この記事はプログラミングスクールをすでに選んでいる方、またはこれからプログラミングスクールに行くべきかどうか悩んでいる方向けの記事です。
そもそもなぜプログラミングスクールを選ぶ際に失敗してしまう人がいるのでしょうか。
結論は情報収集が足りなかったということがほとんどです。
スクールに関する情報を広く集めることでイメージとのギャップを埋めることができ、理想の学習経験ができます。
しかし情報収集がしっかりとできていないとイメージと大きく異なり失敗した、なんてことになりかねません。
この記事を読むことでプログラミングスクールを選ぶ際に絶対に気をつけるべきことを把握でき、また「プログラミングスクールになぜいくのか?」自身の目的を再確認できるでしょう。
記事のもくじ
プログラミングスクール選びで失敗しないポイント①:通う目的を明確にする
大前提としてプログラミングをなんのために学ぶのかを自分の中で見つけきれていない人は失敗します。
それはなぜでしょうか。
上記の人は「プログラミングを学ぶこと」が目的になってしまい、プログラミングを学ぶことで何をしたいのかを把握していません。
もし今のあなたがこれに当てはまるのなら、今すぐなんのためにプログラミングを学ぶのか、自問自答しましょう。
例えばプログラミングを学んだあとに
- ウェブサービスを作りたい
- アプリ開発をしたい
- 転職したい
- フリーランスで働きたい
- 起業したい
など目的は様々あるはずです。
まず目的をはっきりさせましょう。
その際の注意点として、最終的に「何を、どの言語で、どうやって作るのか」を意識してください。
そしてそれに必用な条件を洗い出し、条件に合致したスクールを選べばよいのです。
以下は一例ですが、このくらい具体的に掘り下げておけば、スクール選びの軸もはっきりするはずです。
- 何を作るのか(ウェブサイトなのかアプリなのか)
- どの言語で作るのか(サーバーサイド言語、フロントサイド言語それぞれ何を使うか)
- どのような環境で作るのか(Linuxで作るのか)
このようにして必用な条件が把握できると、それに合ったプログラミングスクールを選べばいいのでスムーズにことが進みます。
自分がどんな言語を学ばなければいけないのか、学ぶのは言語だけでなく環境構築から必用なのかなどクリアすべき障壁がどんどん明確になります。
まずはこの作業を行い自分は一体何を習得しなければいけないのか明確にしましょう。
プログラミングスクール選びで失敗しないポイント②:スクールで学ぶ前の準備を整える
1つ目にも通ずるところがありますが、プログラミングスクールに通う前に事前準備ができていない人は失敗しやすい傾向にあります。
準備とは具体的にプログラミングスクールに支払うお金の準備、学習時間の確保など様々です。
例としてこんな話がありました。
「プログラミングスクールと学費などの支払いに追われアルバイト三昧になってしまい予習復習が全くできなかった。せっかくコードを学べたが復習のために開発する時間がとれず、忘れてしまいそうになった。」
というものです。
この方の場合ですと、スクール選びにおいてはうまくいっていました。
しかしスクールの料金の支払いの計画が無計画で、結果的にアルバイト漬けの日々を送ることになっていたのです。
こうなっては元も子もありません。
身につけたスキルはアウトプットしていくことでどんどん伸ばすことができますが、彼の場合インプットの段階から進むことができなかったのです。
プログラミングスクールに通って失敗しないためには事前に十分な学習計画を立てることをおすすめします。
日々のライフサイクルの中でプログラミングの習得に費やせる時間をしっかり作れるのか、もしそれが難しいなら何か対策はできないか事前に検討してみましょう。
プログラミングスクール選びで失敗しないポイント③:スキルレベルを把握する
これは意外と盲点かもしれませんが、よくある失敗例です。
プログラミングスクールは初心者でも学習には全く問題がないと宣伝し、たくさん受講生を集めます。
しかし自身のパソコンスキルを見誤ると、スクール選びを失敗してしまうかもしれません。
人によってはパソコンのスキルレベルはまちまちです。
そんな状況にスクールはすべて対応しているはずもなく、基本的なタイピングやPC操作といったことはできることが前提で授業を進めます。
もし自身の中でPC操作に不安があるのであれば、まずは基礎的な操作だけでも習得していきましょう。
操作ができないのにいきなりプログラミングの勉強はかなり厳しいです。
またパソコンスキルだけではなく、プログラミングスキルも一度自分のレベルを確認しておきましょう。
スクールの講義内容によりますが、基礎的なことはあまり授業では取り扱わず、ガンガンアウトプットをさせるというようなところもあります。
当然不明点がたくさん出てくるので、自分で調べながら進めることになるでしょう。
基礎的なことが十分に理解できていれば、何を調べればいいかわかるので次に進めます。
しかし仮に基礎もままならない状態だった場合、何を調べていいのかすらわからないという状況に陥りかねません。
プログラミングにおける基礎はコードの書き方はもちろんのこと、プログラミングのコードがどのようにPC上で処理されて我々が目にするかたちになるのかなど、仕組みの部分の話などもです。
そのあたりの知識は自身でネットで検索すれば情報はたくさん拾うことができます。
スクールに行く前に基礎的な理解を深めるという意味でもオンライン学習サービスを軽くやっておくのも1つの手です。
おすすめはProgateやドットインストール、Paiza Lerningといったサービスです。
このあたりは無料(一部有料)で基礎的なコードに関する知識が網羅的に学べます。
