夫の転勤が決まったとき、転勤族の妻はキャリアについて考えざるを得ない状況になります。
転職6回経験者の私自身も、転勤のある企業で働いた時、同僚の転勤を何度も見てきました。
中には突然の発表となり、少ない期間で準備が必要な場合もありました。
場合によっては転勤についていかず、単身赴任を選ぶこともあるでしょう。
突然夫の転勤が決まっても、妻がキャリアや収入を諦めないために、選択肢を多く持っておきたいものです。
転勤族の妻が転勤先で仕事を探す時、どんな働き方があるのか、おすすめの仕事について調べました。
記事のもくじ
転勤族の妻の仕事の悩みのパターン
転勤族の妻はキャリアを諦めないといけない?と悩んでいませんか?
一口に転勤族の妻といっても、現在の仕事の有無、転勤の期間など人により状況は様々です。
現職が正社員で全国転勤ができる仕事の場合は、職場に相談できることもあります。
本記事ではそうではない場合、新しい仕事を転勤先で探すことを前提として解説しています。
悩みを分析して、自分に合った対策を考えていきましょう。
転勤先で仕事が見つからない
転勤先で仕事を探す場合、転勤族の妻であることがネックになることがあります。
数年単位で頻繁に転勤がある場合、そのたびに新しい仕事を見つけることになり、履歴書にも職歴が増えることになります。
一昔前よりも転職が当たり前になっている現在ですが、採用担当者によっては「仕事をすぐ辞めてしまう」という印象を持たれてしまうかもしれません。。
また、地方都市など場所によっては都心よりも仕事の選択肢が限られることがあります。
稼げない、収入に限界がある
「稼げない」「収入を増やせない」という悩みを抱える転勤族の妻は多いものです。
現在の仕事が転勤先で続けられない場合、非正規雇用で新しい仕事を探すことになるでしょう。
正社員を離れて非正規雇用になる場合、収入面や待遇が悪くなることがあります。
収入を増やすために勤務時間を物理的に増やすのも限界があるからです。
このため、扶養の範囲内で働いているというケースも少なくありません。
また、地方都市に行った場合、都心よりも時給が低いことが多く「なかなか稼げない」と感じてしまうでしょう。
転勤先では知り合いもいない状況となり、人間関係はゼロからのスタートです。
仕事が変わるたびに新人の立場となるので、仕事や人間関係に慣れる必要があります。
このため、人間関係を短期間で作ることが苦手な方にとってはストレスになってしまうでしょう。
キャリアが形成しづらい
転勤のたびに転職をしていると、職務経歴に統一感がなくなってしまう場合があります。
転職はタイミングも重要なのですが、意図した時期でなく、夫の転勤で予期しない時期になってしまうためです。
専門にしていきたい仕事があっても、時期や場所によっては募集していないこともあります。
このため、転勤族の妻が仕事を探すときには情報収集と戦略が必要となります。
転勤族の妻におすすめの働き方
転勤族の妻の働き方は、大きく分けて3つあります。
専門的な資格を取得すると、全国どこへ行っても働くことができます。
また、リモートワークの普及で場所を問わずに活躍できる仕事も多くなっています。
派遣・パートの仕事
転勤先の見知らぬ土地では、不安や孤独はつきものです。
不安になる原因として、土地勘がないことと、誰も知り合いがいないことの2点があります。
派遣やパートの仕事は正社員よりも見つけやすく、知り合いを作って情報を得ることができるという点でおすすめです。
メリット:人との交流、情報が手に入る
派遣やパートとして仕事を始めると、交流が生まれ、孤独を感じずに新生活をスタートすることができます。
私自身も海外で生活したり、地元を離れて生活したりした経験がありますが、人との交流で行動範囲が広がりました。
また、派遣は期間が決まっており、ずっと続けることが前提ではないため、退職時にもストレスが少なくなります。
デメリット:選択肢が限られる、通勤がある
転勤先で仕事を探す場合、タイミングにより仕事の選択肢が限られることがあります。
転勤のたびに仕事を探し、新しい環境に慣れることも必要です。
この他に、場所によっては通勤に時間がかかったり、車がないと通勤しにくかったりなど、移動がデメリットになることもあります。
資格を生かした仕事
全国で需要のある資格を持っていると、転勤先でも新たな仕事探しがスムーズになります。
