jQueryはWebに動きをつけたり、見た目をリッチにする上で欠かせないWebデザイナー必須のスキルです。
Web制作の現場で即戦力となるjQueryを習得する方法は様々です。
今回は特に「本」によるjQuery入門について詳しくお話していきます。
jQueryの入門は本での学習がおすすめ
プログラミング学習を本で進めるメリットは、やはり知識を体系的に、丁寧に学ぶことが出来る点です。
プログラミングスクールやオンライン講座も同様の体系的な学習が可能なケースもありますが、やはりコストが本の比ではありません。
かと言って無料教材を使用する場合は情報の正確性が問われます。
これらのデメリットを補うことのできる学習方法が本です。
この学習法はjQueryの入門者にももちろん当てはまります。
基本的に本に記載のあるサンプルコードを見ながらエディタを叩くことになります。
実際に手を動かしながら、自分で考え試行錯誤出来るのも本の魅力です。
入門者にとって優れた学習教材である本で、特に今回はjQueryの入門に関する本を7冊紹介していきます。
jQuery入門におすすめの本の選び方
プログラミング学習を本で進める場合、基本的には独学のケースを想定している人が多いでしょう。
独学の場合、不明点が出てきたらすぐに人に聞けないのが学習における一つの壁となります。
この壁をどう乗り越えやすくするか、その工夫をする上で学習のしやすい本選びは欠かせません。
では具体的にどんな視点からjQueryの入門に関する本を選べば良いのでしょうか。
実際に本を選ぶときは以下のポイントに注意することをおすすめします。
とりあえずおすすめの本だけ知りたいという方は以下のポイントだけ確認して読み飛ばしてください。
- イラストや図を用いた解説がされている本
- 出版されてあまり時間が経っていない本
- 著者の技術力や解説力が信頼できる本
- サンプルコードが多く載っている本
これらのポイントを抑えてある本であれば、ひとまず安心してjQuery入門をすることが出来るでしょう。
可能であれば書店に足を運んでパラパラと眺めてみることをおすすめします。
イラストや図を用いた解説がされている本
プログラミングを学ぶうえでイラストや図は欠かせません。
例えば、文字だけでサーバーとクライアントの関係を説明されても、恐らくプログラミング初心者の人はよく理解が出来ないことでしょう。
jQueryを学ぶ際もこれは同じことです。
様々な新しい言葉が出てきます。
それらを勉強する際に、可能であればイラストや図をたくさん用いてある本を選ぶようにしましょう。
これも本屋さんや図書館に行って試し読みしてみると良いです。
出版されてあまり時間が経っていない本
プログラミング学習において可能な限り新しい情報を得ることは、技術力を伸ばすうえで非常に重要です。
新しい情報がすべて良いという訳ではありませんが、その多くは生産性の向上がされたり、初心者でも理解しやすく作られたりといったメリットを享受することが出来る場合もあります。
ただし、本はただでさえ書籍化するまでに時間がかかります。
プログラミングの入門書のような場合は最低でも数か月、長ければ1年以上考案から出版までに時間がかかってしまいます。
本が世に出てきた頃にはその本に書いてある技術が陳腐化しているということもあり得ます。
こういった本のデメリットも正しく理解し、可能な限り新しい情報を入手するようにしましょう。
言語の大きなバージョンアップが長期間なされていないような場合は気にする必要はありませんが、ほとんどのプログラミング言語は日々新しくなっています。
この記事を読んでいる時点でjQueryがどこまで進んでいるのか、一度調べてみることをおすすめします。
また、ネット上にある情報だけでは補いきれるとは言えません。
ハッカソンやエンジニアコミュニティに実際に足を運んでみることで最前線の情報を入手することが出来ることもあります。
プログラミングを本で学ぶ場合、常に自分の学んでいる技術をアップデートしていく心意気を持ちましょう。
著者の技術力や解説力が信頼できる本
本は何が書いてあるかも重要ですが、誰が書いているかも重要視すべきです。
「この本読みやすい、理解しやすい!」と思えるものがあれば著者をネットで調べてみましょう。
その人物が信頼できる人なのか、どんな経歴をもってどんな立場からその本を出版しているのかを知っておくことも本選びでのポイントになります。
また著者を知っておくことは本選びで失敗しにくくなるだけでなく、新鮮な情報への経路が開かれるチャンスにもなります。
入門書を出すような技術者の方であれば多くの場合、SNSやブログを通して情報発信していることでしょう。
そういったリアルタイムで情報収集する経路まで確保することが出来るのです。
このようにすることでプログラミングを体系的に学びつつ、常に最新の情報へアップデートすることが可能です。
先述の本の新しさもあまり気にする必要は無くなります。
サンプルコードが多く載っている本
プログラミング学習を本で進める上でサンプルコードは欠かせません。
プログラミングは使って初めて役に立つスキルです。
概念にばかり触れるような入門書は、技術書ではなく学術のカテゴリに入るでしょう。
そのような本を誤って手に取らないように、注意深くサンプルコードが記載されているかもチェックしましょう。
また本での学習はインプットがどうしても中心になってしまいますが、そのインプットした情報をどれだけアウトプット出来るかがスキルアップにおけるポイントになります。
サンプルコードをエディタでたくさん書いて、細かい箇所を変更してみると様々な気づきを得られることでしょう。
サンプルコードを用いた学習を行うことでより実践に近い学習経験を積むことが出来るのです。
また本に書かれたjQueryのサンプルコードの中には現場でも重宝するような良質なものが多々あります。
Web制作の現場で働きたいという目標がある人はサンプルコードが優れているかも本選びのポイントとして採用することをおすすめします。
jQueryの入門におすすめの本7選
新人プログラマのためのjQuery Webアプリケーション開発講座
