Pythonは習得したい言語1位に輝くなど、現在注目のプログラミング言語です。
一方で国内のPythonエンジニアはまだまだ少なく、初心者にとってPythonの入門はどのようにすべきか分かりにくいものです。
プログラミングスクールや書籍、ウェブサイトなどPythonを学ぶ方法はたくさんあります。
今回は中でも学習コストが低く、安心して学習を進められるPythonの入門サイトについて徹底解説します。
記事のもくじ
Pythonの入門を学習サイトでするメリット
Pythonの入門をサイトで行う最大のメリットはやはり学習コストがほとんどかからない点です。
具体的にどの程度学習コストを抑えられるかというと、プログラミングスクールでは入会金+受講料で相場は約30万円〜です。
しかしサイトを活用することでどんなに高くても月々数千円程度まで学習コストを抑えることができます。
また仕事や学校で忙しい人はそもそもスクールに通うことが出来ません。
そういった人でも場所や時間を問わず、いつでも学習できるのもサイトを活用するメリットです。
現在は動画教材が増え、電車やバスなどの移動中にながらで学習することも可能になっています。
プログラミングをそもそも初めて触るという人は、まず自分にプログラミングが合っているとのか判断するためにも学習コストをかけずにサイトで学ぶということが出来ます。
Pythonの入門を学習サイトでするデメリット
Pythonの入門をサイトで行う最大のデメリットは、ほとんどの人が挫折してしまう可能性があるという点です。
せっかくPythonに興味を持ったのにも関わらず、サイトでの学習に限界を感じたり、そもそもモチベーションを維持できずに挫折してしまうケースは本当によく起こります。
この記事を書いているエンジニアである筆者も、プログラミングに入門した当初3度挫折を経験しています。
原因は何か作ろうと思った際に、「何をどうして良いかサッパリ分からない」や「表示されたエラーを何日かかっても解決できない」などの壁が生まれたことです。
実はこの壁はそんなに大きくありません。
しかし初心者の時はこの壁がとてつもなく大きい壁に見えてしまうものです。
なぜならそれは問題に対する解決策を知らない、または調べ方を知らないからです。
こういった問題解決能力を養うのに、サイトでの学習はあまり効果的ではありません。
自己解決しようとすればするほどモチベーションが低下し、さらに無駄な時間を投下してしまう。
こういった点がサイトを利用して入門することのデメリットです。
Pythonの入門は学習サイトで素早く済ませよう
これまで解説したメリット、デメリットを踏まえ、Pythonをサイトで学習するのは入門(基礎レベル)までにするのが良いでしょう。
それ以上のレベルに一人で挑戦する場合、初めのうちは挫折してしまう可能性が非常に高いためです。
入門のレベルとは具体的に、Pythonの基礎的な書き方が分かるレベルです。
アプリやAIの開発、難易度の高いデータ分析を行う場合エラーや不明点が多発します。
このフェーズまでいくと問題解決が一人では困難なことが多いのでプログラミンングスクールや現役エンジニアに質問できるサービスの利用を検討しましょう。
またこれからPythonを入門するにあたっておすすめのサイトを紹介します。
無料で利用可能なものや一部有料なものなど様々な種類があるので自分にあったサービスを見つけてください。
Pythonの入門におすすめの学習サイト6選
これから紹介するPythonの入門サイトはいずれも無料で基礎を学ぶことが出来ます。
一通り眺めてみて自分に合いそうな学習スタイルのものを選ぶことをおすすめします。
Progate
プログラミングの入門と言えばProgateと言われるほど知名度、人気ともに高いサービスです。
Pythonの学習コースは5段階に分かれており、最初のコースは無料で受講することが出来ます。
受講の形式はスライドをまず参考にインプットを行い、その後スライドで学んだことを即座にアウトプット(コーディング)する形式になっています。
無料で受講可能な学習コース1では変数や文字列と言ったプロフラミングの基礎の部分を素早く学ぶことが出来ます。
また学習コース2〜5ではより実践で使用することが多いクラスや関数、モジュールなどについて学ぶことが出来ます。
Pythonの入門としては非常に優れた教材であるため、まずはこのProgateを使ってPythonとはどんな記述のルールに従うのかを学ぶと良いでしょう。
またこの手の学習教材を使用する場合の注意点ですが、不明点を完全に理解しようとしないことです。
そもそもプログラミングにおける技術を全て理解しようとすることは現役エンジニアでも不可能です。
