海外留学の奨学金について学ぶ前に、海外留学につきまとう闇を知る必要があります。
というのも、海外留学は夢が詰まっているように見えて、実は裏の顔をもっているからです。
- 授業についていけない
- 日本人の友人とばかり過ごしてしまった
- 英語力も専門的な知識も身に付かず、借金だけが残り帰国
といったように海外留学に失敗された方が8割も存在します。
一方で、海外の大学や大学院に留学してきちんと学べば、英語力に加え高度な専門知識も身につけられます。
大きなチャンスが待っている大学・大学院での社会人留学ですが、語学力はあるが経済的に厳しいという人もいます。
そこで本記事では、留学事業を4年間行い、数々の社会人留学生をみてきたKredoスタッフがおすすめする給付型奨学金を8つ紹介します。
コロナ禍から世界が開国し始めた今、留学を検討している社会人の方はぜひご覧ください!
記事のもくじ
奨学金制度とは?
奨学金制度とは、成績が優秀であるにも関わらず経済的理由で修学が困難な生徒に対し、学費を貸与もしくは給付する制度のことをいいます(参考:奨学金とは – JASSO)。
学費を貸与してもらう「貸与型」は返済の必要がありますが、給付してもらう「給付型」は返済する必要がないのが特徴です。
社会人留学の給付型奨学金のメリット・デメリット
社会人留学の給付型奨学金のメリットとデメリットを紹介します。
メリット:お金の不安なく学習に集中できる
留学の本来の目的を達成するには、お金の不安をなくすことは一番重要です。
日本で150円で買えるコーラが、オーストラリアでは300円しますし、昼食を食べに出ると1500円以上が相場です。
外に夜飲みに行けば、、、考えるだけで恐い金額が一瞬で飛んでいきます。
極め付けは、誕生日、歓迎会、送別会、クリスマスなどのイベントがあれば、あなたは無一文まっしぐらです。
スキルや知識を身に付けるために留学したのに、気がつけば生活するためにお金を稼ぐことしか考えられなくなるので、悪循環しか生みません。
奨学金を得られれば、このようなお金の不安を軽減できます。
デメリット:条件がやや厳しい
社会人留学の奨学金の大きなデメリットは、満たさなければならない条件があるという点です。
多くの募集要項には以下3つの条件が含まれています。
- 最終学歴が大卒以上であること
- 基準値以上のTOEFLスコアを取得していること
- 現在無職であること
大卒以上の学歴やTOEFLスコアが必要であることから、平均以上の学力が必要であることが分かります。
無職であることも条件に含まれているため、収入がなくなったり、キャリアが途切れたりするリスクもあるのです。
社会人留学の給付型奨学金を利用する際の2つの落とし穴
社会人留学の給付型奨学金は誰でも簡単に得られるものではありません。
最初から高度な英語力が必要
社会人留学は、以下の理由から留学前に高度な英語力が必要です。
- 既に語学力が十分にある人を対象としている
- 基礎力がないと留学先で英語力が伸びない
社会人留学の奨学金は専門知識の向上を目的としているので、語学力が低い場合は対象とならないことが多いです。
英語初心者でも留学後に英語力が伸びる例もありますが、裏では相当努力した結果だと言えます。
「I messed up.(しくじった~)」のように、日本の教科書に出てこないような方言や、スラングという砕けた言葉も行き交います。
「What does it mean?(どういう意味?)」と質問して、英語が分かれば理解を深められますが、英語力がないと質問しても返事を理解できないので、やはり英語力は伸びづらいのです。
キャリアアップや就職には英語力に掛け合わせるスキルが必要
英語力は就職で武器になると思われていますが、英語はあくまでコミュニケーションツール。
実際に就職で武器になるのは、基本的に専門スキルです。
- 営業スキル
- プログラミングスキル
- マーケティングスキル
上記のような『会社の事業の売り上げに貢献する専門スキル』を選ぶと高く評価してもらえます。
特に昨今は、リモートワークでも需要が伸び続けている『プログラミング』のスキルの価値が高まり続けています。
- プログラミングコードそのものが英語
- コードの検索や解読も英語
- エラーメッセージも英語
以上の理由からプログラミングと英語の相性は良く、エンジニアが仕事で一番困る英語をマスターすることで、レベルの高い人材になることが可能です。
『KredoIT留学』では、英語初心者でも英語でITスキルを身につけられます。
セブ島唯一の政府公認の英語×プログラミングのカリキュラムを採用しているので、英語が苦手な方でも短期間で英語とプログラミングスキルを身につけられます。
転職市場で無敵な英語力の高いWEBエンジニアになる道をひらけます。
社会人留学におすすめな給付型奨学金8選(大学・大学院)
今回は社会人留学にオススメな奨学金を8つピックアップしたので、社会人留学に興味がある方は参考にしてみてください!
