エンジニア留学は、英語とプログラミングを同時に習得できる効率的なスキルアップ法として話題になっています。
英語とプログラミングが習得できると、以下2つの面でエンジニアにメリットがあるのです。
- 英語で書かれたレポートやリファレンスが読める
- エラーに的確に対処できる
逆に、仕事でプログラミングを使う場合に苦労する2大要素は
- 英語のレポートやリファレンスが理解できない
- エラーメッセージが英語で書かれていて、エラーが理解できない
と言われており、上記2つができればエンジニアの仕事で困ることはないと言えます。
そこで本記事では、エンジニア留学について解説します。
記事のもくじ
留学したエンジニアの需要
留学したエンジニアは、英語スキルが身につく分需要も高まります。
日本と海外でどのような需要があるのか、詳しく見ていきましょう。
留学したエンジニアの日本需要
留学して英語スキルを身につけたITエンジニアの需要は、日本国内でも高まっています。
その理由は次の2つです。
- 国内企業でも外国人エンジニアが増えている
- プログラミングコードが英語圏生まれ
近年は国内企業でも外国人エンジニアが増えており、2018年にはメルカリ社が新卒採用の9割に外国人エンジニアを採用したことが話題になりました(参考:ダイヤモンドオンライン)。
日本国内でも同僚とのコミュニケーションに英語が必要な時代になっているのです。
また、プログラミングコードは英語圏生まれなので、英語が分からなければコードのレポートやエラーが理解できないということが起こり得ます。
留学して英語を習得したプログラマーは、日本国内でも最前線で戦える人材として需要が高いのです。
留学したエンジニアの海外需要
ITエンジニアは世界的に不足していると言われています。
欧米のソフトウェア開発企業「ncube」は、アメリカで2021年までに140万人のエンジニアが不足すると予測しました(参考:ncube)。
「マイナビ転職グローバル」でもITエンジニアの海外求人は1349件あり、うち1081件が英語を使う求人です(2020年12月2日時点)。
日系企業だけでこれだけの求人があるということは、ITエンジニアが不足する海外にはさらに膨大な求人数があると言えます。
留学して英語を身につけたITエンジニアは、世界的に非常に需要が高い人材なのです。
エンジニア留学のメリット
- 集中できる環境で学べる
- 英語とプログラミングの両方を学べる
順番に紹介していきます。
集中できる環境で学べる
プログラミングを学ぶためにわざわざエンジニア留学をする人たちは、本気で「人生を変えたい!!」と思ってる人たちです。
様々なバックグラウンドをもった人が本気で「英語」と「プログラミング」を身につけようしています。
本気の人たちに囲まれたエンジニア留学は、日本のプログラミングスクールよりも学習に集中しやすい環境なのです。
英語とプログラミングの両方を学べる
エンジニア留学の醍醐味は、世界共通言語である「英語」と「プログラミング」の双方を学べる点です。
特に、プログラミングで苦労する二大要素は
- 英語のレポートやリファレンスが理解できない
- エラーメッセージが英語で書かれていて、エラーが理解できない
の2点だと言われているため、英語を習得するとプログラミングで困ることがなくなるのです。
エンジニア留学のデメリット
- 授業についていけるだけの英語力が必要
- 生活環境が合わないことがある
- 日本のプログラミングスクールに比べて費用がかかる
順番に説明していきます。
授業についていけるだけの英語力が必要
エンジニア留学をしても、自動的に英語が話せるようになるわけではありません。
英語を理解するにはそれだけの学習が必要なので、最低限カリキュラムに組み込まれた英語の授業をしっかりこなさなければ、プログラミングの授業にもついていけない可能性があるのです。
巷では留学に行った人は、ほぼ全員が英語ペラペラなイメージですが、英語初心者の方は、国内で作られたカリキュラムで英語を学んだ方が英語力が向上する場合も多いです。
生活環境が合わないことがある
エンジニア留学最大のデメリットは、「生活環境が合わないことがある」ということです。
食事や治安、建物の造りなどの環境は生活の基盤なので、思っている以上に心身へ影響します。
ストレスが大きくなりすぎると勉強どころではなくなってしまうので、事前に生活環境を確認することが大切です。
日本のプログラミングスクールに比べて費用がかかる
海外で生活をする以上、多少日本のプログラミングスクールよりは費用がかかります。
日本のプログラミングスクールの相場は大体1ヶ月10万円~ですが、セブ島エンジニア留学の1ヶ月の相場は20万円~です。
プログラミングスクールの値段などはこちらのサイトにも載ってるので参照してみてください。
英語でプログラミングを学ぶ意義
英語でプログラミングを学ぶ意義は、たくさんあります。
- 検索数が違う
- 海外のQAサイトを使うことができる
検索数が違う
ちなみに「プログラミング」と「programming」の検索結果件数を比較すると
- 「プログラミング」:53,100,000件
- 「programming」: 1,820,000,000件
となります。
そのため、英語で検索すると、日本語では検索して出てこなかった参考サイトを見つけることができます。
海外のQAサイトを使うことができる
海外のエンジニア向けQAサイトである「スタックオーバーフロー」など使うことができます。
当然ながらエンジニアの母数は日本より海外の方が断然多いです。
なぜなら、海外の義務教育ではもう既に「プログラミング」が必修科されている影響で、エンジニアが圧倒的に多いからです。
ロシア | 2009年から初等教育にプログラミングの授業を導入 |
韓国 | 2016年から小学校の正規教育課程に「ソフトウェア」を導入 |
インド | 2005年から小学校・中学校でICTまたはコンピューターサイエンスの授業を導入 |
オーストラリア | 2016年から小学校でコンピューターサイエンスやプログラミングの授業が必修化 |
ニュージーランド | 2011年から高校にコンピューターサイエンスを学ぶ新カリキュラムを導入 |
海外の質問サイトで質問した方がマニアックな質問などが返ってきやすいので、スタックオーバーフローが使いこなせれば、日本ではかなり上位のエンジニアになれます。
まとめ:エンジニア留学でプログラミングと英語を学ぶべき
いかがだったでしょうか?
みなさん英語でプログラミングを学ぶ意義についてわかってもらえたら幸いです。
また、エンジニア留学校も日本語でプログラミングで教わる学校と、英語でプログラミングを教わる学校があるので、エンジニア留学を考えてる人はきちんと比較してみてください!