「Ruby on Railsチュートリアルってどんな教材なんだろう?」
「Ruby on Railsチュートリアルって難しそうだけどおすすめの学習方法ってあるの?」
今回はそのような疑問に答えるため、Ruby on Railsチュートリアルについて解説します。
Ruby on Railsチュートリアルは難易度が高い教材ですが、ステップを踏んで学習すれば無理なくRailsを習得できます。
Ruby on railsチュートリアルをマスターすれば、railsのスキルがかなり身につくので、ぜひRuby on railsチュートリアルでレベルアップしていきましょう!
記事のもくじ
Ruby on Rails チュートリアルとは?
Ruby on Rails チュートリアルとはRailsの教材で、英語で書かれた原著の「Ruby on Rails Tutorial」を日本語訳にしたものです。
Railsの開発環境の構築方法から、Webアプリケーションに必要な機能の実装方法まで、Railsの学習で必要なことが網羅的に解説されています。
Railsは社員研修や大学教育でも使われた実績があり、過去では筑波大学や琉球大学でRuby on Rails チュートリアルが活用されました
Ruby on Rails チュートリアルの公式サイトはこちら
Ruby on Rails チュートリアルはさまざまな形式で学習できる
Ruby on Rails チュートリアルは「テキストのみ」「テキスト+解説動画」の2種類の形式で学習できます。
テキストのみでの学習にも3種類あり、違いは以下の通りです。
Webテキスト
(第4版) |
【特徴】
Rails 5.1 に対応 アカウント登録不要 すべての章が無料 【価格】 無料 |
Webテキスト
(第6版) |
【特徴】
Rails6.0対応 GitHub 対応 Webpacker 対応 Active Storage 対応 【価格】 980円+税 |
電子書籍 | 【特徴】
Rails6.0対応 EPUB / PDF 対応 オフラインで読める 全章まとめて検索 【価格】 4,980円+税 |
(参考:Ruby on Railsチュートリアル)
なんと、Webテキスト(第4版)の場合だと無料でRailsが学習できます。
そして「テキスト+解説動画」の場合、以下の5つの形式があります。
解説動画 | 【特徴】
ボリュームは全章合計36時間以上 無料トライアル動画あり Rails 6.0、Rails 5.1の両方に対応 【価格】 29,800円+税 |
解説動画+Tech-commit | 【特徴】
Tech-commit専用のチャンネル+課題あり オンラインもくもく会の実施 【価格】 39,800円+税 翌月以降1,000円+税/月 |
解説動画+ShareWis | 【特徴】
エンジニアに1年間質問し放題 【価格】 54,630円+税 |
解説動画+RUNTEC | 【特徴】
オンライン面談あり 限定オンラインイベントあり 就職支援あり 【価格】 150,000円+税 |
解説動画+POTEPAN CAMP | 【特徴】
HTML,CSS,JavaScript,Rubyも同時に学習可能 転職実績あり 【価格】 150,000円+税 |
(参考:Ruby on Railsチュートリアル)
+αで料金がかかりますが、質問やエンジニア講師によるサポートがあると、Railsをより効率よく学習できるようになりますよ。
Ruby on Rails チュートリアルのメリット
Ruby on Rails チュートリアルのメリットは、大きく分けて以下の3つです。
- 無料なのに教材の量が多い
- 発展的な内容も含んでいる
- Webアプリケーション開発の流れを学習できる
Webテキスト(第4版)は無料ですが、無料ながらも質を充分にともなっているプログラミング教材なんです。
無料なのに教材の量が多い
Webテキスト(第4版)は無料にもかかわらず、教材の量はとても多いです。
章は第1章から第14章まであり、すべての章を学習する場合は約100時間ほどになります。
しかもRailsの環境構築の方法から、Webアプリケーションの開発方法まで網羅的に書かれているため、全章に目を通せばRailsの全体像を把握できます。
発展的な内容も含んでいる
Ruby on Rails チュートリアルで学べるのは、Railsの基礎だけではありません。
Ruby on Rails チュートリアルの第1章〜第8章はRailsの基礎的な部分の解説が多いですが、第9章〜第14章は発展的な内容が中心で「ユーザーの更新」「アカウントの有効化」「パスワードの再設定方法」などを学習します。
