こんにちは、Kredo Blog編集部です!
Kredoは、PHP・Laravelを使うWebシステム開発や保守運用に取り組んでいます。IT・AI開発実績もご覧ください。
PHPで作られた代表的なサイト・サービスには、Wikipedia、pixiv、BASE、WordPressなどがあり、SlackやFacebookもPHPから発展した言語「Hack」で動いています。この記事では、各社の公式ブログや公式ドキュメントで確認できた10の事例と、PHPでできることを紹介します。
「PHPを学ぶと、どんなものが作れるのか」「実際に有名なサービスで使われているのか」を知りたい人は、事例を見ながらPHPの得意分野をつかんでください。
この記事でわかること
- PHPとはどんな言語か、Webでどれくらい使われているか
- PHPで作られたサイト・サービスの事例10選(公式情報で確認)
- 世界・日本のWebサービスと、CMS・オープンソースでの使われ方
- PHPでできること・苦手なことと、実際に動くコード例
- PHPの代表的なフレームワーク
- サービスが使っている言語を正しく調べる方法
2026年10月23日追記|PHPの脆弱性が気になって、この一覧を調べている方へ
10月21日に、PHP本体の重大な脆弱性2件が公表されました。
自社サイトが気になる方は、まずPHPの利用状況を確認する方法へ。修正版・管理会社への確認事項は、PHP脆弱性への対策とサイト診断の進め方で説明しています。今回のPHP公式告知。10月23日の追加注意喚起についても、対策記事に追記しています。
発表の経緯を知りたい方は2026年10月のPHP脆弱性ニュースまとめを、PHP 8.2を使っている方はサポート終了日と移行手順もあわせてご確認ください。
PHPとは?Webで広く使われる言語

PHPは、Webサーバー側で動くプログラミング言語です。ユーザーの操作やデータベースの内容に合わせて、表示するページを作り分ける「動的なWebページ」を作るのが得意です。HTMLの中にコードを書き込めるため、Webサイトとの相性がよいのが特徴です。
Webサイトの技術を調査しているW3Techsによると、2026年9月時点で、サーバー側のプログラミング言語がわかっているWebサイトのうち69.8%でPHPが使われています。また、PHPを使うサイトのうち64.3%がPHP 8系です。Webの世界では、今も多くのサイトを支えている言語と言えます。
PHPの公式サイトによると、2026年10月時点で公式サポートが続いている最新のバージョンはPHP 8.5(2025年11月20日リリース)です。古いバージョンはサポートが終わっていくため、新しく学ぶならPHP 8系の情報で学ぶのがおすすめです。
PHPとHTMLの違い
よく混同されるのが、PHPとHTMLの違いです。HTMLは、見出しや段落など、ページの構造を書くための言語で、書いた内容がそのままブラウザに表示されます。一方、PHPはサーバー側でプログラムを実行し、その結果として作られたHTMLをブラウザに送ります。つまり、HTMLは「表示する内容そのもの」、PHPは「表示する内容を状況に合わせて作るしくみ」です。ブラウザでページのソースを見ても、PHPのコードそのものは見えず、実行結果のHTMLだけが表示されます。
PHPの成り立ち
PHPの公式マニュアルによると、最初のPHPは1994年にRasmus Lerdorf氏が作ったもので、自分のオンライン経歴書へのアクセスを調べるためのツール群でした。1995年6月にソースコードが公開され、多くの開発者が改良に加わる中で、Webアプリケーションを作るための言語へと発展してきました。
もともと「個人のWebページを便利にするための道具」から始まったことが、HTMLとの相性のよさや、少ないコードで動くものを作れる手軽さにつながっています。
PHPで作られたサイト・サービス事例10選の一覧
ここで紹介する10の事例は、運営会社の公式エンジニアブログや、ソフトウェアの公式ドキュメントで、PHP(またはPHPから発展した言語)を使っていることを確認したものです。システムの構成は変わることがあるため、記事の時点の情報としてご覧ください。
| 事例 | 分類 | PHPとの関係 | 確認した情報 |
|---|---|---|---|
| Wikipedia | Webサービス | PHPで書かれたMediaWikiで動く | MediaWiki公式 |
| Webサービス | PHPのコードの大部分を、PHPから発展したHackへ移行 | Meta公式エンジニアブログ(2014年) | |
| Slack | Webサービス | 2014年にPHP 5で始まり、現在はHackを使用 | Slack公式エンジニアブログ |
| pixiv | Webサービス | アプリケーションサーバーでPHPのコードを実行 | pixiv公式エンジニアブログ(2024年) |
| BASE | Webサービス | バックエンドの開発でPHPと静的解析ツールPHPStanを使用 | BASE公式エンジニアブログ(2023年) |
| WordPress | CMS | 動かすにはPHPが必要 | WordPress公式 |
| Drupal | CMS | 動かすにはPHPが必要 | Drupal公式 |
| Joomla! | CMS | PHPとMySQLをもとにしたCMS | Joomla!公式 |
| phpMyAdmin | 管理ツール | PHPで書かれたデータベース管理ツール | phpMyAdmin公式 |
| Matomo | アクセス解析 | 自社サーバーで動かす場合はPHPが必要 | Matomo公式 |
このように、PHPは大規模なWebサービスから、多くの人が使うCMSや管理ツールまで、幅広く使われています。次の見出しから、それぞれの事例を詳しく見ていきましょう。
世界的なWebサービスの事例

