こんにちは。
フィリピン・セブ島で海外就職経験があるあこうです。
今回は、海外就職するにあたって有利な職種を知りたい人に向けて、実際に海外就職して得た情報をお伝えします。
この記事を読んでいるあなたは、おそらく海外就職に興味があると思います。
そして、どういった職種を選ぶべきか迷っている人もいるでしょう。
そこで、日本人にとって海外就職を有利に進めることができる職種7選と、これからの時代に必須になるであろうスキルや経験について解説していきます。
この記事を読めば、あなたも海外就職で有利な職種とこれからの時代を生き抜くために必要なことがわかります。
記事のもくじ
海外就職する際に有利と言われている職種はこの7つ
近年、グローバル化やIT技術の発展による急激な時代の変化により、我々日本人の働き方にさまざまな変化がもたらされています。
ただその中でも、日本人が日本語だけを使って日本人のお客さんに向けて仕事をしている人もまだまだ多いでしょう。
しかし、現代ではオンラインサービスにより、遠く離れた外国とも簡単に繋がりを持てる時代。
そして、日本を訪れる外国人観光客や、移民政策による外国人労働者の急増はほとんどの日本人が気付いているはず。
そういった現状から危機感を感じ、海外進出や海外での就職を意識する日本人が増えている傾向にもあります。
では、実際に海外就職するにあたって、どんな職種が私たち日本人にとって有利な職種なのか。
主に、日本人だからこそという価値が出せる職種か、時代にあった産業かを見極める必要が出てきます。
今回はこの7つの職種を、なぜ日本人が海外で就職するにあたって有利な職種なのかを詳しく解説していこうと思います。
1.Webデザイナー・ITエンジニア・ブリッジSEなどのIT系
IT革命真っ只中の昨今。
WebやITスキルは、国内だけではなく海外でも通用する、もっとも需要のある職種のひとつと言えます。
IT系のスキルがあれば、IT企業で働く以外にも一般企業のIT担当、Webマーケターなどとして働くことも可能です。
僕自身も旅行会社で働いていた経験があるのですが、各支店にIT推進室という部署が存在しました。
ただ、ひと言でITと言ってもさまざまな職種があります。
代表的なところでざっくりあげると以下のとおりです。
・Webデザイナー
・Webディレクター
・Webマーケター
・ITコンサルタント
・プログラマー
・システムエンジニア
・ブリッジSE
などで、他にもいろんなIT系の職種があります。
ここでは長くなってしまうので、それぞれの職種がどういったものかは割愛させていただきますが、全体的にIT系の人材は不足しているため、将来的な見通しは明るい職種と言えるでしょう。
2.日本語教師
日本語教師は、海外就職するにあたって有利な職種となります。
理由として、アジアやオーストラリアを中心に、世界中で日本語を学ぼうとしている外国人がたくさんいるからです。
2015年には、世界中で日本語学習者が約365万人いるとのデータがあります。
2012年度には過去最高の400万人ほどの日本語学習者が世界中におり、約30万人ほど減少してしまったのですが、日本語教師は依然需要のある職種とも言えます。
3.寿司職人・飲食店スタッフ
世界には日本食レストランや寿司屋がたくさんあります。
農林水産省が2006年に調べた『海外にある日本食レストランの数』が2万4000店。
11年後の2017年には、『海外にある日本食レストランの数』が、2006年の5倍ほどの11万8000店になっているとのデータがあります。
そのため、日本人レストランのスタッフや寿司職人といった職種が海外就職に有利にはたらくのは明らかです。
また、寿司職人に至っては、日本人が握るというだけで付加価値が高まるため、日本人でないといけないと考えているお客さんも多いでしょう。
日本食レストランはこれからも増え続ける予想なので、日本食レストランスタッフや寿司職人は、海外就職するにあたって有利な職種と考えられます。
4.日本人美容師
筆者は、世界30か国100都市ほど行った経験があるのですが、各地で日本人経営、日本人美容師在籍の美容室をよく見かけます。
多くの美容室は、現地に住んでいる日本人のための美容室と考えてもらえればいいでしょう。
やはり、海外在住の日本人は日本人美容師に切ってほしい人が多いため、日本人経営の美容室や日本人美容師は一定の需要があるのです。
また、決して数が多いとは言えませんが、日本人以外が経営している美容室でもはたらくことはできます。
しかし、その場合は主に外国語でのコミュニケーションになるため、ある程度の語学力が必要です。
あなたがもし美容師で海外就職に興味があれば、まずは日系の美容室から挑戦してみることをおすすめします。
