「一通りPythonの入門は学習し終えたけど、スキルがあまり定着しているような気がしない…」
「本当にPythonが身についたのか、今ひとつ自信が持てない…」
プログラミングの入門を終えたあたりで最初に当たる壁として、上記のような考えを持ってしまう方は多いのではないでしょうか。
この気持ちを引きずったままでいると、入門を終えても次に何をしたら良いかが分からず、せっかく覚えたプログラミングのスキルをお蔵入りさせてしまうことも…。
ちょっともったいないですよね。
そこで、このページでは身につけたプログラミングスキルを定着させるための、Pythonの練習問題を解けるサイトや本をご紹介します。
覚えた技術を昇華するためにも、ぜひ問題に挑戦してみてくださいね!
記事のもくじ
Pythonをより深く理解したいあなたへ
入門を終わらせた次にやってくる壁は「入門は終わった。でも次に何をすればいいんだろう…?」です。
作りたいサービスや次に進みたい分野がパッと思いつく、または既に思いついている方には、このページの内容はあまり役に立たないかもしれません。
しかし、たいていの方は「次に何をすれば良いのか、たったこれだけの知識や技術で自分が作りたいアプリケーションが作れるのだろうか?」と疑問や不安を感じるのではないでしょうか?
そういった方々の疑念は確かにその通りで、Webアプリや機械学習を進めていく上で、入門編の内容だけでは歯が立たないような場面は何度も襲ってきます(これは私の経験談です)。
なので、さらに深くPythonを知ることをおすすめします。
覚えたスキルを定着させるために、練習問題を解きましょう。
Pythonの練習問題を解けるおすすめサービス
前置きはこのくらいにして、ここからはPythonの練習問題を提供してくれているおすすめのサービスをご紹介します。
どのサービスもしっかりPythonを学べるので、良さそうだなと思ったサイトにぜひ訪問してみてください!
paizaラーニング – 自分のスキルを確かめる
paizaラーニングはたった月600円でITエンジニアに質問ができて、さらにコードの実行環境まで提供してくれるプログラミング学習サイトです。
paizaラーニングは「paiza」というWeb/IT専攻の転職サイトが運営しているWebサービスです。
履歴書や自己PR文ではなく自身で書いたソースコードを手元にカジュアルな面談で採用が決まるという、新しいタイプの転職サイトです。
そういった特徴のあるサイトが運営しているプログラミング学習サイトなので、当然ITエンジニアとして転職するのに通用するレベルの学習が可能です。
今回ご紹介するのはそのpaizaラーニングの中のプログラミングスキルチェックです。
良いところ1:問題の難易度が分かれている
paizaラーニングのプログラミングスキルチェックは毎週木曜日に新しい問題が追加されています。
それぞれの問題は難易度別にD〜Sランクに分かれており、計300以上の問題が収録されています(2020/04/11現在)。
かなりの量なので、この300問を片っ端から解いていくだけでプログラミングのレベルは相当上がるでしょう。
特にSランクの問題は非常に難易度が高く、1問解くのにかかる所要時間はだいたい120分ほどととても長く、そういった難しい問題を提供できるあたり、paizaのエンジニアさん達のスキルの高さがうかがえます。
一方、DランクやCランクの問題は10〜20分程度で解ける問題が多いので、入門を終えたあたりのプログラマーにとって非常に嬉しい難易度設定となっています。
良いところ2:問題を解くスピードも重視される
個人的にはこれがpaizaラーニングのスキルチェックで最も素晴らしい点だと考えているんですが、このスキルチェックでは1問100点満点で、正答に50点、そして問題を解くスピードに50点が配点されています。
ただ正解を導けばよいだけでなくスピードも重視されるので、いちいち構文や関数、メソッドを書籍や他のサイトで確認している暇がありません。
つまりしっかりとPythonを覚えていないと高得点が取れない仕様になっているので自分が本当にPythonを理解しているかのバロメーターになり得るんですね。
なのでスピードの重視は非常によい点と言えるでしょう
良いところ3:推定年収を教えてくれる
ユーザーにはE〜Sランクのpaizaランクが付与されるのですが、Dランク以上から自身の推定年収を教えてくれるようになります。
あくまで参考程度かとは思いますが、難しい問題を解くことで推定年収は上昇していきます。
自分の成果が数字として現れるのは、モチベーション維持に最適ですよ。
Progate – スライドと練習問題で効率良く学べる
120万ユーザー、100か国で展開されている「初心者から、創れる人に」をメインテーマに据えたプログラミング学習サイトです。