Wikipedia
オンライン百科事典のWikipediaは、MediaWikiというソフトウェアで動いています。MediaWikiの公式サイトでは、MediaWikiはPHPを使ってデータベースに保存されたデータを処理・表示するWikiのソフトウェアで、Wikipediaはその上に作られていると説明されています。MediaWikiは無料のオープンソースソフトウェアとして公開されており、誰でも自分のサーバーでWikiを作れます。
Facebookは、PHPで作られたWebサービスとしてよく名前が挙がります。Meta(旧Facebook)の公式エンジニアブログでは、2014年に、PHPと連携して使える新しい言語「Hack」を公開したこと、そして1年ほどでPHPのコードのほぼすべてをHackへ移行したことが紹介されています。
Hackは、PHPの「すばやく開発できる」良さに、静的な型チェックなどの仕組みを加えた言語です。正確には「PHPから始まり、PHPを発展させた言語で動いている」と理解しておきましょう。
Slack
ビジネスチャットのSlackも、PHPから始まったサービスです。Slackの公式エンジニアブログによると、Slackは2014年にPHP 5のバックエンドで始まり、2016年にPHPのコードを速く動かせるHHVMに移行しました。その後、HHVMで使えるHackという言語を活用していると紹介されています。
FacebookとSlackの例からわかるのは、サービスが大きくなると、PHPをベースにより厳密な仕組みを取り入れていくことがあるという点です。PHPで素早く作り、成長に合わせて改良していく流れの代表例と言えます。
日本のWebサービスの事例

pixiv
イラスト・マンガの投稿サービスpixivは、PHPで動いているサービスです。ピクシブの公式エンジニアブログで2024年10月に公開された記事では、pixivのアプリケーションサーバーであるApacheが、mod_phpを使ってPHPのアプリケーションコードを実行していること、インフラがLinux・Apache・MySQL・PHPの組み合わせである「LAMP」構成であることが説明されています。
多くのユーザーが使う大規模サービスでも、PHPが中心的な役割を担っている例です。
BASE
ネットショップ作成サービスのBASEも、バックエンドの開発にPHPを使っています。BASEの公式エンジニアブログで2023年に公開された記事では、BASEのバックエンド開発が大きなモノリス(1つにまとまったシステム)からモジュラーモノリスへの移行を進めており、PHPのコード品質を保つためにPHPStanという静的解析ツールのカスタムルールを導入していることが紹介されています。
同社はPHPのカンファレンスへの協賛も続けており、2026年にはPHP Conference Japan 2026へのゴールドスポンサーとしての協賛を公式ブログで告知しています。
事例から見えるPHPの強み
- 素早く形にできる:SlackやFacebookのように、まずPHPでサービスを立ち上げ、成長に合わせて改良していける
- 大規模でも使われている:pixivのように、多くのユーザーが使うサービスでも中心的な役割を担っている
- 開発を支える道具がそろっている:BASEのように、静的解析ツールなどでコードの品質を保ちながら開発できる
CMS・オープンソースの事例