いきなりプログラミングスクールに行くのももちろんありですが、理解度を高め、限られた期間内に習得を目指すのであればぜひ活用してみてください。
プログラミングスクール選びで失敗しないポイント④:カリキュラムを確認する
プログラミングスクール選びにおいてカリキュラムの事前確認は超重要です。
スクールがどこなのか、というよりもどんなカリキュラムで学び、何をどんな過程で身につけられるかが重要です。
それはなぜでしょう。
これは筆者の友人の失敗例です。
「転職まで無料でサポートしてくれるスクールに通ってるんだけど、ひたすら画面上のコードを模写するだけでオンライン学習サービスと変わらなかった・・・。」
彼の場合カリキュラムなど全く調べずにとにかく無料で学べるところという点を重視してスクールを選びました。
転職に成功すればスクールの受講料は無料というよくあるサービスですが、その中でも彼が選んだスクールは生徒をほったらかし、ひたすら模写をさせていたそうです。
確かに目標物を作り上げることを反復することで、目標物を完璧に作ることはできるでしょう。
しかし、いざ他のサービスやアプリを開発しようとなった場合、まったく何をしていいのかがわからなくなってしまいます。
模写はオンライン学習サービスで月額無料~1,000円程度で受講することもできます。
わざわざスクールに行かずともよい講義内容だったわけです。
良いカリキュラムの例は基礎の学習から始まり、個人で開発したいものを開発していき、その過程で不明点があればいつでも講師に確認できるというようなものです。
このカリキュラムはサービスの開発にベースを置いているので、環境構築~リリースに至るまでの一連の流れを習得することができます。
自身で調べながら進めることになりますが、それで良いのです。
実際に業務で開発を始めると、不明点だらけで調べざるを得ない状況が頻繁に起こります。
そんな場合においても、スクールでの経験が役に立ってくるのです。
必ずプログラミングスクール選びにおいては自身の目的に合ったカリキュラムであるかどうかを確認しましょう。
プログラミングスクール選びで失敗しないポイント⑤:制度をしっかり調べる
プログラミングスクールによっては途中で解約(行くのを辞めた)した場合にお金が戻ってくるところもあります。
しかし逆に1円も戻ってこないところもあります。
スクールごとに制度は違うので、その点については利用規約を下調べしたうえで申し込むのが無難です。
高額なスクールに通い、自分の肌に合わなかったりイメージが違ったりと、モチベーションの低いまま学習をすることは効率の低下にもつながります。
割り切ってスパっと次につなげられるように、道を確保しておくことも大切です。
プログラミングスクール選びで失敗しないポイント⑥:スキル習得以外のメリットも比較する
プログラミングスクールに通うことで得られるものはプログラミングのスキルだけではありません。
中にはチーム開発に取り組めるスクールもあります。
エンジニア界隈で人脈を作っておくことは、今後の人生においても大きな糧になります。
もしあなたが起業や転職をしたいと思ったときに、力になってくれるかもしれません。
とあるプログラミングスクールでは驚くことに、そのスクールの中だけで仕事の受注と発注ができ、小さな経済圏ができていました。
その中だけで生活費を賄う猛者もいるほどで、スクールに通うことで得られるメリットはプログラミングスキルだけでないことがよくわかります。
結局どのプログラミングスクールが失敗しにくいのかわからないという方は
プログラミングスクールと言ってもたくさんあり、どこに行けばいいのかわからなくなってしまうかもしれません。
「絶対に失敗したくない!」という方はじっくりと情報収集をしましょう。
また、失敗したくないけど「自分で調べる時間が無い」や「そもそもどんなスクールがあるか知らない」なんて人のために、おすすめのプログラミングスクール・サービスを紹介します。
この3つのスクール・サービスは先ほど説明した失敗する6つの要因のそれぞれに対して、事前に対応をしてくれたり失敗しにくいカリキュラムだったりとメリットが大きいところです。
あくまで参考なのでご自身の視点でしっかり選び、後悔の無いプログラミングスクール選びにしましょう!
TechAcademy
オンライン受講可能のプログラミングスクールであればTechAcademyがおすすめです。
以下のポイントで優れており、失敗しないスクールの要素を抑えています。
※但し注意事項として一度でも学習システムにログインすると返金不可なのでその点は要注意です。
TECH::CAMP
質問し放題のスクールがいいという方はTECH::CAMPがおすすめです。
受講をするか決める前に無料カウンセリングがあります。
まずはそこで自身が何をしたいか明確にし、どんな学習をすべきかプロに聞いてみるのもいいでしょう。
※1:所定のコースや期間内であれば返金制度があります。詳細はこちらを参照ください。
Kredoオンラインキャンプ
Kredoオンラインキャンプはフィリピン人講師から英語でプログラミングを学べるスクールです。
コミュニティでの仲間とのつながりがあることや語学学習を兼ねているという点が強みです。
まとめ:プログラミングスクール選びで失敗しないように時間をかけてリサーチしよう
今回の記事ではプログラミングスクールを選ぶにあたって失敗しないために注意すべきことを6つ紹介しました。
どれも欠かせない要素なのでしっかりと覚えておいてください。
プログラミングスクールは高額なところが多いので、なるべく後悔の無い選択をしていただきたいです。
皆さまのプログラミングスクール選びとスキルの習得がうまくいくことを願っております!