①日本学生支援機構
(引用:日本学生支援機構)
『日本学生支援機構』では、海外の大学や大学院への進学を目指す人を対象に、奨学金支援を行っています。
社会人の場合、修士もしくは博士の学位取得を目的とした留学で奨学金を得られます。
【募集人数】 | 未定(2020年度採用93名) |
【年齢制限】 | 修士:35歳未満
博士:40歳未満 |
【最終学歴】 | 国内外の高等教育機関で学士号を取得している人 |
【支払期間】 | 1~3年 |
【支給額】 | 月89,000~148,000円
授業料:250万円が上限 |
【必要言語能力】 | TOEFL iBT100点以上、IELTS7.0以上 |
②エスラムス・プラス
(引用:エラスムス・プラス)
『エラスムス・プラス』は、EU加盟国の高等教育機関が共同で作り上げた修士課程『ジョイントディグリー』に参加するための奨学金制度です。
参加できる修士課程はこちらのカタログから検索できます。
【募集人数】 | コースにより異なる |
【年齢制限】 | なし |
【最終学歴】 | 4年制大学卒業 |
【支給額】 | 最高2.5万ユーロ/年で返済不要 |
【必要言語能力】 | 英語、もしくはコースに必要な言語 |
③英国外務省チーブ二ング奨学金
(引用:チーヴ二ング奨学金)
『チーヴ二ング奨学金』は、イギリス政府が運営している大学院修士号取得を目的とした奨学金です。
募集については『チーヴ二ング奨学金』の公式サイトをチェックしましょう。
【募集人数】 | 不定 |
【年齢制限】 | 明記なし |
【最終学歴】 | 受入校による |
【支給額】 | 授業料
生活費 往復渡航費 到着手当 帰国手当 ビザ申請費用 イベント参加費用 |
【必要言語能力】 | チーヴニングの基準(公式サイト参照)と受入校の基準を満たすこと |
【備考】 | 最低2年間の労働経験があること |
④フルブライト奨学金
(引用:フルブライト・ジャパン)
『フルブライト・ジャパン(日米教育委員会)』では、アメリカの大学院や研究機関で学びたい人を対象に奨学金支援を行っています。
『大学院留学プログラム』と『大学院博士論文研究プログラム』のほか、『研究員プログラム』『ジャーナリストプログラム』もあり、条件も異なります。
詳しくはこちらの募集要項からご確認ください。
【募集人数】 | 約20名 |
【年齢制限】 | なし |
【最終学歴】 | 4年制大学卒業~ |
【支給額】 | 往復渡航費
往復荷物手当 滞在費 住居手当 家族手当 図書費 着後雑費 授業料 |
【必要言語能力】 | TOEFL iBT80点以上、IELTS6.0以上 |
⑤米国大学スカラーシップ協会
(引用:米国大学スカラーシップ協会)
『米国大学スカラーシップ協会』の奨学金制度では、アメリカの大学から奨学金を得て留学できます。
プログラムには『一般奨学金プログラム』と『スポーツ奨学金プログラム』があり、それぞれ条件が異なりますので、詳しくは対象ページをご覧ください。
【募集人数】 | 年間150名 |
【年齢制限】 | 25歳まで |
【最終学歴】 | 高卒以上 |
【支給額】 | 年間の授業料、滞在費、食費の50%以上を支給 |
【必要言語能力】 | 国内事前英語研修を受講 |
⑥ドイツ学術交流会(DAAD)
(引用:ドイツ学術交流会)
