日本生まれのプログラミング言語、Ruby。
Rubyは、アプリやSNSなどの開発現場で使用されています。
初心者でも始めやすいところが特徴で、「プログラミングを学ぶならRubyがいい!」という人も増えているんです。
という人へ向けて、Ruby独学を成功させる勉強方法について解説します。
具体的な勉強法とあわせて、Rubyを学ぶメリットや、独学に困ったときの対処法などについても紹介しているので、参考にしてください。
記事のもくじ
Rubyを独学する4つのメリット
Rubyを学ぶことを想像すると、通学やオンラインスクールを利用する方法が思いうかぶことでしょう。
ただ、Rubyは独学に向いているプログラミング言語で、独学をすることによるメリットもあります。
そこで、Ruby独学にはどのようなメリットがあるのか、ひとつずつ紹介していきます。
プログラミング初心者でも独学しやすい
プログラミングをイメージしたとき、長くて難しい記述が続いている画面が思い浮かぶことでしょう。
ただ、Rubyの記述は、とてもシンプル。
見やすくて記述内容も理解しやすいため、初心者でも挑戦しやすい言語です。
また、Rubyは日本人が開発したプログラミング言語なので、日本語で解説している書籍やWebサイトがたくさんあります。
日本語の情報を簡単に集められるということは、独学する上で大切なポイントです。
たとえば、エラーが出て解決できないとき。
検索するだけで、わかりやすい解説に辿り着けるので、独学時に役立ちます。
コスパ良く学べる
Rubyは、お金をかけずに勉強したいという人にピッタリ。
プログラミングを学ぶ際にスクールを利用すると、最低でも10~20万円かかってしまいます。
ただ、Rubyは、独学時に役立つ無料の学習サイトがたくさん。
無料の学習サイトは、初心者でも挑戦しやすい内容のものから、中級者にピッタリのものなど、様々です。
また、インターネット環境さえあれば、Ruby環境を用意しなくても学習できる無料サイトもあります。
参考書を複数購入したとしても、3,000~1万円程度でしょう。
このように、Rubyは無料で学べる環境が充実しているため、コスパよく独学できる言語なのです。
Webサービスが早くつくれる
Rubyは、スタートアップの企業で、よく使用されるプログラミング言語です。
その理由は、時間とコストを最低限にして、Webサービスを開発できるため。
簡単なWebサイトであれば、1~2時間程度あれば作成できます。
このRubyのスムーズな実現性は、独学中のモチベーションアップに効果的です。
独学で得た知識を実践してみたとき、思いのほか早く形になると、「できた!」という感覚からやる気がどんどん増します。
Rubyは、自分が描いているサービス実現や、独学のモチベーション維持において、とても役立つプログラミング言語なのです。
転職に役立つ
Rubyを使用している企業の多くは、大手からベンチャーまで様々です。
新しいサービス開発に積極的な企業は、Rubyをおおいに活用している傾向にあります。
「Rubyが使える」となれば、転職に有利になる可能性が高くなるでしょう。
また、フリーランス向けのRuby案件も、どんどん増えてきています。
Rubyはプログラミング言語の中でも、独学に向いている上に、無料学習サイトが豊富。
コスパよくスキルを身につければ、お金の心配を最低限にして、仕事先を見つけることができます。
Ruby独学にかかる勉強時間
Ruby独学に必要な時間は、300~1000時間かかるといわれています。
取得まで、1ヵ月から3か月の人もいれば、1年ほどかかる人も。
1日の中で確保できる勉強時間によって、独学期間におおきな差がでてくるようです。
また、プログラミングが完全に初心者という人は、基礎についやす時間を多めにとらなくてはなりません。