CMS(コンテンツ管理システム)は、専門知識がなくてもWebサイトの記事やページを更新できるようにするソフトウェアです。PHPで作られたCMSは多く、企業サイトやブログ、ネットショップなどで使われています。
WordPress
WordPressは、ブログや企業サイトで広く使われているCMSです。WordPressの公式サイトでは、WordPressを動かすサーバーの推奨環境として「PHP 8.3以上」が挙げられています。W3Techsによると、2026年9月時点でWordPressは、CMSがわかっているWebサイトの58.7%、全Webサイトの40.2%で使われています。
WordPressのテーマやプラグインもPHPで作られているため、PHPを学ぶと、WordPressの見た目や機能を自分でカスタマイズできるようになります。
Drupal
Drupalは、大規模なサイトにも使われるオープンソースのCMSです。Drupalの公式ドキュメントでは、Drupal 11を動かすにはPHP 8.3以上、Drupal 10を動かすにはPHP 8.1以上が必要と説明されています。
Joomla!
Joomla!もオープンソースのCMSで、公式サイトでは、PHPとMySQLをもとにしているため、オープンなプラットフォームで高機能なアプリケーションを作れると紹介されています。
phpMyAdmin
phpMyAdminは、MySQLやMariaDBといったデータベースを、Webブラウザから管理するための無料ツールです。公式サイトでは、PHPで書かれたフリーソフトウェアだと説明されています。レンタルサーバーの管理画面などで目にしたことがある人も多いでしょう。
Matomo
Matomoは、Webサイトのアクセス解析ができるオープンソースのツールです。自社のサーバーで動かす場合の要件として、公式サイトではMatomo 6.0.0ではPHP 8.1以上とデータベースが必要と案内されています。
WordPressのようなCMSと、データベース管理ツール、アクセス解析ツールのように、Webサイトを作り、運営するための道具の多くがPHPで作られていることがわかります。
PHPでできることと苦手なこと

事例からわかるとおり、PHPは「Webで動くもの」を作るのが得意な言語です。できることと苦手なことを整理しておきましょう。
| PHPが得意なこと | PHPだけでは難しいこと |
|---|---|
| お問い合わせフォーム、会員登録・ログイン | ボタンを押したときのアニメーションなど、ブラウザ側の動き(JavaScriptの役割) |
| サイト内検索、ネットショップのカート | スマホアプリ・デスクトップアプリ本体の開発 |
| ブログやニュースサイトの記事管理(CMS) | ページの見た目のデザイン(HTML・CSSの役割) |
| データベースと連携したWebアプリ、API | ゲームの高速な描画など、処理速度を極限まで求める分野 |
実際のWebサービスでは、PHPだけでなく、HTML・CSS・JavaScript・データベースなどを組み合わせて作ります。画面の動きを担当するJavaScriptの例は、JavaScriptサンプルコード集24選で確認できます。
コード例:アクセスした時間で表示を変える
PHPの「動的なページ」を体験できる簡単な例です。アクセスした時間(日本時間)が午前なら「おはようございます」、それ以外なら「こんにちは」と表示し、リストの中身を一覧にします。
<?php
date_default_timezone_set('Asia/Tokyo');
$hour = (int) date('G');
$greeting = $hour < 12 ? 'おはようございます' : 'こんにちは';
$items = ['ノート', 'ペン', 'ふせん'];
?>
<h1><?php echo $greeting; ?></h1>
<ul>
<?php foreach ($items as $item): ?>
<li><?php echo htmlspecialchars($item, ENT_QUOTES, 'UTF-8'); ?></li>
<?php endforeach; ?>
</ul>
午前中に実行すると、見出しに「おはようございます」、その下に「ノート」「ペン」「ふせん」のリストが表示されます。同じファイルでも、アクセスした時間によって表示が変わるのが「動的なページ」です。
コード例:キーワードで絞り込む検索機能
次は、URLに付けたキーワードで商品名を絞り込む、検索機能のしくみを単純にした例です。
<?php
$keyword = $_GET['q'] ?? '';
if (!is_string($keyword)) {
$keyword = '';
}
$products = ['Python入門ノート', 'PHP練習帳', 'HTMLドリル'];
$results = array_filter($products, function ($p) use ($keyword) {
return $keyword === '' || mb_strpos($p, $keyword) !== false;
});
foreach ($results as $r) {
echo htmlspecialchars($r, ENT_QUOTES, 'UTF-8'), PHP_EOL;
}
キーワードに「PHP」を渡すと「PHP練習帳」だけが表示され、キーワードがなければ3つすべてが表示されます。実際のサービスでは商品をデータベースに保存し、同じ考え方で検索します。どちらの例でも、画面に出す文字を htmlspecialchars で変換しているのは、悪意のある文字列がHTMLとして動かないようにするための基本的な対策です。
フォームやデータベースを扱うWebアプリでは、こうしたセキュリティ対策が欠かせません。情報処理推進機構(IPA)は、Webサイトの代表的な脆弱性と対策をまとめた「安全なウェブサイトの作り方」を公開しています。PHPで作品を公開する前に、一度目を通しておくと安心です。
PHPで作れる作品・Webアプリの例
事例のような大きなサービスも、最初は小さな機能の組み合わせです。PHPを学び始めた人が練習として作りやすい作品の例を、難しさの順に並べました。
| 作品の例 | 身につくこと | 難しさ |
|---|---|---|
| おみくじ・占いページ | 変数、条件分岐、ランダムな値 | やさしい |
| お問い合わせフォーム | フォームの受け取り、入力チェック、安全な表示 | やさしい〜ふつう |
| ToDoリスト | データベースへの保存・読み出し・削除 | ふつう |
| 簡単な掲示板 | 投稿の一覧表示、ページ分け、入力内容の対策 | ふつう |
| 会員登録つきの予約システム | ログイン、パスワードの安全な保存、予約の重複チェック | むずかしい |
作った作品は、就職や転職の場面で「何ができるか」を伝える材料にもなります。小さくても最後まで完成させ、どんな工夫をしたかを説明できるようにしておくことが大切です。
検索例では、q[]=PHPのように配列が送られた場合も考え、文字列以外を受け付けない確認を入れています。日本語を検索するmb_strposにはmbstring拡張が必要です。入力の型・長さ・必須条件を確かめてから処理し、画面へ出す時点で出力先に合うエスケープを行います。
PHPの代表的なフレームワーク