実装が難しい機能についての解説がありますが、発展的な内容もマスターすれば、Webアプリケーションの開発スキルは大きく身につきます。
Webアプリケーション開発の流れを学習できる
Ruby on Rails チュートリアルでは、最初に開発環境の構築方法から学習していきます。
そして「Railsの使い方」「基本機能の実装方法」「Webアプリケーションのデプロイ方法」なども学習するため、Ruby on Rails チュートリアルを読めば、Webアプリケーションを開発して実装できるようになります。
「Railsを使える」というレベルではなく「RailsでWebアプリケーションを開発できる」というレベルにまで到達できるので、エンジニアとしての実践力も身につくでしょう。
Ruby on Rails チュートリアルのデメリット
量と質がともなっているRuby on Rails チュートリアルですが、2つのデメリットがあります。
- プログラミング初心者には難易度が高い
- Rails以外の知識も必要
いきなりRuby on Rails チュートリアルを学習すると、挫折するリスクが高いため、Ruby on Rails チュートリアルに触れる前に事前の準備が必要です。
プログラミング初心者には難易度が高い
Ruby on Rails チュートリアルはプログラミング中級者以上を想定した内容のため、プログラミング初心者にとっては難易度が高い教材です。
しかも学習時間を約100時間必要とするほどのボリュームのため、読み切る前に挫折する可能性もあります。
Rails以外の知識も必要
Ruby on Rails チュートリアルを読み進める場合、Rails以外の知識もあった方が読み進めやすくなります。
例えばHTMLやCSS、JavaScript、SQLについての解説も教材の中で含まれているため、それらの言語についても学習しておいた方が理解が進むでしょう。
もちろんわからない部分があったらその都度調べられますが、他の言語も勉強しておけば、学習におけるストレスは軽減されます。
Ruby on Rails チュートリアルの学習ステップ
Ruby on Rails チュートリアルは、プログラミング初心者がいきなり取り組むと、挫折する可能性が大いにあります。
しかし、適切なステップを踏んで学習すれば、プログラミング初心者でもRuby on Rails チュートリアルを無理なく学習できるようになります。
プログラミング初心者は、以下のステップでRuby on Rails チュートリアルの学習を進めましょう。
- 1.Progateやドットインストールで基礎を身につける
- 2.全章を流し読みする
- 3.テキスト通りにプログラミングしてみる
1.Progateやドットインストールで基礎を身につける
Ruby on Rails チュートリアルは難しい内容を多く含んでいるため、まずは初心者向けの教材でプログラミングの経験を積んでおきましょう。
プログラミング初心者におすすめな教材は「Progate」「ドットインストール 」の2つです。
Progate
Progateはプログラミング言語の初歩を学べるオンライン学習サービスです。
イラストを使ったスライドで学習するため、初心者でも直感的にわかるようになっています。
Progateで事前学習をする場合、以下のコンテンツを学習しておきましょう。
- HTML&CSS
- JavaScript
- Ruby
- Ruby on Rails5
- Command Line
- Git
- SQL
月額980+税の有料会員に登録すれば、すべてのコンテンツが学習し放題になるため、有料会員に登録してプログラミングの初歩を身につけましょう。
公式サイト:https://prog-8.com/
ドットインストール
ドットインストールは、約3分間の動画でプログラミングを学べるサービスです。
スマートフォンでの使用も可能なので、外出先でもプログラミングを気軽に学習できます。
ドットインストールで学習する場合、以下のコンテンツを学習しておきましょう。
- 詳解HTML 基礎文法編
- 詳解CSS 基礎文法編
- 詳解JavaScript 基礎文法編
- Ruby入門
- Ruby on Rails 5入門
- UNIXコマンド入門 [一般ユーザー編]
- git入門
- MySQL入門
プレミアム会員(有料会員)は月額1,080円(税込み)で、プレミアム会員ならすべてのコンテンツを学習できます。
公式サイト:https://dotinstall.com/
2.全章を流し読みする
Progateやドットインストールでの学習を終えたら、Ruby on Railsチュートリアルの全章を流し読みしましょう。