5.ツアーガイドなどの観光系
日本人のホスピタリティーは世界に誇るものがあり、日本人現地ガイドなどのスタッフによるサービスの安定感、安心感から需要の高い職種とも言えます。
主に日本人観光客に向けた旅行サービスなら、そこまで語学力も必要のない場合が多いです。
現地ツアーガイドや現地旅行会社の求人は多いとは言えないものの、日本人というだけで海外就職が有利になる職種でもあります。
もちろん旅行会社ではたらくような幅広い知識というより、現地のことをいかに知っていて愛着を持っているかの方が大事です。
ですので、現地での滞在経験がものをいう職種でもあります。
6.コールセンター・カスタマーサービス
近年、海外にコールセンターを置く日系企業や、海外にある日系のコールセンターに、まるごと問い合わせ業務を委託する会社もあります。
日本でコールセンター業務を行うより、人件費や家賃などの固定費が抑えられるメリットなどがあり、東南アジアを中心に、日系のコールセンターがたくさん進出しているのです。
英語が話せなくても日本語のみで働けるコールセンターも多くあり、非常に求人数も多いため、海外就職するにあたって日本人であるというだけで有利になる職種のひとつとも言えるでしょう。
7.翻訳・通訳
近年、自動翻訳サービス技術の向上が見られますが、まだまだビジネスレベルでの翻訳は難しいです。
そのため、翻訳・通訳業務は一定の需要があります。
しかし、日本人は人件費が高いため、語学力が高いだけだとあまり需要はないかもしれません。
できれば、専門的な知識や読解力、言葉の選定スキルなどが欲しいところです。
翻訳者にも同じことが言えます。
得意な分野、専門知識がある人は特に海外就職するにあたって、有利な職種になりますよ。
海外就職で今後、有利な職種に就くためにすべきこと3つ
では、今後の海外就職で有利な職種に就くためには、どんなことをしたらいいのでしょうか。
これからの時代は、いろんなスキルや経験からの多様性、柔軟性などが必要となってきます。
海外ではたらくとなると、当たり前ですが日本とはまったく違う日常があり、ただ就職をしてはたらくといったイメージで行くと、特に最初の頃は大変な思いをすることも。
海外就職をするにあたって少しでも我々日本人にとって有利となるような動きをしておきたいところですね。
1.留学などをして、海外での滞在経験をしておく
大事なことは、まずは海外での生活、滞在を経験しておくことです。
理由としてはいくつかの問題点が出てくるからです。
例えば以下のような問題点が考えられます。
・友達ができるのか?
・食生活があうか?
・住む場所や滞在環境はどうか?
・言葉や文化の違い
・どういった働き方になるのか?
日本ではたらくだけなら、こういった問題が出てこないかもしれませんが、海外で生活するとなると問題が顕著になる場合も。
ですので、実際に現地に住んでみることで、現地での生活で考えられる問題に事前に慣れておく、リスクを予測しておくことをおすすめします。
2.世界で通用するスキルやこれからの時代に有利な職種を知っておくこと
海外就職でより良い就職に就くためにまずすべきことは、世界で通用するスキルやこれからの時代に有利な職種を知ることです。
理由としては、AI(人工知能)の導入などのIT化によって、必要とされないスキル、自動化されるであろう職種に就くことは、今後のキャリアの選択肢を狭めることになるからです。
先ほど紹介した『海外就職に有利な職種7つ』の中でも、長期的に見たら将来性のないものもあるかもしれません。
例えば、コールセンター業務(電話オペレーター)などは条件によっては需要がなくなる可能性があります。
電話オペレーターの将来展望については、以下のようなことが言われています。
・AI(人工知能)によって、簡単な受け答えなどは可能になってくる
・インターネットで解決できる人が増えてくるため、コールセンターの必要性がなくなる
・海外に低コストでコールセンターを設置でき、日本での需要はなくなる
といったことが考えられます。
あなたがもし将来日本に帰ってきてコールセンターの業務に従事するのであれば、あまり役に立たないスキルになってくるかもしれません。
しかし、日本人の電話オペレーターは、海外ではどんどん需要が高まってくる可能性があるということがわかりますよね。
このように、あなたがどのようなキャリアプランを描いているかによって、どのような職種に就くかは変化してきます。
自分が進むべき業界、職種の将来性をしっかりと見据えておきたいところですね。
3.専門的な知識とスキルなどを掛け合わせて希少な存在になるべき
今後、海外就職をするにあたって、どんな業界でも需要が高まってくるのがIT系のスキルを持った人材になるでしょう。