実際のWebサービス開発では、PHPをそのまま書くだけでなく、「フレームワーク」と呼ばれる開発の土台を使うのが一般的です。ログイン、データベースの操作、URLの振り分けなど、よく使う機能があらかじめ用意されているため、効率よく安全に開発できます。
| フレームワーク | 特徴 |
|---|---|
| Laravel | PHPのWebアプリケーションフレームワーク。認証、データベース操作、テストなどの機能がそろっている |
| Symfony | 公式サイトでは、PHPのパッケージ群であり、Webアプリケーションのフレームワークと説明されている。部品だけを使うこともできる |
| CakePHP | 公式サイトでは、初期からあるPHPのMVCフレームワークの一つとされ、開発の決まりごと(規約)に沿って進められるのが特徴 |
「Laravelで作られたサイト」を探す人もいますが、フレームワークはサービスの内部で使われるため、外から見ただけではわからないことがほとんどです。次の見出しで紹介するように、公式の情報で確認するのが確実です。
なお、PHPと同じようにWebサービス開発でよく使われる言語にRubyがあります。Rubyの事例が気になる人は、Rubyで作られたWebサービス・アプリ12選と比べてみると、それぞれの言語の得意分野がわかりやすくなります。
サービスが使っている言語の正しい調べ方
「このサイトは何の言語で作られているのか」を調べる方法はいくつかありますが、それぞれ確かさが違います。
| 調べ方 | 確かさ | 注意点 |
|---|---|---|
| 運営会社の公式エンジニアブログ・登壇資料 | 高い | 書かれた時期を確認する。システムは数年で変わることがある |
| ソフトウェアの公式ドキュメント(動作環境) | 高い | CMSやオープンソースの場合に有効 |
| 運営会社の求人情報(使用技術) | 中くらい | サービス全体ではなく、一部のチームの技術の場合がある |
| Webサイトの技術を推定する解析ツール | 参考程度 | 外から見える情報からの推定なので、外れることがある |
インターネット上には「◯◯はPHPで作られている」という情報がたくさんありますが、数年前の情報のままになっているものも少なくありません。事例を調べるときは、公式の情報か、いつの情報かを確認する習慣をつけましょう。
PHPを学んでみたくなった人は、PHPのおすすめ本8選で、初心者向けの入門書を探してみてください。また、エンジニアブログや公式ドキュメントの多くは英語でも発信されています。英語とプログラミングを一緒に学ぶ方法に興味がある人は、IT留学とは?費用・国別比較・1日の流れと選び方【2026年】も参考にしてください。
自社サイトでPHPが使われているか、どう確認する?

有名サービスの事例からPHPの用途はわかりますが、自社サイトの構成は別途確認が必要です。「PHPが使われているか」と「今回の修正が適用されているか」を分けて調べましょう。
| 確認方法 | 確認できること | 追加で確かめること |
|---|---|---|
| WordPress管理画面のサイトヘルス | 「ツール」→「サイトヘルス」→「情報」→「サーバー」で、PHPバージョンなどを確認。 | サーバー会社独自の修正や、OSの修正パッケージが適用されているか。 |
| サーバーの管理画面・保守担当者 | 対象ドメインの設定、PHPの提供元、運用担当者。 | 契約環境に対する提供元の対策告知と、稼働中のWeb処理への反映。 |
| 外部の技術解析ツール | 公開情報から推定できる利用技術。 | 推定は外れる場合があり、修正済みか、侵害されていないかまでは判定できない。 |
WordPressの確認画面は、WordPress公式のサイトヘルス解説も参考になります。サーバー担当者は、コマンドラインのPHPとWebサイトが実際に使うPHPが同じとは限らない点にも注意してください。
また、URLの末尾に「.php」がなくても、PHPを使っていることがあります。トップページだけでなく、予約・購入画面、管理画面、API、別ドメインの古いサイトも、自社の管理範囲に含まれていないか確認します。
WordPressを運用している方は、WordPressのPHPバージョン確認・更新方法で、サイトヘルスの確認から変更前後のチェックまで進められます。
PHPを使っているサイトは危険?2026年10月の脆弱性との関係