開発をしながら不明な点を都度調べるという学習方式を取り入れましょう。
ドットインストール
ドットインストールもプログラミング入門における人気ある学習教材です。
特徴は3分とコンパクトな動画を視聴しながら学ぶ形式の学習スタイルであるという点です。
Pythonの講座を受講するには月額1080円のプレミアム会員登録が必要です。
講義内容は基礎的な内容が中心で変数、条件分岐、クラス、モジュール、コンストラクタなど幅広く学ぶことができます。
講座の解説のスピードがやや早いため、Progateで学んだことを復習する方にはちょうど良いスピードかもしれません。
またドットインストールもProgateと同じく、完全に理解しようとせず、こういった技術が存在するんだくらいの感覚で学習を進めると良いでしょう。
PyQ
PyQはPythonの入門レベルだけでなく、実務レベルまで一気通貫で学ぶことができる学習サイトです。
Pythonを用いた、ウェブ開発、データ分析、AI(機械学習)について実務レベルでの習得を目指す方におすすめです。
受講形式はProgateと似ており、画面左にはチュートリアル、画面右側にはテキストエディタが表示されます。
チュートリアルを書き写す(写経)が中心の受講スタイルになります。
料金プランには2種類あり、ライトプラン(月額3040円)では全ての講義を受けることが出来ます。
またスタンダードプラン(月額8130円)はライトプランの内容に加え過去の受講生の質問内容を閲覧でき、さらに不明点について質問の回答を受けることも可能です。
まずはライトプランでの受講を行い、仮に周囲に不明点を聞ける人がいない場合はスタンダードプランの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
Paizaラーニング
paizaラーニングもPythonの入門にはかなりおすすめ出来るサイトです。
受講形式は動画を視聴しながら手を動かしていくというスタイルです。
こちらも画面の左側には動画が、そして画面の右側にはテキストエディタが表示されています。
一本の動画の長さは3分となっており、ドットインストール と同じく隙間時間での学習、テンポの良い学習をすることができます。
学習出来る内容は他サイトと同じくPythonの基礎、それに加えPythonのフレームワークであるDjangoを学ぶことができます。
AIやウェブアプリ開発の講座が用意されており、実践的な技術をしっかりと学ぶことが出来る点が魅力です。
受講コストは一部講座が無料、その他の講座を受講するには有料会員(月額600円)の登録が必要です。
他のサイトに比べ安価なのでPythonに興味があるが、実際に触ってみて学習を続けるか判断したいという人にはおすすめの学習教材です。
Python-izm
Python-izmは環境構築、Pythonの基礎、Pythonの応用をすべて無料で学ぶことが出来る超優良コンテンツです。
今まで紹介したオンライン学習サイトでは環境構築やPythonの実行方法などの細かい点の説明は省略されています。
しかし実際に開発を自分一人で行う場合、最もつまづきやすいポイントはコードの書き方の前段階である、環境構築や実行方法である場合が多いです。
コードを書く前の基礎的な部分から非常に丁寧に、記事型式で教えてくれます。
また入門編、応用編、その他の豆知識などを併せると閲覧可能な記事数は100近くにも上ります。
これらすべてをインプットするには途方もな時間がかかってしまいますが、基礎を一通りこなし、自分が必用な応用技術だけ選りすぐってインプットするには最適なサイトです。
Python学習講座
Python学習講座は現役Pythonエンジニアが学んだ知識を体系的に整理し、無料公開しているサイトです。
内容は大きく分けて3つに分かれており、入門編、応用編、Tipsの3つです。
入門編では環境構築から基礎的な変数や関数の使い方に至るまで非常に丁寧に解説がされてあります。
こちらもPython-izmと同様に記事型式での学習となります。
また応用編ではデータ分析、Webアプリケーションを中心とした情報を集めることが出来ます。
AI(ディープラーニング)について学びたいという人には合いませんが、上記の用途にPythonを用いたい人は是非一度覗いてみることをおすすめします。
まとめ:Pythonの入門は学習サイトがおすすめ
Pythonを基礎から学べるサイトはたくさんあります。
サイトで学習すると、Pythonの仕組みをおおまかに理解でき、楽しさを知れるはずです。
無料のサイトもたくさんあるので、Python学習のきっかけとして学習サイトの利用はとてもおすすめです。
ぜひ自分に合ったサイトで学習をしてみてください。