しかし、IT系の代表格であるプログラミングスキルだけ身につけておけば大丈夫という訳ではありません。
なぜかというと、プログラマーはIT系の職種にも関わらず、将来的にAI(人工知能)によって少しずつ代替されると言われているからです。
今はまだ大丈夫ですが、数十年先の未来には簡単なプログラミングも自動で行われる時代になっているというのです。
では、どうしたらいいのか。
ひとつの答えとしては、専門的なスキル(この場合はプログラミングスキル)に、さらに高度で専門的なスキルや知識を掛け合わせることです。
そうすることで、唯一無二とは言わないまでも、普通のプログラマーよりも希少な存在になることができますよね。
プログラミング×英語=ブリッジSEという働き方
おすすめの例としてひとつあげると、ブリッジSEです。
ブリッジSEとは、海外(主に東南アジア)の優秀なプログラマーと日本の企業を繋ぐ架け橋(ブリッジ)となる人材のこと。
近年では、オフショア開発と言って人件費の安い東南アジアなどに、IT開発などを委託、発注する企業が増えています。
そこで重宝されるのがブリッジSEのポジションというわけです。
語学力、ITスキルのほかに、言葉も文化も違う外国人に、企業からの細かいニュアンスや温度感などを伝えるコミュニケーション能力が必要とされるポジション。
このようなスキルや知識の掛け算をすることで、我々日本人が海外就職するにあたって有利にはたらくことになるでしょう。
海外就職でこれからの時代に有利な職種はIT系
これからの時代、我々日本人にとってさまざまな変化に対応していかなければなりません。
まさに会社に守ってもらう時代ではなく、自分で自分のことを守らないといけない時代になってきていると感じます。
そんな時代を生き抜くためには、英語とITのスキルを身につけておくことが重要です。
ちなみに、これからの日本ではこのような予測が出ています。
・日本国民の平均年齢は46歳超で世界1位
・日本の人口が2030年には1億1,600万人、2060年には8,800万人まで減少
・高齢者人口は2042年まで増え続け、高齢者率は2065年に人口の約4割とピークを迎える
・減り続ける労働人口をまかなうため移民政策による外国人労働者が増加
・AI(人工知能)によって簡単な作業を伴う仕事が奪われていく
そして、終身雇用制度や年金制度の崩壊なども合わさって、我々日本人の将来はますます厳しいものとなってきます。
今までのように日本人相手に日本語だけを使って、定年まで大企業や国に守られてはたらく時代はもう終わりです。
外国人労働者やAIなどに仕事を取られないよう、そして国や会社だけに依存せずに自分で自分を守らないといけない時代がそこまできています。
そのためにあなたは今なにができますか?
ひとつの選択肢として、早く英語とITのスキルを身につけて海外就職などをして、世界を感じながら経験を積むことです。
やはり、日本だけにとどまっていてはわからないことが多いです。
世界に行って、日本の経済がどれだけ止まっていて、世界経済がどれだけ成長しているかを身をもって体感しておくことも必要だと考えます。
そして、ただ海外就職するのではなく、英語とITのスキルを使ってAIや外国人に揉まれながら、日本でも海外でも戦える人材になるべきだと。
それが今後の日本の社会に必要なことだと感じています。
最後に:世界で戦える人材になるならKredoオンラインキャンプがおすすめ
僕自身も、20代の頃は日々なんとなく仕事をしながらも、これから時代に不安を感じていました。
その中で、長期連休を使って海外ひとり旅をすることが何度かありました。
そこで目にしたものは、東南アジアでの目覚ましい経済成長や、海外進出している一風変わった日本人の方々でした。
そういった社外からの影響で、人生このままでいいのか、大丈夫なのかと感じ始め、34歳のときに大きな可能性を感じたITと英語を学びにセブ島に行くことにしたのです。
それが僕の人生を変えるきっかけとなったセブ島IT×英語留学の「Kredo」への留学でした。
Kredoで英語とITを学び、きっかけをつかんだ僕はそのまま英語とITを使って海外就職することができ、最終的には独立をすることができました。
今では英語とITを駆使しながら、パソコンひとつで国内外場所を問わず仕事をすることができています。
まだまだこれからが勝負ですが、英語とITを使えばこれからの時代を勝ち抜ける感覚がわかってきました。
現在はセブ島現地での留学は停止中ですが、Kredoオンラインキャンプで日本にいながらIT留学をすることができます。
圧倒的なレッスン量を提供しているKredoオンラインキャンプを受講して、世界で戦える人材を目指しませんか?