PHPを採用していることだけで、そのサイトが危険だとは言えません。判断に必要なのは、現在の実行環境と修正の適用状況です。PHPから派生したHackやHHVMを使う事例にも、PHP本体の告知を機械的に当てはめないでください。
今回の2件について、PHP開発元が最初に公開した修正版は、PHP 8.2.35・8.3.36・8.4.27・8.5.12です。PHP-FPMを含め、Webリクエストを処理するPHP環境が確認対象です。PHP公式:対象環境と修正版
ただし、OSやサーバー会社が、表示バージョンを変えずに修正する場合もあります。数字の大小だけで判定せず、「提供元の修正告知」と「自社環境への適用結果」を照合してください。たとえばUbuntuには独自の修正済みパッケージが案内されています。Ubuntuの修正情報
具体的な更新手順、レンタルサーバー別の確認の考え方、管理会社に送れる確認文面は、PHP脆弱性対策の記事にまとめました。

よくある質問
Q. PHPで作られたサイトは今でも多いですか?
A. W3Techsの調査では、2026年9月時点で、サーバー側の言語がわかっているWebサイトのうち69.8%でPHPが使われています。WordPressのように広く使われているCMSもPHPで動いているため、今も多くのサイトで使われていると言えます。
Q. FacebookやSlackは今もPHPで動いていますか?
A. 両社の公式エンジニアブログによると、どちらもPHPから始まり、現在はPHPから発展したHackという言語を使っています。HackはPHPと連携して使えるように作られた言語で、PHPの経験がある人には読みやすい書き方です。
Q. PHPを学べば、WordPressのサイトを作れますか?
A. WordPressのサイトは、管理画面の操作だけでも作れます。ただし、テーマやプラグインはPHPで作られているため、PHPがわかると、見た目や機能を自分でカスタマイズできる範囲が大きく広がります。
Q. 自分でPHPの作品を作るなら、何から始めればいいですか?
A. おみくじページやお問い合わせフォームのように、1つのファイルで完結する小さな作品から始めるのがおすすめです。慣れてきたら、データベースを使うToDoリストや掲示板に進むと、Webサービスのしくみが少しずつ見えてきます。
Q. PHPでスマホアプリは作れますか?
A. スマホアプリ本体の開発には、別の言語やツールを使うのが一般的です。ただし、アプリが通信するサーバー側の仕組み(APIやデータベースとのやりとり)をPHPで作ることはよくあります。
Q. PHPを使っているサイトの一覧から、脆弱性のあるサイトがわかりますか?
A. わかりません。この記事は技術の採用事例を紹介するもので、各サービスの現在のバージョン、修正状況、侵害の有無を示すものではありません。利用中のサービスについては、運営元の案内を確認してください。
Q. WordPressを最新にしたら、PHPの脆弱性も直りますか?
A. WordPress本体の更新と、サーバー上のPHPの更新は別です。サーバー会社・保守担当者にPHP側の修正適用も確認してください。WordPress公式:PHP更新の説明
Q. PHPのバージョンが古いままなら、未対応ですか?
A. 必ずしもそうとは限りません。提供元が元のバージョン番号を保ったまま修正することがあります。配布元の告知と、対象サーバーへの適用状況を組み合わせて確認しましょう。
まとめ
PHPで作られたサイト・サービスには、Wikipedia(MediaWiki)、pixiv、BASEなどのWebサービスや、WordPress・Drupal・Joomla!といったCMS、phpMyAdmin・Matomoのような管理・解析ツールがあります。FacebookやSlackも、PHPから始まり、PHPを発展させたHackで動いています。
PHPは、お問い合わせフォーム、ログイン、検索、ネットショップなど、Webで動く仕組みを作るのが得意な言語です。事例を参考に「自分ならどんなWebサービスを作りたいか」を考えながら、まずは小さな動的ページづくりから始めてみましょう。
また、事例を調べるときは、解析ツールの推定やまとめ記事だけで判断せず、運営会社の公式エンジニアブログやソフトウェアの公式ドキュメントで確認することをおすすめします。いつの情報なのかもあわせて確かめれば、古い情報に振り回されずに済みます。
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