jQueryの理解度を深めるにはJavaScriptをある程度理解しておくことが望ましいです。
「即戦力となるWEBデザイナーのスキルを身につけるコース」ではjQueryの基礎となるJavaScriptの解説から、AjaxやDOMなどの中級者向け知識まで一気通貫で学ぶことが出来ます。
プログラミング初心者の人でも理解しやすいように段階的に、丁寧に解説してあることが特徴です。
プログラミング初心者の方へ、jQueryの入門書としておすすめ出来る一冊です。
Web制作の現場で使うjQueryデザイン入門[改訂新版]
「Web制作の現場で使うjQueryデザイン入門[改訂新版]」は過去ベストセラーとなった旧版の改訂版となります。
最大の特徴は100を超えるサンプルコードが内包されている、超実践的な学習が出来るという点です。
また全サンプル商用利用可・可変自由・著作権表示不要というメリットも享受出来ます。
まさにjQueryエンジニア、デザイナー必携の一冊です。
jQuery入門道場 Kindle版
こちらの一冊はKindle版です。
「jQuery入門道場 Kindle版」ではjQueryの初歩〜中級までを学べますが、cssやJavaScriptの説明は本書の中ではされていません。
最低限、少しでもcssとJavaScriptに触った経験のある人へおすすめです。
本のタイトルの通り、体系的にjQueryを学ぶことを重視しているため、サンプルコードは少なめなのでその点も注意が必要です。
jQuery レッスンブック jQuery2.X/1.X対応
サンプルコードが多く記載されている「jQuery レッスンブック jQuery2.X/1.X対応」は、見た目にこだわったWeb制作をしたい人におすすめです。
実際に自分で手を動かしながら、すぐにでもWebサイトを作ってみたいというような人にはおすすめの一冊です。
また開発現場での即戦力となるべく、jQueryライブラリについても丁寧に解説がなされています。
プラグインを使わないスキルを身につけたい人のためのjQueryテクニカルノート
「プラグインを使わないスキルを身につけたい人のためのjQueryテクニカルノート」はその名の通り、プラグインを使用しないjQueryでの開発を目指す人におすすめの本書ですが、内容はやや難易度が高くなっています。
上述で紹介した本のいずれかを一周した後に、本書を学習することで理解が一層深まります。
入門書としても役に立つ一方、すでに業務でjQueryを使っている人にとっても勉強になる内容なのでWeb制作の現場で働く予定のある人は購入しておいて損はしないでしょう。
jQuery最高の教科書
「jQuery最高の教科書」はプログラム経験の少ないデザイナーでも容易に理解できる構成を目指して執筆された本書は、初心者がどこに躓くのかを徹底に調べ上げて内容が構成されています。
そのため、解説は他の入門書よりも非常に丁寧で理解を深めながら学習することが出来るおすすめの一冊です。
またサンプルも掲載してあり、実際に現場で使用することが出来るレベルのものになっています。
入門〜現場での制作まで役に立つ必携の一冊です。
jQueryデザインブック
「jQueryデザインブック」はWeb制作の現場で使われるjQueryのコードをステップ・バイ・ステップ形式で解説したテクニック集です。
Web制作の現場で使用することを前提とした内容なので、実際に働く際にはリファレンスの代りに使うことも出来る良書です。
網羅的に技術を学ぶことができ、jQueryの基礎と応用力が身に付く一冊です。
jQueryの本での学習で行き詰まった時のおすすめ対処法
プログラミング学習において行き詰った時に出来ることは二つしかありません。
それは調べ尽くすか、詳しい人に聞くことです。
しかし、プログラミング初心者の課題の一つに、調べてもどこに答えが書いてあるのか分からない、調べた先でも分からないキーワードが出てくる無限ループに陥るということがあります。
このような場合にはすぐに詳しい人に質問すべきです。
自分で問題を解決する能力も非常に重要ですが、それよりも時間はもっと貴重です。
詳しい人に不明点を質問するにあたって、以下のような手段があります。
プログラミングスクールへ通う
プログラミングスクールはお金を払っているので当然どれだけ質問しようが怒られるなんてことはありません。
人に聞くことがなんとなく躊躇われる方は素直にプログラミングスクールを利用することをおすすめします。
またプログラミングスクールで得られるものは決してプログラミングのスキルだけではありません。
スクールを通して様々な経歴を持った人々とのつながりをえ得ることができます。
人との繋がりは今後エンジニアとして働くにあたって大きな糧となるので、そういった点も踏まえスクールは非常にコスパが良い場所であると言えます。
こういったメリットを十分に受けることができるおすすめのプログラミングスクールがKredoオンラインキャンプです。
Webデザインコースでは即戦力となるWEBデザイナーのスキルを身につけることができます。
リアルタイムレッスン、短期集中で、これからの時代に必要なITと英語のスキルを一気に身につけられます。
ネットで質問する(テラテイルなど)
どうしてもお金をかけられないという方は、質問サイトを利用することをおすすめします。
teratailでは現役のエンジニアから質問への回答を貰うことができ、また過去自分と同様の質問内容があればそれを参考に問題解決をすることができます。
ただし、プログラミングスクールとは違い、なんでも無闇矢鱈に質問することが許される場ではありません。
質問の仕方が問われる風習があり、回答者が短時間で的確に質問の内容を把握出来るような内容を心がける必要があります。
これは開発現場では当然のことなので、そういった質問スキルを養うにはちょうど良い練習になります。
全て無料で使用することができ、また質問への回答率は驚異の98%です。
どうしても調べてみて分からない場合はここに一度投稿してみると良いでしょう。
jQueryの入門は本がおすすめですが、どうしても分からないことがある場合はプログラミングスクールや、質問サイトを活用して理解を深めて行きましょう。