テキスト中にプログラミングのコードを書くパートがありますが、ここのステップでは実際にコードを書く必要はなく、あくまでテキストに書かれていることを大まかに把握することに専念します。
もちろん途中でわからない部分が出てくることもありますが、そこは気にすることなく最後まで素早く読み終えることを意識しましょう。
最後まで流し読みをすれば、テキストの内容を大雑把に覚えられるため、次に勉強するときに楽になります。
3.テキスト通りにプログラミングしてみる
全章の流し読みを終えたら、次は演習の箇所で実際にプログラミングをしてみましょう。
実際に手を動かすことによって、自分でプログラミングをするスキルが身についていきます。
とはいえ最初に演習に取り組む際は、コピーアンドペーストでコードを書いても大丈夫です。
自分で手打ちでプログラミングをすると、時間がかかって挫折するリスクが高まるため、コピーアンドペーストでプログラミングをしながら「こんな感じでプログラミングをするんだ」ということを理解することに努めます。
全章のプログラミングを終えたら、次回以降は自分の手でプログラミングをしてみましょう。
コピーアンドペーストでプログラミングを理解した後であれば、自分の手でもプログラミングをしやすくなります。
Ruby on Rails チュートリアルを挫折しないためのコツ
Ruby on Railsチュートリアルには適切な学習ステップがあるものの、より挫折率を下げるためには、これから紹介する4つのコツを押さえておくのがおすすめです。
- 毎日コツコツ続ける
- 最初から完璧を目指さない
- TwitterやQiitaでアウトプットする
- もくもく会に参加する
毎日コツコツ続ける
Ruby on Rails チュートリアルは、一日10分でもいいので毎日コツコツ続けることが大切です。
なぜならばRuby on Rails チュートリアルはボリュームが多い教材だからです。
そのため毎日学習を続けないと、最後まで読み切るのに長い期間を要してしまいます。
特に1回目ににRuby on Rails チュートリアルを学習する場合は、スピーディーに読み進めて概要を把握することが大事ですので、毎日読んでなるべく早めに最後まで読み切りましょう。
最初から完璧を目指さない
Ruby on Rails チュートリアルは難易度が高い教材ですが「最初から完璧を目指さなくてもいいや」という意識で勉強しましょう。
最初の方はわからない部分があっても全く問題はありませんし、わからない部分はチェックやメモをつけた上でどんどん読み進めていきます。
何回も読み直すうちに、わからない部分についてもだんだん理解できるようになるので、最初のうちは「大まかに理解できればいいや」という意識で学習しましょう。
TwitterやQiitaでアウトプットする
勉強したことを忘れないようにするためには、学習内容を自分の言葉でアウトプットしましょう。
アウトプットの方法はさまざまですが、なかでもTwitterとQiitaでアウトプットするのはかなりおすすめです。
Twitterで学習内容を呟けば、プログラミングを学習している人とつながりやすくなります。
同じ立場の人とつながれば、プログラミング学習のことで励まし合えますし、わからない部分について相談しやすくなります。
Qiita
Qiitaはブログのように長文でアウトプットができるため、細かい点についてもアウトプットがしやすいです。
しかもQiitaにはプログラミングに関するTipsが豊富にあるため、わからない部分について調べる際のツールとしても利用できます。
もくもく会に参加する
もくもく会とは、プログラミング学習をしている人が集まって一緒に勉強するイベントです。
もくもく会はカフェやコワーキングスペースで行われることが多く、みんなと一緒に勉強すれば、勉強に対するモチベーションも上がります。
またもくもく会で友達を作れば、プログラミングについての相談もできるので、より学習効率もアップします。
まとめ:Ruby on Rails チュートリアルをマスターしよう!
Ruby on Rails チュートリアルは無料の学習コンテンツながらも、ボリュームとクオリティは有料教材に劣りません。
しかし難易度が高い教材なので、プログラミング初心者は、Progateやドットインストールでプログラミングの初歩を事前に学習しておくことがおすすめです。
ちゃんと適切な学習ステップでRuby on Rails チュートリアルを勉強すれば、Railsを使ったWebアプリケーションの開発スキルを大きく身につけられます。
ぜひRuby on Rails チュートリアルをマスターしましょう!