イラスト中心のスライドで学ぶことができるので、書籍や記事のような文字中心のコンテンツと比べて敷居が低く、復習しやすいことが特徴です。
Progateではスライドで学んだ後に演習問題が用意されています。
良いところ1:無料でPythonの基礎を学べる
入門を一通りやったけど、もう一周基礎を復習しておきたい方に、Progateの入門編はおすすめです。
文字列や変数、データ型などのトピックに分けられていて、スライドで一通り学んだあとはProgateが独自に用意している実行環境で演習問題を解くことができます。
演習問題にはヒントが提示されていてそのトピックでつまづきやすい箇所を教えてるので、プログラミング学習でよくあるわからなくて詰まるということがあまりありません。
もっと言えば問題の模範解答を載せてくれているので、どうしてもわからない場合は答えを見てしまえば詰まることはなくなる親切設計なので、兎にも角にも初心者に優しい学習サイトです。
良いところ2:月1,078円でより深くPythonを学べる
初心者におすすめなProgateですが、月額1,078円でより深くPythonを学ぶことができます。
概念の難しいオブジェクト指向についてもスライド形式でわかりやすく学べる点は嬉しいところです。
補足ですが、ProgateではPythonだけでなく、HTMLやCSS、JavaScriptも習得できるので、PythonをバックグラウンドにWebアプリケーションの作成もできるようになることも可能です。
Tech-Joho.info – 無料で基礎的な問題が解ける
Tech-Joho.infoは個人の方が運営しているはじめてPythonを触る人向けに情報を提供しているブログです。
Pythonの入門カリキュラムも提供しているので、まずは入門サイトで一通り学習してから、本当に覚えているかを確認するために練習問題に取り組む、といったステップを踏むことができます。
良いところ:完全無料の問題集
Tech-Johoは個人で運営しているブログなので、完全無料でPythonを学べる利点があります。
にも関わらず、内容はProgateの有料会員レベルのことが学べるので、無料で深いことを学びたい人にとっては大変ありがたいですね。
問題数は20問ほどではありますが、Pythonでコードを書く上で必須な構文を中心に扱っているので、実業務でも役に立つ問題ばかりです。
Pythonの練習問題を解けるおすすめの本
ここまではPythonの練習問題を提供しているサイトを紹介してきました。
ここからはおすすめの書籍をご紹介します。
100問でわかるPython
100問のクイズを解くことで、Pythonを学ぶというコンセプトで書かれた本で、プログラミングを初めて学ぶ初心者の方にもおすすめできるレベルとなっています。
本書は1ページ目が問題、2ページ目が解説という構成になっており、1問あたりは非常にコンパクトにまとまっています。
スキマ時間にコツコツを進めていけるので、忙しい学生や社会人の方でも無理なく取り組めるのは嬉しいところです。
また、問題はパソコンがなくてもできるようになっているので、例えば電車の中や昼休憩のときに進めていけるので、学習のしやすさの点で優れものです。
1問1答でわかる。はじめてのPythonプログラミング
こちらも100問でわかるPythonと同じく一問一答形式で構成されている本です。
だいたい1問あたり1分前後で終わるようになっているので、隙間時間に勉強できるのは嬉しい点ですね。
内容も基本的なことから少し複雑な応用まで揃っています。
とはいえこちらの本は入門書の位置付けとなっているので、より深くPythonを知るというよりは、覚えたことが本当に定着しているかのチェックに使えるのではないかなと思います。
お値段は380円とお手頃、しかもKindle Unlimitedに加入していれば無料で読めるので、Kindle愛好家の方にはぜひおすすめしたい本です!
まとめ:Pythonの練習問題で深く学び、キャリアを実現する
Pythonの練習問題を解けるサイトをご紹介してきました。
PythonはAIが発達していくこれからの時代に非常に役に立つスキルなので、しっかりと自分のものしておくことは間違いではありません。
これからたくさんの業界がAIやRPA等のロボットに置き換えられていきます。
そのとき役立つのはPythonなどのプログラミングスキルであり、今自分のキャリアを伸ばす観点から見て、プログラミングが「できる」と言い切れるくらいに鍛えておくことは非常に重要なことです。
さらに、プログラミングスキルと同時に英語力も身につけると、プログラミングの理解をより深められ、キャリアの選択肢を広げられます。
英語ができるエンジニアになって、世界で活躍できるグローバル人材を目指してみませんか?