。
英語、もしくは現地の言語を習得し、海外就職を有利に進めましょう。
職歴
高卒で就労ビザを取得する場合、その業界での職歴が必須であることが多いです。
中国では、高卒の就労ビザの取得条件に職歴が含まれています(参考:中国における外国人の就業許可制度~実施後の実例と今後の動向~)。
関連業務の経験があることで、就労ビザの取得や就職活動に有利になります。
一度日本で就職する場合は、海外でやりたい仕事に関連した企業を選びましょう。
貯金
勉強したり職歴を作ったりするだけでなく、日本にいるうちに海外での生活費の貯金もしておきましょう。
海外で必要な生活費は国によって異なるので、自分が移住したい国の生活費を調べておけば、どのぐらい貯金をすればいいかが見えてきます。
贅沢な暮らしを望んでいるのでなければ、30万円以上の貯金があれば海外でも生活していけます。
学士号
高卒でもスキルや経験があれば海外就職は可能ですが、今から大学を卒業するという手もあります。
四年制大学に比べて入学しやすく、学費も安いのが通信制大学です。
オンライン授業中心という大学もあり、自由度の高い大学も増えています。
空いた時間で資格やスキルの勉強をしながら学位を取得すれば、海外就職も成功しやすいでしょう。
海外就職サービスを活用
準備を整えた上でこれから就活を始めるのであれば、転職エージェントなどの海外就職サービスを活用しましょう。
海外就職サービスに登録をすれば、おすすめ企業をメールなどで紹介してくれるので、自分にマッチした企業へ就職できる可能性が高まります。
海外就職サービスに登録すれば他にも、
- キャリアの相談
- 面接日程の調整
- 給与交渉
- 履歴書の添削
- 志望企業への推薦
などのサポートが受けられるので、登録するメリットは大きいです。
「本当に海外就職できるのかな…」と思っている方でも、海外就職サービスに登録すれば心強いサポートが得られます。
コロナ禍でもできる高卒の海外就職準備
現在新型コロナウイルスの影響で海外渡航そのものが制限されている国が多くありますが準備は可能なのでしょうか。
結論、コロナ禍でも海外就職準備は可能ですし、渡航が可能な国もあります。
スキル・経験の習得
上記でも挙げたように、スキルや経験は海外就職する上で必須の条件です。
こちらはコロナ禍の海外にいけない状況でもできる準備となるためぜひ挑戦してみましょう。
- 英語力、英会話力
- プログラミングやIT
- マーケティング
- デザイン
リモートでの海外企業への就職
リモートにて採用を行っている海外企業もあります。
スキルを身につけた上で海外の求人サイトにて「Remote」募集している企業に応募してみましょう!
また、メールでのやりとり、履歴書、面接、すべてが英語での対応となります。
かなりハードルが高いのでしっかりした英語力をつけるか、英語力をカバーできるくらいのスキルを身につけましょう。
日本にある外資系企業への就職
海外就職の前段階として、日本にある外資系企業への転職も一つの準備です。
海外企業への直接就職よりもハードルは低いです。
また、Kredo卒業生の実績として以下の企業が挙げられます。
- アクセンチュアジャパン
- オラクルジャパン
- 日本マイクロソフト
など
Kredoオンラインキャンプでプログラミング×英語のスキルを身につけ、外資系企業への転職を実現しましょう。
コロナ禍でも渡航できる国への就職
渡航できる国へ就職するという方法もあります。
大手人材派遣・紹介企業の「PASONA」では「コロナ禍での海外転職 ~インド編~」という記事で、コロナ禍でも就職できる企業を紹介しています。
高卒におすすめの海外就職サービス5選
具体的にどう就活を進めていけばいいかわからない方でも、海外就職サービスを活用すれば就活が進めやすくなります。
今回紹介するおすすめの海外就職サービスは、
- リクナビNEXT
- リクルートエージェント
- typeエージェント
- REERACOEN
- GJJ海外就職デスク
の5つです。
リクナビNEXT
日本最大級の転職サイト
リクナビNEXTは日本最大級の転職サイトで、海外求人も充実しています。
高卒向けの案件や経験不問の案件もあるので、安心して就活を進められます。
スマホ向けのアプリもリリースしているので、隙間時間を使っての求人探しもしやすいです。
リクルートエージェント
転職成功実績No1.
リクルートエージェントは業界最大手の転職エージェントで、求人数も非常に豊富です。
公開求人のみならず非公開求人もあるので、大手企業からの求人も見つけやすいです。
転職アドバイザーによるサポートも充実しているので、不安な面も安心して解決できます。
typeエージェント
年収アップにも優れた転職エージェント
typeエージェントは、年収アップに特化した転職エージェントなので、すでに仕事をしていて海外に転職したい方におすすめです。
非公開求人で年収も高めな求人もあるので、狙いどころな転職エージェントサイトと言えます。
扱っているジャンルはIT、メーカー、コンサルなど豊富にありますので、自分の強みや職歴をいかした就職活動がしやすいです。
REERACOEN
東南アジアの就職ならおまかせ!
REERACOENは、東南アジアでの就職に特化した海外就職サービスです。
10ヵ国20箇所の拠点(2019年7月時点)に日本人スタッフがいるので、実際に海外に行った後で相談もできます。
取引社数も1,000社を超えているので、自分に合った求人も見つけやすいです。
GJJ海外就職デスク
初めての海外就職も安心
GJJ海外就職デスクは、海外就職が初めての方に特化した海外就職サービスです。
英語が苦手な方にもおすすめな仕事も紹介しているので、どうしても英語の勉強が難しく感じている方はGJJ海外就職デスクを利用してみてはいかがでしょうか。
有料にはなりますが「海外就職サクセスコース」に入れば回数制限なしのカウンセリング、英文レジュメの添削、面接対策ができるので、就活対策もばっちりできます。
まとめ:高卒から海外就職を成功させよう!
今回は高卒から海外就職をするための注意点や準備方法について解説しました。
高卒から海外就職できるか不安に感じる方もいるかもしれませんが、必要な準備をしっかりとしておけば心配はいりません。
高校を卒業してすぐに海外に就職するのはハードルが高いですが、通信制大学に通う、職歴を作る、資格をとるなど、スキルを身につけておくことで海外での就活は有利に進められます。
海外での就職を成功させられるよう、できることを始めましょう。