効率的に独学を進めるためには、質のよい学習を、コツコツと積み上げることが大切です。
Ruby独学を成功させる勉強方法
Ruby独学を始めるとなると、やる気と同時に、不安も少しあるかと思います。
時間をさいて勉強するなら、確実にスキルとして身につけたいですよね。
そこで、Ruby独学時に役立つ勉強法のコツを紹介します。
独学を成功させるためにも、事前にしっかりコツを掴んで、日々勉強に取り組んでいきましょう。
オンライン教材を使おう
Rubyは、オンライン教材が豊富にあります。
有料のものから無料のものまで様々です。
基礎を学ぶ際は、無料のものでOK。
プログラミング初心者は、Rubyとは何かという概念からサラッと読んで、HTMLやCSSの知識とあわせてRuby文法を学ぶとよいでしょう。
また、参考書を利用してもいいのですが、完全な初心者だと、本の内容を理解するのも一苦労することも。
そのため、オンライン教材からスタートして、基礎の基礎を身につけてから、参考書に挑戦するのがベターです。
基礎から実践的な内容に移る際は、まず無料のものを試して、必要に応じて有料のものを活用していくといいでしょう。
オンライン教材の内容やデザインなど、自分の好みのものを選ぶことが、独学のモチベーション維持につながります。
参考書は2回以上読む
オンライン教材で基礎をある程度おさえたら、参考書も併用していきましょう。
オンライン教材は、基礎は軽めで、実践向きの知識が詰まっていることが多いです。
これに対して参考書は、概念から基礎的な内容を網羅しているものがほとんど。
両方を活用すれば、よりRubyの知識が深まっていきます。
ここでポイントなのが、参考書は2回以上読むこと。
参考書は文字だけの情報です。覚えたと思っても、時間がたつと忘れてしまうことがしばしばあります。
「ここってどうするんだっけ…」とつまづいたとき、解決策となる知識をすぐに呼び起こすためには、繰り返し参考書を読むことが効果的です。
また、参考書によって情報が古いこともあるので、最新のものや改訂版を選ぶようにしましょう。
チュートリアルに挑戦
基礎がひと通り終了したら、チュートリアルに挑戦してみましょう。
これまで学んだ基礎内容の理解が、さらに深まります。
ひとつだけ注意したいのが、チュートリアルは、基礎が固まってから挑戦すること。
初心者によくありがちなのが、基礎の時点でチュートリアルを頑張ってしまうケースです。
基礎がしっかり固まっていないときにチュートリアルをしてしまうと、わからないことが続くため挫折しやくすなります。
また、チュートリアルで難易度が高いところは、おおきく4つあります。
- 発展機能の実装
- バグがないかのテスト
- 開発途中のバックアップデータの管理
- 作ったWebサービスを公開できる状態にするとき
チュートリアルは、独学の中盤あたりがベスト。
基礎を固めて、ある程度実践に近い状態に近づいたら、挑戦していきましょう。
Webサービス・アプリをつくってみよう
基礎を固めてチュートリアルをこなしたら、簡単なWebサービスやアプリを実際に作ってみましょう。
まずは、Ruby開発環境を整えることからスタート。
初心者の場合だと、インストールのときにつまずくケースが多々あります。
しかし、インストールの解説がある無料サイトもあるので、参考にしながら開発環境を整えてみてください。
インプットした知識を、繰り返しアウトプットしていくことで、実践力が身につきます。
最初のうちは、Rubyで開発されている既存のサービスを真似するといいでしょう。
実践で作ったものは、自分のポートフォリオになるため、転職時などでおおいに役立ちます。
Ruby独学の勉強時間を管理するコツ
Rubyを独学したいという思いを胸に、いざ勉強スタート!