『ドイツ学術交流会』はドイツ政府と大学が共同で設置している機関で、大学間における国際交流を目的としています。
下記では大学院や研究機関で学ぶ際の『研究・留学奨学金』をご紹介しますが、他にも語学短期プログラムや芸術奨学金などがありますので、詳しくはプログラム一覧をご覧ください。
【募集人数】 | 年により異なる |
【年齢制限】 | なし |
【最終学歴】 | 4年大卒以上 |
【支給額】 | 月額861~1200ユーロ
往復渡航費 健康障害保険 語学研修 家賃補助 家族手当など |
【必要言語能力】 | 目的によりドイツ語または英語
レベルは受入先機関による |
⑦ヴァニエ・カナダ大学院奨学金
(引用:在日カナダ大使館)
『ヴァニエ・カナダ大学院奨学金』は、世界水準の人材をカナダの大学の博士課程に招き、定着させることを目的とした制度です。
大学院で優れた成績を収めており、今後は研究者として実績を積んでいきたいという方は、充実した支援を受けられます。
【募集人数】 | 年間500名 |
【年齢制限】 | なし |
【最終学歴】 | 大学院 |
【支給額】 | 年額5万カナダドル(日本円で約435万円) |
【必要言語能力】 | 受入大学による |
⑧伊藤国際教育交流財団
(引用:伊藤国際教育交流財団)
『伊藤国際教育交流財団』は、海外の大学研究期間に助成支援を行うことによって、世界貢献できる人材を育成するために設立されました。
海外の大学院に入学する予定がある方が申請できます。
【募集人数】 | 10名程度 |
【年齢制限】 | 29歳以下の方がのぞましい |
【最終学歴】 | 明記なし |
【支給額】 | 月1500~2000ドル相当の円貨 |
【必要言語能力】 | 明記なし |
教育訓練給付制度を利用して社会人留学できるKredoIT留学
社会人留学に挑戦しようと思ったならば、英語と同時にキャリアアップ、自己成長につながるスキルを身につけることをおすすめします。
今の時代、将来のキャリアを考えて身につけておきたいスキルは、英語とプログラミングです。
「英語×プログラミング」のスキルを得れば、市場価値の高いエンジニアやプログラマー、Webデザイナーとして世界で活躍できるでしょう。
KredoIT留学では、セブ島に滞在しながら、フィリピン人講師による英語のレッスンとプログラミングのレッスンを受けられます。
インターン型実践プログラムでは、レッスン修了後、フィリピン人エンジニアとともにチーム開発の経験を積めます。
- 少人数授業
- 英語漬けになれる
- 転職活動で実践経験をアピールできる
- チーム開発の経験を積める
- 授業録画、学習コンテンツ動画見放題
- コミュニティ、バーチャルオフィスあり
このプログラムは、条件を満たせば教育訓練給付制度を利用できるので、経済的負担をかなりおさえて受講できます。
今後の財産になるスキルを得られるので、キャリアアップやキャリアチェンジを考えている方は、ぜひKredoIT留学のインターン型実践プログラムを受講してみてください。
【インターン型実践プログラムを受講した卒業生のインタビュー】
社会人留学におすすめな給付型奨学金8選のまとめ
給付型奨学金は社会人留学のチャンスが広がります。
受け取れる条件は厳しいですが、語学力があり、海外の大学や大学院で学びたいと考えている人はぜひ調べてみてください。