医療事務、介護福祉士など医療の現場で役立つ資格は、これからも需要が拡大すると予想されています。
資格を使って長く働ける仕事についてはこちらの記事でも紹介しています。
メリット:ライフスタイルの変化に対応できる
転勤や出産などライフスタイルが変わっても、次の仕事がスムーズに見つかることが期待できます。
現場によって環境は違うものの、一から仕事を覚えるということなく、経験を活かすこともできます。
また、接客業など他のパートに比べて時給も高い傾向です。
デメリット:勉強が必要
資格取得のためには、一定期間の勉強が必要となります。
薬剤師、看護師など専門の学校に行く必要がある仕事の場合、ハードルも高くなります。
資格取得にかけられる時間やコスト、将来性を考慮して専門性を身につけましょう。
こちらの記事では、女性が長く続けられる仕事について紹介しています。
リモートの仕事
リモートワークの求人も増えていて、転勤で場所が変わっても仕事を続けやすい環境になりました。
パソコンとインターネットさえあれば自宅で仕事をすることができます。
メリット:仕事を続けやすい、場所も収入も自由
私の知り合いでキャリアカウンセラーをしている方が、親の介護が必要になり東京から実家のある東北に引っ越しました。
しかし対面でのカウンセリングをオンラインに切り替えられたことで、実家に戻っても仕事を継続しています。
このように、リモートでできる仕事だと転勤に対応できる他、時給の仕事と異なり、収入を増やすこともできます。
デメリット:パソコンや勉強が必要
オンラインで仕事を完結させる必要があるので、パソコンとインターネットがない方はまず準備が必要となります。
また、資格を活かした仕事と同じく、専門性取得のために一定期間勉強が必要なことがあります。
転勤族の妻におすすめの仕事
具体的な職種を挙げながら、転勤族の妻におすすめの仕事を紹介していきます。
派遣のオフィスワーク
派遣会社に登録すると、担当者からおすすめの仕事の紹介があります。
キャリアチェンジが必要な場合でも、派遣からだと経験が浅くてもチャンスが期待できます。
私自身も営業から事務へキャリアチェンジしたときは、派遣からスタートしました。
パソコンスキルに自信がない場合は、Word、 Excelの使い方を書籍などで勉強し、面接でアピールできるようにしておきましょう。
全国展開の店舗の仕事
全国に店舗を展開している仕事に就くと、転勤先でも仕事を見つけやすくなります。
具体的にはカフェ、レストラン、アパレル、スーパーなどの接客業です。
仕事を一から覚えずに済むので、採用側にもメリットがあります。
医療系の仕事
医療系の資格を活かした仕事の経験があれば、全国の病院や薬局で仕事を見つけられます。
ただ、専門性はあっても職場によって仕事のやり方は異なります。
職場に合わせて柔軟にやり方を変えられる姿勢が重要です。
フルリモートの仕事
コロナ禍以降はテレワークも進み、完全リモートの求人も多くなりました。
私自身もフルリモートの仕事を探していくつかのサイトに登録したことがありますので、紹介します。
Webデザインやディレクションなどスキルが必要な仕事だけでなく、リモートのオフィスワークも多く掲載されています。
私の友人で、オンライン秘書の仕事を完全在宅で行っている既婚女性がいます。
週に決められた時間内で自宅で作業し、出社はほとんどすることないそうです。
このため、家庭の時間を大切にしたい転勤族の妻におすすめな働き方です。
フリーランス
Webデザイナー、Webエンジニア、講師、コンサル、カウンセラーなどフリーランスとして活動すれば、場所も収入も自分次第となります。
スキルと経験の他、営業スキル、コミュニケーション力も仕事をするうえで必須のスキルです。
Web系の仕事が転勤族の妻におすすめな理由
転勤族の妻がキャリアや収入を夫の転勤で諦めないためには、Web系の仕事がおすすめです。
時間と場所がフレキシブルになり、転勤だけでなくライフスタイルの変化にも対応できます。
パソコンさえあれば仕事ができるので、体力の必要な仕事に比べて長く続けられることもメリットです。
また、今後デジタル化が進むと、接客業や事務などの仕事の需要は減少していきます。
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