このときに大切なのが、勉強時間をしっかりと確保することです。
特に独学の場合だと、継続的かつ計画的に勉強することが、Rubyのスキルを効率よく身につける鍵になります。
そこで、勉強時間を管理するコツをパターン別に紹介するので、ぜひ参考にしてください。
残業が多い、平日夜遅くまで仕事がある人
会社員の方で、拘束時間が長い・残業で平日夜遅くまでかかることが多い人もいるでしょう。
毎日の中で、決まった時間を確保するのが難しいかもと不安になるかもしれません。
そうした人におすすめなのが、通勤や休憩中のスキマ時間を活用することです。
電車に乗りながらでも、スマホひとつでRuby独学は進められます。
たとえば、初心者に人気の「Progete」。
無料でRubyを勉強できる便利なサービスで、スマホ版アプリも提供です。
また、「ドットインストール」は、動画を見ながら勉強するスタイル。こちらもスマホ版アプリがあります。
そして、朝や帰宅後に、PCに向き合って勉強できる時間を作りましょう。
1日の中で、必ず勉強するクセをつければ、次第と勉強が習慣になっていきます。
朝1時間、夜1時間、スキマ時間のトータルで1時間として、1日に約3時間は勉強できるよう目指しましょう。
土日で計20時間勉強できれば、1週間で35時間勉強時間を確保できます。
そうすれば、3か月もあればRuby開発までのスキルを習得できるはずです。
土日にガッツリ勉強したい人
平日はどうしても勉強時間がとれないから、土・日で集中して独学したいという人もいるでしょう。
この場合は、インプットした内容を、しっかりアウトプットすることが重要です。
どんどん手を動かして勉強することで、日をまたいで勉強しても思い出しやすくなります。
土日それぞれ、1日の勉強時間の目標は、10~15時間。
開発までしっかりとできるようになるまでは、3か月~半年程度、余裕もっておくと安心です。
勉強が毎日の習慣として定着しづらいため、自分でしっかりとモチベーション維持の工夫をすることが大切。
「土日だけだから集中するぞ!」と自分を奮い立たせていきましょう。
Ruby独学時の注意点
独学している人ならではの、勉強にまつわる悩み。
最初のうちは上手くいっていても、次第と挫折しそうになってしまうケースが多々あります。
ここでは、独学時によくある悩みとあわせて、解決策を紹介します。
独学を始める前に、悩みを解決させる方法をチェックして、Ruby独学を成功させましょう。
心が折れそうになるのはこんな時
独学だと、気軽に質問できる先生や、一緒に勉強を頑張る仲間が近くにいません。
そのため、モチベーションが保ちづらい上、挫折に繋がることも。
なかでも、「エラーコードがでたときが心が折れやすい」という声が多くあがっています。
解決策を探しているうちに、あっという間に何時間も経過していた…なんてことも。
エラーにつまずき、Ruby独学を諦めてしまう人は意外といるようです。
挫折しないための対策法
Rubyは日本で広く使用されているプログラミング言語です。
エラーコードを検索すれば、解決策がでてきます。
時には英語の解説もあるため、困惑することも多々あるでしょう。
しかし、Rubyが浸透した現在では、日本語解説のものがたくさんあるので安心です。
また、独学を挫折しないために大切なのは、質問できる存在を確保しておくことです。
そこで活用したいのが、「MENTA」というサービス。
実際にRubyを使用している人や、講師の方がメンターとなり、相談にのってくれます。
メンターとは、直接契約になるので、余計なコストがかかりません。
さらに、SNSを活用すれば、Rubyの独学仲間と簡単に出会うことができます。
オンライン上ではありますが、ともに独学を頑張る仲間を作れば、モチベーション維持に繋がるでしょう。
まとめ:楽しみながらRubyを独学してみよう!
Rubyは、プログラミング初心者でも挑戦しやすい言語です。
独学にも向いているので、プログラミングを始めたいという人はRubyがおすすめ。
独学のコツは、時間の管理をしっかりと行うことと、コツコツ勉強することです。
毎日の積み重ねで知識がどんどん定着していき、実践時に学習内容がスムーズに出てくるはず。
Rubyは、日本はもちろん海外でも活用されています。
Rubyのスキルとあわせて、英語力を身につければ、国を超えて活躍できる人材へと成長することができます。
IT×英語留学の「Kredo」では、セブ島でIT・プログラミングを英語で学べる、日系で唯一の政府認定校です。
Rubyを英語で学ぶことで、英語・プログラミングの両方を、効率良く身につけることができます。
さらに、オンラインプログラミング学習サービスも展開中。
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